外壁塗装の色選び|汚れが目立たない色は?よくある失敗例も

更新日:2025年07月28日

更新日:2025年07月28日

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外壁の色は家の印象を左右する重要な部分です。目立つ箇所だからこそ、失敗は避けたい、という方は多いでしょう。本記事では、外壁塗装の人気色や失敗しないためのポイントについて詳細に解説します。

プロが選んだおすすめの人気色や失敗しないための手順についても解説しているので、外壁塗装の色選びで迷っている方は参考にしてください。

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外壁塗装の人気色8選|メリット・デメリットも

実際にどのような色を使えば良いのか、自分では判断できず迷っている方も多いのではないでしょうか?

そんな方に向けて、まずはプロがおすすめする外壁塗装の人気色を8色ご紹介いたします。各色の特徴・メリット・デメリットについて解説していくので、自分の家にはどの色が似合いそうか、色選びを行う際の参考にしてください。

ベージュ

ベージュは外壁塗装の中でもトップクラスで人気の色です。外壁をベージュにすることで、次のようなメリットがあります。

【外壁塗装の色をベージュにするメリット】

  • 汚れが目立ちにくく、色あせもしにくい
  • 和洋問わずどのような系統の色でもマッチする
  • 周辺の環境にもなじみやすい
  • 膨張色のため家を大きく見せる効果が期待できる
  • 落ち着いて温かみのある雰囲気になる

一方で、外壁をベージュにするデメリットは以下のとおりです。

【外壁塗装の色をベージュにするデメリット】

  • 色のメリハリがなくぼやけた印象になりやすい
  • 周囲の建物に埋もれやすい

ブラック

ベージュと同じく、ブラックも外壁塗装の中では人気の色です。外壁は白やグレーなどの色を選ぶ人が多い中で、ブラックはおしゃれで洗練された印象を作り出し、モダンな印象の家になりやすいのが魅力と言えるでしょう。ただしブラックといっても「真っ黒」を外壁塗装の色に選ぶのは避けましょう。

【避けた方がいい黒色のイメージ図】

上記のようないわゆる「真っ黒」の外壁にしてしまうと、威圧感を与える幽霊屋敷のような仕上がりになりかねません。濃いグレーに近い黒などを選べば、高級感あふれる仕上がりになりやすいのでおすすめです。

外壁をブラックにした場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色をブラックにするメリット

  • 高級感が出る
  • 他の色を際立たせる
  • おしゃれで洗練された印象になりやすい
  • 色あせしにくい
  • 経年劣化による黒ずみが目立ちにくい

一方で外壁をブラックにする場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色をブラックにするデメリット

  • 汚れが目立ちやすい
  • 近所が白やベージュなどの色が多い場合、悪目立ちする可能性がある
  • 紫外線によってダメージを受けやすい
  • 景観地区に該当するエリアの場合、黒などの派手な色は目立つためトラブルに発展しやい

グレー

外壁塗装の色の中でも、グレーは汚れが目立ちにくく、昔から定番の色として数多くの住宅に使われています。ふと街並みを眺めていても、グレーを外壁の色としてメインに使っている住宅が多いのではないでしょうか?

外壁をグレーにした場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色をグレーにするメリット

  • 汚れが目立ちにくい
  • 引き締め効果がある
  • デザイン性に優れている
  • 経年劣化などが目立ちにくい
  • 濃淡によってさまざまなイメージを出せる

一方で外壁をグレーにした場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色をグレーにするデメリット

  • 色あせて見えることがある
  • 人気の色であるため他の家と被りやすい

ブラウン

落ち着いた雰囲気やおしゃれなデザインになりやすいブラウンもまた、昔から外壁塗装の人気色として数多くの住宅に使われています。

外壁をブラウンにした場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色をブラウンにするメリット

  • 汚れが比較的目立ちにくい
  • 落ち着いた雰囲気になりやすい
  • 他の色とも組み合わせやすい
  • 周囲の建物や環境になじみやすい

一方で外壁の色をブラウンにした場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色をブラウンにするデメリット

  • 艶が悪目立ちする可能性がある
  • 色の濃さによっては色あせが目立ちやすい

白い外壁は、明るく清潔感があり人気が高い色の1つです。外壁塗装の色を白にした場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色を白にするメリット

  • 清潔感がある
  • 高級感が出せる
  • 他の色とも組み合わせやすい
  • 色あせしにくい
  • 外壁の温度が上がりにくい
  • 膨張色のため実際の大きさよりも家が大きく見える

一方で外壁の色を白にした場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色を白にするデメリット

  • 汚れが目立ちやすい
  • 光の反射が生じやすく眩しい

白単色にするのではなく「白×黒」「白×ブラウン」「白×グレー」など、うまく組み合わせて使うと、白単色よりも汚れなどが目立ちにくくなるのでおすすめです。

イエロー

明るくフレッシュな印象を与えるイエローは、外壁にこだわりたいというおしゃれな人の中で人気の色です。外壁塗装の色をイエローにした場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色をイエローにするメリット

