自宅のリビングをホテルライクにするには?色使いのポイントや実例

更新日:2025年07月28日

更新日:2025年07月28日

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上質でリラックスできる雰囲気が魅力の、ホテルライクなリビング。ご自宅をホテルライクにするためにはいくつかのポイントがあります。

本記事ではホテルライクなリビングを実現するテクニックや、具体的な実例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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ホテルライクとは?

「ホテルライク」とは、ホテルのような高級で洗練された雰囲気のことを指します。

快適さや贅沢さ、上品なデザインが特徴です。余分な飾り付けを排除した、シンプルで洗練されたデザインになっています。生活感が薄く、非日常的な雰囲気が味わえるのが魅力です。

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ホテルライクにする方法|5つの切り口で紹介

ここでは自宅をホテルライクにするためのテクニックを、5つの切り口からご紹介します。比較的簡単に試すことのできるテクニックもあるため、ぜひ挑戦してみてください。

①内装をホテルライクに

空間に余裕を持たせる

ホテルライクな内装では余計な家具や装飾を排除することで、必要最小限の要素で構成されたシンプルなデザインになるのが特徴です。

空間に余裕を持たせて材質に統一感をもたせることで、おしゃれな雰囲気がより際立ちます。空間に余裕があると、部屋全体が開放的になって広がりが生まれます。狭苦しい感じのない広々とした空間は、ホテルのスイートルームなどで感じるような贅沢な雰囲気を醸し出します。

また空間に余裕があれば家具や小物の配置に余裕が生まれて、移動がしやすくなるのもメリットです。部屋の使い勝手が向上し、生活空間が機能的になります。

ただし空間に余裕を持たせる際には、部屋のサイズやレイアウトも重要です。無理に広くしすぎると逆に寂しい印象を与えてしまう可能性があるため、調和とバランスを考慮することが重要です。

天井材・壁材にこだわる

天井は部屋全体を覆うため、素材やデザインが重要です。高い天井や照明効果を活かしたデザインが、贅沢な雰囲気を醸し出します。

また壁材についても、部屋に占める面積が大きいため空間の印象を大きく左右します。

高級感を演出するためには、上質な素材を選ぶことが重要です。大理石、木製の内装、高級な塗り壁などがホテルライクな雰囲気を作り出します。また、落ち着いた柔らかい色合いを選ぶことも一般的です。

場合によっては、凹凸のある素材やアートパネル、壁紙などを使うこともあります。あえて異素材を取り入れることで、空間に深みと興味を持たせることができます。素材の選定や配置によって、特定のテーマやスタイルを打ち出すことも可能です。

大きな窓を配置する

大きな窓があることで、自然光をたっぷりと室内に取り入れられます。明るく開放的な雰囲気が生まれて部屋全体が明るく見えるため、ホテルのような快適な雰囲気を演出できます。

また大きな窓からの景色や外部の光景が室内に取り込まれることで、部屋が広く感じられる効果も期待できます。

大きな窓は、エレガントでデザイン的な要素としても機能します。カーテンやブラインドなどの窓装飾も合わせて選ぶことで、デザインのアクセントとなるでしょう。

ただし、大きな窓を配置する際にはプライバシーの確保や適切な窓装飾の選定も重要です。また地域の気候や日差しの強さに応じて、遮光性や断熱性を考慮することも重要です。全体的なデザインや機能性を考慮しながら大きな窓を取り入れることで、ホテルライクな雰囲気をより引き立てられます。

②カラーコーディネートをホテルライクに

シックな色味にする

シックな色合いとは、深みのあるモノトーンやダーク系の色味のことを指します。具体的にはグレー、ベージュ、深いブルー、チャコールグレー、深みのある緑などが含まれます。

こういった色は洗練された印象を与え、高級感を演出するのが特徴です。流行に左右されない色合いのため、長く飽きることなく過ごせる点も魅力です。

また、カラーを揃えることで部屋に落ち着きをもたらし、くつろぎやすい空間を作り出します。アクセントとして明るい色や金属のアクセサリーを取り入れることもおすすめです。

余計な色味を使わない

一般的に、ホテルライクなインテリアでは余計な色味を抑えた方が上手くまとまります。シックにまとめた色合いによって部屋全体が整然として、クラシックでエレガントな雰囲気が生まれます。

