<TOPICS>見た目が美しいだけじゃない!成功の秘訣を解説します!
モチベーションが上がるおしゃれなオフィスとは?求められる条件と作り方のポイント・事例を紹介

おしゃれなオフィス環境はモチベーションに大きく影響する

2016年7月に一般社団法人日本オフィス家具協会が実施した調査によると、オフィスワーカーの71.4%が「オフィス環境の良し悪しは、仕事に対するモチベーションに影響する」と回答しています。特に女性従業員においては、その割合が80%近くまで上昇し、男性の70%と比較して、オフィス環境がモチベーションに与える影響をより強く感じていることが明らかになりました。
参考:一般社団法人日本オフィス家具協会「オフィスワーカーから見たオフィス環境のトレンド」
- おしゃれなオフィス空間が生み出すメリット -
おしゃれなオフィス空間は、従業員のモチベーション向上だけでなく、企業全体に好ましい循環をもたらします。コンセプトに基づいて機能性も考慮されたおしゃれなオフィスでは、従業員が快適に過ごせる環境が整い、結果として業務効率や生産性の向上につながります。
このような環境で働く従業員は、前向きに仕事に取り組むことができ、業務がはかどることで生産性が向上します。その結果、業績も好調となり、事業拡大の可能性も広がります。さらに、おしゃれなオフィス環境は採用活動においても強みとなり、優秀な人材の獲得にも効果を発揮します。
このように、おしゃれなオフィス空間の整備は、従業員のモチベーション向上から始まり、生産性の向上、業績の向上、優秀な人材の確保という好循環を生み出す重要な要素となっています。おしゃれなオフィスづくりは、もはや企業の成長戦略において欠かせない投資といえるでしょう。
おしゃれなオフィスに求められる条件

おしゃれなオフィスを作るためには、単に見た目の美しさだけでなく、以下のようなさまざまな条件を満たす必要があります。
【おしゃれなオフィスに求められる条件】
- ・社員同士の交流が自然に行われるレイアウト
- ・健康を意識したオフィス環境・家具什器
- ・安全性が確保された空間
- ・作業効率や利便性を考えた動線
- ・多様な働き方に対応している
以降では、それぞれについて解説します。
- 社員同士の交流が自然に行われるレイアウト -
組織としての目的が共有され、メンバー相互の信頼関係や協力関係が醸成されるオフィス環境が重要です。このような環境では、従業員同士の一体感が生まれ、より高い成果を生み出すことが可能となります。
理想的なオフィスでは、人と人との交流が活発に行われ、自然と歩き回りたくなるような仕掛けにあふれた空間づくりが求められます。フリースペースの充実やオープンなレイアウト、共有スペースの設置などにより、偶発的な出会いや自然な会話が生まれやすい環境を整えることで、コミュニケーションの活性化を促進できます。
- 健康を意識したオフィス環境・家具什器 -
一般社団法人日本オフィス家具協会の調査によると、「社員が健康的に働けるオフィス」を望む声が全体の60%を超え、最も高い支持を集めています。健康的なオフィス環境は、従業員のモチベーション向上に直結する重要な要素として認識されています。
オフィス環境における健康配慮は、身体的・精神的・社会的な側面から総合的に検討する必要があります。快適な温度管理や適切な換気設備の整備だけでなく、過度な残業を防ぐ仕組みづくりや、良好な人間関係を築けるような職場文化の醸成も欠かせません。
適切な照明計画も従業員の健康に大きく影響します。過剰な明るさや暗すぎる環境は目の疲れや頭痛の原因となるため、自然光を効果的に取り入れながら、作業内容に応じて適切な明るさを確保することが重要です。
- 安全性が確保された空間 -
長時間を過ごすオフィスでは、従業員が安全に安心して働ける環境を整備することが不可欠です。地震などの災害時の避難経路確保や、家具の転倒防止対策など、物理的な安全性への配慮が基本となります。
さらに近年では、心理的安全性の確保も重要視されています。心理的安全性とは、各従業員が個性を発揮し、自由に意見やアイデアを発言できる状態を指します。
この心理的安全性を高めるためには、空間づくりも重要な役割を果たします。気軽に立ち話ができるスペースや、メンバーが集まりやすいミーティングスペースを設けることで、従業員が安心して意見を出し合える環境を実現できます。
- 作業効率や利便性を考えた動線 -
利用頻度の高いエリアや機器までの動線が複雑だったり、通路が混雑していたりすると、業務上のストレスとなります。スムーズな動線の確保は、業務効率の向上に直結する重要な要素です。
コピー機やプリンターなどの共有機器は、マグネットスペースとしてまとめて配置することで、効率的な作業動線を実現できます。また、同じ場所を何度も往復する必要がある配置や、他の人の作業スペースを通り抜ける必要がある狭い通路は、見直しが必要です。
さらに、効率的な収納スペースの確保や、ロッカールームなどの福利厚生設備の適切な配置も重要です。これらの利便性を向上させることで、従業員は本来の業務により集中できる環境が整います。
- 多様な働き方に対応している -
新型コロナウイルスへの対応や働き方改革の進展により、テレワークやリモートワークといった多様な働き方が一般的になっています。このような変化に対応できるオフィス環境の整備が求められています。
こうした多様な働き方をサポートするオフィス空間では、従来の固定席を中心としたレイアウトからの転換が必要です。フリーアドレス制の導入や、業務内容に応じて働く場所を自由に選択できるABW(Activity Based Working)の考え方を取り入れることで、柔軟な働き方を実現できます。
具体的には、オンライン会議に対応した機能性の高いミーティングルームや、少人数で集まれる打ち合わせスペース、集中作業用の個室ブースなど、多様な業務形態に対応できる空間を用意することが重要です。このような環境整備により、従業員一人ひとりが最適な働き方を選択できるようになります。
おしゃれなオフィス空間を作る時のポイント

