クロス・壁紙張替えの費用相場と見積書の見方|安く抑えるコツを解説

更新日:2026年06月03日

更新日:2026年06月03日

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子どもの落書きや経年劣化で壁紙の汚れが目立ち始め、「張替えにいくらかかるのか」と気になっていませんか?

「業者ごとに見積もり額がバラバラで、どこに頼めばいいかわからない」と悩む方は多いです。相場を知らないまま損をしたくないと感じ、つい先延ばしにしてしまう気持ちもよくわかります。

壁紙張替えの費用は、部屋の広さやクロスのグレード、業者の算出方法によって変動します。ただし、見積書の読み方さえ押さえれば、適正価格を見極めて無駄な出費を防ぐのは難しくありません。

本記事では、広さ別・建物別の費用相場から見積書のチェックポイントまでわかりやすくまとめました。費用を安く抑えるコツやDIYとの比較、信頼できる業者の選び方も網羅した内容です。

記事を読めば、予算内で「後悔しない壁紙張替え」の進め方がわかります。最後までご覧いただき、きれいな壁紙で家族が快適に過ごせる住まいを手に入れましょう。

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目次

  1. クロス・壁紙張替えの費用相場
    1. 【広さ別】6畳・8畳・12畳・20畳の費用
    2. 【建物別】一軒家・マンションの費用
    3. 【居室別】リビング・寝室・水回り・廊下の費用
  2. クロス・壁紙の種類と費用の関係
    1. 量産品(スタンダード)クロスの特徴と費用
    2. 1000番台(ハイグレード)クロスの特徴と費用
    3. 素材別(ビニル・紙・布・オレフィン)の特徴と費用
  3. クロス・壁紙張替えの見積書の読み方と確認ポイント
    1. 見積もりの基本構成|材料費・施工費・諸経費の3項目
    2. 「平米単価」と「メートル単価」の違いと換算方法
    3. 見積書で確認すべきチェック項目
  4. クロス・壁紙張替え費用を安く抑える方法4つ
    1. 無地のクロスなら量産品グレードを選ぶ
    2. 複数の部屋をまとめて依頼する
    3. 家具移動や既存クロスの処分を自分で行う
    4. 相見積もりで適正価格を見極める
  5. DIYと業者依頼の比較|費用と仕上がりの違い
    1. DIYにかかる費用の内訳と総額の目安
    2. 業者依頼との費用差|6畳のシミュレーション
    3. DIYの仕上がりと失敗リスク
  6. クロス・壁紙張替えで失敗しない業者の選び方3選
    1. 施工実績と得意分野を確認する
    2. 保証内容とアフターフォロー体制を比較する
    3. 現地調査と見積もり時の対応で信頼性を判断する
  7. クロス・壁紙張替え費用に関するよくある質問
    1. 張替え時期の目安は何年?
    2. 賃貸の張替え費用は誰が負担する?
    3. 張替え工事中は在宅で生活できる?
    4. クロス・壁紙張替えに使える補助金はある?
  8. まとめ:クロス・壁紙張替え費用は相見積もりで適正価格を見極めよう

クロス・壁紙張替えの費用相場

クロス・壁紙張替えの費用は、部屋の広さ・建物の種類・クロスのグレードによって変わります。

以下3つの観点で費用の目安を整理しました。

  • 【広さ別】6畳・8畳・12畳・20畳の費用
  • 【建物別】一軒家・マンションの費用
  • 【居室別】リビング・寝室・水回り・廊下の費用

いずれの目安にも養生費(家具や床の保護)と使用中のクロスの処分費は含んでいません。別途発生する諸費用は、「見積もりの基本構成|材料費・施工費・諸経費の3項目」で解説します。

【広さ別】6畳・8畳・12畳・20畳の費用

広さ別の張替え費用を、量産品(スタンダード)と1000番台(ハイグレード)で比較しました。「1000番台」とは、メーカーのカタログで品番が1000番から始まる上位グレードの壁紙を指す業界用語です。量産品と比べて色柄や機能性が充実しています。

