ベランダリフォームで失敗しない!費用相場とリフォーム会社の選び方

更新日:2026年01月28日

更新日:2026年01月28日

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ベランダのサビてきた手すりや床材のひび割れを見て、「雨の日の雨漏りが心配」と悩んでいませんか?

こうした劣化のサインに気づきながらも、「どこに頼めばいいのか」「費用はいくらかかるのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ベランダのリフォームは、単に防水性能を補修するだけではありません。デザインにこだわって過ごしやすいプライベートな空間を作ったり、機能を追加したりして資産価値も上がります。

この記事では、ベランダリフォームで後悔しないために必要な知識について、費用相場から業者選びのポイントまでわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、雨漏りとは無縁の安心して過ごせるベランダを手に入れてください。

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目次

  1. ベランダリフォームとは?基礎知識を押さえよう
    1. ベランダとバルコニーの違い
    2. ベランダリフォームが必要なサイン【チェックリスト付き】
    3. ベランダリフォームでできること
  2. ベランダリフォームの費用相場【工事内容別】
    1. 〜50万円でできるリフォーム
    2. 50万円〜100万円でできるリフォーム
    3. 100万円以上でできる大規模リフォーム
    4. 補助金制度
  3. ベランダをリフォームするメリット4つ
    1. メリット①:家の資産価値を維持・向上できる
    2. メリット②:雨漏りリスクを防ぎ、家全体の寿命を延ばせる
    3. メリット③:洗濯物干しが快適になり、日々のストレスが減る
    4. メリット④:居住空間が広がり、生活の質が向上する
  4. 知っておくべきデメリット3つ
    1. デメリット①:初期費用がかかる
    2. デメリット②:工事中は洗濯物が干せない、騒音がある
    3. デメリット③:メンテナンスが継続的に必要
  5. ベランダリフォームの種類と選び方
    1. ベランダリフォームの種類
    2. ベランダリフォームの選び方
  6. 【失敗事例から学ぶ】実際にあったベランダリフォームの失敗パターンと対策
    1. 失敗事例①:相見積もりを取らず高額請求された
    2. 失敗事例②:安さ重視で手抜き工事に遭った
    3. 失敗事例③:建築確認申請を怠り違法建築になった
  7. よくある質問Q&A
    1. DIYでも防水工事はできる?素人が手を出していい範囲は?
    2. マンションのベランダはリフォームできる?管理規約の確認方法は?
    3. ベランダリフォームで使える補助金・助成金はある?
    4. 雨漏りしているベランダの修理費用はいくら?緊急対応は可能?
    5. ベランダにウッドデッキを敷く費用は?メンテナンスは大変?
  8. まとめ:適正価格で理想のベランダリフォームを実現しよう

ベランダリフォームとは?基礎知識を押さえよう

ベランダリフォームとは、劣化したベランダの修理(防水工事・塗装・補修)や、機能追加(屋根設置・サンルーム化・増築)を行う工事のことです。

「床にヒビが入っている」「手すりがサビている」「雨の日に洗濯物が干せない」といった悩みを解決し、ベランダを安全で快適に使えるようにします。

ベランダのリフォームを検討する前に、基本的な知識を押さえておきましょう。ご自宅のベランダの状態を正しく把握し、必要な工事内容がわかることで、無駄な費用を抑えながらリフォームができます。

ここでは、以下の3点についてわかりやすく解説します。

ベランダとバルコニーの違い

ベランダとバルコニーはよく混同されますが、一般的に2階以上で屋根付きが「ベランダ」、屋根なしの場合は「バルコニー」と呼ばれています。ただし、建築基準法では明確な定義はなく不動産業界の慣習として使い分けられています。

