玄関ドアのリフォーム費用相場|予算別プランや安く工事するコツ3選

更新日:2025年08月25日

更新日:2025年08月25日

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玄関ドアを取り換えたいけど、いったいいくらかかるの?」と気になりながらも、なかなか踏み出せずにいませんか?

見た目だけでなく使い勝手や防犯性も考慮したいものの、どんなドアを選び、どんな工事方法がベストなのか、初めての方には分かりにくいものです。

そこでこの記事では、下記のような疑問について解説しました。

  • 玄関ドアリフォームの相場費用
  • 予算内でできる玄関ドアのリフォームプラン
  • 工事費用を賢く抑えるための実践的なコツ

最近では、1日で完了する工法20万円台からできるリーズナブルなプランも登場しています。さらに、スマートな電子錠や高い防犯性能を持つ最新ドアなど、選択肢も豊富です。

玄関ドアを交換することで、住まいの印象も家族の安全も大きく変わります。記事を参考に、予算内で理想的な玄関ドアを見つけましょう。

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玄関ドアリフォームの費用相場

玄関ドアや玄関まわりのリフォームは、比較的コンパクトな工事で済むことが多く、費用相場はおおよそ10〜50万円程度に収まります。

ただし、リフォームの内容や採用するドアの種類、選択する工法やオプションによって、その費用は大きく異なります。具体的な相場感を知っておくことで、予算設定や業者とのやり取りをスムーズに進められます。

以下では、玄関ドアリフォームにかかる費用の目安を詳しく紹介していきます。

ドア本体の費用目安

玄関ドアの種類によって本体価格は異なります。材質やデザイン、断熱・防犯といった機能性の有無によっても価格帯に幅があります。以下は代表的なドアの種類ごとの費用目安です。

  • 片開きドア:10〜33万円程度。一般的な住宅に多く使われるタイプで、選択肢が豊富です。
  • 親子ドア:23〜40万円程度。大きな開口が必要な玄関に適しており、開放感を演出できます。
  • 両開きドア:40〜60万円程度。デザイン性と機能性を兼ね備えた豪華な印象のドアです。
  • 引き戸:7.5〜40万円程度。和風住宅などにも合いやすく、開閉スペースが不要な点が魅力です。

上記はあくまでドア本体の価格であり、これに加えて工事費や諸経費がかかります。また、断熱性・防犯性・採光性などの追加機能によっても価格が変動します。

工法別の費用目安

玄関ドアの設置方法(工法)によっても費用が大きく変わります。工法の選択によって工期や施工内容も異なるため、目的に応じた判断が必要です。

カバー工法

カバー工法とは、既存のドア枠をそのまま活かし、新たな枠をかぶせてドアを設置する方法です。

  • 費用目安:5〜18万円程度
  • 特徴:工期が短く、壁や床を壊さずに施工できるため、騒音や粉塵の発生も少なく済みます。
  • メリット:既存の枠を活かすため大掛かりな解体が不要で、全体のコストも比較的抑えられます。

はつり工法

はつり工法は、既存のドア枠を完全に撤去し、新しい枠とドアを一から設置する方法です。

  • 費用目安:30〜45万円程度
  • 特徴:自由なサイズ・デザインのドアに変更できるため、設計の自由度が高いです。
  • 注意点:壁の一部を削る作業が発生するため、工期が長くなり、費用もかさみがちです。

ドア交換のみ

既存の枠はそのままにし、ドア本体のみを新しいものに交換するシンプルな工事です。

  • 費用目安:3〜10万円程度
  • 特徴:施工が比較的簡単で、費用を最も抑えられる方法です。
  • 注意点:既存の枠に合うドアが限られるため、選べるデザインや機能に制限があることがあります。

オプションの費用目安

玄関ドアのリフォームでは、ドア本体の機能性を高めるためのオプションを組み合わせることが可能です。快適性や利便性を向上させたい場合は、オプション費用も考慮に入れておきましょう。

  • スマートキー/電気錠:2〜20万円。鍵の開閉を電子制御で行えるため、防犯性や利便性が向上します。
  • 採風機能(通風ドア):2〜5万円。ドアを閉めたまま風を通せる構造で、室内の換気をしやすくします。
  • 断熱性能アップ(高断熱仕様):1〜5万円。外気の影響を抑え、玄関の寒暖差を軽減する効果があります。