おしゃれなオフィス空間を作るためには、以下のような要素に注意を払う必要があります。
- ・オフィスのコンセプトを決める
- ・従業員の意見を取り入れる
- ・オフィス家具に統一感を持たせる
- ・オフィス運営の計画や定期的なメンテナンスを行う
これらのポイントを押さえることで、従業員のモチベーション向上につながる魅力的な空間を実現できるでしょう。
- オフィスのコンセプトを決める -
おしゃれなオフィスづくりにおいて、まずコンセプトを明確に定めることが重要です。単に見た目が良いだけでは、本質的な機能性や快適性を実現することはできません。コンセプトに基づいて色選びやカラー計画を行うことで、オフィス全体に一貫性のある洗練された空間を生み出すことができます。
例えば「デザイナーやライターが自由な発想で仕事ができるオフィス」というコンセプトであれば、クリエイティブを刺激するような遊び心をエントランスに取り入れたり、カラー選びにも創造性を引き出す工夫を施したりすることができます。このように、明確なコンセプトがあることで、より効果的なオフィスデザインが可能となります。
- 従業員の意見を取り入れる -
おしゃれの好みや価値観は人それぞれ異なるため、オフィスのレイアウトやデザインを決める際には、従業員の意見を積極的に取り入れることが大切です。個人の独断で行うのではなく、職場の人間みんなの意見を集約し、最適な妥協点を見出す必要があります。
男性と女性では美意識に差があり、また男女の比率によっておしゃれと感じるポイントも変わってきます。多数決で決めるのではなく、少数派の意見にも耳を傾け、バランスの取れたデザインを目指すことが重要です。
- オフィス家具に統一感を持たせる -
オフィス家具の選び方は、空間全体の雰囲気を大きく左右します。職場の人々の意見を取り入れることは重要ですが、さまざまな種類の家具が混在すると統一感が失われ、かえって良くない印象を与えてしまいます。
そのため、オフィスのコンセプトに合わせた家具を選定し、デザイン性と機能性のバランスがとれた空間づくりを心がける必要があります。地味すぎず派手すぎない、適度な個性を持った家具を選ぶことで、快適で魅力的な空間を実現できます。
- オフィス運営の計画や定期的なメンテナンスを行う -
快適でおしゃれなオフィス環境を持続させるためには、適切な運営計画と定期的なメンテナンスが不可欠です。オフィスの外観や内装は、時間の経過とともに劣化や破損が生じるため、計画的な保守点検と修繕が必要となります。
定期的なメンテナンスにより、オフィスの見た目の美しさを保つだけでなく、設備や機器の故障を未然に防ぎ、業務の効率性も維持することができます。また、清掃や整理整頓を日常的に行うことで、従業員が快適に過ごせる環境を保つことができます。計画的なメンテナンスは、従業員のモチベーション維持にも大きく貢献します。
モチベーションの上がるおしゃれなオフィス空間の事例
従業員のモチベーション向上に成功している企業のオフィスには、さまざまな工夫が施されています。
ここでは、特徴的な3つの事例をご紹介します。それぞれのオフィスが持つ独自の魅力から、おしゃれで働きやすい空間づくりのヒントを見つけてください。
- NC建材株式会社様 -


