<TOPICS>多様なスタイルの事例を厳選!おしゃれに演出するコツも!
【最新】おしゃれなオフィスデザイン・レイアウト事例18選!テイスト別に紹介

【テイスト別】おしゃれなオフィスデザイン・レイアウト事例18選

近年のオフィスデザインは、単なる業務空間としてだけでなく、従業員のモチベーション向上や企業ブランディング、働き方改革の実現を支援する重要な要素として注目されています。
最新のトレンドでは、フリーアドレスやABW(Activity Based Working)の導入、コミュニケーションを促進するオープンスペースの設置、そして従業員の健康やウェルビーイングに配慮した快適な環境づくりが主流となっています。
TOPPAN expaceが手掛けたオフィスデザイン・レイアウトの事例を通じて、企業の特徴や目的に合わせた空間づくりのヒントをご紹介します。それぞれの事例では、デザインコンセプトや空間の使い方の工夫、採用された建材・什器などの要素を詳しく解説していきます。
- モダン・プロフェッショナル|洗練されたデザイン、柔軟性を重視 -
まず、洗練された空間デザインと機能性を両立させた10社のオフィス事例をご紹介します。各事例では、企業のブランドイメージを体現する洗練されたデザイン、業務効率を高める機能的なレイアウト、そして将来的な変化にも対応できる柔軟性のある空間構成に注目して解説していきます。
建材や什器の選定においても、デザイン性と実用性のバランスを重視した事例ばかりです。
■ 株式会社NICHIJO様



東京支社の移転に伴い、「従業員の満足度向上」と「リクルートのアピールポイント」を両立するオフィスを実現しました。コンセプトは「MAKE A NEW PATH」として、フリーアドレス席やABWを導入することで、新しい働き方を推進しています。
ロータリー除雪車メーカーの企業らしさを表現するため、雪の大地を通る一本道をイメージしたレイアウトと、雪の結晶を想起させるマテリアルを選定しています。
さらに、ルーバー意匠を施したエントランス、ガラスパーテーションの会議室、カフェのような雰囲気のリフレッシュエリアを設けることで、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間を創出しています。
関連記事:株式会社NICHIJO様 東京支社移転
■ 横浜某オフィス・エントランス


「社員のやる気向上をもたらす空間づくり」をテーマに、エントランスから専有部まで一貫したデザインを展開しています。エントランスにはCAストーンや左官などの上質なマテリアルを採用し、高級感のある空間を創出しています。
4階の専有部では、人の出入りや業務内容に応じたゾーニングを行い、カジュアルな打ち合わせスペースから集中デスクワークエリアまで、多様な働き方に対応できる環境を整備しています。
5階のラウンジは集会や立食パーティに適した空間として、ウォールナットやブラックミラー、ゴールドなどの素材を効果的に組み合わせた上質な空間として仕上げています。
関連記事:横浜某オフィス・エントランス 新設
■ 株式会社エー・アール・シー様


「人と人のつながりを持てる温かいオフィス」をコンセプトに、愛知県名古屋市のオフィス移転を手掛けました。温かみのある素材をベースとしながら、コーポレートカラーのオレンジと植栽のグリーンを差し色として使用しています。
スケルトン天井を採用することで開放感を生み出し、シームレスにつながる床デザインによってカフェエリアと執務エリアの境界を曖昧にすることで、より自由度の高い空間活用を可能にしています。
■ HF浜松町ビルディング セットアップオフィス



収益性向上を目指し、2フロアにわたるセットアップオフィスを新設しています。「一目で魅力が伝わるデザイン」を意識し、エレベーターホールからのファーストビューには複数のレイヤーを用いてリズムとボリューム感を演出しました。
好アクセスな立地を活かし、出張や社員の出入りが多い企業をターゲットとして想定しています。中央には造作カウンターを設置し、ファミレスブースや小上がりスペースなども配置することで、多様な働き方に対応できる柔軟な空間を実現しています。
関連記事:HF浜松町ビルディング セットアップオフィス 新設
■ VORT六本木一丁目 セットアップオフィス