部屋の広さ 壁面積の目安 量産品クロス(壁のみ) 1000番台クロス(壁のみ)
6畳(約10㎡) 約25〜30㎡ 約3〜6万円 約4.5〜7万円
8畳(約13㎡) 約33〜39㎡ 約3.5〜6.5万円 約5.5〜8万円
12畳(約20㎡) 約50〜60㎡ 約5.5〜8万円 約8.5〜12.5万円
20畳(約33㎡) 約83〜99㎡ 約9〜11.5万円 約14〜20万円

天井も同時に張替える場合、費用は壁のみの約3〜4割増しが目安です。たとえば、表にある6畳(量産品・約3〜6万円)を天井込みで張替えるなら、約4〜8万円を見込んでおきましょう。

また、見積もりを比較する際に把握しておきたいのが、業者の「面積計算の考え方」です。施工面積は壁の実測値ではなく、「床面積×2.5〜3.0倍」の係数で概算する方式が一般的です。

ただし、窓やドアの開口部を差し引かない「粗付け計算」を採用する業者も存在します。開口部控除の有無だけで費用が1〜2割変動するため、見積書の面積欄に「開口部控除あり」の記載があるか必ず確認しましょう。
記載されていない場合は、「窓やドアの分を差し引いた面積ですか?」と担当者に尋ねるのがおすすめです。事前に一言確認すれば、悪質な水増し請求を防げます。

【建物別】一軒家・マンションの費用

建物全体でクロスを張替えた場合の費用目安は以下のとおりです。

建物の種類 全体張替えの費用目安 60平米あたりの目安
マンション(70〜80㎡前後) 約25〜42万円 約20〜32万円
一軒家(100〜120㎡前後) 約45〜72万円 約27〜36万円

一軒家の費用が高くなる主な理由は、施工面積の広さに加え「高所作業」が発生するためです。具体的には、以下の3要素が加算されます。

  • 高所作業費(天井高2.5m以上):1㎡あたり200〜500円が加算
  • 足場設置費(吹き抜けで天井高4m以上):3〜5万円が別途発生
  • 階段部分の単価増(手すり・斜め壁):通常壁面の1.3〜1.5倍

一方、マンションはワンフロア構造で天井高が一定であるため、上記の追加費用が発生しにくく総額を抑えられます。

図面が手元にある方は、天井高を事前に確認しておきましょう。見積もり段階で「高所作業費は含まれていますか?」と担当者へ尋ねておけば、契約後の追加請求を防げます。

【居室別】リビング・寝室・水回り・廊下の費用

居室ごとの張替え費用と、おすすめのグレードは以下のとおりです。

居室 費用目安(壁のみ) おすすめグレード 選定理由
リビング 約5.5〜7万円 1000番台 デザイン性を重視するため
寝室 約3.5〜8万円 量産品 or 1000番台 汚れが目立ちにくいため
子ども部屋 約3.5〜6万円 量産品 短期間で張替える前提のため
トイレ 約4〜5万円 1000番台(防カビ・消臭) 湿気や臭いの対策が必要なため
キッチン 約4〜5万円 1000番台(防汚・耐油) 油煙や水ハネの対策が必要なため
洗面所 約4.5〜5.5万円 1000番台(防カビ・調湿) カビ対策が必須なため
廊下 約4.5〜7万円 量産品 面積が広く視線も留まりにくいため

求める機能や過ごし方によって最適なグレードは異なります。

たとえば水回りの場合、安価な量産品を選ぶと数年でカビや黒ずみが定着し、結果的に張替えサイクルが早まるのが一般的です。初期費用が数千円上がっても、機能性クロス(1000番台)を選ぶ方が長期的なメンテナンス費用を抑えられます。

また、全体の予算を抑えつつ満足度を高めるなら「部屋ごとのメリハリ」が効果的です。汚れやすい子ども部屋や面積の広い廊下は量産品でコストを削り、浮いた予算をリビングのアクセントクロスに回すといった配分をおすすめします。

壁紙張替えでは「家具移動費」が別項目で計上されるケースが多く、1部屋あたり3,000〜10,000円が相場です。大型家具がある寝室やリビングでは、見積書に家具移動費がいくら含まれているか事前に確認しておきましょう。