なお、1階で庭に面した床部分は「テラス」と呼ばれ、地面に直接降りられるのが特徴です。

この記事では読みやすさを考慮し、屋根の有無にかかわらず「ベランダ」の表記で解説していきます。

ベランダリフォームが必要なサイン【チェックリスト付き】

ベランダの劣化は、放置すると家全体に深刻なダメージを与えます。以下5つのチェックリストのうち、1つでも当てはまれば早急にリフォームを検討しましょう。

チェック項目 劣化のサイン 放置した場合のリスク
床のひび・剝がれ 床面に細かいひび割れや塗装の剥がれ 防水層の劣化が進み、雨漏りの原因になる
手すりのサビ 手すりや支柱にサビが発生 強度が低下し、台風時に倒壊の危険
水はけ不良 水たまりができやすい 防水層の劣化が進み、構造材の腐食につながる
排水溝の詰まり 排水溝に泥や落ち葉が溜まっている 水があふれて室内に侵入する
下階への雨漏り 下階の天井や壁にシミ、カビが発生 建物の構造材が腐食し、大規模修繕が必要になる

特に注意が必要なのは、床のひび割れと雨漏りです。一見小さなひびでも、そこから雨水が浸入すると下の階の天井内が腐食したり、構造的に必要な強度が取れなくなったりします。

放置すると修繕費用が数倍に膨らむ場合があるため、早期の対応をおすすめします。

「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにせず、1つでも該当する項目があれば、専門業者に現地調査を依頼しましょう。

ベランダリフォームでできること

ベランダリフォームは、大きく分けて以下3つのタイプがあります。目的に応じて適切な工事を選ぶことで、費用対効果の高いリフォームが実現できます。

リフォームのタイプ 内 容
メンテナンス系 既存のベランダの劣化を修繕し、本来の機能を回復させる工事
機能追加系 ベランダに新たな機能を追加し、利便性や快適性を向上させる工事
拡張系 ベランダ自体の面積を広げたり、新たに設置したりする大規模工事

これらの工事は単独で行うこともできますが、防水工事と同時に屋根設置やサンルーム化することで、工期と費用を抑えられる場合があります。リフォーム会社に相談する際は、将来的な計画も含めて伝えることをおすすめします。

ベランダリフォームの費用相場【工事内容別】

ベランダリフォームの費用は、工事内容によって大きく異なります。この章では、相場毎に具体的な事例を紹介しながら、実際にかかる費用の目安を解説します。

なお、ベランダの増築を行う場合、手続き(建築確認申請)が必要になる場合があります。申請の必要性の基準は以下のとおりです。

<建築確認申請の必要性判断基準>

  • 防火地域・準防火地域:1㎡でも増築する場合はすべて必要
  • 防火地域・準防火地域:増築面積が10㎡を超える場合は必要

防火地域とは「火事が起きたときに、燃え広がりやすい地域」を自治体が指定したエリアのことです。

申請は建物の所有者名義で申請が必要ですが、基本的にはリフォーム会社の方で代行して申請するのが一般的です。申請が必要になると代行費用として約15〜20万円程度は必要になることも覚えておきましょう。

申請を怠ると法令違反とされ、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科される場合があります。屋根を増やすような増築を検討する際は、必ずリフォーム会社に建築確認申請の要否を確認してください。

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〜50万円でできるリフォーム

50万円以内の予算で実施できるリフォームは、主にメンテナンス系の工事です。

工事概要・建物タイプ 工事内容 費用・条件
ウレタン防水工事
(築15年戸建て)
・既存防水層の撤去
・下地補修
・ウレタン防水層の形成
・トップコート塗装
・費用:18万円
・面積:10㎡
・工期:3日間
手すり塗装+トップコート
(マンション)
・手すりのサビ落とし、下地処理、塗装
・床面のトップコート塗り替え
・費用:25万円
・面積:12㎡
・工期:2日間
ポリカーボネート屋根
(戸建て)
・アルミフレーム設置
・ポリカーボネート板取付
・防水処理
・費用:28万円
・面積:5.4㎡
・工期:1日間

