<TOPICS>企業イメージの向上にもつながる!働きやすい職場づくりの取り組み例
働きやすい職場とは?特徴や取り組み例・参考になる企業事例も紹介

働きやすい職場とは?

働きやすい職場とは、従業員がパフォーマンスを最大限に発揮し、心身ともに健康でエンゲージメント高く働ける職場のことです。
最大限のパフォーマンスを発揮するためには、従業員が自分の能力やスキルを最大限に活かせる環境が必要です。つまり、やりがいと適性を満たす職務内容や、業務に集中できるオフィスレイアウトが整っていることを指します。
また、適切な勤務時間や職場の人間関係、充実した福利厚生などが従業員の健康を害することなく、長期間安定して働ける状態を築く必要があります。
このような働きやすい職場にいる従業員は離職率が低く、人間関係も良好なので仕事の成果にもつながるでしょう。
昨今では、顧客満足度(CS)より従業員満足度(ES)を優先する企業のほうが業績アップにつながるとも言われています。従業員が仕事に満足して働いているからこそ、お客さまに対してより良い商品・サービスを提供できるためです。
働きやすい職場環境6つの特徴

では、より具体的に働きやすい職場環境について解説します。
以下6つの特徴がある職場環境は、従業員にとって働きやすい職場と言えるでしょう。
- ・社内のコミュニケーションが取りやすい
- ・教育・研修の体制が整っている
- ・立場や部門を超えて活発に意見交換できる
- ・勤務時間や場所など働き方の選択肢が多い
- ・福利厚生や休暇制度が充実している
- ・人事評価制度の正当性・透明性が高い
- 社内のコミュニケーションが取りやすい -
社員同士が気軽に情報交換や意見共有をすることができる職場環境です。コミュニケーションが取りやすいと、人間関係が良好になるだけでなく、何気ない雑談からビジネスアイディアが生まれるかもしれません。
具体的には、オープンなオフィスレイアウトや、社内チャットツールの活用などが挙げられます。たとえば会議室やカフェスペースがガラス張りになっているなど開放的な空間では、自然とコミュニケーションは活発になります。逆に、壁で視界が遮られている閉鎖的な空間では、コミュニケーションが取りにくくなってしまうでしょう。
- 教育・研修の体制が整っている -
教育・研修体制がしっかりしていると、スキルアップはもちろん業界の最新トレンドに対する感度も高まります。教育・研修を通じて、成長意欲を高めて従業員自らキャリアパスを描くようになるでしょう。
具体的には、新入社員研修、技術研修、リーダーシップトレーニング、外部の専門家によるセミナーなどがあります。たとえば技術研修では、業界で求められる具体的な技術やツールの使い方に焦点を当て、現場での生産性アップにも貢献します。
- 立場や部門を超えて活発に意見交換できる -
立場や部門に関係なくフラットに意見交換ができれば、チームの協調性を高め、新しいアイデアやプランが採用されやすくなるでしょう。また、隠れた問題やリスクを発見し、予防策を講じられる可能性も高くなります。
具体例としては、全社会議や部門間での合同会議、ランチやカフェタイムでのカジュアルな意見交換会などが挙げられるでしょう。カジュアルな意見交換では、より自由な発言ができ、普段の業務で触れ合うことの少ないメンバーとも交流を深められます。
- 勤務時間や場所など働き方の選択肢が多い -
リモートワークやフレックスタイム制度、ジョブシェアリング、コワーキングスペースの利用など多様な働き方を選べる職場環境は、生産性やワークライフバランスの向上、人材の増加につながります。
たとえばフレックスタイム制度の導入は勤務時間が自由になることで、育児・介護などを理由に働けない方でも勤務でき、人材の幅を広げられるでしょう。
- 福利厚生や休暇制度が充実している -
福利厚生や休暇制度が充実していると、従業員のモチベーションが高まります。離職率が低下し、パフォーマンスの向上につながるでしょう。
たとえば福利厚生には、住宅手当、社員食堂、レジャー施設の割安利用などが挙げられます。休暇制度では、育児休暇や介護休業、子の看護休業などがあります。
充実した福利厚生や休暇制度は「従業員を大切にする企業」として、社会的な評価を高めることにもつながります。そうして企業イメージが向上すると、採用活動において優秀な人材を獲得しやすくなります。さらに、「従業員を大切にする企業は、きっと顧客も大切にしてくれる」という期待が生まれ、取引先や顧客からの信頼獲得にも寄与し、ビジネスにも好影響をもたらすでしょう。
- 人事評価制度の正当性・透明性が高い -
