<TOPICS>エリア別のオフィスデザイン・施工のコツをご紹介!
オフィスデザインにこだわるメリットは?レイアウトのコツや事例を紹介

オフィスデザインにこだわるメリット

オフィスデザインは、企業の成長と発展に大きく影響を与える重要な要素です。従業員が一日の大半を過ごすオフィスの環境は、働く人々の心身の健康やパフォーマンスに深く関わっています。
以前は画一的で機能性のみを重視したオフィス環境が一般的でしたが、近年は従業員の働きやすさや快適性を考慮し、デザイン性にもこだわる企業が増えています。特に、AppleやGoogleといったグローバル企業は、創造性を引き出すユニークなオフィスデザインで知られ、多くの企業の参考モデルとなっています。
オフィスデザインにこだわることで得られるメリットは、以下の5つが挙げられます。
【オフィスデザインにこだわるメリット】
- ・従業員のモチベーションの向上
- ・社内のコミュニケーションの活性化
- ・業務の効率化・生産性の向上
- ・企業のイメージの向上
- ・優良な人材確保に有利
それでは、これらのメリットについて詳しく見ていきましょう。
- 従業員のモチベーションの向上 -
一般社団法人日本オフィス家具協会が実施した調査によると、オフィス環境の良し悪しが仕事へのモチベーションに影響すると回答した人が全体の71.4%にも上ります。この結果は、快適なオフィス環境が従業員の仕事への意欲を高める重要な要因となることを示しています。
快適なオフィス環境で働く従業員は、仕事への取り組み姿勢が積極的になり、企業への定着率も向上する傾向にあります。実際に、オフィス環境の改善に取り組んだ企業では、従業員の離職率が低下したという報告も見られます。
- 社内のコミュニケーションの活性化 -
適切なオフィスデザインは、社内のコミュニケーションを活性化させる重要な役割を果たします。オープンなミーティングスペースやカフェのような雰囲気のリフレッシュエリアを設けることで、部署を越えた自然な交流が生まれやすくなります。
活発な社内コミュニケーションは、業務の円滑な進行だけでなく、新しいアイデアの創出や問題解決にも寄与します。また、社員同士の信頼関係を深め、チームワークの向上にもつながります。
- 業務の効率化・生産性の向上 -
適切なオフィスデザインは、業務の効率化と生産性の向上に直接的な影響を与えます。動線を考慮したレイアウトや、用途に応じた適切なスペース配置により、無駄な移動時間を削減し、業務に集中できる環境を整えることができます。
生産性の向上は、企業の競争力強化において欠かせない要素です。特に少子高齢化による労働人口の減少が進む日本では、限られた人材で最大の成果を上げることが求められており、オフィスデザインによる業務効率化の重要性が増しています。
- 企業のイメージ向上 -
オフィスデザインは、企業の価値観や文化を視覚的に表現する重要な要素です。特にエントランスや応接室などの来客エリアは、取引先や顧客に企業の印象を強く与えます。洗練されたデザインや機能的なレイアウトは、企業の先進性や信頼性を印象付けることができます。
- 優良な人材確保に有利 -
株式会社アーバンプランが実施した調査によると、就活生の85%以上が企業選びの際にオフィス環境を重視していることが明らかになっています。オフィスデザインは、企業の魅力を伝える重要な要素として、優秀な人材の獲得に大きな影響を与えます。
オフィスデザインを改善するときのポイント

