
アクセントクロスを上手に取り入れることで、手軽におしゃれなこだわり空間を実現できます。しかしアクセントクロスは意外に奥が深く、色柄選びや組み合わせが難しいもの。
そこで今回は、後悔しないアクセントクロスの選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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後悔を防ぐアクセントクロスの選び方

まずは、アクセントクロスを選ぶ際に重要なポイントをご紹介していきます。
インテリアテイストに合わせる

アクセントクロスを選ぶ際には、空間全体のインテリアテイストに合わせることが大切です。床・天井・ドアなどの色を考慮したうえで、最終的に目指したいインテリアのテーマにマッチした色柄を選びます。
例えば、ナチュラルでシンプルなインテリアには、淡い色や木目調・塗り壁調のクロスがよく合います。一方で、モダンなスタイルには、モノトーンカラーや石目調・幾何学模様のクロスがぴったりです。
貼る場所を厳選する
アクセントクロスは空間の中で際立つ存在となるため、貼る場所を厳選することが大切です。
おすすめなのは、扉を開けたときに視線が集まりやすい場所です。目立つ壁に貼ることで、クロスが部屋のアクセントとして効果的に機能します。
ベースクロスよりも暗めカラーのアクセントクロスを空間奥の壁に使用すると、奥行き感が増して部屋が広く見える効果も期待できます。
面積は全体の10~20%程度にする

アクセントクロスを採用するときは、部屋全体の壁面積の10~20%程度に抑えるのが理想です。これにより、全体のバランスを保ちながらアクセント効果を最大限に発揮できます。
LDKなどの広い空間で一面の壁に使用すればまとまりとメリハリのある空間になり、トイレなどの小さな部屋では一部の壁にだけに貼ることで、圧迫感を避けることができます。
サンプルなどで実物を確認する
アクセントクロスを選ぶ際には、必ず実物のサンプルを確認しましょう。
カタログやインターネット上の画像では、実際の色や質感が分かりづらいことがあります。サンプルを取り寄せて実際の壁に当ててみることで、光の当たり具合や部屋の雰囲気との相性を確認することができます。
ただし、色には「面積が大きいほど明るく鮮やかに見える」という「面積効果」がある点には注意が必要です。小さなサンプルだけを見て選ぶと、実物がイメージと大きく異なる結果となってしまうことも。できる限り大きめのサンプルを確認し、面積効果も考慮しながら選びましょう。
クロスサンプルは、A4サイズのカットサンプルが主流なので、複数枚取り寄せることで大きな面積での見栄えを確認することができます。

アクセントクロスのデザイン参考例
ここからは、アクセントクロスのデザイン参考例を3つご紹介します。スタイルや使用箇所の異なるデザインから、自分らしい空間づくりのヒントを見つけてみてください。
ここからは、実際に人気のあるアクセントクロスのデザイン例を3つご紹介します。それぞれ異なるスタイルや空間での使い方を取り上げているので、ご自宅のイメージに近いものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
「こんな感じにしたい!」というビジュアルイメージを持っておくと、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズになります。
グレージュ系 × モダンスタイル【リビング】

落ち着いた印象の中に、上質感をプラスしたい方におすすめなのが、グレージュ系のアクセントクロス。リビングの一面に石目調や織り感のあるグレージュクロスを取り入れることで、空間全体に奥行きと高級感が生まれます。
とくにモノトーンインテリアやシンプルモダンな家具との相性が良く、「主張しすぎないけれど、おしゃれに見せたい」という方にぴったりです。
また、グレージュは照明によって表情が変わる色味でもあり、ダウンライトや間接照明と組み合わせることで、より洗練された空間を演出できます。
▼こんな方におすすめ
- モノトーンやシンプルモダンが好き
- ホテルライクなインテリアを目指したい
- 落ち着きのある空間を作りたい
木目調 × 北欧ナチュラル【寝室・子ども部屋】