  • 明るく爽やかな外観になる
  • 欧米風な仕上がりになる
  • 汚れが目立ちにくくなる

一方で外壁をイエローにした場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色をイエローにするデメリット

  • 周囲の景色や住宅から浮きやすく悪目立ちする可能性がある
  • 警告色として使われている色なので威圧感を与えてしまう可能性がある

そのため外壁にイエローを使いたい場合は、淡く白っぽいものを選ぶと良いでしょう。

グリーン

「ベージュやグレー系の外壁は無難だから、グリーンで個性を出しつつおしゃれなものに仕上げたい」という考えから、グリーン系の塗装を希望する人も多いです。

外壁塗装の色をグリーンに選んだ場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色をグリーンにするメリット

  • おしゃれな外観に仕上がる
  • 植物などと調和しやすい
  • 外壁の汚れが目立ちにくい
  • 定番の色と比べて個性を出しやすい

一方で外壁の色をグリーンにした場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色をグリーンにするデメリット

  • 他の色との組み合わせが難しい
  • 近隣住宅と調和しにくい

またグリーンは濃淡によって印象が変わるので、自宅をどのような雰囲気に見せたいかによって、グリーンの濃淡を細かく決めることをおすすめします。

オレンジ

家をパッと明るい印象にしてくれることから、オレンジ色も外壁塗装では人気の色です。外壁塗装の色をオレンジにした場合、次のようなメリットがあります。

外壁塗装の色をオレンジにするメリット

  • 家が明るい印象になる
  • 日陰でも色が映える
  • 家が明るい印象になりやすい

一方で外壁の色をオレンジにした場合、次のようなデメリットがあります。

外壁塗装の色をオレンジにするデメリット

  • 派手な色のため周囲から浮きやすい
  • 色の濃さによっては悪目立ちする

オレンジは、濃淡によってかなり印象が変わります。外壁塗装の場合は、悪目立ちすることなく街並みにも溶け込みやすいので「淡い薄めのオレンジ色」を使うのが良いでしょう。

その他

ここまで紹介してきたものの他にも、次のような色が選ばれるケースもあります。

  • シルバー
  • パープル

もっとも、こういった鮮やかな色はどうしても色あせが目立ちやすいので、塗装後のメンテナンスをこまめに行わなければなりません。

また悪目立ちしやすい色でもあるので、外壁塗装後に悪評が立ってしまうこともあります。鮮やかな色や目立つ色を検討されている方は、近隣住民との兼ね合いや塗装後のメンテナンスも視野に入れて選びましょう。

外壁塗装で汚れが目立ちにくい・色あせしにくい色は?

外壁塗装の色選びでトップレベルに多い後悔は、「汚れが目立ちやすい・色あせしやすい色を選んでしまった」というものです。

色によって汚れ・色あせの出やすさは大きく異なります。外壁塗装は何度も塗り替えることが難しいので、美しさが長持ちする色を選びましょう。

汚れが目立ちにくい外壁の色

汚れが目立ちにくい色として、主に以下の色が挙げられます。

  • ベージュ、クリーム色
  • グレー

外壁の汚れの原因はさまざまですが、その多くは土埃や砂、黄砂といった「茶色・黄土色・薄緑色」系統の色味です。そのため、近似色であるグレーやベージュといった落ち着いた中間色であれば、汚れが付着しても目立ちません。

反対に汚れが目立ちやすい色としては、以下の色が挙げられます。

  • 鮮やかで派手な色(赤など)

外壁塗装の色で人気の白や黒ですが、はっきりした色であるため汚れが目立ちやすいです。こまめにメンテナンスをしないと見栄えが悪くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

色あせしにくい外壁の色

どんな色でも紫外線や雨風にさらされることによって、少しずつ色あせが起きてしまいます。ただし、こちらも色によって変化の具合には差があります。

色あせしにくい色として、主に以下の色が挙げられます。

  • ベージュ、クリーム色

以上の色は紫外線の影響を受けにくく、色あせしにくい色とされます。特にベージュ、クリーム色は汚れも目立ちにくいため、外壁の美観を長期間保ちたい方にとっては魅力的です。

反対に色あせしやすい色としては、以下の色が挙げられます。

  • 鮮やかで派手な色(赤や黄色など)

汚れにくい色と同様に、彩度の高い鮮やかな色は紫外線に弱く、色あせしやすいです。外壁の色を選ぶ際は単純な好みだけでなく、こうした機能性にも注目して選ぶと後悔しにくいです。

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外壁塗装で押さえるべき8つのポイント|よくある失敗例も

ここでは外壁塗装の色選びで失敗しないために、絶対に知っておきたい8つのポイントをご紹介いたします。

必ず外壁塗装の「色見本」を使って自分の家に合うか確認する

基本的なポイントですが、外壁塗装の色見本を使って確認することが非常に重要です。色見本とは、外壁に使用する色のサンプルをまとめたものです。紙のものや、実際の壁材に塗料を塗ったもの、パソコン上でシミュレーションしたものなど、さまざまな種類があります。

ただしディスプレイ上で行われるシミュレーションは、設定などによって実際の色とは異なって見えるケースがあるため注意しましょう。シミュレーションで大まかな塗装後の雰囲気をつかんだら、現物の色見本を確認することをおすすめします。