鮮やかな色味が少ないシンプルなカラーパレットは、リラックス感や落ち着きをもたらします。また落ち着いた色調は、様々な素材やデザイン要素と組み合わせやすく、柔軟性があるのも魅力です。

ただし全ての色味を排除するのではなく、必要に応じてアクセントとして適切な色を取り入れることも考慮しましょう。少しのアクセントカラーが空間に活気を与え、バリエーションを生みだすことができます。バランスを考慮しながら色調を活かすことで、ホテルライクで上品な雰囲気を演出できます。

③照明をホテルライクに

間接照明を使う

間接照明とは、直接光源を見せない照明手法のことで、壁や天井に光を反射させることで柔らかい雰囲気を演出するのが特徴です。

空間全体に穏やかで温かみのある雰囲気を醸し出すことにより、ホテルのようなリラックスできる雰囲気を作り出せます。

また間接照明は、デザインのアクセントとしても機能します。空間全体を柔らかく照らすため、特定の部分だけが強調されずに、調和のとれた空間に仕上がる点がメリットです。

スタンドライトを設置する

スタンドライトとは、器具本体を移動できる置き型の照明器具のことを指します。間接的で柔らかい光によって、部屋にリラックス感や温かみをもたらし、ホテルライクな雰囲気を醸し出します。

また移動が可能であるため、機能的な役割も果たすのが特徴です。

スタイリッシュなデザインや素材を選ぶことで、部屋の雰囲気を引き立てられます。器具によっては照度が暗めのスタンドライトもありますが、天井照明や壁掛け照明と組み合わせれば、部屋全体の照明バランスが取れて安心です。均一かつ調和のある照明が、ホテルライクな空間を生み出します。

ただしスタンドライトのデザインや高さ、光の色温度などを選ぶ際には、全体のデザインやインテリアのコンセプトに合わせて調整することが重要です。ライトが空間に与える効果を検討して適切に配置すれば、快適で上品な空間に仕上がるでしょう。

④家具をホテルライクに

シンメトリーな配置にする

シンメトリー(左右対称)な配置は整然とした印象を与え、視覚的な調和を生み出します。整然とした配置はホテルの客室や共用スペースでよく見られるスタイルであり、上品で洗練された雰囲気を演出するのが特徴です。

対称的な配置は、心理的な安定感も提供します。要素が均等に配置されていることで部屋全体がバランスよく見え、リラックスした雰囲気を醸し出します。

また対称的な配置は、スペースを最大限に活用しやすいのもメリットです。家具や装飾品が対称的に配置されることで、広がりのある開放的な印象を与えます。ただしホテルライクなデザインにおいては、必ずしも厳格なシンメトリーが求められるわけではなく、バランスの取れた配置にすることが最も重要です。

シンメトリーはクラシカルな印象にも繋がるため、あえて崩すことも有効です。これは、最近トレンドのライフスタイルホテルに見られる傾向です。

家具の高さを低くする

低い家具は、モダンでスタイリッシュな印象にするために重要です。これは一般的なホテルデザインに見られる特徴の一つで、モダンなエレガンスを追求することで、上品で開かれた雰囲気を醸し出せます。

また低い家具は視線を妨げにくいため、部屋を広く見せる効果が期待できます。これにより開放的で快適な空間が生まれ、ホテルのようなリラックスした雰囲気を演出します。シンプルで洗練されたデザインが、ホテル風の空間によく合います。

ただし全ての家具を低くする必要はなく、部屋全体のバランスを考慮することが重要です。高低差を取り入れることで視覚的な動きを生み出すこともできます。また低い家具は座り心地が低くなるため、使用する空間や家具の機能に応じて調整した方が使い勝手が良くなります。

デザインのコンセプトや好みに合わせて家具の高さを調整すると、ホテルライクなインテリアをより効果的に作り上げられます。

大きなソファを置く

大きなソファは部屋の視覚的な中心点となり、配置によってはアクセントとして機能します。デザインやカラーを工夫することで、空間全体を引き立てられます。

リビングエリアに大きなソファを配置することで、くつろぐ場所としての魅力が向上します。親しみやすく開かれた雰囲気になり、来客時にも過ごしやすくなるのがメリットです。