オフィスデザインを改善する際には、以下の4つの重要なポイントに注目する必要があります。
【オフィスデザインを改善する時のポイント】
- ・従業員の意見を取り入れる
- ・明確なコンセプトを決める
- ・デザインに統一感を持たせる
- ・効率的な動線を考慮してレイアウトを考える
これらのポイントを押さえることで、より効果的なオフィスデザインの改善が実現できます。
以降では、各ポイントについて解説します。
- 従業員のモチベーションの意見を取り入れる -
実際にオフィスで働く従業員の声を反映させることは、快適な職場環境を作り上げる上で重要な要素となります。社員へのヒアリングや経営者との面談を通じて、現状の課題を明確にし、改善策を検討することで、より実践的なオフィスデザインが可能になります。
- コンセプトを決める -
オフィスデザインを成功させるためには、明確なコンセプトを設定することが不可欠です。社員がどのような働き方を求めているのか、会社が目指すべき理想の働き方は何かを検討し、具体的なコンセプトを決定します。
例えば「デザイナーやライターが自由な発想で仕事ができるオフィス」というコンセプトであれば、クリエイティブを刺激する遊び心のあるエントランスや、カラーリングの工夫を取り入れることで、目指すべき空間を実現できます。
- 統一感を持たせる -
オフィス全体に統一感のあるデザインを施すことで、より洗練された空間を創出できます。具体的には、企業のコーポレートカラーを内装や家具に取り入れたり、オフィス家具のデザインを統一したりすることが効果的です。
ただし、社員の要望を取り入れすぎるあまり、一部では派手なデザインの家具、別の場所では異なるテイストの家具というように、統一感が失われないよう注意が必要です。デザインや家具の選定は、事前に決めたコンセプトに沿って進めることが重要です。
- 動線を考慮してレイアウトを考える -
効率的な業務遂行を実現するためには、オフィス内の動線を適切に設計することが重要です。動線を考慮する際のポイントは以下の通りです。
- ・業務上連携の多い部署同士は近い場所に配置する
- ・人が集まりやすいオープンミーティングスペースをオフィスの中央に配置する
- ・設備や備品へのアクセスのしやすさを考慮する
- ・通路幅は十分な広さを確保する
動線を設計する際のコツとして、メインとサブの動線を分けることが挙げられます。メインの動線は出入口からの直線的な通路とし、サブの動線はそこから分岐させて各エリアにアクセスできるよう設計します。これにより、人の流れがスムーズになり、業務効率の向上が期待できます。
【エリア別】オフィスデザイン・施工のコツ

効果的なオフィスデザインを実現するためには、各エリアの特性や用途を理解し、それぞれに適したデザインを施すことが重要です。エントランスから執務スペース、コミュニケーションエリアまで、場所ごとに求められる機能は異なります。
以下、各エリアのデザイン・施工における重要なポイントを解説していきます。
- エントランス -
エントランスは、来訪者が最初に目にする企業の顔となる重要な空間です。企業の第一印象を決定づける場所として、ブランドイメージの確立に大きな影響を与えます。
デザイン・施工する際は、企業のロゴやコーポレートカラーを効果的に取り入れ、自社らしさを表現することが大切です。また、来訪者をおもてなしするための快適な待合スペースの設置や、インターホンやカウンターの配置など、利便性にも配慮が必要です。さらに、自社製品やカタログを展示するスペースを設けることで、企業の事業内容も効果的にアピールできます。
- ワークスペース -
ワークスペースは、社員が日々の業務を遂行する中心的な場所です。生産性の向上や業務効率の改善に直結する重要なエリアとなります。
デザイン・施工する際は、社員が快適に作業できるよう、動線や機能性を重視します。各設備へのアクセスのしやすさや、移動時の利便性を考慮したレイアウトが求められます。また、自然光を取り入れやすい配置や、適切な照明計画も重要です。さらに、災害時の避難経路確保など、安全面への配慮も忘れてはいけません。
- ラウンジ(リフレッシュスペース) -
ラウンジは、社員が業務の疲れを癒し、リフレッシュできる空間です。また、部署を超えた社員同士の自然なコミュニケーションを促進する場としても機能します。
デザイン・施工する際は、リラックスできるソファや仮眠スペースの設置が効果的です。カフェのような雰囲気づくりや、遊び心のある家具の導入も、くつろぎの空間を演出するポイントとなります。社員同士の交流を促すため、オープンな設計とし、自然と会話が生まれやすい雰囲気づくりを心がけましょう。
- 集中スペース -
集中スペースは、社員が周囲の視線や雑音を気にすることなく、業務に専念できる環境を提供する場所です。重要な資料作成や締切の迫った作業など、高い集中力が必要な際に活用されます。
デザイン・施工する際は、遮音性や防音性に優れた材質の選定が重要です。また、落ち着いた色調の壁紙や照明を採用し、集中力を高める環境づくりを心がけます。執務スペースとは別の場所に設置することで、他の社員からの声かけや電話対応などの中断を防ぐことができます。
- 会議室・応接室 -
会議室・応接室は、社内外のミーティングや商談が行われる多目的な空間です。用途や参加人数に応じて柔軟に対応できる環境が求められます。
デザイン・施工する際は、電源やLAN配線、モニター設置などの機能性を重視します。また、機密情報を扱う場合も多いため、高い遮音性や防音性の確保が必要です。特に来客用の応接室では、コーポレートカラーを取り入れるなど、企業ブランディングを意識したデザインが効果的です。
- フォンブース -
フォンブースは、Web会議や電話での打ち合わせに特化した個室型のスペースです。オープンなオフィス環境において、プライバシーを確保しながら通話できる重要な機能を果たします。
デザイン・施工する際は、高い防音性と遮音性を備えた構造が不可欠です。また、周囲からの視線を遮断できる設計も重要です。Web会議での使用を想定し、適切な照明や背景となる壁面のデザインにも配慮が必要です。さらに、長時間の使用でも快適に過ごせるよう、換気設備の設置も検討しましょう。
オフィスデザインやレイアウト事例
実際のオフィスデザイン事例を通じて、各エリアにおける効果的なデザインの工夫をご紹介します。TOPPANが手がけた以下の事例から、快適なオフィス空間を実現するためのヒントを見ていきましょう。
- エントランスの事例:東亜ディーケーケー様 -

