ペニンシュラキッチンとは?デメリットや対策・後悔しない選び方まで解説

更新日:2025年12月25日

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「ペニンシュラキッチンが気になるけれど、本当に使いやすい?」
「うちのLDKの広さでも入る?」
「アイランドと何が違うのか分からない…」

対面キッチンにしたいけれど、ペニンシュラで後悔しないか判断しきれず、悩んでいる方は多いようです。

この記事では、リフォーム業界出身の建築士であり主婦でもある筆者が、次のポイントをわかりやすく整理しました。

  • ペニンシュラキッチンのメリット
  • ペニンシュラキッチンのデメリットと対策
  • 他のキッチンレイアウトとの比較とそれぞれが向いているケース
  • 後悔しないリフォーム会社の選び方

キッチンのリフォームを進めるにあたり、リアルに役立つ情報が満載です。読み終わるころには、自分の家に本当に似合うキッチンタイプが見えてきて、リフォーム計画が前向きに進めやすくなるはずです。ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. ペニンシュラキッチンとは?
  2. ペニンシュラキッチンのメリット
    1. 家族とコミュニケーションが取れる
    2. オープン型とセミオープン型から選べる
    3. 省スペースで設置しやすい
  3. ペニンシュラキッチンのデメリットと対策【後悔ポイントをゼロに】
    1. におい・煙・音が広がりやすい
    2. 前面に油はね・水はねしやすい
    3. カウンターや手元が丸見えになる
    4. 収納スペースが不足しやすい
  4. ペニンシュラキッチンの費用相場と価格の決まり方
    1. キッチン本体価格と工事費用
    2. 追加費用がかかりやすいポイント
    3. キッチンリフォームに使える補助金・助成金
  5. 他のキッチン(アイランド/壁付け/Ⅱ型/L字型/コの字型)との違いを徹底比較
    1. 特徴の違い
    2. 費用相場の比較(一覧表)
    3. 向いているケース
  6. あると安心・便利!ペニンシュラキッチンのオプション
    1. ガラスパネル
    2. 前面収納
    3. カウンターテーブル(ダイニング一体型)
  7. 後悔しないキッチンの選び方
    1. シミュレーションしたうえで決める
    2. お手入れのしやすさも考慮する
  8. ペニンシュラキッチンのレイアウトアイディア
    1. アイディア①コンパクトなペニンシュラキッチン
    2. アイディア②横並びダイニング
  9. おしゃれなペニンシュラキッチンの施工事例
  10.  キッチンリフォームの進め方【会社探し〜完工まで】
  11.  ママ建築士が教える!リフォーム会社選びで重視したいこと【キッチン編】
    1.  料理の仕方や暮らし方まで確認してくれるか
    2.  空間の提案をしてくれるか
    3.  インテリアコーディネーターが在籍しているか
  12.  まとめ

ペニンシュラキッチンとは?

ペニンシュラキッチンは、一部を壁につけて設置する「対面型のI型キッチン」です。壁付け(I型)キッチンの前に、腰壁を付けて対面にしたタイプも、ペニンシュラとして位置づけられる場合もあります。

ここで少し整理しておきたいのが、「対面キッチン」と「ペニンシュラキッチン」の関係です。「対面キッチン」は、一つのレイアウトを指す言葉ではなく、次のような複数のタイプをまとめたものになります。

  • ペニンシュラキッチン:I型キッチンで、一部が壁に接しているタイプ
  • アイランドキッチン:四方すべてが壁から独立し、回遊できるタイプ

ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンと違い、四方に通路を確保する必要がありません。そのため、限られたスペースでも対面型を取り入れやすく、間取りの自由度も高まります。

ペニンシュラキッチンのメリット

ペニンシュラキッチンの代表的なメリットは、次のとおりです。

  • 家族とコミュニケーションが取れる
  • オープン型とセミオープン型を選べる
  • 省スペースで設置しやすい

それぞれのメリットは、実際の暮らし方や家族構成によって感じ方が変わります。詳しく解説するので、どんな場面でその力を発揮できるのか、具体的に確認してみてください。

家族とコミュニケーションが取れる

対面型であるペニンシュラキッチンは、調理をしながら家族の顔が見えるため、自然と会話が生まれやすい点が大きな魅力です。

ちょっとした声かけや宿題をしているお子様とのやり取りも、無理なく続けられます。また、キッチンだけが「孤立した場所」にならず、同じ空間を共有しながら家事を進められるのもメリットです。

