アプローチ外階段のリフォーム費用|工事目安や節約のポイント

更新日:2025年03月17日

更新日:2025年03月17日

  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
外階段のイメージ画像

玄関アプローチの外階段は、外観の印象を左右する重要なポイントです。またデザイン性だけでなく、安全性を確保する役割もあります。

そこで本記事では、玄関の外階段の主な種類やリフォーム費用の目安についてご紹介します。これから外回りのメンテナンスを検討されている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム事業者を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

アプローチ外階段の種類|メリット・デメリットまとめ

ここでは、アプローチ外階段の種類についてそれぞれご紹介します。玄関アプローチの階段は、住宅への出入りをしやすくするための重要なポイントです。

また見た目のデザインによって外観の印象も大きく左右されるので、上手にコーディネートする必要があります。主なメリットやデメリットを知っておくことで、ご自宅のリフォーム等にお役立てください。

【関連記事】玄関前アプローチのリフォーム方法|主な種類や費用まとめ

コンクリート

コンクリートの外階段のイメージ画像

コンクリート製の外階段は耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。強度があるため大きな荷重にも耐えられ、ひび割れや劣化が進行しにくいというメリットがあります。

また雨や雪といった気候の影響も比較的受けにくく、加工によって滑りにくい仕上げにすることも可能です。デザイン面では、打ちっ放し仕上げや塗装にすることでモダンな外観を演出できます。  

一方でコンクリートの施工には専門知識が必要で、現場での作業工程も多いため工期が比較的長くなる傾向があります。またコンクリートは素材そのものが硬く、冷たさを感じることがあるので、足腰への負担についても注意しましょう。

長期間使用し続けると、表面に細かいひび割れ(クラック)が発生することもあります。そのため定期的な補修やメンテナンスを行うなど、長持ちさせるお手入れが求められます。

レンガ

レンガの外階段のイメージ画像

レンガを使用した外階段は、温かみのあるクラシカルなデザインになるのが特徴です。特に洋風の住宅や庭園との相性が良く、全体的に統一感のあるおしゃれな外観を演出できます。そして耐久性も高く、メンテナンスを適切に行うことで経年劣化による味わいがプラスされ、長期間使用可能です。また施工時に複数の色や模様を組み合わせれば、多彩なデザインが楽しめます。

ただし、レンガは湿気や寒暖差に比較的弱いというデメリットがあります。特に水分を吸収しやすいため、凍結が原因で割れないように注意が必要です。

また施工費用がやや高めで専門的な技術が求められるので、依頼先選びが重要となります。表面が滑りやすくなるのを防ぐために、防滑処理や定期的な補修も求められます。

タイル

タイルの外階段のイメージ画像

タイル製の外階段は、デザイン性と実用性を兼ね備えた人気の選択肢です。種類が豊富で色や模様、質感を自由に選べるため、住まいの外観に合わせたコーディネートが可能となります。

また汚れに強く、掃除がしやすい点も利便性の高いポイントです。タイルの表面に滑り止め加工が施されているものもあり、安全性を確保しやすい点も人気です。

デメリットとしては、タイルは表面が硬いため、転倒時の衝撃が大きくなりやすいという点があります。また凍結や経年劣化によって剥がれや割れが発生する場合があり、補修が必要になることもあります。

価格に関しては、複雑なデザインや高級タイルを選ぶとコストが高くなる可能性があるため、予算を考慮した選択を行いましょう。

鉄骨・アルミ

鉄骨・アルミの外階段のイメージ画像

鉄骨やアルミ素材の外階段は、軽量でありながら耐久性が高く、シンプルかつモダンなデザインになるのが特徴です。

アルミは錆びにくい特性があるため、雨や雪などの屋外環境に強く、メンテナンスの手間を軽減できます。

鉄骨は強度に優れ、大きな荷重がかかる場合でも安心して使用できるので、商業施設や集合住宅などでよく採用されています。状況に応じてユニットタイプの階段を使用することで、工期を短縮できる場合もあります。

