
「砂壁のリフォームって、どんな方法があるの?」
「そもそもDIYでリフォームできないのかな」
古い砂壁をリフォームしたいものの、どう動けばいいか分からず、悩んでいませんか?
この記事では、
- 方法別の費用や選び方
- DIYの方法・費用・リスク
- リフォーム会社選びで失敗しないためのチェック項目
を詳しく解説します。
読み終わるころには、自宅の砂壁に最適なリフォーム方法がわかります。記事を参考に、安心してリフォームを進めていきましょう。
TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。
砂壁とは?メリット・デメリット

砂壁とは、砂や土、石灰などの自然素材を使った伝統的な塗り壁の一種です。特に和室の内装で採用され、自然な風合いや落ち着いた雰囲気を演出できるのが特徴です。
| メリット | ・調湿性が高い:湿度を保ちやすい ・防火性に優れている:火に強い ・和の趣がある:風合いが美しい |
| デメリット | ・劣化しやすい:ひび割れ・剥がれ ・掃除が大変:砂が落ちやすい ・カビ・ダニが出やすい:湿気を含みやすい |
上記のように、砂壁は風合いや機能面での良さがある一方で、メンテナンス性や耐久性に課題があります。
築年数が経過している場合は、劣化が進んでいるケースが多いです。そのため、中古住宅の購入はもちろん、今の住まいを快適にしたいと砂壁のリフォームを検討する方が増えています。
砂壁リフォームの方法5選と費用相場【早見表あり】
下記に、砂壁リフォームで代表的な5つの方法と費用相場をまとめました。
| 方法 | 費用相場 |
| 砂壁を塗り直す | 3,000~10,000円/㎡ |
| クロス(壁紙)を貼る | 4,000~6,500円/㎡ |
| 珪藻土に塗り替える | 6,000~15,000円/㎡ |
| 漆喰に塗り替える | 5,000~10,000円/㎡ |
| 砂壁にペンキを塗る | 2,000〜4,000円/㎡ |
ここでは、それぞれの工法について詳しく解説します。
①砂壁を塗り直す

「砂壁を再び砂壁に塗り直す」というパターンです。この方法では既存の砂壁の表面を補修し、新たな砂壁の仕上げを行います。
リフォーム前の砂壁にはひび割れや凹凸が生じている場合があります。まずは、これらの欠陥を補修します。補修には石膏やセメントモルタルを使用し、表面を均す作業が含まれます。砂壁の下地には防湿シートや下塗り材を施し、耐久性を向上させます。必要に応じて、防カビ処理も行われます。
補修した表面に、新たな砂壁の仕上げを施します。砂壁の仕上げには砂や珪藻土を主成分とした材料を使用し、均一な厚みで表面を塗りつけます。仕上げの際には、好みの質感や色合いをデザインすることも可能です。砂壁の塗り直し後、仕上げの保護や美観のために、仕上げ剤や塗料を使用して仕上げ処理を行います。これにより、砂壁の耐久性や防汚性を向上させることができます。
砂壁の塗り直しの費用の目安は、1㎡あたり3,000~10,000円程度です。(養生費は別途費用がかかります。砂壁の種類によって単価が違うので注意してください。)
ただし補修や下地処理、仕上げの材料選び、仕上げ処理の内容によって費用が変動することがあります。また、リフォーム会社の料金体系や地域によっても価格は異なるため、具体的な見積もりを取ることが重要です。
②クロス(壁紙)を貼る

砂壁をリフォームする手段として最も多いのが「クロスに変更する」という方法です。既存の砂壁の表面に、ベニヤ板を貼ってクロスを貼り付けることで、和室から洋室に変更できます。
まずは砂壁の表面を均一に整えるため、凹凸やひび割れの補修を行います。砂壁の状態によっては、石膏やセメントモルタルを使用して補修することもあります。 砂壁の下地に下塗り材を施し、クロスの密着性や耐久性を高めます。下塗り材は、砂壁の素材や状態に合わせて選定します。
下地が乾燥したら、選んだクロスを砂壁に貼り付けます。クロスは、デザインや素材の種類によってさまざまな選択肢があります。貼り付けは注意深く行い、シームレスな仕上がりを目指します。最後に接合部分やコーナー部分の処理を行い、美しく仕上げたら完成です。また、クロスに合わせて塗装やシーリング処理を施す場合もあります。
クロスによる砂壁のリフォーム費用は、1㎡あたり4,000~6,500円程度です。内訳としては、クロス下地に3,000~5,000円程度、クロス張りに1,000~1,300円程度となります。(養生費は別途費用がかかります。砂壁に上張りする際は、壁内の電気配線に注意が必要です。)
ただし、クロスの素材やデザインによっても価格は変動します。
③珪藻土に塗り替える