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クロス・壁紙の種類と費用の関係

クロスの費用は「グレード」と「素材」によって変動するため、特徴の違いを把握すれば「どこにお金をかけるべきか」を判断できます。種類と費用の関係を、以下の3項目に分けて整理しました。

  • 量産品(スタンダード)クロスの特徴と費用
  • 1000番台(ハイグレード)クロスの特徴と費用
  • 素材別(ビニル・紙・布・オレフィン)の特徴と費用

それぞれの費用と適した使用場所を確認し、無駄のない予算配分に役立てましょう。

量産品(スタンダード)クロスの特徴と費用

量産品クロスの平米単価は約800〜1,100円です。広く流通する住宅用の大量生産品であり、無地や白系のシンプルなデザインが中心となっています。

量産品の主な特徴は以下のとおりです。

  • 白やアイボリー系のシンプルなデザインが豊富
  • 作業時間が短く済むため職人の工賃も割安
  • 賃貸物件の原状回復でもよく選ばれる標準グレード
  • 厚みのある素材で下地の凹凸を自然にカバー

価格が安くても、見た目が安っぽくなる心配はありません。無地や白系の壁紙であれば上位グレードとの差はほとんどなく、来客の多い空間でも違和感のない仕上がりになります。

おすすめの使用場所は、子ども部屋や廊下など「短期間で張替える想定の部屋」や「機能性よりも費用を優先したい場所」が挙げられます。汚れやすい環境でも気兼ねなく張替えられるのがメリットです。

1000番台(ハイグレード)クロスの特徴と費用

1000番台クロスの平米単価は約950〜1,500円です。量産品との差額は1㎡あたり150〜400円で、6畳(壁面積約30㎡)に換算すると約4,500〜12,000円の費用差になります。

1000番台の主な特徴は以下のとおりです。

  • 色や柄のバリエーションが数千種類と豊富
  • 防カビや消臭など暮らしに役立つ充実の機能
  • 織物調や石目調などリアルで多彩なテクスチャー
  • メーカーのカタログで品番ごとに機能を明記

1000番台の中でも人気なのが「アクセントクロス」です。部屋の1面だけを柄物や色付きのクロスにし、残り3面は量産品の白で仕上げる手法で、費用を抑えながら空間の印象を変えられます。アクセントクロスの張替え費用は1面あたり約1〜3万円が目安です。

おすすめの使用場所は、リビングや寝室など「家族や来客の目に触れる機会が多い部屋」です。また、水回りに防カビ・消臭機能付きの機能性クロスを選ぶと、長期間にわたって空間の快適さを維持できます。

素材別(ビニル・紙・布・オレフィン)の特徴と費用

住宅用壁紙の多くはビニルクロスです。高いデザイン性や特定の機能を求める場合は、紙・布・オレフィンなども有力な候補になります。

主要4素材の特徴や費用などを以下にまとめました。

素材 平米単価の目安 主な特徴 適した場所
ビニル 約1,500〜1,700円 日常の手入れが手軽であり職人の施工もスムーズに進む リビング・廊下・水回りなど全般
約2,000〜3,300円 通気性や調湿性に加え海外製品ならではの高いデザイン性を備える 寝室・書斎
約1,500〜3,300円 特有の重厚感や吸音性を発揮する反面水や汚れに弱い性質を持つ リビング・応接室
オレフィン 約2,000〜3,000円 環境に優しくシックハウス症候群の予防にも効果を発揮する 子ども部屋・寝室

ビニルクロスは費用と品質のバランスに優れており、素材選びに迷った際はビニルを選ぶのが無難です。紙や布は単価が上がるため、リビングのアクセントウォールや応接室など「見せたい1面」に限定して取り入れる手法をおすすめします。

オレフィンクロスはビニルとよく似た見た目を持つエコ素材です。燃やしてもダイオキシンなどの有害ガスを発生しません。化学物質の影響が心配な家庭や、小さな子どもが過ごす部屋にも安心して取り入れられます。