外壁塗装の色選びをする際には、色見本を必ず手にして、自分の家の外壁にマッチしているか確認しましょう。

カラーシミュレーションを利用する

カラーシミュレーションとは、パソコンに住宅の写真を取り込んで、専用ソフトを用いて外壁や屋根を複数のカラーパターンでシミュレーションするものです。

実際の写真を用いて色を試せるので、仕上がりに近いイメージで色を選べるだけではなく、複数のカラーパターンと比較することもできます。

ほとんどの外壁塗装業者ではカラーシミュレーションを用意してくれるので、どの色が自分の家にぴったりなのか検討すると良いでしょう。

どうしてもイメージとある程度の違いは存在する

外壁の色選びでのよくある失敗例として、「思っていたイメージと違った」というものがあります。

色見本やカラーシミュレーションなど、さまざまな手段を使って色を選んだとしても、こうしたギャップをゼロにすることは難しいです。

これは色の「面積効果」が原因のケースが多いです。面積効果とは目の錯覚により生じるもので、同じ色であったとしても面積が変わってしまうことにより、色の明るさや鮮やかさ、受ける印象が異なってしまうというものです。

できるだけイメージとの違いが生じることを防ぐためにも、大きめの色見本をリフォーム事業者に用意してもらい、全天候、朝から晩まで実際に建物に色見本を当てながら細かく確認して外壁の色を選びましょう。

周囲の街並みや建物との調和を考慮する

次によくある失敗が、家の色だけを考えていて、街並みや周囲の建物との相性を考えていなかった、というものです。周囲の街並みや建物との調和も考慮して、外壁の色を選ぶようにしましょう。一般的な住宅では、黒や白、ベージュなどあまり目立たない色が外壁に使われているケースが多いです。

それにもかかわらず、派手な蛍光色などを外壁に使ってしまうと、周囲の街並みや建物から浮いてしまいます。特にこだわりがないのであれば、これまでと似たような色や、周りの家と同じような色を選ぶのもおすすめです。

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家のサッシ・ドア・屋根との相性も確認する

外壁塗装の色選びをする際は、家のサッシ・ドア・屋根などとマッチするものを選びましょう。特に玄関のドアや屋根など面積の大きい場所は、外壁と色がマッチしていないと悪目立ちしてしまいます。

色見本やカラーシミュレーションを使って色を選ぶ際には、サッシ・ドア・屋根など全体のバランスを考慮しながら選ぶことも忘れないようにしましょう。

色ツヤの加減も考慮する

塗装した後に外壁に光が当たった時に生じる色ツヤの加減も考慮しましょう。

塗料は「ツヤあり・ツヤなし・3分ツヤ・5分ツヤ・7分ツヤ」に分かれており、ツヤがあるものを使うかどうかは、最初の塗料選びで決めてしまうケースがほとんどです。

建物の形状や日当たりの加減によって変わるので断言はできませんが、日当たりの悪い環境でツヤなしの塗料を使う場合、少し明るいものを選んだ方が、暗くなるのを防げると言われています。ツヤのある塗料の場合は、少し暗めの色を選んだ方が落ち着いた雰囲気になるケースが多いです。

ツヤに関しても、色見本と一緒に外に出て日光などに当てて確かめる方法が確実です。実際に確かめることで、失敗を防ぐことができます。

時間や天候の移り変わりを考える

外壁塗装の色選びでは、時間や天候の移り変わりを考慮することも重要です。お昼の時間帯にはきれいな色に見えたとしても、朝や夜に見ると見栄えが良くないという場合もあります。

ある特定の時間だけで判断するのではなく、さまざまな時間帯や天候のもとで、色見本やカタログを手にどの色が適しているかチェックするのがおすすめです。

外壁に使う色は2色に抑える

外壁に使う色は、2色までに抑えるのがおすすめです。2色以上にしてしまうと、配色が難しく違和感が生じやすいです。

どうしても2色以上にする場合は、カラーコーディネートやシミュレーションなどをうまく使って、違和感のない組み合わせを見つければ、色を使いすぎて失敗することを防げるでしょう。

外壁塗装の色選びで失敗しないための手順

外壁塗装の色選びで失敗しないためには、次のような手順で色を決めていくのがおすすめです。

失敗しないための選び方

  • ①業者と相談しながら希望の色をいくつか決める
  • ②カラーシミュレーションを利用して仕上がりのイメージを確認する
  • ③実際に色見本を手にしてあらゆるシチュエーションでチェックする
  • ④可能であれば試し塗りなども行う

外壁塗装業者によっては、本塗りを行う前にいくつか気になる色を試し塗りできる場合があります。外壁塗装を行う際は、試し塗りをしてくれる業者に依頼をして、納得するまで色を試してみるというのもおすすめです。

まとめ

せっかく高い費用を払うのだから「自分好みの外壁にしたい」という気持ちになりがちですが、それだけで決めてしまうと失敗してしまう可能性が高いです。まずはどの色が自分の家や周辺の環境にマッチしているかしっかり調べましょう。

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