収益性向上を目指し、2フロアにわたるセットアップオフィスを新設しています。「一目で魅力が伝わるデザイン」を意識し、エレベーターホールからのファーストビューには複数のレイヤーを用いてリズムとボリューム感を演出しています。好アクセスな立地を活かし、出張や社員の出入りが多い企業をターゲットとして想定しています。
中央には造作カウンターを設置し、ファミレスブースや小上がりスペースなども配置することで、多様な働き方に対応できる柔軟な空間を実現しています。
■ L.Biz日本橋セットアップオフィス


「住まうように働く空間」をコンセプトとして、多様なライフスタイルに対応するオフィスを実現しています。カウンター席やソファ席、オフィスデスク席、カフェスペースなど、バリエーション豊かな執務エリアを整備し、用途や気分に応じて選択できる環境を提供しています。
天然素材を感じられる木目や石目、左官の要素を取り入れながら、カラーの彩度を抑えることで、温かみと先進性を両立させた空間デザインを創出しています。
■ 株式会社ロッテ様


フレキシブルな働き方の実現を目指し、執務室の改修を実施しています。遮蔽物を最小限に抑えた設計により、偶発的なコミュニケーションを促進する空間を創出しています。
ブランドカラーを差し色として効果的に使用し、自社製品を陳列できるディスプレイ棚を新設することで、企業風土の醸成にも配慮しています。多様なワークエリアと自由にレイアウトを変更可能な共用エリアを増設することで、柔軟な働き方をサポートする環境を実現しています。
関連記事:株式会社ロッテ様 執務室改修
■ 株式会社リブ・コンサルティング様



コロナ禍での社員数増加とリモートワークの定着を背景に、自社らしさと一体感を感じられるオフィスを創出しています。1フロアに統合された広い空間を活かし、壁を極力排除することで見渡せる執務空間を実現しています。
床の仕上げと什器の変更によってゾーニングを行い、モバイルバッテリーを採用することで柔軟なレイアウト変更を可能にしています。中央のカウンターエリアにはLEDビジョンを設置することで、自社オフィスとしてのアイデンティティを強化しています。
- コラボレーション&イノベーション|創造性、コミュニケーションを促進 -
多様な働き方とイノベーションの創出を重視する8社のオフィス事例をご紹介します。これらの事例では、従来の固定席やクローズドな会議室から脱却し、自由な発想とコミュニケーションを促進する空間設計を実現しています。
各事例において、コラボレーションスペースの効果的な配置、業務内容に応じて働く場所を選択できるABWの導入方法、そして新しいアイデアが生まれやすい環境づくりに注目して解説していきます。
■ 東日本事業本部 共創エリア


「従業員やお客様がすれ違い、出会い、企業や事業の垣根を越えて共創していく場」として新設された来客スペースです。商材を効果的に紹介できるサイネージやプロジェクターを設置し、単なる展示エリアを超えた「コト」の創出を促進する空間となっています。
エントランスには自社商材の新世代ディスプレイシステム「ダブルビュー」を設置し、木目調の壁面からコンテンツが浮かび上がる印象的な体験を提供しています。
関連記事:東日本事業本部 共創エリア 新設
■ NC建材株式会社様


多様な業務スタイルを実現しながら、企業の魅力を伝える"魅せるオフィス"として設計されています。エントランス正面にはプロジェクションマッピングによる象徴的な企業ロゴを配置し、来客エリアと執務エリアの仕切りにはガラスとルーバーを採用することで、内部の活気が伝わる工夫がなされています。
執務室にはゾーンごとに明るいカラーを配置し、木目とポップな配色で活気ある空間を演出。オープンスペースには情報共有とコミュニケーション促進のためのモニター付き造作棚を設置しています。
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■ システム開発拠点 ICT KŌBŌ® HAKODATE


函館市西部地区の歴史的建造物「旧大洋漁業函館営業所」をリノベーションした、地域活性化を推進するサテライトオフィスです。
スカイブルーの下見板張りが特徴的な和洋折衷様式の建物を活用し、函館の歴史と文化を感じられる空間として生まれ変わりました。1階が和風、2階が洋風という函館らしい建築様式を保存しながら、現代的なオフィス機能を備えることで、地域の伝統と新しい事業創出の融合を体現しています。
都市景観形成地域に指定された場所にあり、歴史的な価値を継承しながら新たな可能性を切り開く拠点となっています。
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■ システム開発拠点 ICT KŌBŌ® MIYAJIMA


