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TOPコラムオフィスリノベーションの事例|メリットや費用や期間についても解説

<TOPICS>リフォームとの違いも解説!

オフィスリノベーションの事例|メリットや費用や期間についても解説


オフィスリノベーションとは、既存のオフィス空間を再設計し、快適さや機能性を向上させることです。 リノベーションには業務効率化や、社員のモチベーション向上、企業イメージの強化などのメリットがある一方で、リノベーション中の騒音問題や仮オフィスの手配などのデメリットも存在します。 今回は、事例を交えながら、リノベーションの種類、期間、費用、注意点について解説します。

オフィスのリノベーションとは

オフィスのリノベーションとは、既存のオフィス空間を再設計し、改善することです。目的は社員のパフォーマンスやオフィスの快適さの向上、企業ブランディングの強化など、多岐にわたります。

リフォームは古くなった建物を改修して新しくすることですが、リノベーションは機能や使い勝手を根本から見直し、オフィスの価値を高めることを目指す点で異なります。

また、リフォームは建物の構造を大きく変えずに部分的な改修を行うことが多いです。一方のリノベーションでは、レイアウトやデザインを一新したり、最先端の設備を導入したりと、オフィス全体の改修を行います。

オフィスをリノベーションするメリット

オフィスをリノベーションするメリットは、次の3点です。

- 業務を効率化できる -

リノベーションによる業務の効率化は、物理的な空間の改善から生まれます。

例えば、フリーアドレス制やラウンジの導入によりチーム間のコミュニケーションが促進され、情報共有がスムーズになる他、雑談からアイデアが生まれることもあるでしょう。また、防音性のある会議室や個別ブースを導入することで、会議やプレゼンがより効果的に行えたり、作業に集中できたりするメリットもあります。

快適なオフィス環境の提供により、社員の集中力が向上し、パフォーマンス向上を期待できます。

- 社員のモチベーションが向上する -

おしゃれなオフィスデザインや快適なオフィス環境は、その空間にいるだけで社員のモチベーションを高めます。

例えば、エントランスや休憩スペース、ラウンジ、食堂など、直接業務とは関係ないエリアがあるだけでも従業員の満足度を高めることが可能です。

社員のモチベーションが高くなれば、それだけで職場の雰囲気は良くなり、エンゲージメントも高まるので離職率の低下にも貢献できます。

- 企業イメージが向上する -

オフィスのリノベーションは、外部に対する企業イメージの向上にも寄与します。

洗練されたオフィスデザインは、採用面接で訪れた求職者や、商談のために訪れた顧客にポジティブな印象を与えてくれるでしょう。

具体的には、求職者は「こんなオフィスで働いてみたい」と志望意欲を高め、顧客は「立派なオフィスがあるなら安心して任せられそうだ」と信頼するような効果を期待できます。

- 経費を削減できる -

オフィスのリノベーションは、長期的に見ると経費の削減にもつながります。例えば、省エネ対応の照明や空調設備の導入により、電気代を削減できます。

また、オフィス空間を効率的に利用し省スペース化することで、必要なオフィス面積を減らせて賃貸料の削減につなげることも可能です。

- コミュニケーションが活性化する-

「背の高い仕切りがある」「オフィス内の動線が確保されていない」など、コミュニケーションを妨げるようなオフィスを改善することで、自然な会話が生まれます。

例えば、仕切りを背の低い透明なパーテーションに変えたり、仕切り自体を取り除いたり、あるいは、オフィス内の通路を広く確保することでコミュニケーションが活性化します。

