<TOPICS>個室化の方法3種を解説!
【事例あり】オフィスの個室化とは?方法やメリット・デメリットを解説

オフィスの個室化とは

オフィスの個室化とは、従業員一人ひとりに専用の作業スペースを提供することを指します。これにはパーティションの設置や、完全に閉じられた個室の構築など、さまざまな方法があります。個室化によって、従業員は周囲の雑音や干渉を受けることなく、自分の作業に集中できるようになります。
オフィスの個室化に注目が集まっている主な理由は、以下の通りです。
- ・プライバシーの確保:従業員が自分のスペースで自由に作業できるようになり、プライバシーが確保される。
- ・集中力の向上:個室化により外部の騒音や動きに気が散るこがなくなり、作業に集中しやすくなる。
- ・感染症対策:個室化は従業員間の適切な距離を保ち、感染リスクを低減する助けとなる。
オフィスを個室化する方法の種類

オフィスを個室化する方法として、以下の方法があります。
- ・パーテーション設置によるオフィス個室化
- ・造作壁設置によるオフィス個室化
- ・ブース導入によるオフィス個室化
以降では、それぞれについて解説します。
- パーテーション設置によるオフィス個室化 -
パーテーションを設置してオフィスを個室化することは、比較的低コストで実現可能な方法です。パーテーション設置によるオフィスの効率化を行った際のメリットとデメリットは以下になります。
【メリット】
- ・プライバシーの向上:従業員は自分たちのスペースで集中して作業できるようになる。
- ・柔軟性:パーテーションは移動や再配置が容易なため、オフィスのレイアウトを変更する際に柔軟に対応できる。
- ・コスト効率:完全な個室を構築するよりも、コストを抑えて個室化できる。
【デメリット】
- ・音響効果の限界:パーテーションは音を完全に遮断するわけではなく、隣接する作業スペースの騒音が問題となることがある。
- ・視覚的な隔離:高いパーテーションは視覚的な隔離を生み出し、チーム内のコミュニケーションを阻害する可能性がある。
また、パーテーションには主にハイパーテーションとローパーテーションの2種類があり、それぞれに次のような特徴があります。
【パーテーションの種類】
ハイパーテーション:高さがあり、よりプライバシーを提供しますが、視覚的な隔離を生み出す可能性があります。
ローパーテーション:低めで、ある程度のプライバシーを保ちつつ、チーム間のコミュニケーションを促進します。
パーテーションを利用したオフィスの個室化は、オフィスのニーズとバランスを考慮して適切な種類と配置を選択することが重要です。
- 造作壁設置によるオフィス個室化 -
造作壁を設置してオフィスを個室化するメリットを説明造作壁とは、オフィスの空間を仕切るために、現場で壁を作ることです。造作壁は、オフィスの個室化の方法の一つとして、壁やドアを設置する方法に含まれます。造作壁を設置してオフィスを個室化することには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- ・プライバシーの向上: 壁で区切られた個室化により、従業員は他の人の視線や騒音から遮断されるため、集中して仕事をすることができる。
- ・カスタマイズ性:造作壁はオフィスの具体的なニーズや空間に合わせて設計できるため、非常に柔軟性が高い。
- ・遮音効果:造作壁は比較的遮音性能が高く、静かな作業環境を実現できる。
【デメリット】
- ・コスト:造作壁の設置は、パーテーションの使用など他の方法に比べてコストが高くなる場合がある。
- ・恒久性:壁を設置することは比較的恒久的な変更となるため、将来のオフィスレイアウトの変更が困難になる可能性がある。
- ・設置に時間がかかる:カスタマイズされた壁の設計と設置には時間がかかるため、急なニーズに対応しにくい場合がある。
- ブース導入によるオフィス個室化 -
個室ブースは、オフィス空間内に設置される小規模な個室のことです。これは、従業員が集中して作業を行うためのプライベートなスペースを提供することを目的としています。個室ブースは、音響面での遮音性能が高く、視覚的にも周囲から隔てられる設計がなされています。
ブースを導入した際の個室化のメリットとデメリットとして、以下があげられます。
【メリット】
- ・集中力の向上:個室ブースは周囲の騒音から従業員を守り、集中力の向上を助ける。
- ・プライバシー保護:個別の作業スペースを提供することで、従業員のプライバシーを保護する。
【デメリット】
- ・スペースの制限:ブース内は狭く、広々とした作業スペースを必要とする場合には不向き。
- ・コスト:高品質な遮音性能を持つブースは、コストが高くなる傾向にある。
- ・社内コミュニケーションの阻害:個室化された空間は、社内コミュニケーションの機会を減少させる可能性がある。
オフィスを個室化するメリット