廿日市市役所内に設置された、地域産業との共創による新事業創出を目指すオフィスです。世界遺産である厳島神社の鳥居をモチーフに、鮮やかな朱色を差し色として効果的に使用しています。
地域の中心産業である木材や加工技術を内装に活かすことで、地域性を反映した特徴的な空間を実現。宮島の眺望を活かした配置と、地域産業の特色を活かした内装により、地域との強いつながりを感じられる空間となっています。
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■ システム開発拠点 ICT KŌBŌ® ARIAKE


昭和11年に竣工された旧大牟田商工会議所を活用したシステム開発拠点です。当時の炭鉱施設で使用されていたレンガや、改築前の高い天井、重厚な梁、アンティークな腰壁など、歴史的な建築要素を積極的に保存しています。
これらの歴史的な要素を活かしながら、65インチのモニターを設置し、社内ネットワーク上でのコラボレーションツールを活用できる環境を整備することで、過去と未来をつなぐ新しい開発拠点として機能しています。
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■ システム開発拠点 ICT KŌBŌ™ URUMA


沖縄の文化や風土を体現したシステム開発拠点として、花ブロック、琉球瓦、琉球ガラスなど、地域特有の建材を効果的に使用しています。ワークスペースには、ベンチシート、ハイカウンター、ソロブースなどのオリジナル什器を配置し、状況や気分に応じて柔軟に働ける環境を提供しています。
壁面には情報が浮かび上がる「インフォウォール」を採用し、「ローバル」を使用した特徴的な壁面デザインによって、空間にアクセントを加えています。
■ タカラスタンダード株式会社様



「決められた場所に囚われない、ABWを取り入れた働き方」をテーマに、従来のオフィスの固定概念を打ち破る空間を実現しています。エントランスには開放感のあるディスプレイ棚を設置し、ワークスペースには緑を効果的に配置することで、明るく魅力的な環境を創出しています。
10名用のビッグテーブルやディスプレイ棚などの造作家具を空間にマッチするよう制作し、スタイリッシュな雰囲気を演出。さらに、集中エリアやミーティングルームなど、業務内容に応じて選択できる多様な空間を用意することで、メリハリのある働き方を実現しています。
関連記事:タカラスタンダード株式会社様 鞍手工場 オフィス改修
- ウェルビーイング&コンフォート|自然素材、温かみ、快適性を重視 -
従業員の心身の健康と快適性を重視したオフィスの事例をご紹介します。これらの事例では、自然素材を活かした温かみのある内装デザイン、リラックスできるラウンジスペース、そして業務効率と快適性を両立させた空間構成に注目して解説していきます。
ストレス軽減や創造性向上につながる要素を随所に取り入れながら、従業員が長時間過ごす空間としての居心地の良さを追求しています。
■ 株式会社三洋産業


「快適な業務環境と、従業員が集い有意義な時間を互いに共有して過ごせる場」を実現するため、「2.5th place」をコンセプトに掲げています。
オフィス(2nd place)に心地よさ(0.5th place)を加えた空間として、企業イメージカラーのブルー系左官材を用いたエントランス、木目調のカウンターとプランターボックスによる温かみのあるワークスペース、カフェのようなリラックス空間としてのパントリーを設けています。2階には可動性のある什器を配置し、多様な使い方を可能にしています。
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■ 株式会社文昌堂様


「Paper links history」という基本理念を反映させながら、従来の風通しの良い企業風土と新しい感性を融合させたオフィス空間を実現しています。7階と8階で役割を分け、7階をABWを取り入れたコミュニケーション促進エリアとして設計。
マグネットウォールや商材サンプルの展示スペース、フレキシブルなコラボレーションエリア、そして一人で集中できるフォーカスエリアまで、多様な働き方に対応できる環境を整備しています。カラフルな什器や落ち着いた照明により、活気とリラックスのバランスを取っています。
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■ 日本地工株式会社様
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東側に窓がある食堂の暗さを解消するため、ライト色の建材とビビットな什器を効果的に組み合わせ、明るく活気のある空間に生まれ変わりました。
個人利用とグループ利用の両方に対応できる多様な席を設けることで、食事だけでなく、打ち合わせやリフレッシュにも活用できる多目的コミュニケーションエリアとして機能しています。
自社のフェイクグリーンを活用した壁面デザインやオリジナルの休憩席を設置することで、従業員が愛着を持てる空間を創出しています。
関連記事:日本地工株式会社様 食堂改修
オフィスデザインをおしゃれに演出するコツ