LDKに一体感が生まれることで、キッチンが「作業のためだけの場所」ではなく、家族の時間が自然と集まる心地よいスペースへ変わります。

オープン型とセミオープン型から選べる

ペニンシュラキッチンには、オープン型とセミオープン型の2タイプがあります。

オープン型は、カウンターがフラットで視界がひらけ、LDKが広く見える点が魅力です。一方、セミオープン型は腰壁などを設けることで、手元をやさしく隠せるつくりです。生活感を抑えたい家庭や、落ち着いた印象にしたい人に選ばれやすい傾向があります。

暮らし方に合った見せ方を選びやすいのが特徴です。生活感をどこまで見せたいかで形を調整できるため、家族の過ごし方やLDKの雰囲気に合わせたレイアウトがしやすくなります。

省スペースで設置しやすい

片側を壁につけて設置するペニンシュラキッチンは、対面型タイプでもっとも少ないスペースで設置できます。そのため、比較的コンパクトなLDKでも、無理なく採用できるケースは多いです。

マンションやこれまで壁付けキッチンだった住まいでも導入しやすいため、「広さ的にアイランドは難しいけれど、対面キッチンにしたい」という人にとって、現実的な選択肢になります。

レイアウトの自由度を保ちながら、限られたスペースでもキッチン空間を開放的にできる点は、ペニンシュラならではの魅力といえます。

ペニンシュラキッチンのデメリットと対策【後悔ポイントをゼロに】

ペニンシュラキッチンの代表的なデメリットは、次のとおりです。

  • におい・煙・音が広がりやすい
  • 前面に油はね・水はねしやすい
  • カウンターや手元が丸見えになりやすい
  • 収納不足になりやすい

しかし、デメリットは設計段階で対策すれば大きく軽減できます。ここでは、どんな場面で不便を感じやすいのか、どう工夫すれば快適に使えるのかを、詳しく解説します。

におい・煙・音が広がりやすい

ペニンシュラキッチンは壁で仕切られていないため、調理中のにおいや煙がLDK全体に広がりやすい点がデメリットです。また、レンジフードの音や食洗機の運転音も部屋に響きやすく、静かに過ごしたい時間に影響が出ることがあります。

対策

におい・煙・音には、次のように対策しておくと安心です。

  • 吸い込み性能の高いレンジフードを選ぶ
  • 高性能の室内循環型レンジフード(ダクトレス)を選択する
  • IHクッキングヒーターに変更して、拡散を抑える

これらの対策は、どれか一つだけでも効果がありますが、組み合わせることでより快適さが増します。特にレンジフードの性能は日々の使い心地に直結するため、予算の範囲で高性能のモデルを検討するのもおすすめです。

またIHは、煙の量が抑えられるだけでなく、においの広がりも穏やかです。そのため、子育て家庭やペットがいる家庭にも向いています。設計段階で「どこまで対策したいか」を決めておくと、後悔が少なくなります。

前面に油はね・水はねしやすい

フルフラットのペニンシュラキッチンは、コンロ前に壁がないため、油がダイニング側へ飛びやすくなります。また、シンク周りでも水はねが起きやすく、床への浸み込みやカウンターの汚れにつながることもあります。

対策

油はね・水はねには、次のような対策をとると気になりにくくなります。

  • 15cm前後の立ち上がりカウンター(腰壁)を設ける
  • 透明のオイルガードパネルを設置する
  • 床材を汚れに強いタイプに変更する

立ち上がりやパネルは採用しやすく、開放感を損なわずに汚れをしっかり防げる点が魅力です。また、設計段階でカウンターや床、コンロ周りのメンテナンス方法まで確認しておくと、掃除が面倒に感じる場面を減らしやすくなります。

油はねや水はねは完全に避けることは難しいものの、少しの対策で掃除の負担は大きく変わります。使い始めてから「こんなに汚れやすいと思わなかった」と後悔しないためにも、お手入れのしやすさは事前にチェックしておきましょう。

カウンターや手元が丸見えになる

フルフラットなペニンシュラキッチンは、天板が丸見えで生活感が出やすくなります。片付け途中のシンク周りや、調理中の調味料・まな板周りが視界に入りやすいため、「常に整えておかないといけない」と負担に感じる方も多いようです。

対策

  • 10〜20cmほどの腰壁や立ち上がりカウンターを設けて手元を隠す
  • ガラスパネルや腰壁で視線をやわらかく遮る
  • 調味料や調理器具の置き場を固定し、散らかりにくくする

