
古くなった畳は、ホコリやダニが気になることが多いものです。このため築年数の経った住宅では適切なメンテナンスが必要です。
この記事では、畳をフローリングにするリフォームについて、費用を中心にご紹介します。フォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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畳をフローリングにするリフォーム費用相場を知りたい!

和室の畳は雰囲気が良く素敵ですが、経年劣化によりダニやカビが発生しやすくなることがあります。そこで人気を集めているのがフローリングへのリフォームです。
フローリングの床は掃除機やモップで簡単に清掃できます。清潔な状態に保ちやすいため、特にペットや小さなお子さまがいる家庭におすすめです。経年劣化に強いフローリング材を選べば、簡単なメンテナンスで長期間美しい状態を保てるでしょう。
一方で、リフォームにはある程度の費用がかかります。「見積もりがいくらになるか気になる…」という方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、畳をフローリングにするリフォームの具体的な費用について内容別にご紹介します。
なお、ここでご紹介する費用はあくまでも一般的なものですので、実際の見積もりとは異なる場合があります。詳しい見積もりを知りたい方は、ぜひ無料見積もりサービスをご利用ください。
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畳をフローリングにするリフォームの費用相場①素材の種類

和室をフローリングにリフォームする際、床材の素材によって費用が大きく変わります。それぞれの素材の特徴を知り、ご自宅に合ったリフォームを実現しましょう。
種類 | 費用(税別) |
無垢フローリング | 総額:㎡あたり40,000~58,000円程度 【内訳】 ・下地組:25,000~30,000円程度 ・無垢フローリング張り:15,000~28,000円程度 |
複合フローリング | 総額:㎡あたり38,000~48,000円程度 【内訳】 ・下地組:25,000~30,000円程度 ・複合フローリング張り:13,000~18,000円程度 |
ウッドカーペット | 敷き込みタイプの場合:㎡あたり10,000~20,000円程度 |
木目クッションフロア | 総額:㎡あたり28,000~35,000円程度 【内訳】 ・下地組:25,000~30,000円程度 ・クッションフロア張り:3,000~5,000円程度 |
※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。
無垢フローリング
無垢フローリングの費用目安は、㎡あたり40,000~58,000円程度(税別)です。
内訳の目安(税別):
- 下地組:25,000~30,000円程度
- 無垢フローリング張り:15,000~28,000円程度
無垢フローリングは、天然木を一枚板に加工したフローリング材です。木の質感や自然な風合いを活かしているため、高級感と温かみがあります。
オーク、チーク、桜、ヒノキなど、種類によって異なる木目や色合いがあるのも無垢材の特徴です。調湿機能があり、部屋の湿度を自然に調整して快適な室内環境を作り出してくれます。足触りが良く、冬でも冷たさを感じにくい点もメリットです。
ただし、無垢材は価格が比較的高価です。また、湿気や乾燥で反りや割れが生じることがあるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。オイルフィニッシュなどの適切なお手入れをすることで、長く美しさを保つことができるでしょう。
複合フローリング