また、共有スペースやラウンジ、社員食堂を導入することでも自然な会話からチームワークが強化されるでしょう。

オフィスをリノベーションするデメリット

一方で、オフィスのリノベーションには以下のようなデメリットも存在します。

- 作業音が集中を妨げる -

リノベーション中の作業音は、従業員の集中力に大きな影響を与えます。特に、打ち壊しや機械の音は大きな騒音になるかもしれません。

対策としては、騒音が特に大きい作業を業務時間外に行う、防音材を活用する、または、社員にノイズキャンセリングヘッドフォンを提供する方法が考えられます。

さらに、事前にスケジュールを共有し、従業員が準備できるようにすることも重要です。

- 仮オフィスを用意する手間がかかる -

自社ビルを建て替える場合はオフィスが使えなくなるので、工事期間中の仮オフィスを用意しておく必要があります。

仮オフィスの物件探しから契約、移転作業、退去時の原状回復など、さまざまな手間が生じてしまうでしょう。負担を軽くするためには段階的なリノベーションやテレワークの実施などで対応できます。

ただ、テナントビルに入っている場合は、基本的に新しいビルを探して移転するだけなので、仮オフィスは不要です。


オフィスのリノベーションの種類

オフィスリノベーションには、大きく分けて「フルリノベーション」と「ポイントリノベーション」の2種類があります。

それぞれにメリットがあり、企業のニーズや条件に応じて選択することが重要です。

- フルリノベーション -

フルリノベーションは、オフィス全体を改修することです。レイアウトや設備、設備をすべて刷新します。

フルリノベーションのメリットは、オフィスの機能性やデザインを完全に一新できる点です。既存のオフィスイメージにとらわれることなく、ゼロから自由にコンセプトを考えられる点もメリットです。

フルリノベーションは、「オフィス環境が時代遅れになっている」「企業のブランドイメージを大幅に変更したい」などの場合に適しています。

- ポイントリノベーション -

ポイントリノベーションは、オフィスのある部分や機能にスポットを当てて改修することです。照明や床材、会議室の壁紙など、限られた範囲や設備を対象とします。

ポイントリノベーションのメリットは、リノベーションにかかるコストや時間の削減、課題解決などが挙げられます。課題解決とは、例えば「照明が明るすぎて落ち着かない」という課題に対し、照明器具を変えて対処するなどです。

比較的小規模な改修であるため、日常業務への影響を抑えられるメリットもあります。

オフィスのリノベーションにかかる費用

オフィスリノベーションの費用は、プロジェクトの規模、種類、レイアウト、デザイン、素材、工期などさまざまな要因で変動します。

フルリノベーションの場合、費用は坪単価で計算されることが多く、一坪あたりの概算工事費は、おおむね、30~50万円/坪程度かかることが多いです。テナントビルの場合、会議室の個別空調の追加や、照明を一部変更する場合などビル管理会社で行なうB工事の金額を見込む必要があります。また、内装仕上げやオフィス家具のグレードによって坪単価が変わります。例えば、100坪の場合は、3,000万円~5,000万円ほどかかります。

関連記事:A工事・B工事・C工事の違いとは?オフィス移転の際に費用を抑えるコツや注意点を解説

ポイントイノベーションの場合は、坪あたり10万円ほどといわれますが、改修の範囲によっては坪あたり以外の見積もりとなるかもしれません。

オフィスのリノベーションで見積もりを取る際には、その見積もりに含まれる作業内容や素材を細かく確認しましょう。また、トラブルを避けるために、不明点があれば業者にすぐ質問することが重要です。


オフィスのリノベーションにかかる期間

オフィスリノベーションにかかる期間は、プロジェクトの規模や複雑さによって決まります。

フルリノベーションの場合、1〜3ヶ月程度かかることが一般的です。自社ビルを建て替えるような大規模なリノベーションでは、数年かかることも珍しくありません。一方で、ポイントリノベーションでは製品の在庫状況によりますが、3日〜2週間程度で完了することが多いです。

注意点として、上記の施工期間に加え、業者の選定やプランニングにかかる期間も考慮しなければなりません。特にフルリノベーションは、全体で3〜5ヶ月を目安にしておくといいでしょう。