ペニンシュラキッチンの前に、腰壁や立ち上がりカウンターを設ければ、視線を適度に遮ることができるため、片付けのプレッシャーが減るはずです。

また、調理道具などはあらかじめ収納場所を決めておくことで、物が散らかりにくくなり、整った状態を保ちやすくなります。

収納スペースが不足しやすい

これまで吊戸棚付きのキッチンを使用していた場合、ペニンシュラキッチンにリフォームしたあと、「収納スペースが足りない…」と感じる方も多いようです。

対策

収納スペースの不足を防ぐには、次の方法を検討しておくと安心です。

  • リフォーム前に、持ち物を見直して量を減らす
  • 調理器具や食器の量を想定し、収納位置を事前に決めておく
  • カウンター下の収納は、扉ではなく引き出しタイプを選ぶ

吊戸棚にあるものは、使用頻度が少ないケースがほとんどです。まずは、持ち物を見直して、量を減らすことが先決です。どこに何をしまうかを先に考えておくことで、使い始めてから「置き場所がない」というリフォーム後のストレスを避けやすくなります。

また、収納量のあるキッチンを選びたいなら、扉よりも引き出しを選びましょう。奥まで使いやすく整理しやすいため、扉タイプより収納できる量が増えます。

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ペニンシュラキッチンの費用相場と価格の決まり方

ペニンシュラキッチンのリフォーム費用は、本体のグレードや位置変更の有無、工事範囲によって大きく変わります。

また、リフォームに補助金が使えるかどうかも、実質負担額に大きく影響します。工事内容によって利用できる補助金制度や補助額が異なるため、リフォーム計画とあわせて条件を確認しておくと安心です。

キッチン本体価格と工事費用

ペニンシュラキッチンのリフォーム総額は、一般的に150〜250万円前後が目安です。費用の中心となるのはキッチン本体と工事費で、グレードや位置変更の有無によって総額が変わります。

キッチン本体価格の目安

一般的に、キッチン本体は3つのグレードの中から選びます。

それぞれの費用相場は、次のとおりです。

  • 普及グレード:60〜100万円程度
  • 中級グレード:100~150万円程度
  • 高級グレード:150万円〜

普及グレードは、最低限の機能とシンプルなデザインで、コストパフォーマンスを重視する方に選ばれます。

中級グレードは、清掃性や収納に工夫が施され、機能性とデザインのバランスがとれた最も人気のある価格帯です。

一方、高級グレードは、天然石などの上質な素材や最新の高機能設備が充実しており、デザインと品質にこだわる方に適しています。

ショールームで実際のキッチンを確かめたうえで、予算を考えながら検討しましょう。

工事費の目安

位置を変えずにキッチンを交換する場合、工事費用は一般的に30〜40万円程度です。

工事費に含まれるおもな作業は、次のとおりです。

  • 給排水管の移設
  • 電気配線・ガス配管
  • レンジフードのダクト工事
  • 壁・床・天井の補修や貼り替え

追加費用がかかりやすいポイント

次のようなケースでは、基本工事に加えて追加費用が発生しやすくなります。

  • コンロ・シンク位置の変更による給排水・ガス管・ダクトの延長
  • IH切り替えのための電気容量アップ工事
  • 腰壁の新設
  • 天井補強
  • 床の張り替えや断熱材の補修

とくに「壁付けから、対面レイアウト」などキッチンのレイアウトを変更する場合は、工事範囲が広がるため、費用が高くなります。

キッチンリフォームに使える補助金・助成金

キッチンリフォームが対象となる国の補助金制度を、次の表にまとめました。キッチン単体の交換は対象外となりますが、断熱工事や省エネ設備の設置と組み合わせることで対象になるケースがあります。

工事内容 プラスで必要な工事 該当する補助金制度
・コンロ交換
・レンジフード交換
・食洗機の設置・交換
・キッチンの対面化 
・断熱改修
・エコ設備
子育てグリーン住宅支援事業
最大60万円
・キッチン交換
・キッチン増設
・劣化対策
・耐震改修
・省エネ
長期優良住宅化リフォーム推進事業
最大210万円
・段差解消
・手すり設置
・引き戸に取り換え
介護保険における住宅改修
最大18万円

※制度によっては既に今年度の受付を終了している場合があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。

キッチンリフォームをするタイミングで、断熱改修・給湯器交換・エコ設備を導入すれば、国の補助金制度を受けられる可能性が広がります。

一方、キッチン交換だけを考えている場合は自治体独自の補助金制度なら使えるケースがあります。地域によって条件が異なるため、事前に自治体の窓口や公式サイトを確認しておくと安心です。