メンテナンス系の工事は、大規模な劣化が進む前に対処することで、コストを抑えながらベランダの寿命を延ばせます。

50万円〜100万円でできるリフォーム

50〜100万円の予算では、防水工事の全面改修やサンルーム化など、より本格的なリフォームができます。

工事概要・建物タイプ 工事内容 費用・条件
FRP防水工事
(築20年戸建て)
・既存防水層の撤去
・下地補修
・FRP防水シート貼付
・ポリエステル樹脂塗布
・トップコート塗装
・費用:55万円
・面積:15㎡
・工期:2日間
サンルーム化
(築17年戸建て)
・アルミサッシ枠取付
・ガラス窓設置
・床面の防水工事
・換気扇設置
・費用:65万円
・面積:8㎡
・工期:5日間
ベランダ新設
(築12年戸建て)
・既存屋根への架台設置
・床板取付
・手すり設置
・防水処理
・費用:58万円
・面積:4.5㎡
・工期:3日間

本格リフォームなら雨の日も洗濯物が干せるサンルームや、雨漏りリスクを大幅に軽減する防水層が手に入ります。毎日の暮らしが変わり、10年以上の快適さを保てるのでおすすめします。

100万円以上でできる大規模リフォーム

100万円以上の予算では、ベランダの拡張や完全室内化など居住空間を大きく変える大規模リフォームが可能です。

工事概要・建物タイプ 工事内容 費用・条件
ベランダ拡張+サンルーム
(築15年戸建て)
・鉄骨フレーム設置による6㎡の拡張
・FRP防水工事
・サンルーム化(アルミサッシ+ガラス窓)
・費用:120万円
・施工面積:6㎡
・工期:10日間
完全室内化(在宅勤務書斎)
(築15年戸建て)
・断熱サッシ+複層ガラス窓設置
・床暖房設置
・壁、天井の断熱工事
・電気工事(照明、コンセント)
・費用:250万円
・面積:12㎡
・工期:14日間
柱建て式バルコニー新設
(築12年戸建て)
・基礎工事
・支柱設置
・床板取付
・手すり設置
・防水処理
・外壁との接合部防水工事
・費用:150万円
・面積:6.5㎡
・工期:12日間

上記の工事は床面積が増えるため、増築に該当します。そのため、建築確認申請が必要になり、申請代行費用の15万円程度が含まれていることを覚えておきましょう。

この価格帯では、ベランダを10㎡以上に拡張し、雨風をしのげるサンルームにできます。洗濯物干しや趣味の作業場など、実用的な空間として毎日活躍するのでおすすめです。

補助金制度

バルコニーのリフォームでは、国や自治体の補助金制度の条件を満たせば利用できる場合があります。

主な補助金制度は以下のとおりです。

  • 省エネリフォーム補助金
  • 自治体独自の助成金

省エネリフォーム補助金は、断熱性を向上させる窓を使用したサンルーム化など、省エネ性能を向上させるリフォームに利用できる補助金です。

さらに、自治体独自の助成金は耐震改修やバリアフリー改修と合わせてベランダリフォームを行う際に、利用できる場合があります。具体的な対象や金額、確認先は自治体によって変わるため、気になる方は下記を参考に確認しましょう。

確認先 補助金情報の確認方法
国の制度 ・国土交通省「住宅リフォームの支援制度」で最新情報を確認
・環境省「住宅省エネキャンペーン」で検索
自治体の制度 ・「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で検索
・お住まいの市区町村の公式サイトで確認
最も確実な方法 ・リフォーム会社に「今使える補助金はありますか?」と相談

補助金は予算上限に達すると早期に終了します。申請漏れを防ぐためには、計画段階からリフォーム会社へ相談し、最新情報の確認と手続きのサポートを依頼するのがおすすめです。

 ベランダをリフォームするメリット4つ

ベランダリフォームを迷っている方へ、具体的なメリットを解説します。費用対効果やリフォーム後のイメージを理解することで、スムーズに判断できるようになります。

メリット①:家の資産価値を維持・向上できる

将来家の売却を考えている場合は、ベランダのリフォームは家の資産価値を維持・向上するのに効果的です。

ベランダの劣化は、家全体の印象を大きく下げる要因となり、特に床のヒビ割れや手すりのサビは、内覧時に「メンテナンスが行き届いていない家」という印象を与えて査定額に直接影響します。