珪藻土は天然素材で、調湿性や吸臭性に優れている内装材です。おしゃれで洗練された見た目になり、健康的な居住環境も実現できます。
最初の下地処理が完了したら、珪藻土を塗ります。珪藻土は粉末状であり、水と混ぜてペースト状にした後、刷毛やスポンジで壁面に塗布します。塗る回数や厚みは、壁の状態や好みに応じて調整します。
珪藻土を塗った後は、しっかり乾燥させます。乾燥には時間がかかる場合がありますが、しっかりと乾燥させることで耐久性や効果を保ちます。乾燥後、仕上げのために研磨やワックスなどの処理を行うこともあります。
珪藻土の塗り替えリフォームの費用は、砂壁に上塗り施工として1㎡あたり6,000~15,000円程度です。(養生費は別途費用がかかります。砂壁を撤去して塗り替える場合は、別途費用がかかります。)
ただし、特殊な加工技術を使用する場合は、価格が上昇することがあります。
④漆喰に塗り替える

砂壁をリフォームする手段として「漆喰に塗り替える」という方法があります。漆喰は自然素材であり、呼吸する壁として知られています。珪藻土と漆喰は似ていますが、漆喰の方が強度に優れています。水回りや屋外にも使えるため、幅広い用途があるのが特徴です。
漆喰の塗り替えリフォームの費用は、広さや漆喰の品質、作業内容によって異なります。一般的には、砂壁に漆喰上塗り施工として1㎡あたり5,000~10,000円程度です。(養生費は別途費用がかかります。砂壁を撤去して塗り替える場合は、別途費用がかかります。)
漆喰の塗り替え作業はDIYで行うことも可能ですが、均一な仕上がりや適切な厚みの調整が求められるため、リフォーム会社に依頼することをおすすめします。また漆喰は天然素材のため、施工後のケアやメンテナンスにも注意が必要です。
【関連記事】壁を壊して部屋をつなげるリフォーム|費用や注意点・アイディア事例
⑤砂壁にペンキを塗る

砂壁にペンキを塗る方法は、既存の壁を壊さずに見た目を一新できるのが魅力です。工期が短く、壁紙や漆喰より費用を抑えやすいため、手軽に印象を変えたい方に選ばれています。
一方で、砂壁は表面がザラザラして粉が落ちやすいため、そのまま塗装すると剥がれやすい特徴があります。そのため、塗装前には下地調整材(シーラーなど)で壁を固め、パテで凹凸を整えるといった下処理が必要です。
リフォーム会社に依頼する場合、砂壁にペンキを塗る費用の目安は1㎡あたり2,000〜4,000円程度です。ただし、砂壁の状態によって下地処理に違いがでるため、費用が変動します。