ただし大きなソファを置く際には、空間のサイズや配置、その他の家具との調和を考慮することが重要です。ソファがスペースを圧迫してしまわないように、配置に工夫を凝らしましょう。

またソファのデザインや素材も、全体のデザインコンセプトに合わせることがポイントです。ソファを選ぶ際は、くつろぎやすさだけでなく、デザイン性や機能性も考慮してホテルライクな雰囲気を演出することが重要です。

⑤インテリア小物をホテルライクに

大きな鏡を設置する

鏡は光を反射し、室内の明るさを増す効果があります。自然光や照明の光が鏡に反射されることで空間全体がより明るくなり、清潔感が生まれます。

また大きな鏡を設置することで、視覚的な錯覚を利用して空間を広く見せられます。部屋がより開放的で広がりのある空間になり、ホテルのような上質な雰囲気に仕上がります。

大きな鏡はデザインのアクセントとしても機能します。フレームのデザインや鏡の形状にこだわることで、部屋に特有のスタイルや個性を加えられます。鏡を配置することで部屋に視覚的なアイキャッチが生まれ、空間に奥行きや深みを与えられるでしょう。

高級な素材を使う

高級な素材は上品でエレガントな雰囲気を生み出し、空間に豪華な雰囲気をプラスしてくれます。具体的には、大理石、無垢材、真鍮、ガラス、レザーなどの素材が該当します。

高級な素材は通常、耐久性があり長寿命です。適切に扱えば長期間にわたって美しさを保つので、初期費用が多少掛かっても総合的なコストパフォーマンスは高いと言えます。

用いる場合は素材同士の組み合わせや配置に注意を払い、全体的なデザインコンセプトと調和させるようにしましょう。素材の選択と配置により、ホテルライクな雰囲気をより効果的に構築できます。

ホテルライクなリビングのアイディア

ここでは、ホテルライクなリビングの具体的なアイディアについてご紹介します。リフォームの成功には、たくさんの事例やアイディアを見ることが大切です。イメージを明確に持っておくことで、ご自宅に合ったリフォーム計画を立てましょう。

シックで落ち着いたリビング

こちらのアイディアでは、リビングをウォールナットの色味でまとめています。ブラック×木目を基調とすることで、落ち着いたリラックス感のある雰囲気になっています。

このようにダークカラーの木目は比較的難易度の低い色味なので、ホテルライクなインテリアにするのが初めての方にもおすすめのカラーコーディネートです。

照明器具は、天井にダクトレールを設置してスポットライトを取り付けています。スポットライトは自由に光の向きを変えられるため、家具の模様替えにも柔軟に対応できるのがメリットです。明るさのバランスを調整することで、シーンごとの切り替えも可能になります。

大きな窓のある落ち着いたリビング

大きな窓を全面に配置することで、部屋に奥行きを与えるだけでなく、外とつながり解放感のある空間に仕上がります。

こちらのアイディアでは、庭に面した大きな窓がポイントとなっています。家自体の面積が大きくなくても、窓から見える景色を取り込むことで広々とした印象にできるためおすすめです。

また家具に関しては、全体的に低めのアイテムが選ばれています。こうすることによって見る人の視線を下げ、圧迫感を軽減できるのがメリットです。余計なものを置かずにすっきりまとめることで、整然としておしゃれなリビングになっています。

間接照明がおしゃれなリビング

こちらのアイディアでは、間接照明が多用されています。あまりにも煌々と照らしてしまうと落ち着かない部屋になってしまいますが、照度を落とすことでリラックスできる雰囲気になっています。

場合によっては、照明の明るさを調節できる調光機能を付けておくと便利です。夜寝る前の時間帯には暗く設定することで、眠りに入りやすい照明が実現します。

調光器の設置が難しい場合には、照明器具の回路を分ける手法もあります。これによりスイッチの切り替えができるため、必要な回路だけを点灯できます。

余白のある広々リビング

こちらのアイディアでは、広い空間をそのまま生かしたインテリアが特徴となっています。リビングにはソファやローテーブルといった家具だけを選んで配置することで、すっきりした印象になります。

スペースに余裕があるとついつい家具や小物を置きたくなってしまいますが、あえて余白を残すことで余裕のある印象に仕上がります。

またインテリア全体の色味がブラウン系に揃えられているので、適度にカジュアルで落ち着いた雰囲気が感じられます。折り上げ天井に間接照明を仕込むことにより、光が天井に反射する柔らかい空間になっています。

