洋室リフォームの費用相場と見積の取り方、安くするコツを解説

更新日:2025年03月25日

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年月とともに、愛着のある洋室も少しずつ古びていくもの。快適で美しい空間を保つためには、適切な時期にリフォームを行うことが大切です。

本記事では、洋室リフォームのポイントを分かりやすく解説していきます。これからリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にして、理想の洋室を実現してください。

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洋室のリフォーム費用相場を知りたい!

床や壁紙の傷み、窓やドアの歪みなど、住まいの老朽化は避けられないものです。家族構成やライフスタイルの変化によって、部屋の使い方を見直したいと感じることもあるでしょう。

そんな時こそ、洋室リフォームの出番です。リフォームによって、快適さや安全性を向上させ、さらに自分らしい住まいを実現することができます。

しかし「リフォーム費用はどれくらいかかるのだろう?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、洋室リフォームの具体的な費用相場を内容別にご紹介します。ただしあくまでも一般的な目安ですので、実際の見積もりとは異なる場合があります。より詳しい見積もりを知りたい方は、ぜひ無料見積もりサービスをご利用ください。

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洋室リフォームの内容別の費用相場①部分的な工事

ここでは洋室リフォームの「部分的な工事」に関する費用相場をご紹介します。築年数が浅い場合や、洋室の状態が良好な場合におすすめの方法です。

種類 費用
収納の増設 総額:200,000~300,000円程度

【内訳】
・間仕切り壁撤去:㎡あたり10,000~20,000円程度
・棚やハンガーパイプの設置:50,000~70,000円程度
・扉の設置:50,000~70,000円程度
・クロス張替え:50,000~70,000円程度
照明の交換 1ヵ所あたり10,000~15,000円程度

※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。

収納の増設

収納の増設リフォーム費用の目安は、200,000~300,000円程度です。

内訳は以下の通りです:

  • 間仕切り壁撤去:㎡あたり10,000~20,000円程度
  • 棚やハンガーパイプの設置:50,000~70,000円程度
  • 扉の設置:50,000~70,000円程度
  • クロス張替え:50,000~70,000円程度

築年数の経った洋室は収納スペースが不足していることが多く、使い勝手の悪さを感じる場合があります。そのようなときは収納を増設することで、既存のスペースを有効活用し、ライフスタイルに合った生活空間を実現できるでしょう。

例えば、壁一面をクローゼット化する「壁面収納」や、デッドスペースを活用した「造作収納」などは人気の収納増設方法です。棚板の高さを調整できる可動式収納を設置すれば、さまざまな荷物に対応できるでしょう。

コンパクトな部屋では、スライド式や引き戸タイプの収納を導入することで、使いやすさを向上させつつ省スペース化を図れます。

照明の交換

照明の交換リフォーム費用の目安は、1ヵ所あたり10,000~15,000円程度です。

築年数の経過した住宅には蛍光灯や白熱灯が使われているケースが一般的です。これをLED照明に交換すれば、節電効果に加えて、部屋の雰囲気をガラッと変えることができるでしょう。リモコンやスマートフォンで調光できるタイプなら、用途や気分に応じたシーンの調整も簡単です。

埋め込み式のダウンライトを設置すれば、すっきりとしたデザインに仕上がり、モダンな印象を与えることができます。

ペンダントライトやスポットライトも、モダンで暖かみのある空間を演出するのに最適です。壁や天井に間接照明を取り入れれば、洋室に奥行きや高級感を演出できるでしょう。

ただし、ダウンライトや間接照明の設置には天井工事が必要なケースもあるため、そのぶん費用がかかる点に注意が必要です。

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洋室リフォームの内容別の費用相場②内装に関わる工事

ここでは洋室リフォームの「内装」に関する費用相場をご紹介します。比較的工事範囲が広くなりますが、部屋の雰囲気を一新したい場合におすすめです。

種類 費用
床材の交換 フローリング張替えの場合、㎡あたり13,000~18,000円程度
壁面クロスの交換 6畳程度の大きさの場合、30,000~60,000円程度
エアコンや電気配線の追加 6畳用の場合、80,000~130,000円程度

【内訳】
・エアコン本体:40,000~60,000円程度
・取付費:20,000~30,000円程度
・コンセント増設:20,000~40,000円程度

※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。

床材の交換

床材の交換リフォーム費用の目安は、フローリング張替えの場合、㎡あたり13,000~18,000円程度です。

床材にはさまざまな選択肢があります。木目調、石目調、アンティークデザインなど、部屋のスタイルに合わせたものを選ぶことで、機能性を高めるとともに、洋室全体の印象を大きく変えることも可能です。

例えば、フローリングは清掃がしやすく耐久性が高いため、小さなお子さまやペットがいる家庭に適しています。一方、クッションフロアは柔らかく防水性があるため、水回りや足元に優しい空間を作りたい場合に最適です。カーペットを敷けば、防音性や保温性を高めることができるでしょう。