オフィスを個室化することで、業務効率の向上、Web会議やオンライン商談の質の向上、情報漏洩リスクの軽減など、多くのメリットが期待できます。
ここでは、それらのメリットを詳しく掘り下げていきます。
- 業務効率が向上する -
オフィスの個室化は、業務効率を大きく向上させることができます。個室化されたオフィスでは、外部の騒音や他の従業員の会話による集中力の低下が軽減され、各個人が自分のペースで仕事を進めやすくなります。
これは、従来のオープンスペースのオフィスでは達成しにくいことです。個室化により、個々の作業スペースが確保されるため、集中して作業をすることが可能となり、結果として業務効率が向上します。
- Web会議やオンライン商談で活用できる -
現代のビジネス環境において、Web会議やオンライン商談の重要性は日増しに高まっています。オフィスを個室化することで、背景の騒音や周囲の気配を気にすることなく、プロフェッショナルな環境でこれらのコミュニケーションを行うことができます。
従来のオープンスペースのオフィスでは、周囲の雑音や活動がWeb会議やオンライン商談の品質を低下させる要因となり得ましたが、個室化によりこれらの問題を解決できます。
- 情報漏洩のリスクを抑えられる -
オフィスの個室化は、情報漏洩のリスク低減に寄与します。個室化された空間では、重要な商談や機密情報を扱う際に外部からの盗聴や視線を効果的に防ぐことができるからです。
これに対し、オープンスペースのオフィスでは、不特定多数の人々が自由に出入りし、ディスプレイ画面の視認や会話の盗聴が容易になるため、情報漏洩のリスクが高まります。個室化によって、各従業員が安心して機密性の高い業務に取り組むことが可能になります。
オフィスを個室化するデメリット

オフィスを個室化することによるデメリットとして、以下があります。
- ・パーテーションなどの設置スペースが必要となる
- ・所在確認の手間が発生する
ここでは、それぞれについて説明します。
- パーテーションなどの設置スペースが必要となる -
オフィスを個室化するためには、パーテーションや個室ブースの設置が必要となります。これにより、既存のオフィススペースから大きな部分を取られてしまう可能性があります。特に、限られたスペースを有効に活用しなければならない小規模オフィスでは、この問題はより顕著になります。
対処法としては、モジュラー式のパーテーションや折りたたみ可能な個室ブースを選択することで、柔軟性とスペースの有効活用を図ることができます。また、空間を最大限に活用するためのデザインを事前に計画することも重要です。
- 所在確認の手間が発生する -
個室化されたオフィスでは、従業員の所在確認が難しくなることがあります。これにより、急ぎの用事や緊急時の対応において、コミュニケーションの遅延が発生する可能性があります。
このデメリットに対処するためには、内部コミュニケーションツールを活用することが有効です。例えば、リアルタイムで従業員の在席状況を確認できるシステムの導入や、即時メッセージングツールでのコミュニケーションを促進することで、所在確認の手間を軽減できます。
オフィスを個室化する際の注意点

オフィスの個室化を検討する際には、建築基準法や消防法といった法規制の遵守、およびオフィスの物理的な構造への配慮が不可欠です。
これらの要素を考慮することで、安全かつ法的な問題のないオフィス空間を設計することが可能になります。
- 建築基準法や消防法に接触しないようにする -
オフィスを個室化には、建築基準法や消防法に違反しないよう十分注意が必要です。これらの法律は、建物の安全性や避難経路の確保、火災時の安全対策などを規定しており、オフィスの改装やリニューアルを行う際には、これらの規制を遵守することが求められます。
特に、個室を設けることで避難経路が確保できなくなる、または火災報知器の配置に影響を与える可能性がある場合、事前に専門家の意見を仰ぎ、適切な対策を講じる必要があります。
- オフィスの天井の種類を事前に確認する -
オフィスにパーテーションを設置する際には、オフィスの天井の種類を事前に確認することが重要です。天井の種類によっては、照明や空調設備の移設や増設が必要になる場合があります。
特に、個室化に伴い、照明の位置を変更したり、追加の空調設備が必要になったりするケースは少なくありません。これらの作業は専門的な知識を要するため、設計段階で適切なプランニングと専門家との協議が必要となります。
オフィスを個室化した事例
ここでは、オフィスを個室化した事例をご紹介します。
- NC建材株式会社 -

NC建材株式会社様のオフィス営業所において、個室を設置した事例を紹介します。
同社では、多様な業務スタイルを叶えるとともに、働きたくなる”魅せるオフィス”にすることで、企業の魅力を伝えられるようにしたいとご要望をいただきました。
その中で、気軽なミーティングやオンライン打合せができる個別ブースを設置。個別ブースを設置したことで、クローズドでオンライン打ち合わせにも最適な個室化を実現しました。
個室化されたブースでは、外部の騒音や他の従業員の動きによる干渉が少なくなり、集中して作業に取り組むことが可能になります。
- 名駅南オフィス -

愛知県名古屋市の名駅南オフィスで、個室を設置した事例を紹介します。
オフィス営業所を新設するにあたり、営業効率や出張時の利便性向上、また新入社員のリクルートに繋がるオフィスにしたいとご要望をいただきました。
その一つとして、執務室の一角にWeb会議や集中作業に最適な「セミクローズブース」を設置。手元の照度にもこだわり、快適に使用できるようにしました。
その他、会議室のパーテーションは、執務室が見えるようガラスパーテーションを使用。空間に圧迫感を与えず、また実際に働いている雰囲気が来訪者の方へ伝わるよう工夫しました。
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まとめ
オフィスの個室化は従業員の集中力向上とプライバシーの保護、またWeb会議の普及や感染症対策の観点からも注目されています。オフィスの個室化は、メリットが多数である一方で、デメリットもあるため適切な計画と実施が必要です。成功への鍵は、個室化の目的と従業員のニーズを正確に理解し、それに基づいた適切な施策を講じることにあります。本記事では、オフィスの個室化によるメリットやデメリットまた、具体的な事例も紹介しています。オフィスの個室化を考えている企業様はぜひ参考にしてください。
TOPPANではオフィスの改修・リニューアルはもちろんのこと、オフィスレイアウトに関するご相談も承っております。働きやすいオフィスレイアウトをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください!
(※本記事に記載された相場はあくまでも目安であり、諸条件に応じて大きく変動する可能性がございます)
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