評価制度の透明性が高いと、従業員は会社が求める目標と、それに対する評価基準を正確に把握できます。その結果、自分のキャリアパスや成長に向けて、具体的にどのような行動を取るべきかが明確になります。
年2回以上のパフォーマンスレビューや360度フィードバック、KPI(重要業績評価指標)に基づく評価などを通じて、目標の達成度を定期的に確認できる体制が理想といえるでしょう。
働きやすい職場づくりの取り組み例
働きやすい職場づくりの取り組み例を解説します。
- ・従業員の居心地が良いオフィス環境を整える
- ・新入社員研修や勉強会・セミナーを実施する
- ・フレックスタイム制やテレワークを導入する
- ・多様な福利厚生・休暇制度を導入する
- ・資格取得支援制度を導入する
- ・ハラスメント防止の講習や相談窓口を設ける
- ・人事評価の基準を明確にする
- 従業員の居心地が良いオフィス環境を整える -
オフィス環境は、従業員の働きやすさや集中力、クリエイティビティに大きく影響します。内装やレイアウトを工夫して、明るく開放的なスペースを作り出すと、従業員同士のコミュニケーションも活発になるでしょう。
また、静かな休憩スペースやリラックスできる空間の確保も大切です。ストレスを軽減し、リフレッシュするスペースを提供できます。
- 新入社員研修や勉強会・セミナーを実施する -
新しい知識やスキルの習得が、従業員のモチベーションを高め、キャリアパスを描くために欠かせません。
たとえば新入社員には会社の文化やビジョンを理解してもらい、基本的なビジネスマナーや業界の知識を身につけるための研修を行います。マネージャー層に対しても、マネジメントやリーダーシップに関する研修を実施し、部下の管理・育成に役立ててもらうことが大切です。
- フレックスタイム制やテレワークを導入する -
さまざまな働き方を導入することで、従業員のワークライフバランスを整えることが可能です。テレワークはコロナ禍を背景に広まり、アフターコロナになった最近でも継続して導入する企業が多くあります。
テレワークは通勤時間の削減や、好きな場所で勤務といったワークスタイルを実現します。国内に限らず海外から勤務する従業員がいるグローバルな企業も少なくありません。
- 多様な福利厚生・休暇制度を導入する -
福利厚生や休暇制度の充実は、働きやすさに直結すると言っても過言ではありません。
子育てや介護の支援、保養施設の利用制度、健康診断の補助などの福利厚生をはじめ、ボランティア休暇やプロポーズ休暇などユニークな休暇制度を導入するといいでしょう。
【福利厚生・休暇制度の例】
- ・定期的な健康診断の提供やスポーツジムの利用補助金
- ・産前・産後の休暇や育児休暇
- ・病気休暇やリフレッシュ休暇、ボランティア休暇
- ・企業専用の保養所やリゾート施設の利用権
- ・ワーケーション制度
- ・社員食堂の提供や食事補助券の配布
- ・通勤交通費の全額または一部補助
- ・外部セミナーや研修の参加費補助
- 資格取得支援制度を導入する -
スキルアップやキャリアアップを目指す従業員を支援するために、資格取得支援制度の導入がおすすめです。たとえば、資格取得にかかるコストを一部または全部負担、資格取得による手当ての支給、資格合格時のお祝い金などが挙げられます。
収入は従業員のモチベーションに影響を与えるので、金銭的なメリットのある資格取得支援制度にすると効果的と言えます。
- ハラスメント防止の講習や相談窓口を設ける -
昨今では「マタニティハラスメント(マタハラ)」や「終われハラスメント(オワハラ)」、「モラルハラスメント(モラハラ)」といった多様なハラスメント被害が出てきています。たとえばオワハラとは、内定を出した学生に対して就職活動を無理やり終わらせようとするハラスメントです。
ハラスメントの発生を防ぐためには、当事者に「なぜ、その言動がハラスメントになるのか」を、講習を通して理解してもらい、被害を受けた方が泣き寝入りせずに済むよう相談窓口を設けることが大切です。
- 人事評価の基準を明確にする -
透明性のある人事評価は、従業員が自身の業績や役割をクリアに把握し、向上心を持って取り組むきっかけとなります。パフォーマンスレビューや360度フィードバックといった人事評価制度を設けるといいでしょう。
360度フィードバックは、上司だけでなく部下や同僚といったさまざまな立場の方から働きぶりを評価してもらう制度です。一人の評価に左右されることなく、より正確で立体的な人事評価につながるので採用する企業も増えています。
働きやすい職場づくりの参考になる企業事例