クロス・壁紙張替えの見積書の読み方と確認ポイント

壁紙張替えの見積金額は業者によって異なります。同じ6畳でもA社は4万円、B社は7万円と提示されるケースは実際に起こり得ます。

妥当な価格を見極めるには、見積書の構造を正しく把握しておきましょう。本章では、以下の3項目に分けて見積書の読み方を解説します。

  • 見積もりの基本構成|材料費・施工費・諸経費の3項目
  • 「平米単価」と「メートル単価」の違いと換算方法
  • 見積書で確認すべきチェック項目

見積書を正確に読めるようになれば、悪質な請求を防ぎ適正価格で依頼できます。

見積もりの基本構成|材料費・施工費・諸経費の3項目

壁紙張替えの見積書は、主に以下の3項目で構成されています。

項目 内容 費用の目安(6畳・量産品の場合)
材料費 クロス本体や接着剤にかかる費用 約1.5〜2.5万円
施工費 職人の人件費や下地処理にかかる費用 約1.5〜2万円
諸経費 養生・既存クロス処分・家具移動などに伴う費用 約0.5〜1万円

諸経費は業者ごとに含まれる範囲が異なります。「養生費込み」の表記があっても、家具の移動費や廃材処分費が別途発生するケースがあるため、内訳は細部まで確認しましょう。

特に警戒すべきなのは、「壁紙張替え一式◯万円」とだけ記載された不透明な見積書です。内訳が不明確なまま契約すると、着工後に「下地が傷んでいた」などの理由で高額な追加費用を請求されるトラブルに直結します。

契約後に追加費用を請求されるトラブルを防ぐには、見積もり段階から単価と数量を項目別に明示する業者を選びましょう。建設業法第20条でも、契約時には工事内容・代金額を明記した書面交付が義務付けられています

「平米単価」と「メートル単価」の違いと換算方法

複数社の見積もりを比較する際に、最初につまずく原因となるのが単価の表記方法です。業者によって「平米単価」と「メートル単価」が混在しており、数字の見た目だけを比べると判断を誤ります。

日本で流通する壁紙のロール幅は90cmが標準です。メートル単価とは、ロール幅0.9m×長さ1m=「0.9㎡分」の価格を指します。基準を揃えて正確に比較するには、「メートル単価÷0.9」で計算して平米単価へ換算するのが基本です。

以下の換算表を参考に、手元の見積書を統一させましょう。

メートル単価の提示額 平米単価への換算額(÷0.9)
800円 約889円
1,000円 約1,111円
1,200円 約1,333円
1,500円 約1,667円

たとえば、A社が「平米単価1,100円」、B社が「メートル単価1,000円」を提示したと仮定します。一見すると数字の小さいB社の方が安く見えます。しかし、B社を平米単価に換算すると約1,111円となるため、実際にはA社の方が割安です。

見積書を受け取ったら、まず単位を確認しましょう。単位の表記を見落とすだけで、数千〜数万円の余計な出費が発生します。

見積書で確認すべきチェック項目

見積書が適正かを判断するため、以下の5項目をチェックしましょう。

  1. 施工面積の算出根拠は窓やドアなどの開口部を控除した面積か
  2. 壁紙のメーカー名や品番は指定した商品と一致しているか
  3. 既存クロスの処分費は産業廃棄物処分費の名目で明記されているか
  4. 下地補修費は基本料金に含まれるか
  5. 家具移動費や養生費は基本料金に含まれるか

特に見落としやすいのが「既存クロスの処分費」です。

既存壁紙の剥がし作業で発生する廃材は、廃棄物処理法により「産業廃棄物(廃プラスチック類)」として処理されます。業者が適正に処理せず不法投棄した場合、業者には5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(同法第25条)が科されます。

依頼主も、業者の不法投棄を知りながら放置した場合は責任を問われる恐れがあるため、マニフェスト(産廃管理票)の控えを受け取って適正処理を確認しましょう。

適正な処分費の相場は1部屋あたり3,000〜8,000円程度です。見積書に処分費の記載がない場合や金額が極端に安い場合は、処分方法を業者へ確認しましょう。マニフェスト(産廃管理票)の控えを受け取れるかを事前に聞けば、法令遵守の姿勢を見極める判断材料になります。