企業の魅力を伝える"魅せるオフィス"をコンセプトに、多様な業務スタイルを実現したオフィス空間です。エントランスにはプロジェクションマッピングを用いた印象的な企業ロゴを設置し、ガラスとルーバーで仕切られた執務エリアからは活気ある雰囲気が伝わってきます。
明るい色調のゾーニングとカラフルな家具がポイントで、木目調との組み合わせが温かみのある空間を演出しています。また、状況に応じて柔軟に利用できる個別ブースやカフェブースなど、多様な働き方に対応した機能的なレイアウトも特徴です。
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- HF浜松町ビルディング -



「一目で魅力が伝わるデザイン」をテーマに、エレベーターホールから見えるファーストビューを重視したセットアップオフィスです。複数のレイヤーで空間にリズムとボリューム感を持たせた印象的なデザインが特徴です。中央には造作カウンターを配置し、ファミレスブースや小上がりスペースなど、さまざまな働き方に対応できる多様なスポットを用意しています。
ガラス張りのミーティングルームや個室ブースなど、用途に応じて柔軟に使い分けられる機能的な空間構成となっています。
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- 株式会社文昌堂様 -


「Paper links history」という基本理念を反映させながら、これまでの歴史・文化とこれからの感性を融合させたオフィス空間です。
7階と8階で役割を分け、7階はABWを取り入れたコミュニケーション促進エリアとして機能します。カラフルな可動什器を配置したコラボレーションエリアや、商材サンプルを展示できるオープンラック、ハイカウンター付きのリフレッシュスペースなど、さまざまな用途に対応できる柔軟な空間構成が特徴です。
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まとめ
オフィス環境の良し悪しは、従業員の仕事へのモチベーションに大きな影響を与えることが、一般社団法人日本オフィス家具協会の調査からも明らかになっています。しかし、ここで重要なのは、おしゃれなオフィスとは単に見た目が良いだけの空間を指すのではないということです。
真の意味でおしゃれなオフィスとは、明確なコンセプトに基づき、社員同士の交流を促進するレイアウト、健康に配慮された環境、適切な安全性の確保、効率的な動線計画、多様な働き方への対応など、機能性を伴った総合的な空間デザインを指します。こうした本質的な「おしゃれさ」を追求することで、従業員の満足度とモチベーションが向上し、結果として企業の生産性向上や優秀な人材の確保といった好循環を生み出すことができるのです。
TOPPANではコンセプトに基づいた、オフィスレイアウトのご提案が可能です。
機能性を伴ったおしゃれなオフィスをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください!
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