働きやすい職場づくりに成功している企業の取り組みをご紹介します。フレックスタイム制の導入や休暇制度の充実、資格手当の新設、ハラスメント対策の実施など、さまざまな施策によって従業員の働きやすさを向上させ、定着率アップや生産性向上につなげている事例を見ていきましょう。
- オフィス環境を改善した事例 -

NC建材株式会社の新設オフィスでは、働きたくなる「魅せるオフィス」をコンセプトに、多様な業務スタイルに対応できる空間づくりを実現しました。執務室は明るいカラーをゾーンごとに配置し、ナチュラルな木目と組み合わせることで、活気のある雰囲気を演出。オープンスペースには企業のニュースリリースなどを表示する大型モニターを設置し、お客様や従業員が情報をチェックできるようなかたちとしました。

また、個別のミーティングブースを設けることで、通常の打ち合わせはもちろん、オンラインミーティングにも対応。カフェブースは執務室とは異なる落ち着いた雰囲気とし、スライディングウォールの活用で大人数の会議室としても利用できるなど、状況に応じて柔軟な働き方を可能にしています。さらに、エントランスには企業ロゴのプロジェクションマッピングを設置し、来訪者を気持ちよく迎え入れる工夫も施されています。
関連記事:NC建材株式会社様 オフィス営業所新設
- フレックスタイム制を導入した事例 -
岡山県に本社を置く株式会社重藤組は、地域の未来を築く総合建設業として、公共建築工事や土木工事などを手がけています。受注量の増加に伴い、社員の時間外労働が増加し、年次有給休暇も取得しづらい状況が課題となっていました。そこで、各部門長と若手社員による「働き方改革会議」を定期的に開催し、コアタイムなしのスーパーフレックスタイム制を導入。精算期間を3か月に設定することで、繁忙期と閑散期の労働時間を柔軟に調整できるようになりました。
その結果、生活と業務のよりよいバランスが実現し、仕事に対する充実度が向上。地元岡山の人気企業ランキング理系部門でも第1位を獲得するなど、働きやすい企業として高い評価を得ています。
- 休暇制度を充実させた事例 -
鹿児島製茶株式会社は、140年以上の歴史を持つ老舗の製茶会社です。新茶の季節やお中元・お歳暮時期の繁忙期には休みが不規則になり、過度な連勤が続くことが課題でした。そこで2011年頃から、全従業員を対象に「リフレッシュ休暇」と「シーズン休暇」という2つの特別休暇制度を導入。リフレッシュ休暇では通常の週休2日に3日を加えて5日間の連続休暇取得が可能、シーズン休暇では半年ごとに2日の季節休暇が取得可能となり、従業員が家族との時間をしっかり持てるようになりました。
その結果、年次有給休暇の取得率は43%から62%にまで向上し、女性の育児休業取得率も100%を達成。働きやすい職場環境の実現により、従業員の定着率も大きく改善しています。
- 資格手当を導入した事例 -
鹿児島県姶良市の株式会社岩井田工業は、地域密着型の総合建設業として、自治体・民間発注の工事を手がけています。創業当初からの漠然とした賃金体系を見直し、資格手当を新設。従業員が保有する資格に応じた手当額を支給することで、無資格者の資格取得に向けたモチベーション向上を図りました。
さらに、キャリアパスを5等級で設定し、各ランクで必要な資格や能力を明確化。資格取得や経験が昇給につながる仕組みを構築することで、従業員の技術力向上と定着を促進しています。また、個々の技術の向上により、質の高い地域貢献が可能になるなど、好循環を生み出しています。