壁面クロスの交換

壁面クロスの交換リフォーム費用の目安は、6畳程度の大きさの場合、30,000~60,000円程度です。

経年劣化による汚れや剥がれがある場合、新しいクロスに張り替えることで、清潔感と明るさを取り戻せます。

最近では防汚・防臭・消臭機能を持つ高機能クロスも増えているため、そのような素材を選ぶことで快適な居住空間を実現できるでしょう。抗菌や防カビ機能を備えたクロスは、子ども部屋や湿気の多い場所に最適です。

デザイン性も大切です。一部にアクセントクロスを使うことで、洋室をおしゃれな空間にすることもできます。また、リビングの一面に木目調や石目調のクロスを取り入れれば、自然な温かみや重厚感を加えることができます。

クロスを選ぶ際は、部屋の用途やイメージに合った色や模様を検討してみましょう。

エアコンや電気配線の追加

エアコンや電気配線の追加費用の目安は、6畳用の場合で80,000~130,000円程度です。

内訳は以下の通りです:

  • エアコン本体:40,000~60,000円程度
  • 取付費:20,000~30,000円程度
  • コンセント増設:20,000~40,000円程度

築年数の経った住宅では、現代の生活に合わせて、エアコンやコンセントの増設を検討することが少なくないでしょう。

エアコンを設置する際は、部屋の広さに適した冷暖房能力を持つ機種を選び、それに合わせて配管工事や専用電源を確保する必要があります。コンセントを増設する場合は、USBポート付きや床面に埋め込むタイプを選ぶことで、リモートワークなどのニーズに対応しやすくなります。

こうした工事は専門業者に依頼する必要がありますが、生活の質を大幅に向上させるリフォームとして人気です。

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洋室リフォームの内容別の費用相場③大規模な工事

ここでは洋室リフォームの「大規模な工事」に関する費用相場をご紹介します。間取り自体を変更する場合には大掛かりな工事が必要で、工期も長くなりがちです。ご自宅の状態によっては施工できない場合もあるため、まずは専門業者に相談してみましょう。

種類 費用
間仕切り壁の撤去・新設 撤去及び新設の場合、㎡あたり20,000~25,000円程度
断熱性能の向上 ㎡あたり5,000~10,000円程度
※既存壁及び床の撤去及び復旧については別途費用がかかります。

※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。

間仕切り壁の撤去・新設

間仕切壁の撤去・新設費用の目安は、撤去及び新設の場合、㎡あたり20,000~25,000円程度です。

築年数の経った住宅は、時代のニーズに合わない間取りになっていることがあります。このようなケースでは、間仕切り壁を撤去・新設することで、部屋のレイアウトを柔軟に変更し、生活スタイルに合わせた空間づくりが実現できます。

例えば、リビングを広々とした空間にする、リモートワーク用のプライベート空間を確保するといった場合に有効です。可動式の間仕切りやスライドドアを採用すれば、必要に応じて開閉し、空間を調整することもできます。

ただし、壁の撤去や新設には電気配線や床・天井の仕上げ処理が必要です。リフォーム後の生活を具体的にイメージして、専門業者と相談しながら使いやすい間取りを計画しましょう。

断熱性能の向上

断熱性能の向上費用の目安は、㎡あたり5,000~10,000円程度です。
※既存壁及び床の撤去及び復旧については別途費用がかかります。

築年数の経過した住宅では、快適性や省エネ性の向上を目的に断熱リフォームを行うケースがあります。特に洋室は外気温の影響を受けやすいため、壁や床、窓周りの断熱工事が効果的です。

一般的な方法としては、壁内部に断熱材を追加する工事や、窓を断熱性の高い二重ガラスや樹脂サッシに交換する方法があります。これにより冬場の冷気や夏場の熱気を遮断し、エアコンの効率を大幅に向上させることが可能です。

結露の防止にもなるため、健康的な生活空間を作りたい方にもおすすめのリフォームといえるでしょう。

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リフォーム費用の違いが生じる原因とは

ここでは、洋室のリフォームの費用に違いが生じる原因についてご紹介します。それぞれの項目をしっかり理解して、ご自宅のリフォームに活かしてください。

床・壁下地の調整や補強の有無

築年数が経過した住宅では、床の傾きやたわみ、壁のひび割れや歪みが発生していることがあります。これらを適切に修復せずにリフォームを進めると、仕上がりや耐久性に悪影響が出るため注意が必要です。

床の場合、下地の調整には劣化部分の補修や交換が必要です。壁の場合は、下地ボードの交換や補強材の追加が必要になることがあります。これらの工事はリフォーム費用を押し上げる要因です。一方、下地が健全な状態であれば作業を簡略化でき、比較的低コストでリフォームを進められるでしょう。

正確な費用を把握するには、まずは事前に現地調査を行い、下地の状態を確認することが重要です。

無垢フローリングの使用有無

床材選びは費用に直結します。特に無垢フローリングを使用するかどうかは、費用に大きく影響する要因です。

無垢フローリングの魅力は天然木ならではの美しい木目や温かみのある質感ですが、そのぶん価格は高くなります。これに対し複合フローリングやクッションフロアは比較的安価で、耐久性やメンテナンス性に優れています。