不動産鑑定士によると、ベランダに限らず雨漏りの痕跡がある場合、査定額にマイナスの影響を与える可能性があります。

適切なメンテナンスを行うことで資産価値を守り、将来の売却時にマイナス評価を避けられるでしょう。

メリット②:雨漏りリスクを防ぎ、家全体の寿命を延ばせる

ベランダからの雨漏りを防ぐことは寿命を延ばすことに繋がります。なぜなら、逆に雨漏りが起こると防水層の下の下地材や構造材まで腐食させ、建物全体の耐久性を低下させるからです。

国土交通省の調査によると、雨漏りを放置すると構造部材が腐食し、建物全体の耐久性が大幅に低下する恐れがあります。

早期に防水工事を行うことで、大規模な構造補修を回避でき、結果的に修繕費用を大幅に抑えられます。ベランダの防水工事は、家全体の寿命を延ばすための「予防的投資」といえるでしょう。

メリット③:洗濯物干しが快適になり、日々のストレスが減る

ベランダに屋根を設置したりサンルーム化したりすることで、洗濯物干しの利便性が劇的に向上します。

メリット 詳細
雨の日でも安心 屋根があれば、急な雨でも洗濯物を取り込む必要がありません。共働き世帯や日中家を空けることが多い方にとって、大きなストレス軽減になります。
花粉・PM2.5から洗濯物を守れる サンルーム化すれば、花粉症の時期でも安心して洗濯物を干せます。また、PM2.5や黄砂といった大気汚染物質の付着も防げるため、健康面でもメリットがあります。
時短につながる 洗濯物を取り込む手間が減ることで、家事の時短になります。

急な天候の変化や、気になる付着物に悩まされる事がなくなるだけでも大きなメリットです。さらに、デザインもこだわれば素敵なプライベート空間に変わるでしょう。

メリット④:居住空間が広がり、生活の質が向上する

ベランダをリフォームすることで、単なる物干し場から「第二のリビング」として活用できるようになります。

用途の幅 使用方法
ガーデニングスペース 日当たりの良いベランダでハーブや野菜を育てる
BBQや食事スペース 休日の朝ベランダで朝食を楽しむ
子供の遊び場 安全な柵があれば小さな子供の遊び場として活用できる
リモートワークスペース 開放感のある環境で、集中して仕事ができる

朝のコーヒータイムをベランダで過ごしたり、夕暮れ時に読書を楽しむ。そんな小さな贅沢やホッと一息つける空間が日々の生活の質を大きく向上させます。

ベランダリフォームは、単なる修繕ではなく生活スタイルそのものをアップグレードする投資です。

理想のデザインや使い方を探すなら、リフォトルの「イメージ画像検索」がおすすめです。好みの雰囲気やデザインを写真で直感的に探せるため、言葉で説明するよりもスムーズに希望を伝えられます。

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知っておくべきデメリット3つ

この章ではデメリットをわかりやすく解説します。デメリットを事前に知っておけば適切な対策を講じられるので、問題を回避しましょう。

デメリット①:初期費用がかかる

ベランダリフォームの初期費用は、工事内容により10〜200万円と幅があります。

工事内容 費用目安
トップコート塗り替え 5〜8万円
防水工事(ウレタン) 15〜40万円
防水工事(FRP) 30〜60万円
サンルーム化 60〜100万円
拡張+サンルーム化 100〜150万円

小規模メンテナンスであれば、10〜30万円で可能です。防水層の全面改修となると50万円以上かかることもあります。

ただし、費用対効果を考えれば長期的には節約になります。たとえば、築15年で防水工事を行えば、築25年まで雨漏りリスクを抑えられるでしょう。一方、放置して雨漏りが発生した場合、構造材の補修も必要になり、修繕費用が100万円を超えることもあります。