- ハラスメント対策を講じた事例 -
青森県三沢市の鈴木建設工業株式会社は、米軍や自衛隊施設の建築・改修を中心に事業を展開する建設会社です。女性社員の増加に伴い、2013年度に就業規則の服務規律にセクシャルハラスメントの禁止事項を明確に規定。「相手が返答に窮するような性的な冗談やからかい」など、具体的な行為を6項目にわたって明記し、防止に努めています。
また、ノー残業デーの実施や年次有給休暇の取得促進、社員全員の正規雇用化など、働きやすい環境づくりを総合的に推進することで、30代以下が約4割を占める若手中心の活気ある職場を実現し、外国人材の採用・定着にも成功しています。
- 人事評価制度の基準を公平にした事例 -
宮崎県の学校法人木の花学園は、0歳児から5歳児までの保育を行う認定こども園を運営しています。保育職員の質の向上と定着が課題となる中、正規職員と非正規雇用職員の待遇差を改善するため、人事評価制度を刷新。職責により求められる評価の着眼点を明確化し、非正規雇用職員も正規職員と同様の基準で評価する仕組みを導入しました。
また、理事長、園長、直属上司の3名による評価において、現場をよく知る直属上司の評価を最優先するなど、より職員の視点に立った制度としています。こうした取り組みによって、職員のモチベーションが向上し、職場が活気づくとともに、人材確保にも好影響を与えています。
オフィス見学のご案内

働きやすいオフィスを見学してみたい方必見!
TOPPANの空間演出ブランドexpaceでは、TOPPANのオフィスソリューションを体現したショールーム「expace office」を展開しており、TOPPAN社員が実際に働いているオフィスを間近で見学することができます。
「expace office」は、2022年5月に第一弾「expace office TOKYO」を東京都台東区にオープン。そして2024年10月に、第二弾となる「expace office CHUBU」を愛知県名古屋市に開設しました。新規オープンした「expace office CHUBU 」は、 TOPPANグループの3部門が1フロアに集結したオフィスとなっています。
ショールームが2拠点になり、より見学しやすくなりました。
具体的にオフィスづくりのイメージをつかみたい方は、ぜひオフィス見学会にお申込みください!
まとめ
従業員が働きやすい職場は、生産性向上や離職率の改善につながるほか、企業イメージの向上につながります。現代ではSNSや口コミを通じて良い企業イメージを広めてもらいやすく、売上アップや採用の増加などさまざまな面でメリットがあります。
働きやすい職場を作るには、コミュニケーションの活性化や、リフレッシュ効果を高めるオフィス設計だけでなく、福利厚生、休暇制度、研修支援制度の充実も重要です。
TOPPANではオフィスの改修・リニューアルはもちろんのこと、オフィスレイアウトに関するご相談も承っております。検討中の方はぜひ、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください!
関連コラム

<TOPICS>ワークスタイルとは?種類やワークスタイル変革の取り組み方・オフィス事例

<TOPICS>ハイブリッドワークとは?導入のメリット・デメリットや事例もご紹介!