働く人のモチベーションとパフォーマンスを高めるオフィス空間を実現するためには、デザインの細部にまでこだわることが重要です。空間全体の印象を決定づける重要な要素として、カラー計画、照明設計、床材の選定があります。
これらの要素を適切に組み合わせることで、機能的でありながら洗練された魅力的なオフィスを作り出すことができます。
- オフィスのコンセプトカラーを決める -
オフィス空間の印象を大きく左右する要素として、カラーコーディネートがあります。
企業のブランドイメージを効果的に表現するため、コーポレートカラーを内装のアクセントとして取り入れることが有効です。例えば、エントランスの壁面やサインシステムにコーポレートカラーを採用することで、企業のアイデンティティを来訪者に印象付けることができます。
機能別エリアの配色には、それぞれの用途に応じた色彩計画が必要です。集中作業を行う執務エリアには、落ち着いた中性色を基調とし、リフレッシュスペースには活気を生む暖色系を取り入れるなど、空間の目的に合わせた色使いを心がけます。ミーティングエリアでは、コミュニケーションを活性化させるために、適度な刺激を与える中間色を選択することも効果的です。
色彩には心理的効果があり、空間の雰囲気づくりに大きな影響を与えます。青系統の色は冷静さと集中力を高める効果があり、執務スペースに適しています。一方、緑系統は目の疲労を軽減し、リラックス効果があるため、長時間のデスクワークを行うエリアに効果的です。このように、色彩心理学の知見を活用することで、働く人の心理状態にポジティブな影響を与える空間を創出することができます。
- 照明のデザインや明るさを工夫する -
照明計画は、オフィス空間の快適性と生産性に直接的な影響を与えます。照明器具の種類は、シーリングライト、ダウンライト、ペンダントライト、間接照明など多岐にわたり、それぞれが異なる特徴と効果を持っています。
エントランスでは、壁面を照らすウォールウォッシャーやスポットライトを使用することで、空間に奥行きと高級感を演出できます。また、ミーティングスペースやラウンジエリアでは、ペンダントライトを採用することで、カジュアルでくつろいだ雰囲気を作り出すことができます。
作業効率と快適性を両立させるためには、エリアごとに適切な照度を設定することが重要です。執務エリアでは750ルクス前後の明るさを確保し、目の疲労を軽減するために光の質にも配慮が必要です。一方、リフレッシュスペースでは500ルクス程度の柔らかな光で落ち着いた雰囲気を演出し、コミュニケーションを促進する環境づくりを心がけます。
- 空間の用途に合った -
床材の選択は、オフィスの機能性とデザイン性を両立させる上で重要な要素となります。執務エリアには、キャスター付きの椅子の移動による摩耗に耐えられる耐久性と、メンテナンス性に優れたタイルカーペットが適しています。防音性にも優れているため、静かな作業環境を維持することができます。
ミーティングスペースやコミュニケーションエリアでは、活発な議論や交流を促すために、明るく開放的な印象を与える床材を選択します。木目調のフローリングやカラフルなカーペットタイルを使用することで、リラックスした雰囲気を演出できます。また、エリアごとに異なる床材や色柄を採用することで、空間のゾーニングを視覚的に表現することも可能です。
エントランスやラウンジエリアには、企業のブランドイメージに合わせた高級感のある床材を選定します。天然石調のタイルや、深みのある色合いのカーペットを採用することで、来訪者に良好な印象を与えることができます。また、汚れが目立ちにくく、日常的な清掃が容易な素材を選ぶことで、美観を長期的に維持することが可能です。
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まとめ
働き方の多様化が進む現代において、おしゃれなオフィスデザインは企業の競争力を高める重要な要素となっています。オフィス空間は単なる仕事の場ではなく、社員のモチベーションとパフォーマンスに直接影響を与え、企業のブランド価値を高める重要な役割を果たします。
デザインコンセプトや用途に応じた空間設計、そして適切な内装材や照明計画を組み合わせることで、社員が活き活きと働ける魅力的なオフィス環境を実現することができるでしょう。
TOPPANでは従業員が活き活きと働ける環境を実現できる、オフィスデザインのご提案が可能です。
オフィスの移転や新規設計をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください!
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