早期のメンテナンスは、長期的に見れば大幅なコスト削減につながります。

デメリット②:工事中は洗濯物が干せない、騒音がある

ベランダリフォームの工期は、工事内容によって2日〜2週間程度かかります。

工事中は、ベランダに立ち入ることができず、洗濯物も干せません。コインランドリーの利用が必要になるため、追加費用(1回300〜800円)がかかります。

また、防水工事やサンルーム化では、電動工具による騒音が発生します。近隣への配慮として、事前に挨拶をしておくのが重要です。信頼できるリフォーム会社であれば、近隣への挨拶も代行してくれます。

工期中の不便さは一時的なものです。完成後の快適さを考えれば、十分に我慢できる範囲といえるでしょう。

デメリット③:メンテナンスが継続的に必要

ベランダリフォームは、一度工事をすれば終わりではありません。定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンス内容 周 期 費 用
トップコート塗り替え 5〜8年ごと 5〜8万円
防水層全面改修 10〜15年ごと 30〜60万円
手すり塗装 5〜10年ごと 5〜15万円
排水溝清掃 年1〜2回 0円(自分で可能)

ただし、定期メンテナンスを行うことで大規模修繕を防げます。たとえば、トップコートを5年ごとに塗り替えれば、防水層の寿命を15年以上に延ばせます。一方、トップコートを放置すると防水層が紫外線で劣化し、10年で全面改修が必要になることもあります。

メンテナンス費用を「負担」と捉えるのではなく「資産価値を守るための投資」と考えるのが大切です。計画的なメンテナンスを行えば、長期的には修繕費用を大幅に抑えられるでしょう。

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ベランダリフォームの種類と選び方

ベランダのリフォームは工事内容によって費用・効果が大きく異なります。自分の目的に合った方法を選ぶことで、理想のベランダを手に入れましょう。

ベランダリフォームの種類

ベランダリフォームは、主に以下の4種類に分類されます。

  • 防水工事:ベランダの床面に防水層を形成し雨水の浸入を防ぐ工事
  • 塗装工事:手すりや床面のトップコートを塗り替える工事
  • 屋根・サンルーム設置:既存のベランダに屋根を設置したりガラス窓で囲んだりする工事
  • 拡張・新設工事:ベランダ自体を広げたり新たに設置したりする工事

それぞれの工法・特徴・費用相場は、以下のとおりです。

防水工事(工期:2〜5日間)

工法 特 徴 費用相場(10㎡)
ウレタン防水 液体のウレタン樹脂を塗布。複雑な形状にも対応 ・費用相場:15〜40万円
FRP防水 繊維強化プラスチックで防水層を形成。軽量で強度が高い ・費用相場:30〜60万円
シート防水 塩化ビニールシートや合成ゴムシートを貼付 ・費用相場:20〜50万円

塗装工事(1〜2日間)

工法 特 徴 費用相場
トップコート塗り替え 床面の保護塗装を塗り直す ・費用相場:5〜8万円
手すり塗装 サビを落として塗装し直す ・費用相場:5〜15万円

屋根・サンルーム設置(工期:1〜7日間)

工法 特 徴 費用相場
ポリカーボネート屋根 透明度が高く、日光を遮りすぎない ・費用相場:20〜40万円
アルミ製屋根 耐久性が高く、メンテナンスが楽 ・費用相場:25〜50万円
サンルーム化 ガラス窓とアルミサッシで囲む ・費用相場:60〜100万円

拡張・新設工事(工期:3〜14日)

工法 特 徴 費用相場
増築(拡張) 既存ベランダを広げる ・費用相場:80〜150万円
屋根置き式新設 既存屋根に架台を設置 ・費用相場:50〜80万円
柱建て式新設 独立した柱を建てて設置 ・費用相場:100〜150万円

ベランダリフォームの選び方

ベランダのリフォームを検討するにはいくつかの選び方があります。目的に合ったリフォーム方法を選ぶことで、費用対効果の高い理想のベランダリフォームを実現できます。

  • 選び方のフローチャート
  • 予算別おすすめプラン
  • 築年数別おすすめメンテナンス

選び方のフローチャート

目的に応じて工事は選べます。以下の一覧を参考にしましょう。

目的 工事の選択肢
床のヒビ・雨漏りを直したい 防水工事(ウレタンまたはFRP)
手すりのサビ・見た目をきれいにしたい 塗装工事(手すり塗装+トップコート塗り替え)
雨の日でも洗濯物を干したい 屋根設置またはサンルーム化
ベランダを広くしたい、新たに作りたい 増築・新設工事