建物の顔となるエントランスには、ブラックと木目を組み合わせた意匠を採用し、高級感のある空間を実現しています。正面に配置されたルーバーデザインは、エントランスの演出としての役割だけでなく、奥にある従業員通用口を目隠しする機能も兼ね備えています。
実用性も重視されており、エントランスから倉庫へ直接アクセスできる動線を確保。大きめの扉を設置することで、荷物の運搬もスムーズに行えるよう工夫されています。これにより、来訪者の動線と業務用の動線を適切に分離することに成功しています。
関連記事:東亜ディーケーケー様 営業所移転
- リフレッシュスペースの事例:NC建材株式会社様 -

オフィスの一角に設けられたカフェブースは、執務室とは異なる落ち着いた雰囲気を演出しています。このスペースの特徴は、スライディングウォールを活用することで、大人数での会議室としても利用できる柔軟性を備えている点です。
限られたオフィススペースを最大限に活用し、気分や状況に応じて使い分けができる多目的な空間として設計されています。社員がリラックスできる空間でありながら、必要に応じて会議スペースとしても活用できる、効率的な空間設計を実現しています。
関連記事:NC建材株式会社様 オフィス営業所新設
- ワークスペースの事例:本町オフィスビル -

10階建てオフィスビルの地下2階という特殊な環境を、共有ラウンジ・ワークスペースとして改修した事例です。「地下2階のGreenParkが繋ぐ共用空間」というデザインコンセプトのもと、緑を豊富に取り入れることで、地下であることを感じさせない明るく開放的な空間を実現しています。
天井には自然光のような光が差し込む「コエルクス」照明を設置し、壁面には空間の広がりを演出するグラデーション印刷を施した「三軸織物」を採用。さらに、環境に配慮したオレフィン素材を用いた建材を使用するなど、サステナビリティにも配慮した設計となっています。
関連記事:本町オフィスビル 地下2階スペース改修
- 会議室の事例:名駅南オフィス -

ガラスパーテーションを採用することで、執務室との視覚的なつながりを確保しながら、適度なプライバシーを保つ設計となっています。これにより、空間に圧迫感を与えることなく、実際の業務の様子を来訪者に伝えることができます。
内装では、壁面や机に木目を効果的に取り入れることで、温かみのある雰囲気を演出。ダウンライトを適切に配置することで、リラックスしながら打ち合わせや面接が行える快適な空間を実現しています。
関連記事:名駅南オフィス 営業所新設
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まとめ
オフィスデザインは、企業の成長と従業員の働きやすさを両立させる重要な要素です。従業員のモチベーション向上や生産性の向上、コミュニケーションの活性化など、さまざまなメリットをもたらします。社員の意見を取り入れ、明確なコンセプトのもと、エリアごとの特性を活かした機能的なデザインを実現することで、企業価値の向上と人材確保にもつながります。オフィスデザインに投資することは、企業の持続的な発展のための重要な戦略といえるでしょう。
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