砂壁リフォームの選び方|5つの方法を比較

砂壁リフォームには、砂壁を活かす方法からクロスや漆喰への塗り替え、ペンキ仕上げの選択肢があります。どの方法が最適かは、暮らし方や重視するポイントによって変わります。
ここでは、下記の視点で5つの方法を比較しました。
- 見た目・雰囲気で選ぶ
- お手入れのしやすさで選ぶ
- 長持ちする方法で選ぶ
ご自身に合った方法を見つけるための参考にしてください。
見た目・雰囲気で選ぶ
【選び方の目安】
- 風合いを楽しみたい → 砂壁・珪藻土・漆喰
- 手軽にイメージを変えたい → クロス・ペンキ
砂壁は素朴で和の雰囲気、珪藻土はマットでざらついた質感がナチュラルな空間づくりに向いています。漆喰は白く滑らかで、光を反射して明るく上質な印象を与えます。いずれも素材感を楽しみたい方におすすめです。
一方、クロスは色柄が豊富で、和洋どちらの部屋にも合わせやすく、模様替え感覚で印象を大きく変えられます。ペンキは単色でシンプルですが、好みの色に手軽に塗り替えられる点が魅力です。
お手入れのしやすさで選ぶ
【選び方の目安】
- 拭き掃除できてお手入れが手軽 → クロス・ペンキ
- カビや臭いを防ぎたい → 漆喰・珪藻土
クロスは最も手入れがしやすい素材です。防汚や防カビ機能付きのタイプを選べば、サッと拭くだけで清潔な状態を保てます。
ペンキによる塗装も表面がフラットなので掃除がしやすいのが特徴です。さらに、塗料の種類によっては防汚性に優れたものを選ぶと安心です。
一方、漆喰や珪藻土は拭き掃除には向きません。しかし、調湿や抗菌作用があるため、カビや臭いの発生を防ぐ効果があります。凹凸の少ない仕上げなら埃もつきにくく、日常的な掃除の手間を減らせます。
砂壁は、砂が落ちやすい点がデメリットです。シーラーで表面を固めれば改善しますが、他の方法に比べると手入れのしやすさは劣ります。
長持ちする方法で選ぶ
【選び方の目安】
- 耐久性を重視したい → 漆喰
- 補修しながら長く使いたい → 珪藻土
漆喰は硬化が進むほど頑丈になるため、数十年単位で使える耐久性が魅力です。カビや菌にも強く、構造的には劣化しにくい素材です。ただし、手垢やシミがついた場合は部分的に塗り直す必要があるため、まったくメンテナンス不要というわけではありません。
珪藻土は漆喰ほどの強度はありませんが、ひびや欠けを部分的に補修しやすいのが強みです。自分で上塗りして直せるので、手をかける必要はありますが、長く使える素材といえます。
クロスは10〜15年ほどで張替えが必要ですが、部分補修や重ね貼りも可能です。定期的に交換しながら状態を維持するスタイルで、費用と耐久性のバランスに優れています。
砂壁の耐久性は下地や施工状態に左右されます。定期的な塗り直しやシーラー処理を行えば、風合いを残しつつ使えますが、漆喰や珪藻土ほどの長寿命は期待しにくいです。
砂壁リフォームの注意点【方法別NGと建築士の回避策】

砂壁リフォームの方法ごとに注意点をまとめました。
| 方法 | やってはいけないこと | 失敗と回避策 |
| 砂壁塗り直し | 上塗りのみ | 内部が脆いと新しい層ごと剥がれる。 古い砂壁は撤去してから塗り直すのが安全。 |
| クロス貼り | 粉落ちしている部分に直貼り | 数年で剥がれる。 シーラーで固め、パテで平滑にしてから貼る。 |
| 珪藻土への塗り替え | 下地が湿ったまま施工 | すぐに剥がれる。 シーラーや固化剤で補強してから塗布する。 |
| 漆喰への塗り替え | 下地が弱ったまま施工 | 下地が動くとひびが入りやすい。 ラスなどで補強する。 |
| ペンキ塗装 | 粉を固めずに塗布 | 数日で剥がれる。 下地処理を丁寧に行う。 |
砂壁は、見た目以上に下地の状態が仕上がりに大きく影響します。表面だけをきれいにしても、内部が脆ければ数年で剥がれやひび割れが再発します。実際に、下地の状態チェックが甘く、トラブルが起きる現場は少なくありません。
特に家具の裏や湿気がこもりやすい場所は、目に見えないカビや劣化が進んでいることが多く、施工後のトラブルの原因になりやすい部分です。
リフォーム会社に見積もりを依頼する際は、家具の裏まで含めて下地を確認してもらいましょう。
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砂壁リフォームを安く抑えるコツ

