【マンションのフルリフォーム】工期の目安は?工事の流れや準備のポイントを徹底解説!

更新日:2025年06月20日

更新日:2025年06月20日

  • Twitter
  • LINE
  • Instagram

今の住まい、もう少し快適にしたいな」「古くなってきたマンションを、自分好みにリノベーションしたい
そんな風に考えたとき、選択肢として浮かぶのが“フルリフォーム”や“フルリノベーション”です。

とはいえ、部分的なリフォームと違って、フルリフォームは工事内容も工期も大がかり。どれくらい時間がかかるのか?生活はどうなるのか?と不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、マンションのフルリフォームにかかる期間や、実際の工事の流れを詳しく解説します。
さらに、スムーズに進めるためのポイントや、準備しておきたいこともご紹介。リフォームを考え始めたばかりの方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

マンションのフルリフォームにかかる期間はどのくらい?

フルリフォームを検討する際に、まず気になるのが「工事にはどれくらいの期間がかかるのか?」という点ではないでしょうか。生活への影響や仮住まいの手配、引っ越しのタイミングなどにも関わるため、工事全体のおおよそのスケジュール感を把握しておくことはとても大切です。

特にマンションの場合は、構造や設備の制約だけでなく、管理組合との調整や近隣への配慮など、戸建てとは異なる手続きが必要になるケースも多くあります。

そのため、「工事期間」だけでなく、「準備にかかる時間」も含めて計画することが、スムーズなリフォームの第一歩となります。

一般的な工期の目安

マンションのフルリフォームにかかる期間は、間取り変更や設備の交換、内装の刷新などの規模に応じて変わりますが、着工から完成までの期間はおおよそ1〜3ヶ月程度が一般的な目安です。

たとえば、内装のみのリフォームであれば1ヶ月前後で完了することもありますが、水回り設備の交換や間取りの変更を伴うスケルトンリフォームになると、2〜3ヶ月程度かかることも珍しくありません。

ただし、ここで注意したいのは、この期間はあくまで「実際の工事がスタートしてからの期間」という点です。実際にはこの工事の前に、さまざまな準備が必要になります。

工事前に必要な準備期間

フルリフォームは大掛かりな工事となるため、事前の打ち合わせや申請など、着工前の準備にもある程度の時間が必要です。

具体的には、以下のような工程が挙げられます。

  • 希望の間取りやデザインの方向性を固める
  • リフォーム会社との打ち合わせ・プラン作成
  • 見積もりの確認・調整
  • マンション管理組合への申請・承認
  • 近隣住戸への事前案内・工事内容の周知

これらの準備だけでも1〜2ヶ月程度かかることが多いため、「リフォームを検討し始めてから実際の工事が始まるまでにかかる期間」も計画に組み込んでおくと安心です。

管理組合への申請も忘れずに

マンションリフォームならではの特徴として、管理規約や管理組合との調整が必要になる点は見落とせません。

たとえば、床材や壁材の仕様、工事可能な時間帯、使用できるエレベーターの制限など、建物ごとに細かなルールが設けられているケースが多くあります。

中には、指定されたフォーマットでの申請書提出や、理事会での審議が必要な場合もあるため、着工の1~2か月前には許可を取得しておく必要があるのが一般的です。

さらに、工事前には上下階や隣接住戸への案内文の配布が必要になる場合もあります。これも管理組合の規定によりますが、「いつからいつまで、どんな工事が行われるのか」を丁寧に周知しておくことは、近隣トラブルを避けるためにも非常に重要です。

こうした事前準備をしっかり行うことで、着工後の工程もスムーズに進みやすくなります。リフォーム会社によっては、こうした申請業務やご近所対応も代行してくれるところもあるため、最初の相談段階で確認しておくと良いでしょう。

フルリフォームの工事の流れ|どんなステップで進むの?

ここからは、マンションのフルリフォームがどんな流れで進んでいくのか、ステップごとに解説していきます。

STEP1. リフォームの方向性を決める

まずは、家族で話し合いながら「どんな住まいにしたいか」の方向性を整理しましょう。

例えば…

  • もっと家事動線をスムーズにしたい
  • リビングを広く使いたい
  • 子ども部屋を新しくつくりたい
  • 北欧風やモダンなテイストにしたい

など、「理想の暮らし」や「今の不満点」に注目すると、プランの軸が見えてきます。細かい設備や素材の話はあとでOKなので、まずは大まかなビジョンを持つことが大切です。

「理想の暮らし」を探すサポートツールとして、リフォトルの画像検索機能を使えば、好みに合ったインテリア画像を簡単に見つけられます。ぜひ活用して、ぴったりの部屋づくりを始めましょう!