デメリットとしては、金属特有の冷たさや硬さがあり、住宅の雰囲気によっては無機質な印象を与えてしまうことが挙げられます。そして鉄骨階段は革靴やヒールなどで歩くと、他の素材に比べて、カンカンと「音」「振動」が伝わりやすいです。スチールに長尺塩ビシートを貼ることで音は小さくなりますが、それでも「振動」は伝わります。

また鉄骨は錆びに弱く、定期的な防錆塗装が必要になる場合があります。アルミ製は軽量な反面、衝撃に弱い場合があるため、使用環境に合わせた選択を行うようにしましょう。

TOPPANが、外階段のリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

外階段リフォームの目安

外階段のイメージ画像

ここでは、住宅の外階段をリフォームする際の目安についてご紹介します。ただしあくまでも一般的な目安のため、実際には気付かないうちに劣化や損傷が進んでいるケースがあります。少しでも該当する項目があれば、ぜひ早めに点検やリフォームを検討してみてください。

設置してからの期間が長い

外階段は屋外にあり、雨風や紫外線などに常にさらされる環境です。そのため設置から長期間経過すると、劣化が進行してしまいます。長期間メンテナンスを行っていない場合、階段の表面だけでなく内部構造にも影響が及び、ひび割れや素材の弱化が進んでいるリスクがあります。

特にコンクリートの内部に水分が侵入して凍結膨張や鉄筋の錆びが発生していると、見た目では分かりにくい深刻なダメージが潜んでいることがあり注意が必要です。

設置からの期間が長い階段は、リフォームの検討時期といえます。耐久性や安全性を確保するためには定期的に点検を行い、必要に応じて部分補修や全体的なリフォームを実施することが重要です

また住宅のリフォームと同時にデザインや素材を見直すことで、機能性と美観を両立させることもできます。耐久性の高い素材や防水加工を施すことで、さらなる長寿命化を目指した計画的なリフォームを行いましょう。

汚れや錆びが目立つ

外階段の汚れや錆びが目立つ場合、そのまま放置すると劣化が進行して安全性や見た目に大きな影響を与える可能性があります。特に金属製の階段では、錆びが進むと強度が低下しやすいです。最悪の場合、踏み板が破損して事故につながるリスクもあります。

またコンクリート製の階段でも、表面の汚れやシミが内部に浸透すると、劣化の原因となることがあります。また外観が悪化すると住宅全体の印象も損なわれてしまうため、早めの対応が必要です。

錆びや汚れが目立つ場合は、クリーニングや塗装のリフォームが有効です。錆び取りや高圧洗浄で汚れを除去した後、防錆塗料や耐候性の高い塗料を使用すれば、美観を取り戻しつつ耐久性も向上させられます。

汚れや錆びを防ぐための定期的な清掃やメンテナンスを行うことで、リフォーム頻度を減らすことも可能です。軽度の汚れや錆びであれば費用も抑えられるため、できる限り早めに対処することが重要です。

塗装が剥がれている

塗装が剥がれている外階段は保護機能が失われており、基材そのものが劣化しやすい状態です。

特に金属製の階段では、塗装が剥がれることで錆びが進行し、強度低下や破損のリスクが高まります。またコンクリート階段でも、塗装が剥がれると防水性が低下して水分が浸入し、ひび割れや凍結膨張を引き起こす可能性があります。

このような状態は見た目にも悪影響を及ぼし、住宅全体の外観を損なう要因となってしまいます。

塗装が剥がれている場合、早めの塗り直しが必要です。表面を丁寧に研磨して古い塗膜を除去し、下地を整えてから新しい塗料を塗布することで、耐久性と美観を取り戻せます。その際には塗料選びも重要で、防水性や防錆性、紫外線耐性のあるものを選ぶことで、長期間の効果が期待できます。

剥がれを放置すると補修費用が余計に掛かってしまうため、早期リフォームを検討することがポイントです。

使用に危険を感じる箇所がある

外階段に、部分的な破損など使用に危険を感じる箇所がある場合、直ちに使用を中止して専門業者に相談する必要があります。これは構造自体が大きく劣化しているサインであり、放置するとさらなる崩壊や事故につながる危険性があります。特に階段全体の強度が低下している場合、踏み板や支柱が突然破損するリスクが高まるため、早急な対応が求められます。