砂壁のリフォームは、工夫次第で費用に差が出ます。次の2つは、コスト削減につながりやすい方法です。
- 下地を活かした工法を選ぶ
- DIYを行う
自分の予算に合った方法を見つけるためにも、詳しい内容を把握しましょう。
下地を活かした工法を選ぶ
下地を活かした工法を選ぶと、余計な作業が減るので費用も時間も抑えられます。
手軽な方法に、砂壁にシーラー(下地を固める液)を塗ってから壁紙を貼る方法があります。壁を壊さずに部屋の印象を変えられるのがメリットです。
また、砂壁の上に石こうボードやベニヤ板を直接貼る「上貼り工法」は、仕上がりが平らになるため、新築のようにきれいな見た目になります。
ただし、どちらの工法が使えるかは砂壁の状態によります。まずはリフォーム会社に相談して、壁の状態を確認してもらうと安心です。
DIYを行う
砂壁や下地が大きく傷んでいなければ、DIYでリフォームできる場合もあります。
DIY向きの作業と6畳あたりの費用の目安は、以下のとおりです。
| 方法 | 費用の目安(6畳) |
| 砂壁を塗り直す | 10,000~30,000円 |
| クロスを貼る | 6,000~10,000円 |
| ペンキ・漆喰・珪藻土に塗り替える | 20,000~50,000円 |
道具と材料をそろえても、6畳の部屋ならおよそ6,000円〜60,000円程度でリフォームできます。
DIYに必要な材料・道具
DIYで砂壁をリフォームする際に準備すべき道具は、以下の通りです。
- 養生テープ・ビニールシート:周囲が汚れるのを防ぐ
- シーラー:砂壁の剥がれを防ぐ下地処理剤
- ローラー・ハケ:塗装やシーラー塗布に使用
- パテ・ヘラ:ひび割れの補修用
- 塗料や仕上げ材:塗料や漆喰・珪藻土・クロスなど
- クロス専用糊・クロス用ローラー・カッター
これらは、ホームセンターや通販でも販売されています。最初は小さな面積から挑戦するのがおすすめです。
砂壁のDIYでよくある失敗事例
DIYでよくある失敗は、以下のとおりです。
- 既存の状態が悪いまま施工してしまい、数か月後にカビが生えた
- 下地処理を省いたため、塗料やクロスがすぐ剥がれた
- パテや塗り材を均一に仕上げられず、凹凸が目立ってしまった
- 養生不足で床や柱に塗料が付着した
砂壁の状態を正しく見極められないと、結果的に修繕費がかさむ原因になるため注意が必要です。砂壁の見極めに不安がある方やきれいな仕上がりを求める方は、無理せずプロに依頼しましょう。

砂壁リフォームを検討する時期

ここでは、砂壁のリフォームを検討した方が良い時期についてご紹介します。「砂壁をリフォームしようか迷っている…」という方は、判断の基準にしてみてください。
10年経過したらメンテナンスが必要
一般的には「砂壁のリフォームは10年程度が目安」とされています。砂壁は、時間とともに劣化や変色が進んでしまいます。特に、汚れやひび割れが発生しやすいです。10年程度経過すると、表面の美しさや質感が低下することが考えられます。
定期的に表面の汚れやひび割れを修復することで、美しい状態を維持することができます。しかし10年以上の期間では、住宅や周囲の環境に変化が生じることがあります。たとえば、室内の湿度や温度の変化、建物の振動、シロアリやカビなどの被害などが挙げられるでしょう。
ただし砂壁の寿命は個々の状況や管理方法によって異なるため、必ずしも10年が限度というわけではありません。定期的なメンテナンスや状態の確認を行い、劣化が進んだり修復が困難になったりした場合は、早めにリフォームを検討することが重要です。
砂壁のリフォームは熟練した職人の手によって行われることが多いため、信頼できる会社と相談しながら計画を進めることをおすすめします。
ひび割れがある
「ひび割れがある」という状態は、砂壁のリフォームを検討する目安の一つです。ひび割れが大きく深い場合、壁の構造や安定性に影響を与える可能性があります。特にひび割れが壁全体に広がっている場合や、基礎部分のひび割れが見られる場合は注意が必要です。
こうしたひび割れが放置されると、建物全体の安全性に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めにリフォームを検討しましょう。
またひび割れがある砂壁は、見た目も良くありません。特に和室を客間や応接室として使っている場合には、適切にメンテナンスをして美しい見た目を保つのがおすすめです。
さらに砂壁のひび割れは、湿気や虫の侵入経路となることがあります。ひび割れから湿気が浸入すると、カビや細菌の発生リスクが高まってしまうのです。虫がひび割れを通じて室内に入り込むことで、不快な状況が生じる可能性もあります。
リフォームによってひび割れを修復することで、室内の環境を改善し、快適さを保つことができます。
砂が落ちてくる
砂が落ちてくる状態の砂壁は、早急にリフォームをオススメします。主成分である砂や漆喰は、時間の経過や湿度の変化によって徐々に劣化します。このような状態では壁が脆くなり、地震等の衝撃で簡単に崩れたり破損したりする可能性が高まるでしょう。
砂壁が劣化し続けると、壁自体の安定性に影響を与える可能性があります。特に和室を寝室として使っている場合など、人や物が被害を受ける可能性のあるケースは注意が必要です。
また砂壁から砂が落ちてくると、室内の清潔さを保つことが難しくなります。落ちた砂が床や家具に付着し、掃除やメンテナンスの手間が増えます。砂が散乱することで室内の空気中に微粒子が舞い上がり、アレルギーや呼吸器の問題を引き起こす可能性も考えられます。
リフォームの方法や範囲は、砂壁の具体的な状態によって異なります。一部の箇所の補修や補強で対処できる場合もありますが、全体の張り替えや壁の補強が必要な場合もあります。
【関連記事】フルリフォームの費用やメリット|戸建・マンション別に紹介
TOPPANが、砂壁のリフォームを得意とする優良リフォーム会社を紹介します
砂壁の劣化を放置するリスク