これらのオプションを追加することで、玄関ドアが単なる出入口ではなく、住まい全体の快適性と安全性を高める重要な要素になります。予算やライフスタイルに応じて必要な機能を検討しましょう。

【予算別】玄関ドアのリフォーム内容

玄関ドアのリフォームは、予算に応じて実現できる内容や選べるドアの機能性が大きく変わります。少ない予算でも最低限の機能を備えたリフォームは可能ですし、予算を少し上乗せすることで、デザイン性や快適性が格段に向上します。

事前に自分たちの希望や目的を明確にし、どこに重点を置くかを整理することで、費用対効果の高いリフォームが実現できます。以下では、主な予算帯ごとに考えられるリフォームの内容を詳しくご紹介します。

予算20万円以内

この予算帯では、既存のドア枠をそのまま活かしながら、ドア本体のみを交換する方法が中心となります。工事内容はシンプルで、施工期間も短く、施工費用を抑えられるのが特長です。

選べるデザインやカラーバリエーションは限定的ですが、玄関の外観に一定の変化をもたらすことはできます。断熱性や防犯性といった高機能までは備えられないものの、鍵の交換など基本的な利便性は確保できます。

新築から年数が経ち、ドアの見た目や使い勝手に劣化を感じている場合の「とりあえずの交換」に適した選択肢といえるでしょう。

予算30万円以内

30万円以内になると、施工方法としてカバー工法を選択肢に入れることが可能になります。カバー工法は、既存の枠の上から新しい枠をかぶせる施工方法で、壁や床を壊すことなく短期間で工事を完了できる点が魅力です。

コストパフォーマンスにも優れており、断熱性や遮熱性をある程度備えた片開きドアを選ぶこともできます。多少デザインにこだわったものも選ぶことができるでしょう。美観と基本機能をバランスよく備えたい方に適しています。

予算40万円以内

この価格帯では、さらに高性能な玄関ドアや豊富なデザインオプションが選べるようになります。

断熱性・採風性・採光性など、住まいの快適性に直結する機能を兼ね備えたドアを導入することができ、暮らしの質を向上させるリフォームが実現可能です。親子ドア袖付きドアといった開口部の広いタイプも選択肢に入り、開放感のある玄関空間を演出できます。

加えて、電気錠高断熱仕様など、必要に応じた機能を組み合わせることで、より安心で快適な暮らしをサポートする玄関環境が整います。外観と性能の両立を重視する方にとって、コストと満足度のバランスがとれた価格帯といえるでしょう。

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玄関ドアリフォームの費用を抑えるコツ

玄関ドアのリフォームを検討する際、少しの工夫で費用を抑えることができます。全体の予算を意識しながら、適切な施工方法や業者選びを行えば、コストを抑えつつも納得のいく仕上がりを実現できます。

ここでは、費用をできるだけ抑えてリフォームを成功させるための具体的なポイントを紹介します。

カバー工法を選ぶ

玄関ドアのリフォームでは、はつり工法に比べてカバー工法の方が工事費用が抑えられる傾向にあります。カバー工法は、既存のドア枠をそのまま活用し、新しい枠をその上にかぶせる施工方法です。この工法により、撤去作業や壁・床の補修が不要となるため、結果として工事費が安く済みます。

また、工期も短く済むため、トータルでの負担軽減にも効果的です。加えて、施工中の騒音やホコリも少なく、生活への影響を最小限に抑えることができます。なお、既存の枠に劣化や歪みがないかを事前に確認してもらうことも大切です。

複数社から見積もりをとる

リフォーム費用は業者によって差が出ることが多く、見積もり内容や提案の質にも違いがあります。施工会社によって取り扱う製品や工事内容が異なるため、費用の差が数万円単位で出ることも珍しくありません

複数の施工会社に相見積もりを依頼することで、価格の相場観がつかめるだけでなく、より納得のいく内容を選ぶことが可能になります。

また、見積もりの比較によって不要なオプションの見直しや、仕様変更によるコスト調整も行いやすくなります。場合によっては、競合があることを伝えることで、価格交渉に応じてもらえることもあります。