施工費にも注意が必要です。無垢材は湿度や温度変化に敏感で施工時に適切な調整が必要なため、施工費は複合フローリングより高くなります。

見た目の美しさや満足感を重視するのか、コストを重視するのか、慎重に検討してリフォームを行いましょう。

エアコンや電気配線の追加有無

エアコンや電気配線の追加工事は、洋室リフォーム費用に直接影響を与えます。リフォームの際に電気工事が必要になることが少なくありません。新たな配線を通す際に壁や天井を開口する必要がある場合、復旧費用も発生します。

エアコンの機種や取り付け場所によっても費用は異なります。配管の延長や屋外機の特殊な設置が必要な場合は追加の工事費用が必要です。部屋の状態やエアコンの機種などを基準に、工事の必要性を十分に検討するようにしましょう。

部屋用途の変更

リフォームで部屋の用途を変更する場合、追加のコストがかかるケースがあります。

例えば、子ども部屋をワークスペースや防音仕様の音楽室に変更する場合、防音対策として壁や天井に遮音材を追加したり、床を防振仕様にするなどの追加工事が発生するかもしれません。一方、収納や間仕切りを調整する程度の工事は比較的低コストです。

部屋の用途変更は生活の質を大きく向上させますが、同時にリフォーム費用にも大きな影響を与えるため、目的や予算に応じて慎重に計画を立てるようにしましょう。

リフォーム会社による違い

同じリフォーム内容であっても、リフォーム会社によって費用に差が生じることがあります。

例えば大手のリフォーム会社は、品質や保証がしっかりしている反面、広告費や人件費などが含まれることで、価格が高くなりがちです。これに対し地域の工務店や小規模なリフォーム会社は、費用を抑えやすい反面、品質や保証の面で差が出ることがあります。

ただし、施工のスピードやアフターサービスの質はリフォーム会社によってさまざまです。単に価格だけで比較するのではなく、総合的なサービス内容もしっかり検討しましょう。まずは見積もりの段階で詳細な説明や提案を聞き、内容と価格のバランスが取れたリフォーム業者を選ぶことが重要です。

「どの業者を選べばよいか分からない…」という場合には、見積もり比較サイトを利用してみるのもおすすめです。複数の見積もりをまとめて依頼できるため、忙しい方でも手軽に利用できます。

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洋室のリフォーム費用を安くする方法

ここでは、洋室のリフォーム費用を安くするための方法についてご紹介します。費用負担をできるだけ軽減して、生活に与える影響を少なくしましょう。

工事内容をシンプルにする

工事内容をシンプルにすることで、洋室リフォームの費用を抑えることができます。

例えば、床材の全面張り替えを部分補修に変更する、壁紙の全交換を目立つ部分だけの張り替えにするといった方法が有効です。

収納や間仕切りを増設する場合も、オーダーメイドの家具や壁ではなく、既製品や簡易的なパーティションを活用できるかもしれません。使用する材料を高級な無垢材や特殊な機能を持つクロスではなく、コストパフォーマンスの良い一般的な素材に変更するのも一つの方法です。

このように、デザインにこだわりすぎずシンプルな仕上がりを目指すことで、材料費や施工費は大幅にカットできます。ただし品質の良くない製品は耐久性に悪影響を与えてしまうため、できるだけ専門業者に相談して、一緒に決めるようにしましょう。

補助金を活用する

一部の自治体では、内装リフォームに利用できる補助金制度を導入しています。例えば窓やドアの改修、断熱性能の向上といったリフォームに対して、補助金が支給される場合があります。

ただし、補助金を受けるには申請手続きが必要です。期限を過ぎると受け付けてもらえないことが多いので、事前にリフォーム内容が条件に該当するかを調べ、ルールに従って申請しましょう。

補助金について不明な点や気になる点がある場合は、地域のリフォーム専門業者に問い合わせてみてください

複数箇所をまとめてリフォームする

洋室リフォームの費用を安く抑えるには、複数のリフォーム箇所をまとめて行うことが効果的です。

例えば、洋室だけでなくお風呂やトイレといった異なる部屋の改修も同時に行うことで、施工にかかる労力や時間を削減できるかもしれません。同じ業者に依頼すれば、手配や調整がスムーズに進みやすく、費用面だけでなく時間的なメリットも得られるでしょう。

相見積もりを取る

洋室リフォームの費用を安く抑えるには、相見積もりを取ることが大切です。複数の見積もりを比較すれば、適正な価格を把握しやすくなり、無駄なコストを避けられるでしょう。

リフォームの提案内容や費用は業者によって異なります。相見積もりを比較する際は、費用対効果に注目しましょう。

そのために重要なのは、各業者に同じ条件で見積もりを依頼して、同じリフォーム内容や設備で比較を行うことです。価格だけでなく、サービスや保証内容も含めて比較しましょう。

なお業者によっては、相見積もりを提示することで価格交渉に応じてくれる場合もあります。ただし品質の良くない製品を使ったり、手抜き工事をしたりする業者も存在するため注意が必要です。

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まとめ

洋室の劣化が気になってきたら、ぜひリフォームで快適な空間を取り戻しましょう。もちろん、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームもおすすめです。記事でご紹介したポイントや費用目安を参考に、ぜひご自宅にあったリフォームを計画してみてください。

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