予算別おすすめプラン

目的に応じて工事は選べます。以下の一覧を参考にしましょう。

予算 おすすめ工事 効果
〜30万円 トップコート塗り替え+手すり塗装 見た目の改善、防水層の保護
30〜60万円 防水工事(ウレタンまたはFRP) 雨漏りリスクの解消、寿命延長
60〜100万円 防水工事+サンルーム化 雨漏りリスク解消+洗濯物干しの利便性向上
100万円〜 増築+サンルーム化 居住空間の拡張、生活の質向上

築年数別おすすめメンテナンス

目的に応じて工事は選べます。以下の一覧を参考にしましょう。

築年数 状態 おすすめ工事
〜5年 トップコートの劣化開始 トップコート塗り替え
5〜10年 防水層の劣化が進行 防水工事(部分補修)
10〜15年 防水層の寿命、雨漏りリスク増  防水工事(全面改修)
15年〜 構造材の腐食リスク 防水工事+構造材の点検・補修 

リフォーム会社に相談する際は、「現状の問題点」「予算」「将来的な計画」の3点を明確に伝えることで、最適なプランを提案してもらえます。

理想のデザインや使い方を探すなら、リフォトルの「イメージ画像検索」がおすすめです。好みのテイストが直感的に探せるため、言葉で説明するよりもスムーズに希望を伝えられます。

「こんなベランダにしたい」と思える一枚を見つけて、リフォーム会社に提示してみましょう。

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【失敗事例から学ぶ】実際にあったベランダリフォームの失敗パターンと対策

理想のベランダを作るには実際にあった失敗事例から学ぶことで、同じ失敗を繰り返さずに済みます。ここでは、よくある失敗パターンと具体的な対策をわかりやすく解説します。

失敗事例①:相見積もりを取らず高額請求された

リフォームで最も後悔しやすいのが、1社だけで即決して相場の2倍近くを支払ってしまうケースです。

実際に築18年の戸建てで、ベランダの防水工事を1社だけに依頼したところ55万円を請求されましたが、後日確認すると同じ工事が35万円で可能だったという事例があります。20万円の損失です。

こうした事態を避けるためにも必ず3社以上から見積もりを取り、以下を確認しましょう。

  • 工事内訳:「工事一式」ではなく、項目ごとに金額が記載されているか
  • 使用材料:メーカー名・商品名が明記されているか
  • 保証内容:工事保証の期間と範囲が明記されているか

相見積もりを取れば適正価格がわかり、「A社はこの金額だが、なぜ御社は高いのか」と交渉もできます。

失敗事例②:安さ重視で手抜き工事に遭った

「安ければいい」という判断が、結果的に高くつくことがあります。

築12年のマンションで、相場より40%安い25万円で防水工事を依頼したところ、1年後に防水層が剥がれてしまいました。点検の結果、下地処理が不十分で防水層の厚みも規定より薄い手抜き工事だったことが判明しています。再工事に30万円かかり、合計55万円の出費となりました。

後悔しないためには、極端に安い業者を避け、以下をチェックしましょう。

  • 現地調査:時間をかけて丁寧に調査しているか
  • 説明内容:リスクやデメリットも説明してくれるか
  • 保証期間:最低1年以上(優良業者は5〜10年)

価格が安いことは魅力的ですが、適正価格で保証がしっかりしている業者を選ぶのがおすすめです。

失敗事例③:建築確認申請を怠り違法建築になった

増築を伴うベランダリフォームでは、建築確認申請が必要なケースがあります。

築25年の戸建てで12㎡拡張してサンルーム化したところ、数ヶ月後に自治体から「無許可工事」と指摘されました。自宅が防火地域に指定されており、1㎡でも増築する場合は申請必須だったのです。違法状態を解消するため、増築部分を一部撤去する工事に40万円かかりました。

このような失敗を避けるため、以下を確認しましょう。

  • 防火地域・準防火地域:1㎡でも増築する場合は申請必要
  • 防火地域・準防火地域:10㎡超の増築で申請必要

信頼できるリフォーム会社なら、契約前に必ず「建築確認申請の要否」を説明してくれます。申請を怠ると「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科される可能性があるため、必ず確認しましょう。

よくある質問Q&A

DIYでも防水工事はできる?素人が手を出していい範囲は?