複合フローリングの費用目安は、㎡あたり38,000~48,000円程度(税別)です。
内訳の目安(税別):
- 下地組:25,000~30,000円程度
- 複合フローリング張り:13,000~18,000円程度
複合フローリングとは、合板や樹脂の基材に木目シートや薄い天然木を貼り付けたフローリング材のことです。表面に傷や汚れに強い加工が施されているため、耐久性やメンテナンス性に優れており、日常使いに適しています。
複合フローリングの魅力は、種類が豊富で、木目や色合い、光沢感などデザインのバリエーションが幅広いことです。インテリアスタイルに合わせやすい点がメリットと言えるでしょう。コストパフォーマンスが良く、比較的安価に導入できることから、リフォームの予算を抑えたい方にもおすすめです。湿気や温度変化による影響を受けにくいため、マンションや戸建ての床材としても一般的に幅広く使われています。
ただし、無垢材に比べて足触りの自然な温もりが少ない点や、経年劣化で表面が剥がれる可能性がある点には注意が必要です。品質の良くない製品を選んでしまうと、すぐに再リフォームが必要になってしまうケースもあります。
ウッドカーペット
ウッドカーペットの費用目安は、敷き込みタイプの場合は㎡あたり10,000~20,000円程度(税別)です。
ウッドカーペットは、畳の上に敷くだけで簡単にフローリング風の床に変えられる素材です。薄い木材や合板を用いたパネル状の製品で、DIYリフォームに最適です。施工が簡単で畳を撤去する必要がないため、コストと手間を大幅に削減できます。
デザインやサイズの種類も豊富で、部屋の雰囲気を簡単に変えられる手軽さも大きな魅力です。
ただし畳の上にウッドカーペットを敷くと、歩く際に沈み込むことがあり、やや安定感に欠けてしまいます。また比較的重量があるため、搬入や設置時には注意が必要です。特に、畳の劣化が進んでいる場合は使用を避けたほうがよいでしょう。
木目クッションフロア

木目クッションフロアの費用目安は、㎡あたり28,000~35,000円程度(税別)です。
内訳の目安(税別):
- 下地組:25,000~30,000円程度
- クッションフロア張り:3,000~5,000円程度
木目クッションフロアは、塩化ビニル素材に木目模様をプリントした床材です。木材のフローリングではありませんが、見た目のバリエーションが豊富で、リアルな木目からモダンなテイストまで幅広い選択肢があります。本物の木目に近い柄も選べるので、デザイン性を重視したい方にも人気です。
柔らかく弾力性があるため足に優しく、長時間立ち続けても疲れにくいのが特徴です。耐水性や防汚性に優れていて、簡単に掃除できることもメリットといえるでしょう。価格が手頃で施工が簡単な点も魅力です。
ただし耐久性は他のフローリング材に比べてやや劣るため、長期使用を前提とする場合は注意が必要です。強い衝撃を受けると凹みができる可能性があるので、特に家具の配置や取り扱いには工夫しましょう。
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畳をフローリングにするリフォームの費用相場②工法

ここでは畳をフローリングにするリフォームの「工法」による費用相場をご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、ご自宅に合った方法を選んでください。
種類 | 費用(税別) |
張り替え | 総額:㎡あたり38,000~48,000円程度 【内訳】 ・下地組:25,000~30,000円程度 ・複合フローリング張り:13,000~18,000円程度 |
重ね張り(上張り) | 総額:㎡あたり約28,000~38,000円程度 【内訳】 ・合板下地(簡易下地として):約15,000~20,000円程度 ・複合フローリング張り:約13,000~18,000円程度 |
※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。
張り替え
畳の張り替えリフォームの費用目安は、㎡あたり38,000~48,000円程度(税別)です。
内訳は以下の通りです:
- 下地組:25,000~30,000円程度
- 複合フローリング張り:13,000~18,000円程度
張り替え工法は、既存の畳を完全に撤去してからフローリングを施工する方法です。畳の老朽化が進んでいる場合や、床下の劣化や湿気が気になる場合に向いています。
張り替えの際には畳を撤去するため、隣接する部屋との段差を解消したり、床暖房の導入などに柔軟に対応できるのが強みです。下地をしっかり補修することで仕上がりが美しくなり、床の耐久性も向上します。
ただし、畳の撤去作業や下地調整が必要になるため、他の工法に比べて費用や施工期間がかかりやすい点には注意しましょう。
重ね張り(上張り)
重ね張り(上張り)費用の目安は、㎡あたり約28,000~38,000円程度(税別)です。
内訳の目安(税別):
- 合板下地:15,000~20,000円程度
- 複合フローリング張り:13,000~18,000円程度
既存の畳の上にフローリング材を直接施工する重ね張り(上張り)は、畳を撤去せずにフローリング化を行えるため、コストを抑えながらリフォームを実現できます。
畳が断熱材の役割を果たすため、冬場でも床が冷たく感じにくい点がメリットです。また、施工が比較的簡単で短期間で完了するため、リフォームの手間を軽減したい方に適しています。
ただし畳が傷んでいる場合や湿気が多い環境では、畳を撤去せずに上張りすることでカビやダニの発生リスクが高まるリスクがあります。
畳の厚み分だけ床が高くなるため、部屋全体の高さや隣接する部屋との段差にも注意が必要です。畳の状態が良好な住宅や、手軽に和室を洋室化したい場合に適した工法といえるでしょう。
ご自宅の状態によっては施工できない場合もあるので、希望する場合には専門業者にしっかりと相談してください。
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リフォーム費用の違いが生じる原因とは