外階段に危険を感じる箇所が見られる場合には部分的な修繕ではなく、階段全体のリフォームが必要となることが多いです。費用は修理の規模によりますが、基礎部分の補修や新設工事が含まれると高額になる傾向があります。ただし、長期的な安全性を確保するためには必要な投資です。

リフォーム時には耐久性の高い素材や設計を採用することで、安心して利用できる外階段に仕上げましょう。また部分的な破損の原因を把握し、雨水の侵入や地盤沈下などを防ぐ対策も講じることが重要です。

TOPPANが、外階段のリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

外階段リフォームの費用目安

外階段のイメージ画像

ここでは、外階段リフォームの主な費用目安についてご紹介します。大まかな費用感を知っておくことで、リフォームに活かしてみましょう。ただしあくまでも一般的な目安になるため、実際の費用とは異なる場合があります。詳しい費用については、専門業者に見積もり依頼をするのがおすすめです。

種類 費用
塗装リフォーム ㎡あたり約3,000円~5,000円程度
タイルの貼り替え ㎡あたり約50,000円~80,000円程度
長尺シートの上張り(カバー工法) ㎡あたり約3,500円~4,500円程度
手すりの交換 総額:約80,000円~130,000円程度

【内訳】
内手すり材:約30,000円~80,000円程度
設置費:約50,000円前後
段数の増減・スロープへの変更 スロープの場合、約400,000円~600,000円程度

※養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※メーカーや種類等によっては費用が変わります。

塗装リフォーム

外階段の塗装リフォームは、費用を抑えつつ外観を一新できる手軽な方法としておすすめです。主に劣化した塗装面を再塗装する作業が中心で、錆びや剥がれを防ぐ効果のある防錆塗料や、耐候性の高い塗料を使用します。

費用の目安は、階段の面積や素材、塗料の種類によって異なります。小規模な階段や部分的な補修なら、比較的低コストで済む場合もあります。  

塗装リフォームのメリットは、見た目が美しくなるだけでなく、劣化を防ぎ階段の安全性も高められる点です。ただし、表面の錆びや汚れをしっかりと除去しないと、再び劣化が進む可能性があるため、事前準備が重要です。

また施工後の仕上がりは塗料のグレードや職人の技術に依る場合も多いので、業者選びに注意しましょう。定期的な再塗装が求められるため、長期的なメンテナンス費用まで考慮した計画が必要です。

タイルの貼り替え

外階段のタイル貼り替えは、タイルの割れや剥がれが目立つ場合に行うリフォームです。具体的には既存のタイルを撤去し、新しいタイルを貼るといった作業が主な内容です。

費用の目安はタイルの種類やデザインによって変わりますが、階段全体の面積や下地の状態によっては高額になるケースもあります。

タイル貼り替えのメリットは、デザインの幅が広く、住宅の外観に合わせたおしゃれなコーディネートが可能な点です。また防滑加工や耐久性に優れたタイルを選ぶことで、安全性を向上させることもできます。

ただしタイルが高級なものや複雑な施工が必要な場合、費用がかさむ可能性があります。さらに凍結や経年劣化による剥がれを防ぐためには、適切な施工技術が求められます。DIYで行うと失敗してしまうリスクがあるので、なるべく施工実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。

長尺シートの上張り(カバー工法)

長尺シートを使用したカバー工法は、既存の階段に直接シートを貼る手軽なリフォーム方法です。既存の階段を撤去する必要がないため、工期が短く費用も比較的安価です。費用の目安は、階段の段数やシートの素材によって異なります。

この工法のメリットは、施工が簡単で短期間で仕上がる点です。また長尺シートは耐久性が高く防滑性にも優れているため、安全性を高められます。さらに防水性が高く汚れが付きにくい特性があるため、メンテナンスも簡単です。

ただし下地の劣化が激しい場合には、カバー工法が適していない場合もあります。またシートの色やデザインの選択肢が限られていることがあるため、好みの仕上がりにできるか事前によく確認しましょう。