上記の5項目を自力でチェックするのは膨大な手間がかかります。リフォトルなら、厳選された優良業者から最大4社の紹介を受けられるため、適正価格を効率よく把握可能です。

見積もり時の注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。

>>【保存版】リフォームでの見積もりの注意点を徹底解説

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クロス・壁紙張替え費用を安く抑える方法4つ

壁紙張替えは補助金の対象から外れるケースが大半です。予算を抑えるには、依頼方法や事前の準備を工夫し、直接費用を削るアプローチが求められます。

以下4つの具体策を順に確認しましょう。

  • 無地のクロスなら量産品グレードを選ぶ
  • 複数の部屋をまとめて依頼する
  • 家具移動や既存クロスの処分を自分で行う
  • 相見積もりで適正価格を見極める

複数の方法を組み合わせると、品質を落とさず総額を抑えられます

無地のクロスなら量産品グレードを選ぶ

白や淡色の無地クロスであれば、量産品と1000番台で仕上がりに差は出ません。ベースとなる壁を量産品にし、見せたい1面だけを1000番台にする「メリハリ選定」で費用を2〜3割カットできます。

6畳の部屋で比較した費用差は以下のとおりです。

パターン 費用目安 差額
全面1000番台 約5〜7万円
壁3面を量産品+1面アクセントクロス 約4〜5万円 約1〜1.5万円の節約
全面量産品 約3.5〜5万円 約1.5〜2万円の節約

リフォトルの事例でも、築50年・52㎡のマンションで落書きに悩む家庭が「壁3面を量産品の白・1面をアクセント」に変更しています。

全面ハイグレードにする場合と比べ、費用を抑えつつ空間の印象を一新した好例です。

>>この事例の詳細はこちら

複数の部屋をまとめて依頼する

壁紙張替えは、複数の部屋をまとめて依頼するほど1部屋あたりの費用が下がります。出張費や養生費などの諸経費が工事の回数分だけ発生するため、同日に施工すれば経費を1回分へ圧縮できます。

依頼方法 諸経費の発生回数 費用への影響
個別依頼(1部屋ずつ) 依頼の都度発生 出張費や養生費の毎回加算
同時依頼(複数部屋) 1回分に圧縮 数万円単位の諸経費削減

さらに費用を抑えるなら、トイレや洗面所など水回りリフォームとの同時施工も効果的です。

壁紙と設備交換を別々に依頼すると、養生や撤去の手間が二重に発生します。設備と壁紙のセット依頼は工程を効率化し、トータルコストを削減する有効な手段です。

トイレや洗面所などの水回りリフォームに関する費用は、以下の記事で詳しく解説しています。

>>トイレリフォームの費用相場は?安く抑えるコツや補助金を徹底解説

>>洗面所リフォームの費用相場とおしゃれな事例|使える補助金も解説!

家具移動や既存クロスの処分を自分で行う

事前の家具移動や既存クロスの処分を自分で済ませれば、1部屋あたり3,000〜10,000円程度を節約できます。施主が対応できる作業と業者へ任せるべき作業の線引きは以下のとおりです。

作業 自分で対応 節約額の目安
家具の移動(隣の部屋へ) 3,000〜10,000円/部屋
既存クロスの分別廃棄 3,000〜8,000円/部屋
エアコンの脱着 ✕(要専門資格)

エアコンの脱着だけは自力で対応してはいけません

冷媒ガスの回収や電気配線の処理には専門資格が必要で、素人作業はガス漏れや漏電の原因となります。脱着費(1台あたり8,000〜15,000円)は必要経費と割り切り、業者へ任せるのが安全です。