ここでは、畳をフローリングにするリフォームの費用に違いが生じる原因についてご紹介します。それぞれの項目をしっかり理解して、ご自宅のリフォームに活かしてください。
現状の畳の状態・条件
畳をフローリングにリフォームする際は、畳の状態や下地などの条件が費用に大きく影響します。
畳が古くなって傷んでいたり、湿気でカビが発生したりするケースでは、撤去後に下地の補修も必要になることが少なくありません。床下の湿気が多い環境では、防湿シートを敷いたり防蟻処理を施すこともあります。こうした作業には追加の費用が発生するため、コストが高くなるのは避けられません。
一方、下地の状態が良好であれば費用を抑えることができます。リフォームを検討する際には、まず畳の状態や床下の条件を専門業者に確認してもらい、適切な対応を選ぶことが大切です。
素材のグレード
使用するフローリング材のグレードも、費用に大きく影響します。
例えば、無垢フローリングのように高級な天然木材を使用する場合、材料費が高くなるだけでなく、加工や施工にも時間がかかり、総費用が高額になります。一方で、複合フローリングや木目プリントを施したクッションフロアなどのリーズナブルな素材なら、予算を抑えつつ見た目を美しく仕上げることができるでしょう。
同じ素材でも、表面の加工(防汚性や耐水性などの特殊加工)が施されているかどうかで価格が異なります。デザイン性の高いフローリング材や特注品を選ぶと費用が上がるため、使用目的や予算に合わせて最適な素材を選ぶようにしましょう。
工事箇所・面積の違い
リフォームする部屋の面積や工事箇所の条件も、費用に影響する重要な要素です。
広い面積をリフォームする場合、材料費や施工費が増えるため総費用が高くなります。部屋数が多い場合や、複数の階にわたる施工が必要な場合も同様です。
部屋の形状が複雑だったり、柱や出入り口が多かったりするケースも、フローリング材のカットや調整が必要になるため、施工費用が高くなることがあります。
一方、施工面積が狭い場合や、単純な形状の部屋であれば費用は抑えられます。施工面積や条件に応じて見積もりをしっかりと確認し、不明な点は業者に尋ねておくと安心でしょう。
リフォームする目的の違い
リフォームの目的によって、選ぶ素材や施工方法は変わります。
例えば「ペットが滑りにくい床材にしたい」「アレルギー対策のためにダニの発生を抑えたい」「断熱性を重視したい」など、目的に応じて選ぶべき素材は異なるでしょう。
特に、段差をなくしたい場合や床暖房を導入したい場合などは、追加の工事や特別な材料が発生するため費用が高くなりがちです。
一方で、デザインの変更や手軽な部屋の模様替えが目的なら、低コストな材料や簡易的な工法を選ぶことでコストを抑えることができます。
このように、あらかじめ目的を明確にしておくことで、必要な工事内容と費用のバランスを取りやすくなるでしょう。
リフォーム会社による違い
同じリフォーム内容であっても、リフォーム会社によって費用に差が生じることがあります。
例えば大手のリフォーム会社は、品質や保証がしっかりしている反面、広告費や人件費などが含まれることで、価格が高くなりがちです。これに対し地域の工務店や小規模なリフォーム会社は、費用を抑えやすい反面、品質や保証の面で差が出ることがあります。
ただし、施工のスピードやアフターサービスの質はリフォーム会社によってさまざまです。単に価格だけで比較するのではなく、総合的なサービス内容もしっかり検討しましょう。まずは見積もりの段階で詳細な説明や提案を聞き、内容と価格のバランスが取れたリフォーム業者を選ぶことが重要です。
「どの業者を選べばよいか分からない…」という場合には、見積もり比較サイトを利用してみるのもおすすめです。複数の見積もりをまとめて依頼できるため、忙しい方でも手軽に利用できます。
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畳をフローリングにするリフォーム費用を安くする方法

