注目トレンド「ジャパンディ」とは?インテリアコーディネートのポイントを解説

更新日:2025年04月07日

更新日:2025年04月07日

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ジャパンディは、日本と北欧の要素をあわせ持ち、洗練された雰囲気の中にも温かみのある味わいが魅力のインテリアスタイルです。この記事では、その特徴やインテリアコーディネートのポイント、おすすめのアイテムを紹介します。

これからリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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北欧×和風の「ジャパンディ」とは

ジャパンディは、Japanese(日本)とScandinavian(北欧)の言葉の一部を掛け合わせた造語で、洗練された雰囲気の中にも温かみのある味わいが魅力のインテリアスタイルです。 

すでに海外ではインテリアトレンドとして人気が高まっていますが、日本でも採用される動きが多くなってきています。

ここからは、ジャパンディの特徴や日本文化と北欧文化の共通点について解説します。

北欧のインテリアに興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
【関連記事】北欧モダンなリビングにリフォーム|木材や家具の使い方でおしゃれに

ジャパンディスタイルの特徴

ジャパンディは日本的な要素を含むものの、その発端は海外です。

北欧テイストに、日本特有の「禅の哲学」「侘び寂び(わびさび)」といった感性を融合させたスタイルが、住まいを美しく居心地よく彩るとして海外を中心に人気が高まりました。

世界的に流行し始めたのは、新型コロナの流行により、おうち時間が長くなった2020年ごろです。インテリアに「癒し」や「静寂」を求め、住まいや家具に今まで以上のこだわりを見出したことがきっかけと考えられます。

北欧と共通する日本の文化

北欧と日本は一見遠い存在に思えますが、随所で共通する感性が存在し、ジャパンディはその親和性を最大限に引き出したインテリアスタイルと言えるでしょう。

日本では、古くから簡素さや静寂さを大切にする禅の考え方がありました。伝統的な住まいでは、畳と建具に囲まれた部屋で、常時置かれる家具はほとんどありません。布団や座卓を使用時のみ出すことで、簡素で美しい空間が実現していました。

一方の北欧では、住まいの中での暮らしに高いこだわりを持ち、厳選された家具を多世代にわたって大切に使い続ける文化が根付いています。シンプルな空間の中に、家具やオブジェに秩序を見出し上質な暮らしをつくる「ヒュッゲ」の精神が、和の心と通じるのでしょう。

さらに、双方ともに自然素材を多用するインテリア的特徴があります。木や草、土といった素材を用い、それぞれの自然のカラーを活かした手法が、洗練された雰囲気の緊張感を和らげ、独特な温もりを生み出します

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ジャパンディを取り入れたインテリアコーディネートのポイント

海外発のインテリアテイストでありながら、日本の住まいへの親和性が高いジャパンディ。いくつかのポイントを押さえることで、自宅をおしゃれなジャパンディスタイルへと変えることができます。

インテリアコーディネートのポイントを紹介しますので、ぜひインテリアづくりの参考にしてみてください。

家具を厳選し「ミニマル」を意識

ジャパンディで大切なことは、室内の要素を最低限に絞り込んだ「ミニマル」な空間をつくり上げることです。

生活に必要なものを厳選し、こだわり抜いた家具やオブジェのみを置くように心がけましょう。空間に余白を感じさせることがポイントです

収納は、置き家具やオープン棚ではなく扉付きのクローゼットなどが向いています。個室だけでなくリビングなどにもクローゼットを設置し「隠す収納」を意識しましょう。

ニュートラルカラーを採用

ジャパンディをつくる要素として、部屋の配色を考慮することも重要です。

ベースとなるカラーは、ベージュやナチュラルホワイトといった柔らかい色味を選びましょう。家具などのカラーは彩度が高いものを選ぶと悪目立ちします。黒やグレー、白といったニュートラルカラーを採用すると、よりジャパンディらしい雰囲気が出ます。

ぬくもりある自然素材を活用

天然木のダイニングテーブルやチェア、ラタンや紙を使用した照明器具、リネンのクッションなど、自然素材を使った家具などを取り入れることで、温かみのある雰囲気を演出できます

逆に、プラスチックやガラスといった素材が強調されると、空間の統一性が無くなるので注意が必要です。

また、自然素材を使用した家具は何十年も使用できる耐久性も魅力です。長く愛せると感じるアイテムを選びましょう。

北欧と和のベストバランスは7:3

ジャパンディで理想的な要素のバランスは、北欧7割に対し和風3割です。

日本的な要素は、障子やふすま、畳といったものがありますが、それらの要素が空間の半数以上を占めると和風に偏り過ぎてしまいます。

障子を設置する場合でもスタイリッシュな格子戸としたり、畳は縁がないニュートラルカラーのものを採用したりすることで、和風をデフォルメしながらモダンな要素として取り入れることができます。

北欧テイストをベースにして全体の親和性を大切にすることが、ジャパンディスタイルに仕上げるポイントです。

指し色は和を意識したアースカラー

ニュートラルカラーばかりで全体が地味に感じてしまう場合は、指し色を取り入れてみましょう。

ジャパンディに馴染みやすいのは、和のイメージを連想させるアースカラー。若草色、茜色、藤色、藍色など、日本固有の色味がおすすめです。

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ジャパンディを演出するおすすめのアイテム

ここからは、ジャパンディを演出するアイテムを紹介します。

格子

和風の要素を取り入れるのに迷った際におすすめのアイテムが、格子です。

格子戸は昔から日本の建具として使用されてきたアイテムですが、現在では室内の引き戸や間仕切りに採用することで、洗練された和の雰囲気を醸し出すのに最適な要素となります。

ペンダントライト

視界に入りやすいペンダントライトは、部屋のアクセントにもなり人気のアイテムです。ジャパンディでは、以下の点を意識して照明を選びましょう。

  • シンプルで丸みのあるフォルム
  • 紙製や木製、籐製など自然素材のシェード
  • 昼白色や電球色といった温かみのある光色

観葉植物やドライフラワー

植物を随所に飾るのも、ジャパンディを演出するコツです。

存在感のある観葉植物はもちろんドライフラワーとの相性も良いため、壁や扉に飾るのもおすすめです。ドライフラワーのスワッグは空間のアクセントにもなり、取り入れやすいアイテムです。

自然素材のファブリック

カーテンやクッションなどのファブリックアイテムには、コットンやリネンなど自然素材を使用したものがおすすめです。

カーテンはヒダ倍率を抑えたものやプリーツスクリーン、ウッドブラインドなど、シンプルなデザインがジャパンディによく合います。

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まとめ

今回は、ジャパンディの魅力やコーディネートのポイント、おすすめのアイテムを紹介してきました。ジャパンディは、日本と北欧の文化を融合させた新しいインテリアテイストです。

落ち着いた空間づくりと自然素材を活かしたコーディネートなどは、世代や好みを超えてあらゆる住まいに取り入れやすいスタイルと言えるでしょう。

本記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひリフォーム計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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