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TOPコラムホテルのコンセプトルームが人気!企画する際のポイントや事例を紹介

<TOPICS>差別化を図るためのコツを解説!

ホテルのコンセプトルームが人気!企画する際のポイントや事例を紹介


ホテルのコンセプトルームとは、特定のテーマやストーリー性を持たせた宿泊空間のことを指します。通常の客室とは異なる非日常的な雰囲気を演出することで、顧客に特別な体験を提供します。 近年、宿泊施設の競争が激化する中、ホテルは差別化を図るためにコンセプトルームを導入するケースが増えています。ユニークな空間は、SNSでの拡散効果も期待でき、ホテルの認知度向上やリピーター獲得にもつながります。コンセプトルームを設けることで、ホテルは新たな顧客層の開拓や客単価のアップ、オフシーズンの集客などのメリットを得ることができるのです。

ホテルのコンセプトルームの主な種類

ホテルのコンセプトルームとは、特定のテーマやストーリー性を持たせた宿泊空間のことを指します。通常の客室とは異なる非日常的な雰囲気を演出することで、顧客に特別な体験を提供します。


近年、宿泊施設の競争が激化する中、ホテルは差別化を図るためにコンセプトルームを導入するケースが増えています。ユニークな空間は、SNSでの拡散効果も期待でき、ホテルの認知度向上やリピーター獲得にもつながります。コンセプトルームを設けることで、ホテルは新たな顧客層の開拓や客単価のアップ、オフシーズンの集客などのメリットを得ることができるのです。

.ホテルのコンセプトルームの企画ポイント

ホテルのコンセプトルームには、以下のようにさまざまなテーマがあります。


  • ・自然の雰囲気を味わえる
  • ・日本文化に触れられる
  • ・外国文化に触れられる
  • ・アートに触れられる
  • ・独自の世界観に浸れる
  • ・キャラクターIPとのコラボ


それぞれの特徴や事例をご紹介します。


- 自然の雰囲気を味わえる -

アウトドア好きにおすすめなのが、自然の雰囲気を味わえるコンセプトルームです。
例えば、長野県にある「白馬東急ホテル」には、天然木をふんだんに使用した山小屋の雰囲気が楽しめるラグジュアリーなコンセプトルームがあり、自然を感じながらゆったり贅沢に過ごすことができます。

- 日本文化に触れられる -

外国人観光客に人気なのが、日本の伝統文化に触れられるコンセプトルームです。

東京・飯田橋にある「ホテルメトロポリタン エドモント」では、歌舞伎をモチーフにしたコンセプトルームを展開。歌舞伎独特の化粧法「隈取」図案が配され、客室を華やかに演出しています。



- 外国文化に触れられる -

外国文化をテーマにしたコンセプトルームもあります。
「東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート」には、1950年代のアメリカンドリームにタイムスリップしたような感覚が味わえるコンセプトルームがあり、アートワークや家具からは当時の雰囲気が感じられ、訪れる人をエレガントな気分にさせてくれます。

- アートに触れられる-

アートや伝統工芸などをモチーフにしたコンセプトルームも人気で、アート好きな若者層やデザイン関係者などに支持されています。
例えば、大鳴門橋を望む瀬戸内海国立公園に位置する徳島県のリゾートホテル「アオアオナルトリゾート」では、部屋の中にゴッホの「ヒマワリ」をモチーフにしたアイテムが配置され、ゴッホ作品を楽しむ仕掛けが満載です。

- 独自の世界観に浸れる-

独自の世界観を表現したコンセプトルームにも注目です。
例えば「変なホテル大阪なんば」は、恐竜の暮らす森をイメージしたコンセプトルームがあります。壁やデスクには恐竜が飾られ、恐竜関連の書籍や、大きな恐竜のぬいぐるみを設置。フロントでは恐竜ロボットが働いており、恐竜時代の不思議な世界観が味わえます。

- キャラクターIPとのコラボ-

人気キャラクターとコラボしたコンセプトルームは、ファンの心をくすぐります。

東京・池袋の「サンシャインシティプリンスホテル」では、ムーミンの世界観を満喫できるコンセプトルームがあります。そこかしこに置かれたぬいぐるみ、壁にかけられたかわいい絵画など、ムーミン好きにはたまらない空間となっています。北欧の雰囲気も体感でき、女性やファミリー層に人気です。