相見積もりで適正価格を見極める

適正価格で契約するには、最低3社から同条件で見積もりを取り寄せて比較するのが確実です。比較時は、以下3点をチェックしましょう。

  • 同じグレードや面積で総額に差がないか
  • 養生費や家具移動など諸経費の含まれる範囲が統一されているか
  • 下地補修費や処分費が省略されていないか

同じ広さやグレードの壁紙でも、業者の仕入れルートや施工体制によって総額に数万円の差が生じます。複数社の見積もりを並べれば正確な相場感が養われ、不自然な項目を見抜けます。

ただし、自力で3社以上の業者を探すのは膨大な手間のかかる作業です。

東証プライム上場のTOPPANが運営する「リフォトル」を利用すれば、厳しい審査基準をクリアした優良リフォーム会社を最大4社まで無料で紹介します。ご自身でリフォーム会社を探す手間が省け、簡単に検索できるので、ぜひ試してみてください。

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DIYと業者依頼の比較|費用と仕上がりの違い

「自分で張替えると安く済むのでは」と考える方は多いです。材料費だけを比較すれば、DIYは業者依頼の3分の1以下に収まるのも事実です。

ただし、作業時間を時給換算すると費用差は縮まり、失敗すれば再施工で2倍のコストがかかるリスクもあります。本章では、以下の3項目に分けて費用と仕上がりの違いを解説します。

  • DIYにかかる費用の内訳と総額の目安
  • 業者依頼との費用差|6畳のシミュレーション
  • DIYの仕上がりと失敗リスク

表面的な費用だけでなく「時間」と「失敗のリスク」を含め、DIYと業者依頼のどちらが得かを客観的に判断しましょう。

DIYにかかる費用の内訳と総額の目安

6畳の壁紙をDIYで張替える場合、材料と道具代の合計額は約8,000〜15,000円に収まります。具体的な内訳は以下のとおりです。

項目 費用の目安
壁紙(のり付き・30m巻) 約5,000〜10,000円
道具一式(ヘラ・カッター・ローラー・地ベラ等) 約3,000〜5,000円
合計 約8,000〜15,000円

表面的な材料費だけで「安い」と判断してはいけません。初心者が6畳の張替えに挑戦する場合、既存クロスの剥がし・下地処理・貼り付け・仕上げまで含めて10〜15時間ほどかかります。

仮に時給1,000円で換算すると、作業時間分のコストは10,000〜15,000円です。材料費と合わせた実質的な総コストは、約18,000〜30,000円にまで膨れ上がります。

業者依頼との費用差|6畳のシミュレーション

DIYと業者依頼の費用を6畳(壁のみ・量産品)の条件で比較した結果は以下のとおりです。

比較項目 DIY 業者依頼
材料費 約5,000〜10,000円 施工費用に含む
道具代 約3,000〜5,000円 不要
作業時間(時給1,000円換算) 約10,000〜15,000円 不要
施工費用 約35,000〜50,000円
実質コスト合計 約18,000〜30,000円 約35,000〜50,000円
失敗時の再施工費 +35,000〜50,000円 保証内なら無料

時給換算を含めた実質コストの差額は約17,000〜20,000円に留まります。表面的な材料費だけを比べた際の印象ほど、実際には費用に差が出ません。

DIYで失敗して再施工を業者に依頼した場合、DIYの実質コストと業者の施工費の合計は53,000〜80,000円へ膨れ上がります。最初から業者へ依頼した場合と比べ、最大で約2倍のコストがかかる計算です。

「確実に1回で仕上げたい」「失敗のリスクを避けたい」と感じるなら、迷わずプロの業者へ依頼しましょう。

DIYの仕上がりと失敗リスク

DIYで特に失敗の多い3つの作業と、想定されるリスクは以下のとおりです。

失敗の多い作業 失敗の主な原因 仕上がりへの悪影響
下地処理 壁の凹凸をパテで綺麗に埋めきれない 新しい壁紙に気泡や浮きができる
柄合わせ 数ミリ単位の繊細な柄合わせがズレる 柄が合わず継ぎ目が不自然に目立つ
ジョイント処理 継ぎ目を重ねて切る際にカッターがブレる 壁紙が乾燥したあとに隙間が開く