温かみのある空間をつくりたい場合は、木目調のアクセントクロスが大活躍。ナチュラルな木目デザインは、家具とのなじみも良く、どんな空間にも取り入れやすいのが魅力です。
特に寝室や子ども部屋に取り入れると、安心感やリラックス感を与えてくれる効果も。淡いベージュやミルクティー色の木目クロスを選べば、圧迫感なく柔らかい印象に仕上がります。
また、木の風合いを再現したクロスは、実際の木材よりもリーズナブルに、メンテナンス性にも優れているため、コストを抑えつつ自然素材のような雰囲気を楽しめます。
▼こんな方におすすめ
- 北欧やナチュラルインテリアが好き
- 寝室や子ども部屋に癒しの雰囲気を出したい
- 本物の木を使うのはハードルが高いと感じている
幾何学模様 × 個性派デザイン【トイレ・玄関】

遊び心のある空間にしたいなら、幾何学模様や大胆なパターンのアクセントクロスがぴったり。とくにトイレや玄関などのコンパクトな空間は、チャレンジングな柄でも取り入れやすく、個性的なデザインが楽しめます。
幾何学模様や海外風のパターン柄、ビビッドなカラーなどを取り入れることで、ちょっとした“非日常感”や“来客時のインパクト”を演出できます。
白やグレーなどのベースカラーとのメリハリをつけることで、うるさくなりすぎず洗練された印象に仕上がります。
トイレにお気に入りのアクセントクロスを貼ると、「毎日使う空間がちょっと楽しくなる」という声も多いです。
▼こんな方におすすめ
- インテリアに個性や遊び心をプラスしたい
- 海外風・ボヘミアン・エスニックな雰囲気が好き
- 小さい空間にこそ大胆なデザインを試してみたい
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アクセントクロスの配置におすすめのスペースとは?

アクセントクロスは貼る場所を厳選すれば、より効果的なインテリアコーディネートが可能になります。おすすめの配置スペースをご紹介します。
キッチン背面

ペニンシュラ型やアイランド型など、特にオープンタイプのキッチンでおすすめしたいのが、キッチン背面のアクセントクロスです。
ロータイプのカップボードと合わせれば、大きな面積で効果的におしゃれな空間が演出できます。
キッチンが暗くならないよう、色柄は明るいものがおすすめ。耐水性や耐汚性のあるクロスなら、お手入れも楽になるメリットがあります。
テレビ背面

リビングの中でも大きな壁面積を確保しやすく、目立つ位置にあるのがテレビ背面の壁。アクセントクロスを採用することで、存在感を発揮して空間にメリハリを生み、おしゃれな空間に整えます。
ダークトーンのクロスや凹凸があるデザインを選ぶと、テレビ画面とのコントラストが美しく映え、趣のある空間になるでしょう。間接照明とあわせて計画すれば、よりおしゃれで洗練されたリビングになります。
トイレ・洗面室背面

トイレや洗面室といったスペースは、面積が小さい分インテリアのこだわりを発揮しやすい場所です。
濃い色や大胆な柄のクロスでもトイレや洗面室なら採用しやすく、自分の好みを全面的に表現できます。照明器具などもあわせて計画すれば、おしゃれなこだわり空間が実現できるでしょう。
アクセントクロスは圧迫感が出ないように壁一面だけに採用するのがポイント。防水性や消臭効果のあるクロスもおすすめです。
ニッチ

壁をくぼませて作る「ニッチ」は、飾り棚や小物のディスプレイスペースとして人気の高いデザインです。限られた空間でも奥行きを感じさせ、インテリアのアクセントになります。
このニッチ部分にアクセントクロスを貼って存在感を出すことで、よりおしゃれで遊び心のある空間にできるでしょう。
メモなどを貼り付けられる「マグネットクロス」も、ニッチとの組み合わせで近年人気のクロスです。
折り上げ&下がり天井

キッチンやリビング、畳スペースなどの天井仕上げとして人気の「折り上げ&下がり天井」。天井の一部を上げる、または下げることで、ゾーニング効果やデザイン性のアップを図る天井ですが、アクセントクロスを合わせることでその効果をより強く発揮させます。
寝室のベッド上部に下がり天井と暗めのクロスを採用し、リラックス感を演出するのもおすすめです。

まとめ
アクセントクロスでおしゃれな空間をつくるには、素材や色の選定だけでなく、空間全体との調和が欠かせません。自分たちのイメージや好みを丁寧にヒアリングしながら、最適なプランを提案してくれる会社を選ぶことが、リフォーム成功のカギです。
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