また、ローテーブル上やTV側壁面にはダウンライトが配灯されているのが特徴です。これにより必要な箇所には明るさが確保されているので、快適に過ごせます。

高級感のあるブラックインテリア

ホテルライクなリビングでは、高級感のある素材を使うのがポイントです。こちらの実例では壁面や床面に光沢感のある素材を使うことで、上質な雰囲気に仕上がっています。

また、壁面のアートや照明はシンメトリー(左右対称)に配置されています。これにより整然とした印象になり、ホテルライクな雰囲気を演出できます。

【関連記事】リビングをラグジュアリーにリフォーム|おしゃれなアイディアやポイント紹介

ホテルライクなリビングにするにはリフォームもおすすめ|費用は?

リフォームを行わなくても、家具の選び方や配置、照明などによって、リビングをホテルライクにするこホテルライクなリビングにするにはリフォームもおすすめ|費用は?とは可能です。

しかし、それだけでは限界があるのも事実。リフォームであれば床や扉の素材、部屋の広さや窓の大きさを一新することができます。思い切ってリフォームすることで、雰囲気をがらりとホテルライクに変えることも可能です。

ここではホテルライクにリフォームするために知っておきたい情報をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

ホテルライクなリビングのリフォームに掛かる費用

ホテルライクなリビングのリフォームに掛かる費用は、約60~70万円程度です(10畳程度の場合)。
※内容や規模感により変動します。

内訳は以下の通りです。

  • 壁紙を使用した張替え費用:約8~10万円程度
  • フローリングからフロアタイルへの張替え費用:約10~15万円程度
  • 扉の取替費用:約10~15万円程度
  • カーテンや照明などの装飾費用:約10~12万円程度

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

※マンションなどで床の工事を行う場合、下地に遮音素材が必要となり、約18~20万円程度掛かります。

大理石、高級な床材、タイル等の素材を使う場合には、費用が上がってしまうため注意しましょう。また、プロのデザイナーや建築士に相談する場合、別途設計費が掛かる場合があります。

具体的な見積もりを得るには、プロの建築家やリフォーム会社と相談し、具体的な計画や要望を反映させた見積もりを確認するのがおすすめです。予算に合わせて、柔軟に計画を調整しましょう。

リフォームの流れ

具体的なリフォームの流れを押さえておきましょう。以下がリフォームの一般的な流れです。

  • ①事前準備:完成イメージ、予算やローンの有無を決める。
  • ②会社選び:見積もりを取り、現場調査を依頼、契約を結ぶ。
  • ③工事:実際に工事を行い、終了後に引き渡し。

詳しくは以下の記事で解説しているため、読んでみてください。

【関連記事】リフォームの流れを工程別にチェック|理想のイメージを実現

ホテルライクな部屋にリフォームしたい場合、特に最初のイメージ段階が重要です。ここで具体的な完成像を描ければ、その後のステップもスムーズに行くはずです。

言葉で希望の雰囲気を表現することは難しいですが、リフォトルならイメージ画像から雰囲気に合ったリフォーム会社を紹介してもらうことができます。

ご相談、紹介、見積だけでもOKなので、ぜひお気軽にお申込みください。

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相見積もりを取るのがおすすめ

見積もりを依頼する際は、複数の会社から見積を取る「相見積もり」をおすすめします。複数のリフォーム会社から見積もりを取って比較することで、適正価格を把握し、無駄なコストを削減することができます。会社によって提案内容や費用が異なるため、相見積もりを活用して費用対効果の良い会社を選びましょう。

相見積もりを取る際は、各社に同じ条件で見積もりを依頼することが重要です。相見積もりを提示すると価格交渉に応じてくれる会社もあります。ただし、中には品質の低い製品を使用する会社や、手抜き工事を行う会社もいるため、注意が必要です。

まとめ

ホテルライクな空間作りは、一般的な住宅でも人気が広がっています。「高級で敷居が高そう…」というイメージもありますが、シンプルで上品なスタイルのため年齢や性別を問わずおすすめです。

本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひホテルライクなリビングにリフォームしてみてください。

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