上記の作業はいずれも職人が数年かけて身につける技術であり、初心者が動画を見ただけで完璧に再現できるほど容易ではありません。

初めてDIYに挑戦する場合は、トイレや納戸など面積が小さく目立ちにくい空間から始めましょう。リビングや寝室など広い部屋をはじめ、柄物のクロスを使う場合は業者へ依頼するのが確実です。

クロス・壁紙張替えで失敗しない業者の選び方3選

壁紙張替えは完成直後に問題が見えなくても、数ヶ月が経過してから剥がれや浮きが発覚するケースがあります。施工品質を事前に見極めるには、以下3つの視点で比較するのが効果的です。

  • 施工実績と得意分野を確認する
  • 保証内容とアフターフォロー体制を比較する
  • 現地調査と見積もり時の対応で信頼性を判断する

目先の価格だけで決めるのではなく、「安心して任せられるか」を基準に業者を選びましょう。

施工実績と得意分野を確認する

壁紙張替えを依頼できる業者は主に3タイプあり、それぞれ得意分野が異なります。

業者タイプ 得意分野 壁紙張替えとの相性
内装専門業者 クロス・床材など内装工事に特化 ◎(高い施工精度で綺麗に仕上がる)
リフォーム会社 水回り・外装を含む総合リフォーム ◯(他の工事とまとめて依頼できる)
工務店 新築・増改築など建築工事全般 △(壁紙単体で依頼すると割高になる)

壁紙張替えに絞るなら内装専門業者、水回りや床も含めて検討するならリフォーム会社が最適です。候補を絞り込む際は、業者のWebサイトで以下2点をチェックしましょう。

  • 壁紙張替えの施工実績件数が具体的に公開されているか
  • ビフォーアフター写真で仕上がりの品質を確認できるか

施工実績を数字や写真で明記している業者は、自社の施工品質に自信を持っています。実績が非公開の業者は判断材料に乏しいため、候補から外すのが無難です。

保証内容とアフターフォロー体制を比較する

施工後の予期せぬトラブルに対し、無償で手直し対応してもらえる業者を選定しましょう。契約前に確認すべき項目は以下のとおりです。

確認項目 チェック内容
保証期間 一般的な目安である施工後1〜3年の保証が明記されているか
保証範囲 剥がれや浮きなど対象となる不具合の範囲が明確か
定期点検の有無 施工後に無料点検サポートがついているか
保証書の発行 口頭の約束ではなく保証内容が書面で正式に交付されるか

「保証あり」と口頭で伝えられても、証拠が残っていなければ後から対応を拒否される恐れがあります。契約前に保証書のサンプルを見せてもらい、期間や条件を書面で確認するのが確実です。

現地調査と見積もり時の対応で信頼性を判断する

見積もり段階で現地調査を実施しない業者は候補から外しましょう。壁紙張替えは下地の状態や家具の配置で費用が変動するため、現地を見ずに正確な見積もりは出せません。

実際の現地調査では、以下の3項目で業者の信頼性を見極めましょう。

確認項目 チェック内容
ヒアリングの丁寧さ 予算や仕上がりの希望など細かな聞き取りがあるか
既存下地の確認 クロスの状態や下地の傷みを実際に目視で点検しているか
最適なプランの提案力 費用を抑える工夫や部屋ごとのグレード使い分けを提案してくれるか

「とりあえず張替えますね」と十分な確認もなく進めようとする業者は、着工後に追加費用を請求してくるリスクがあります。質問への回答が具体的で不明点を丁寧に説明してくれる担当者なら、施工後のトラブル時にも誠実な対応が期待できます。

自力で複数の業者へ現地調査を依頼し、それぞれの対応力を比較するのは膨大な手間のかかる作業です。リフォトルなら、審査済みの優良リフォーム会社を最大4社まで無料で紹介してもらえます。効率よく信頼できる業者を見つけるのにおすすめのサービスです。

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クロス・壁紙張替え費用に関するよくある質問

張替え時期の目安は何年?