手すりの交換

手すりの交換リフォームは、安全性を向上させるために行われる重要な工事です。劣化や錆びが目立つ場合や、既存の手すりが使いにくくなってしまった場合に実施されます。費用の目安は、手すりの長さや素材、デザインによります。

手すり交換のメリットは、安全性の向上に直結することです。特に高齢の方や小さなお子さまがいる家庭では、滑り止め加工のある手すりを設置することで事故を防げます。またデザイン性の高い手すりを選べば、外観の印象をアップさせることも可能です。

一方で既存の階段との調和や、支柱の固定のための工事が必要になる場合があり、施工内容によっては費用が高くなることがあります。

段数の増減・スロープへの交換

階段の段数を増減する工事やスロープへの交換は、大規模なリフォームに該当します。主に高齢の方や車椅子利用者の利便性を高めるために行われることが多く、工事内容によって費用は大きく異なります。

このリフォームのメリットは、利用者のニーズに合わせて階段の機能を改善できる点です。特にスロープは車椅子の移動やベビーカーの使用をサポートできるため、バリアフリー化に最適です。

ただし大規模な工事となるため比較的工期が長く、コストも高額になる傾向があります。また敷地面積や傾斜によっては設置が難しい場合もあるため、事前に専門業者と十分に相談することが重要です。

近隣住宅との距離が近い場合には工事によって迷惑が掛かってしまう場合もあるので、リフォーム計画段階から声掛けをしておくと安心です。

TOPPANが、外階段のリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

外階段リフォームの費用を抑える方法

外階段のある住宅のイメージ画像

ここでは、外階段リフォームの費用を抑える方法についてご紹介します。ある程度の築年数が経つと複数箇所のリフォームが同時に発生することもあるので、ぜひ上手に計画して費用負担を軽減してみてください。もし費用面で気になる点やお困り事がある場合には、専門業者に相談してみるのもおすすめです。

【関連記事】外構リフォームの費用目安や工事内容を紹介|補助金活用でお得に!

早めにメンテナンスする

外階段は時間とともに劣化しますが、初期の段階で適切に対処すれば、大掛かりなリフォームを避けられます。例えば、塗装の剥がれや軽い錆びなら部分補修や塗り直しで対応でき、ひび割れも早めに修復すれば、劣化の進行を防ぐことが可能です。こうした小規模なメンテナンスなら費用も抑えられるため、負担を軽減できます。

ただし、早期対応には定期的な点検が重要です。錆びやひび割れ、水はけの状態を確認し、必要に応じて防水加工を施すことで劣化を遅らせることができます。すぐに修繕するのは無駄に思えるかもしれませんが、長期的にはコストを抑え、安全に使い続けるための有効な手段となります。

適切な業者を選ぶ

外階段のリフォーム費用を抑えるには、信頼できる業者選びが重要です。

まずは複数の業者に見積もりを依頼し、費用や施工内容を比較しましょう。価格だけでなく、使用する素材や施工期間、アフターサービスも確認することが大切です。実績のある業者なら、無駄を省いた効率的な施工が期待でき、コストを抑えられる可能性があります。

また、口コミや評判を参考にするのも有効です。地元で長く営業している業者なら、交通費や運搬費を抑えられるだけでなく、地域の気候や地盤を考慮した提案が受けられます。さらに、リフォーム補助金に対応している業者なら手続きがスムーズになり、費用負担の軽減につながります。

施工後のメンテナンスが充実している業者を選ぶことで、長期的なコストも抑えられるでしょう。適切な業者を選ぶことが、満足度の高いリフォームにつながります。

TOPPANが、外階段のリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

まとめ

玄関アプローチの外階段は毎日出入りする場所なので、適切なメンテナンスが必要です。おしゃれなデザインの玄関アプローチにリフォームすることで、毎日の生活の質も向上できます。

本記事でご紹介したリフォームアイディアや注意点を参考に、ぜひ定期的なチェックやリフォームを行ってみましょう。もし気になる点がある場合には、専門業者にお気軽に相談してみてください。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム事業者を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!