ホテルのコンセプトルームの企画ポイント

ホテルのコンセプトルームには、以下のようにさまざまなテーマがあります。


  • ・ターゲットを明確に決める
  • ・その土地の風土や文化を活かす
  • ・今までにないコンセプトを打ち出す
  • ・一過性のブームに頼らない


以降で、それぞれについて解説します


- ターゲットを明確に決める -

コンセプトルームを企画する際、まずは誰に向けた部屋なのかを明確にする必要があります。ファミリー、カップル、ビジネスパーソンなど、ターゲットによって求められる要素が異なるからです。ターゲットを絞ることで、コンセプトの方向性が定まり、顧客のニーズにより的確に応えられます。
一方で、ターゲットを狭めすぎるとかえって需要が限られてしまうため、バランスを考えることが重要です。メインターゲットを設定しつつ、それ以外の層も取り込めるような工夫を凝らすのがポイントです。

- その土地の風土や文化を活かす -

宿泊する地域ならではの体験を求める方も多いため、その土地の風土や文化をコンセプトに活かすのも有効な手段です。例えば、京都のホテルが古都の歴史や伝統をテーマにしたコンセプトルームを設けるなどです。
ただし、地域色を出しすぎると画一的な印象を与えかねません。「和風」といっても、モダンな解釈を加えるなど、独自のアレンジを施すことが大切です。地域の魅力をベースにしながら、他にはないオリジナリティを打ち出していくことを心がけましょう。

- 今までにないコンセプトを打ち出す -

数あるホテルの中で埋没しないためには、今までなかったユニークなコンセプトを打ち出すことが不可欠です。斬新なアイデアは人々の興味を引き、話題性を生み出します。

例えば、漫画やアニメの世界観を再現した部屋や、最新テクノロジーを導入した未来型の部屋などです。


ただし、奇抜になりすぎるとかえって敬遠される恐れもあります。ゲストがコンセプトの世界観を楽しみつつも、快適に過ごせるよう、実用性も兼ね備えることが求められます。非日常と日常のバランスを取ることが肝要と言えます。



- 一過性のブームに頼らない -

流行を取り入れたコンセプトルームは一時的な集客は見込めるものの、ブームが去れば陳腐化してしまう危険性をはらんでいます。移ろいやすいトレンドに依存するのは賢明ではありません。

むしろ、一過性のブームに惑わされない価値を追求することが重要です。流行りに左右されない色褪せないテーマ、本物志向のこだわり、ゲストの感動体験など、普遍的な魅力をコンセプトの核に据えるべきです。

その上で、時勢に合わせてアレンジを加えていくといった柔軟な対応が必要となるでしょう。

ホテルのコンセプトルームの企画事例

ホテルのコンセプトルームの具体的な設計事例として、龍宮城スパ・ホテル三日月の「龍宮亭」客室リニューアルプロジェクトをご紹介します。

龍宮城スパ・ホテル三日月「龍宮亭」は、千葉県木更津市に位置するリゾートホテルです。2023年7月に、家族連れをメインターゲットとした客室のリニューアルを実施しました。老朽化した客室をファミリー向けのキッズルームへと改装することで、家族旅行の思い出作りはもちろん、ファン層の拡大を目指しました。

コンセプトは「ホテルのブランドを反映した『海』『空』『森』をテーマに、家族の和(つながり)を育む」です。ホテルのコマーシャル内の「空と海のホテル三日月」というフレーズ、そしてテラスから望める大自然の絶景からインスピレーションを得て、各テーマを設定しました。

「海」をテーマにした客室は、海の世界観を連想させるフォトジェニックなデザインが特徴。壁面にはボルダリングボードを設置し、「体育」の要素を取り入れています。

海をテーマにした客室

「空」をテーマにした客室は、広大な空が醸し出す安らぎを表現。ハンギングチェアや飛行機型の知育玩具を備え、「知育」のエッセンスを盛り込みました。

空をテーマにした客室

「森」をテーマにした客室は、緑が与える癒しと憩いを重視したデザイン。ジャングルジムを設置することで「体育」の要素も加味しています。

森をテーマにした客室

3つの客室に共通するのは、家族で快適に過ごせる工夫の数々です。安心・安全面では、角のない家具や高さを抑えたベッドを採用。ワクワクを演出する仕掛けとして、星空を投影できる装置や大型スクリーンを備えました。バスルームやトイレにもテーマに合わせた装飾を施し、飽きのこない空間を実現しています。

高さの低いローベットやR形状のキャビネットを使用

家族一緒にくつろぎながら視聴できるスクリーンを設置

このように、メインターゲットを明確に定め、ユニークなテーマ設定とともに、快適性と娯楽性のバランスを取ることが、満足度の高いコンセプトルーム作りのカギになります。

関連記事:龍宮城スパ・ホテル三日月「龍宮亭」 客室リニューアル

まとめ

ホテルのコンセプトルームは、宿泊業界で差別化を図るための有効な手段です。多様なテーマや世界観を持つコンセプトルームを企画することで、ホテルは独自の魅力を発信し、幅広い客層を引きつけることができます。
ユニークなコンセプトルームに泊まることで、ゲストは非日常的な体験を楽しみ、特別な思い出を作ることができるでしょう。

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