オフィスをリノベーションする際の注意点

オフィスをリノベーションする際には、以下のポイントに注意してください。

- 目的を明確化する -

第一に、リノベーションの目的を明確にしましょう。目的が明確であればあるほど、設計や予算の決定が容易になり、希望通りのオフィスが仕上がる可能性は高まります。

目的を明確にするためには、現場社員からオフィスに対する不満をヒアリングする、新たなブランドイメージを固めるなど、具体的に議論していくことが重要です。

- 賃貸物件は原状回復について確認する -

忘れてはならないのが、退去時の原状回復義務です。賃貸オフィスの場合、リノベーション後の原状回復義務について確認が必要です。

原状回復義務の範囲を確認していないと、退去時に多額の費用を請求されるかもしれません。賃貸借契約書を読み込むか、管理会社やオーナーに確認すると安心でしょう。

詳しく知りたい方は、「オフィスの原状回復工事とは?流れや費用を抑えるコツ・注意点を解説!」を参考にしてください。

- リノベーションできる範囲について確認する -

原状回復義務を確認するだけでなく、リノベーションできる範囲についても確認しておきましょう。特に、建物の構造に影響を与えるような大規模リノベーションを行う場合、管理会社やオーナーの承諾が欠かせません。

もし勝手にリノベーションを行った場合、後々、訴訟で賠償責任を負うなどのトラブルにつながるリスクがあります。


オフィスをリノベーションした事例

ここからはオフィスのリノベーション事例をピックアップしてご紹介します。

自社でリノベーションする際のヒントとしてご活用ください。

- 日本地工株式会社様 -


引用:日本地工株式会社様

日本地工株式会社様の食堂をリノベーションした事例です。

既存の食堂では「窓が東側のため暗い時間が多い」という課題があり、「雰囲気を一新したい」とのご要望がありました。ライト色の建材とビビットな什器を採用し、明るい空間に仕上げました。

また、個人やグループで利用できるタイプの席を設けることで、食事や打合せ、リフレッシュなど多目的なコミュニケーションエリアとして活用できます。

- 株式会社ロッテ様 -


株式会社ロッテ様の執務室をリノベーションした事例です。

多様性のあるワークスタイルに対応できるよう、レイアウトやワークエリアの柔軟性を重視した設計となっています。背の高い家具や什器などを減らし、遮蔽物の少ないレイアウトとすることで、従業員同士の偶発的なコミュニケーションも促しています。

共有エリアにある椅子やテーブルは自由に動かすことができ、ちょっとしたミーティングや雑談にいつでも利用可能です。また、ロッテ様のブランドカラーを差し込むことで企業風土の醸成にもつなげています。

- 埼玉県幸手市の工場内食堂 -

引用:埼玉県幸手市の工場内食堂

工場内の食堂をリノベーションした事例です。

リニューアルに際しては、「飲食スペースの無駄を解消したい」「単独利用が多いため、1名用の座席を用意したい」「若手人材獲得のアピールになるような魅力的な空間にしたい」といったご要望がありました。

そこで、「USUALLY(いつもどおりの時間)」「WITH(人と共にする時間)」「SOLO(個の時間)」「RELAX(ゆっくり過ごす)」という4つのシーンを想定してゾーニング。目的に応じた機能のある席のタイプやカラーデザインを用意しました。

例えば、「WITH(人と共にする時間)」では、カラフルで明るく会話の弾みやすい空間に仕上げています。

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まとめ

オフィスリノベーションは、社員のモチベーションや生産性を高めるために重要です。オフィスリノベーションに際しては、フルリノベーションとポイントリノベーションの違いを理解し、それにかかる費用か期間も考慮しましょう。

注意点として、賃貸オフィスでは、原状回復義務やリノベーション可能な範囲をあらかじめ確認しておくことが重要です。確認せずに工事を進めてしまうと、後々のトラブルにつながるかもしれません。

今回ご紹介した事例を参考に、オフィスリノベーションの検討を進めてはいかがでしょうか。

TOPPANではリノベーションを含めた、オフィスレイアウトのご提案が可能です。働きやすいオフィスレイアウトをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください!

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