砂壁の劣化を放置すると、修繕費が膨らむだけでなく、健康や家の資産価値にも悪影響を及ぼします。
具体的なリスクは、以下のとおりです。
- ひび割れや剥がれから湿気が入り込む:下地が劣化し、補修に数十万円以上の費用がかかる
- カビやダニが増える:アレルギーや喘息のリスクが高まる
- 見た目が古く、汚く見える:家の資産価値が下がる
放置すればするほど、お金も手間も余計にかかるうえ、健康リスクも高まります。砂壁が劣化している場合は、できるだけ早めに対処しましょう。
砂壁リビングのリフォームアイディア
和の雰囲気が素敵な空間

こちらのアイディアでは、和の雰囲気を残してリフォームを行っています。あえて砂壁の雰囲気を残すことで、落ち着いて過ごせる空間になっています。和室は客間として使われることも多いため、上質感のある内装にしておくとおもてなしにぴったりです。
和室とつながるリビング

和室とリビングが一体になっている間取りの場合、砂壁を壁紙クロスにリフォームする方法が人気です。扉を開放すれば一繫がりの空間になるので、広い大空間として使えます。特に小さい子どものいる家庭では、子どもの遊び場スペースとして使えるので便利です。

失敗しないために!リフォーム会社を選ぶ際のチェック項目
砂壁リフォームを依頼する場合は、価格の安さだけで選ぶのは危険です。会社選びを間違えると、仕上がりの質や追加費用の発生といったリスクが高まります。
信頼できるリフォーム会社を選ぶためにも、これからご紹介する3つのポイントをチェックしておきましょう。
リスクまで見越しているか
優良リフォーム会社は、施工後のリスクや今後のメンテナンスも見越して提案してくれます。
たとえば、「下地の劣化が進んでいるので補強が必要」「湿気対策をした方がいい」といった専門的な視点でアドバイスがあるかが重要です。
その場しのぎではなく、長く快適に過ごせるかどうかを考えてくれるリフォーム会社を選びましょう。
砂壁の状態を確認した上で提案してくれるか
現地調査をせずに見積もりを出すリフォーム会社には、注意しましょう。
砂壁の劣化具合や下地の状態は家ごとに異なるため、実際に状態を確認しないと正確な提案はできません。現地調査をしっかり行い、状態に合わせた最適な工法や費用を提案してくれるリフォーム会社が安心です。
見積もり内容が明確か
見積もりは、項目ごとに詳細が記載されているかを確認しましょう。「一式」など曖昧な表記が多いと、追加費用が発生したり、何の費用かわからないまま支払うことになりかねません。
材料費・施工費・養生や下地処理などの工程が細かく記載されているリフォーム会社は信頼性が高いといえます。見積もりの不明点は遠慮なく質問し、納得した上で契約しましょう。

まとめ
本記事では、砂壁をリフォームする方法や具体的な費用についてご紹介してきました。砂壁は和の伝統的な雰囲気があって素敵ですが、デメリットもあります。築年数の経った住宅の場合は特に、ほかの壁材にリフォームすることも検討されてみてはいかがでしょうか。
TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。
砂壁リフォームでよくあるQ&A
砂壁リフォームの相場は?
リフォームの方法によって費用が異なります。漆喰塗りなら5,000~10,000円/㎡が目安になります。
砂壁のリフォームは自分でもできる?
砂壁の状態がよければ、DIYでも対応できます。ただし、仕上がりや耐久性を重視するならリフォーム会社に依頼しましょう。
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