壁紙の耐用年数は5〜10年が目安です。ただし、実際の寿命は部屋の環境に左右されるため、経過年数にかかわらず以下の症状が見られたら張替えのタイミングです。

  • 黄ばみや変色が目立つ
  • 継ぎ目が開いて下地が見えている
  • 端や角から剥がれ始めている
  • カビや臭いが取れない

特に子育て世帯は手垢や落書き、食べこぼしなどの影響で劣化が急速に進みます。まずは5年を区切りに壁紙の状態を点検し、気になる箇所があれば早めにプロへ相談しましょう。

賃貸の張替え費用は誰が負担する?

経年劣化は大家負担、故意や過失による汚損は借主負担が原則です。国土交通省のガイドラインでは、通常使用による経年劣化は大家負担とされています。

ただし、このガイドラインは法的拘束力がなく、最終的には賃貸借契約書の内容が優先されます。借主が費用を負担する場合も、壁紙の耐用年数(6年)を基準に負担割合が決まるのが一般的です。 

居住年数 壁紙の残存価値 借主の負担割合
3年 約50% 張替え費用の約50%
6年以上 ほぼ0%(1円) 実質負担なし

居住年数が長くなるほど借主の負担は減少し、6年を超えれば壁紙の残存価値は1円(ゼロではない)となり、実質的な負担は最小限になります。ただし、故意・過失による汚損(タバコのヤニ、落書きなど)は経過年数に関わらず借主負担です。

高額な請求を受けた場合は、賃貸借契約書の特約内容とガイドラインを照らし合わせて交渉しましょう。

張替え工事中は在宅で生活できる?

壁紙張替えは在宅のまま工事を進められます。ホテルなどの仮住まいを手配する必要はありません。

具体的な工事期間の目安は以下のとおりです。

施工範囲 工期の目安
1部屋(6畳) 半日〜1日
複数部屋(3〜4部屋) 2〜3日
全室(マンション全体) 3〜5日

施工中は、クロスを剥がす際のホコリや接着剤の独特な臭いが発生します。作業部屋の窓を開けて十分に換気し、小さな子どもやペットは別の部屋へ移動させましょう。

クロス・壁紙張替えに使える補助金はある?

壁紙張替え単体では、補助金の対象から外れるケースが大半です。ただし、以下の条件に当てはまる場合は対象になる可能性があります。

  • 省エネリフォーム(断熱改修)の一環で壁紙も張替える場合
  • 介護リフォーム(バリアフリー化)の付帯工事に含まれる場合

補助金制度は申請要件が細かく、年度ごとに予算や条件が変わります。自分の工事が対象になるかを正確に判断するのは難しいです。

活用できる制度がないか事前にプロへ相談すれば、申請漏れによる損失を防げます。リフォトルを利用して、補助金に詳しい優良リフォーム会社を比較しましょう。

まとめ:クロス・壁紙張替え費用は相見積もりで適正価格を見極めよう

クロス・壁紙張替えの費用は、部屋の広さやクロスのグレード、建物の構造によって変動します。量産品クロスに張替える場合、6畳の部屋で約3~6万円が目安です。

費用を抑えるには、以下の3点を押さえましょう。

  • 無地の壁なら量産品を選んで見せたい1面だけハイグレードにする
  • 複数部屋や水回りリフォームとまとめて依頼して諸経費を圧縮する
  • 最低3社から同条件で見積もりを取って内訳を比較する

ただし、安さだけで業者を選ぶと「下地処理の手抜き」や「着工後の追加請求」で後悔する恐れがあります。見積書の面積の計算根拠や処分費の記載、施工後の保証内容まで確認し、信頼できる業者を見極めるのが大切です。

本記事で紹介した費用相場や見積書の見方を参考に、適正価格で「きれいな壁紙に生まれ変わった理想の住まい」を手に入れましょう。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省登録団体の構成員を中心とした優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

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執筆者

徳良 仁

1級建築士。GAFAの1社に転職し、30代で建築部門の管理職を務める。
千葉県在住の建築ライター。建設業界で現場経験を15年(建築3年・電気12年)経験したのち、日本最大の大手アパレルの出店開発部門で発注者としての施工監理を2年経験。
1級電気工事施工管理技士や第一種電気工事士の資格も保有。

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