どんなお部屋にしたいのか理想のイメージを検討したい方は、画像検索を利用してみてください。

STEP2. リフォーム会社選び・現地調査

方向性が見えてきたら、いよいよリフォーム会社を選ぶ段階へ。

このときは1社だけでなく、複数社(3社程度)に相談・見積もり依頼をするのがおすすめです。比較検討することで、プラン提案力や対応の丁寧さ、費用感がよく分かります。

現地調査もこの段階で実施。図面と現地の状況をもとに、リフォームの可否や必要な工事をチェックします。

【関連記事】リフォーム会社を選ぶポイントは?リフォーム会社の種類もご紹介

どの会社に依頼するか悩んだら、「リフォーム会社紹介サービス」を利用すると、実績のある会社をスムーズに探せます。

TOPPANが運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する、優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひご活用ください。

TOPPANが、マンションのフルリフォームを得意とする優良リフォーム会社を紹介します

STEP3. プランニング・見積もり調整

現地調査の後は、具体的な間取りや仕様について打ち合わせを重ねていきます。

  • キッチンの位置を変えたいけど、配管は移動できる?
  • 床材は無垢材にする?フロアタイルにする?
  • 収納スペースはどこにどれだけ確保する?

など、細かな内容を一つひとつ決めていきます。同時進行で、管理組合への申請や近隣への挨拶準備なども進めていきましょう。

【関連記事】マンションリフォームの費用相場と見積の取り方、安くするコツを解説

STEP4. 工事契約・仮住まいの準備

プランと見積り内容に納得できたら、いよいよ工事請負契約を結びます。このタイミングで、仮住まいの手配も忘れないでおきましょう。

ファミリーの場合は広めのウィークリーマンションなどの確保が必要になるため、早めの計画がカギです。

STEP5. 解体工事(スケルトンリフォームの場合)

いよいよ工事がスタートします。フルリフォームでは、まず既存の内装をすべて撤去する解体工事から始まります。スケルトン状態(構造体だけ残した状態)にして、新たな空間をゼロからつくっていくイメージです。

STEP6. 配管・配線工事

次に、生活インフラとなる配管・配線の工事を行います。

  • 給排水管
  • 電気配線
  • ガス管 など

間取り変更に伴い、これらの位置を最適な場所へと調整します。給排水管は長年の使用で汚れが蓄積している場合があるので、交換するのが安心です。

STEP7.造作・下地工事

配管・配線が終わると、次は大工工事へ。

  • 壁・天井・床の下地づくり
  • 扉枠や窓枠の取付け
  • 造作収納の設置 など

この段階で、空間の形が少しずつ見えてくるようになります。

STEP8.内装工事(クロス・フロア材など)

続いて、いよいよ仕上げの内装工事に入ります。

  • 壁紙(クロス)の貼り替え
  • 床のフローリングやタイル張り
  • 天井仕上げ など

一気に部屋が明るくなり、「完成が近づいてきた!」と実感できるタイミングです。

STEP9. 設備機器・照明の設置

新しいキッチン・ユニットバス・洗面台・トイレなどを設置します。

さらに、

  • 照明器具
  • コンセント・スイッチ
  • ドア・引き戸

などの最終パーツを取り付けて、工事はいよいよ完了に近づきます。

STEP10. 完成・引き渡し

最後にクリーニングを行い、現場をきれいに整えてからお引き渡しとなります。設備の使い方や注意点、保証内容の説明を受けたら、晴れて新しい暮らしのスタートです。

フルリフォームをスムーズに進める3つのポイント

「計画は立てたけど、なんだか不安…」という方のために、リフォームを円滑に進めるためのコツを3つにまとめました。

リフォームの目的を明確にしておく

「なんとなく新しくしたい」だけでは、途中でプランがブレやすくなります。家族全員の要望をリストアップし、優先順位をつけて整理しておきましょう

  • 生活のしやすさを改善したいのか
  • デザインを一新したいのか
  • 資産価値を高めたいのか

目的が明確になれば、プロからの提案も的確になり、満足度の高いリフォームにつながります。

マンションリフォームに強い会社を選ぶ

リフォーム会社にも得意分野があります。マンション特有のルールや制約、配管位置の制限などに慣れているのは、マンションリフォームに特化した会社です。

また、マンションは工事の騒音によって近隣からのクレームが入りやすいので、現場監督が在籍するなど現場管理を徹底できるリフォーム会社を選ぶのもポイントになります。

【関連記事】リフォーム業者のおすすめの探し方|失敗しないポイント

迷ったら、リフォーム会社紹介サービスを使って、実績のある会社を絞り込むのがおすすめです。

TOPPANが運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム会社を、最大4社無料でご紹介しています。ぜひご活用ください。

TOPPANが、マンションのフルリフォームを得意とする優良リフォーム会社を紹介します

仮住まいの計画は早めに!

現在住んでいるマンションをリフォームする場合、工事中は退去が必要になります。特にファミリー世帯の場合は、仮住まい探しに時間がかかるケースも。完成時期を逆算して、早めに候補を探しておきましょう。

まとめ

マンションのフルリフォームは、期間も手間もそれなりにかかりますが、しっかり準備して進めていけば、理想の暮らしを実現できるチャンスでもあります。

ポイントは、

  • 目的を明確にすること
  • 信頼できるリフォーム会社を選ぶこと
  • 仮住まいなどの準備を早めにしておくこと

自分たちだけで悩まず、余裕ある計画&プロの力で理想のリフォームを進めることが成功のカギです。

もし「どこに相談すればいいかわからない…」と感じたら、リフォーム会社紹介サイトを活用して、あなたにぴったりの会社を見つけてみませんか?ご要望に合ったリフォーム会社を最大4社ご紹介します。無料で利用できるので、まずは気軽に相談してみてくださいね。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!