業者に予算を伝えておく

できるだけ費用を抑えたい」「この予算内に収めたい」といった希望は、最初に業者へ伝えておくことが重要です。予算が明確であれば、業者もその範囲内でベストなプランを提案しやすくなります。必要以上に高機能な製品を勧められることも減り、現実的かつ満足度の高いリフォームが実現しやすくなります。

玄関リフォームでつかえる国の補助金制度

玄関ドアのリフォームに単体で使える補助金は多くありませんが、リフォームの内容によっては、他の工事と組み合わせることで補助を受けられる場合があります。

ここでは、代表的な3つの国の制度について詳しくご紹介します。条件に合えば補助金を活用でき、リフォーム費用の負担を軽減することができます。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

【関連記事】玄関ドアのリフォームにつかえる補助金制度

子育てグリーン住宅支援事業

この制度は、省エネ性能の向上を目的としたリフォームに対して補助を行うものです。玄関ドア単体では対象外ですが、内窓設置や高断熱浴槽、エコ住宅設備などと組み合わせた断熱改修工事として実施すれば、補助対象となる可能性があります。

補助を受けるためには、グリーン住宅支援事業者との契約が必要で、工事内容の合計補助額が5万円以上であることが条件です。玄関まわりを含む包括的な省エネリフォームを検討している場合には、ぜひ活用したい制度です。

【公式サイト】子育てグリーン住宅支援事業

先進的窓リノベ2025事業

窓の断熱性能向上を目的としたこの制度では、玄関ドア単体のリフォームは対象外ですが、窓のリフォームと同時に行うことで対象に含まれます。

対象製品は、事務局が性能を確認したものに限られ、事前に確認しておく必要があります。登録された窓リノベ会社と契約することが条件で、補助額の合計が5万円以上である必要があります。

玄関ドアの断熱性向上を考える際には、窓の改修も併せて行うことで補助を得られる可能性が高まります。

【公式サイト】先進的窓リノベ2025事業

介護保険における住宅改修

介護保険制度の中には、要支援または要介護の認定を受けた方を対象とした住宅改修費の補助制度があります。

この制度では、段差の解消や手すりの設置に加えて、玄関ドアの開閉のしやすさを改善する工事も対象になります。そのため、ドアの交換のみの工事であっても、補助金の対象となる点が大きな特徴です。

補助額は工事費の7〜9割で、上限は18万円。制度は通年で利用可能であり、特別な公募期間などは設けられていません。高齢者が暮らす住宅で、安全性や利便性を向上させたい場合には非常に有効な制度です。

【公式サイト】介護保険における住宅改修

TOPPANが、玄関ドアのリフォームを得意とする優良リフォーム会社を紹介します

玄関ドアのリフォーム会社の探し方

玄関ドアのリフォームを成功させるには、信頼できる会社選びが重要です。まずは複数の会社に見積もりを依頼し、価格や提案内容、対応力を比較検討しましょう。

おすすめなのが「リフォトル」の活用です。リフォトルでは、補助金申請に詳しい会社や、国の基準を満たす信頼性の高い会社を紹介してもらえるため安心です。専門知識がなくても、条件に合った会社をスムーズに探せるので、初めてのリフォームでも安心して進められます。

まとめ

玄関ドアのリフォームは、比較的短期間・低コストで住まいの印象や快適性を大きく向上させられる工事です。予算や目的に応じて最適な工法やドアを選ぶことで、見た目はもちろん、防犯性や断熱性などの機能面も高めることができます。

補助金制度や会社選びをうまく活用すれば、費用を抑えながら満足度の高いリフォームを実現できます。まずは自分たちの希望を明確にし、信頼できる会社に相談してみましょう。

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玄関ドアリフォームの費用でよくあるQ&A

玄関ドアのリフォームは工事費込みでいくらぐらい?

10~50万円以内でできるケースが多いです。

>>玄関ドアリフォームの費用相場

玄関ドアのリフォームにつかえる補助金制度はある?

「子育てグリーン住宅支援事業」「先進的窓リノベ2025事業」「介護保険における住宅改修」などがあります。

>>玄関リフォームでつかえる国の補助金制度

玄関ドアのリフォームはどこに依頼すればいい?

リフォトルでは、国土交通省登録団体に所属する優良リフォーム会社を紹介しているため、リフォームが初めての方でも安心してご利用いただけます。

>>玄関ドアのリフォーム会社の探し方

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