ここでは、畳をフローリングにするリフォームの費用を安くするための方法についてご紹介します。費用負担をできるだけ軽減して、生活に与える影響を少なくしましょう。
費用を抑えられる工事内容を選ぶ
費用を抑えられる工事内容を選ぶことで、畳をフローリングにリフォームする費用を抑えることができます。
例えば、無垢材のような高級な素材ではなく複合フローリングやクッションフロアなどのリーズナブルな素材を選ぶことで、材料費を抑えられます。
床暖房や防音対策などのオプション工事を省略すれば、その分コストダウンも可能です。シンプルなデザインのフローリング材を選べば、カットや調整の手間を減らし、施工費を抑えられるでしょう。
ただしシンプルな工事を選ぶ場合でも、仕上がりや耐久性を損なわないようにするため、現状の畳や下地の状態を確認して必要最低限の手間をかけることが大切です。どのような工事が必要か分からない場合には、専門業者に相談してみましょう。
補助金を活用する
一部の自治体では、内装リフォームに利用できる補助金制度を導入しています。
例えば、畳からフローリングへの変更に伴って断熱工事などを行えば、補助金を受け取れる場合があります。補助金の条件に合わせたリフォームを行えるかどうか、自宅の状況や予算に応じて計画しましょう。
ただし、補助金を受けるには申請手続きが必要です。期限を過ぎると受け付けてもらえないことが多いので、事前にリフォーム内容が条件に該当するかを調べ、ルールに従って申請しましょう。
補助金について不明な点や気になる点がある場合は、地域のリフォーム専門業者に問い合わせてみてください。
複数箇所をまとめてリフォームする
畳をフローリングにリフォームする費用を安く抑えるには、複数のリフォーム箇所をまとめて行うことが効果的です。
例えば、畳の変更と壁面クロスの張り替えを合わせて施工すれば、施工にかかる労力や時間を削減できるかもしれません。同じ業者に依頼することで、手配や調整がスムーズに進みやすく、費用面だけでなく時間的なメリットも得られるでしょう。
相見積もりを取る
畳からフローリングへのリフォーム費用を安く抑えるには、相見積もりを取ることが大切です。複数の見積もりを比較すれば、適正な価格を把握しやすくなり、無駄なコストを避けられるでしょう。
リフォームの提案内容や費用は業者によって異なります。相見積もりを比較する際は、費用対効果に注目しましょう。そのために重要なのは、各業者に同じ条件で見積もりを依頼して、同じリフォーム内容や設備で比較を行うことです。価格だけでなく、サービスや保証内容も含めて比較しましょう。
なお業者によっては、相見積もりを提示することで価格交渉に応じてくれる場合もあります。ただし品質の良くない製品を使ったり、手抜き工事をしたりする業者も存在するため注意が必要です。
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まとめ
畳は特有の風合いが魅力的な床材ですが、経年劣化しやすいことも特徴です。特に築年数が経っている場合は、フローリングにリフォームすることで、お手入れが楽になり、清潔な住環境を保ちやすくなるでしょう。こだわりの床材を選べば、お部屋の雰囲気を大きく変えて快適な住空間を実現できます。
この記事でご紹介したポイントや費用目安を参考に、ぜひフローリングへのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
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