トップコートの塗り替えやタイル敷きはDIY可能です。ただし、塗りムラや隙間があると防水性能が低下するため、丁寧な作業が必要です。防水層の改修は必ず専門業者に依頼しましょう。

マンションのベランダはリフォームできる?管理規約の確認方法は?

マンションのベランダは共用部分なので、勝手にリフォームできません。管理組合への申請が必要です。以下の手順で進めましょう。

  1. 管理規約を確認:リフォーム可能な範囲をチェック
  2. 管理組合に申請書を提出:工事内容・期間・業者名を記載
  3. 理事会で承認:通常1〜2ヶ月かかる
  4. 承認後に工事開始

管理規約に違反すると、原状回復や損害賠償を請求される可能性があります。必ず事前に確認しましょう。

ベランダリフォームで使える補助金・助成金はある?

ベランダのリフォームでは、国や自治体の補助金制度の条件を満たせば利用できる場合があります。

>>補助金制度

雨漏りしているベランダの修理費用はいくら?緊急対応は可能?

ベランダリフォームの費用は、工事内容によって大きく異なります。さらに、緊急対応もリフォーム会社の体制によって対応の可否は変わります。

雨漏りは緊急性が高いため、以下の条件を満たす業者を選びましょう。

  • 24時間受付で深夜・早朝も相談可能
  • 即日または翌日に現地調査できる
  • 火災保険対応の知識がある

ただし、緊急対応業者の中には高額請求する悪質業者も存在します。必ず複数社から見積もりを取り、保証内容を確認しましょう。

>>ベランダリフォームの費用相場【工事内容別】

ベランダにウッドデッキを敷く費用は?メンテナンスは大変?

費用やメンテナンス性は、素材によって変わります。

素材 費用相場(10㎡) メンテナンス 耐用年数
天然木(ソフト) 15〜25万円 年1回塗装 5〜10年
天然木(ハード) 25〜40万円 2〜3年に1回塗装 15〜20年
人工木(樹脂製) 30〜50万円 ほぼ不要 20〜30年

初期費用を抑えたいなら天然木、長期的なメンテナンスの手間を減らしたいなら人工木がおすすめです。

まとめ:適正価格で理想のベランダリフォームを実現しよう

ベランダリフォームは単なる修繕ではなく、家の資産価値を守りながら、雨の日も洗濯物が干せる快適さや家族の安全を実現する「生活の質を高める投資」です。

防水層をしっかり改修すれば10年以上雨漏りの心配がなくなり、サンルーム化すれば天候を気にせず洗濯物が干せる毎日が手に入ります。

ただし、安さだけで業者を選んでしまうと「手抜き工事で1年後に剥がれた」「建築確認申請を怠り違法建築になった」といった後悔につながる恐れもあります。

失敗しないためには、必ず3社以上から相見積もりを取り、保証内容や建築確認申請の要否をしっかり確認するのが重要です。省エネリフォーム補助金など国や自治体の支援制度も活用しましょう。

この記事で紹介した費用相場や失敗事例を参考に、信頼できるリフォーム会社とともに「安心して長く使える理想のベランダ」を手に入れてください。

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執筆者

徳良 仁

1級建築士。GAFAの1社に転職し、30代で建築部門の管理職を務める。
千葉県在住の建築ライター。建設業界で現場経験を15年(建築3年・電気12年)経験したのち、日本最大の大手アパレルの出店開発部門で発注者としての施工監理を2年経験。
1級電気工事施工管理技士や第一種電気工事士の資格も保有。

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