【関連記事】【要望で逆引き!】キッチンリフォームに使える補助金<2025年>

他のキッチン(アイランド/壁付け/Ⅱ型/L字型/コの字型)との違いを徹底比較

キッチンには複数のレイアウトがあり、それぞれに特徴と向き・不向きがあります。どのレイアウトを選ぶかで、使いやすさが大きく変わるため、違いを知っておくことが大切です。

ここでは、それぞれのキッチンについて特徴・費用相場・向いているケースを順番に解説します。ご家庭に合うキッチンのレイアウトを判断するためにも、ぜひ参考にしてください。

特徴の違い

キッチンのレイアウトによって、開放感・作業効率・必要なスペースが大きく異なります。どれが最適かは、暮らし方やLDKの広さによって決まってきます。

以下に、各レイアウトの特徴をまとめました。

特徴 特徴
ペニンシュラ型 ・開放感があるどの家でも取り入れやすい
アイランド型 ・四方回遊できて開放感がもっとも高い
・広さと費用が必要
壁付け(I型) ・最小スペースでコストも抑えやすい
・料理中は後ろ向きになる
L字型 ・動線が短く作業しやすい
・角スペースの収納計画がやや難しい
Ⅱ型キッチン(二列型) ・作業効率、収納量が優秀
・通路幅が必要
コの字型(U字型) ・作業効率、収納量がもっとも高い
・設置スペースが必要で高額

【特徴の比較】

  • 開放感:アイランド型 > ペニンシュラ型 > L字型・コの字型 > 壁付けI型
  • 作業効率:コの字型/Ⅱ型 > L字型 > ペニンシュラ型・アイランド型 > 壁付けI型
  • 通路幅:アイランド型・Ⅱ型・コの字型>L字型>ペニンシュラ型>壁付けI型

どの項目を優先したいかで、最適なキッチンは変わります。ご自身のLDKの使い方や、家事のスタイルを思い浮かべながら選びましょう。

費用相場の比較(一覧表)

それぞれのキッチンについて、以下に費用相場をまとめました。

特徴 費用相場
ペニンシュラ型 150〜250万円
アイランド型 200〜350万円以上
壁付けI型 80〜150万円
L字型 100〜180万円
Ⅱ型キッチン(二列型) 150〜250万円
コの字型(U字型) 250万円以上

ペニンシュラキッチンは、対面型の中で最も費用を抑えやすいタイプです。そのため、「対面キッチンにしたいけど、アイランドほどのコストはかけたくない」というご家庭に選ばれやすい傾向があります。

ただし、単純に安い・高いだけで判断するのは、後悔につながります。家族構成やLDKの広さも含めて検討しましょう。

向いているケース

ここでは、キッチンごとの特徴をふまえたうえで、ライフスタイル別に向いているケースをまとめました。読み進めながら、ご自身の暮らしに照らし合わせて最適なキッチンを選んでみてください。

ペニンシュラ型が向いている家庭

ペニンシュラキッチンは、「開放感」と「設置しやすさ」のバランスを求めるご家庭にぴったりです。

【向いているケース】

  • 15〜20畳前後のLDKで、対面キッチンと開放感を両立したい
  • 子育て中で、家事をしながら子どもの様子を見守りたい
  • 共働きで、配膳・片付けを効率よく進めたい

アイランド型が向いているご家庭

アイランドキッチンは、開放感と回遊性を最優先するご家庭に選ばれます。

【向いているケース】

  • 20畳以上の広いLDKがあり、キッチンを家の主役にしたい
  • 回遊動線をつくり、ホームパーティーや来客シーンも楽しみたい

壁付け(I型)が向いているご家庭

壁付け(I型)キッチンは、省スペース&低コスト重視のご家庭に最適です。

【向いているケース】

  • LDKがコンパクトで、できるだけ広く使いたい
  • リフォーム費用を抑えたい
  • 調理に集中したいタイプで、対面でなくても気にならない

L字型が向いているご家庭

L字型のキッチンは、角部分の収納計画は必要ですが、「作業のしやすさ」と「効率の良さ」を求めるご家庭に向いています。

【向いているケース】

  • 作業効率を上げたい
  • コンロ・シンクを近くに配置し、動線を短くしたい
  • 「作業スペースが広いキッチン」 を希望している

Ⅱ型が向いているご家庭

複数人で、効率よく料理をしたいご家庭に最適です。

【向いているケース】

  • 家族も一緒にキッチンに立つ機会が多い
  • 調理を効率よく行いたい
  • 収納量をしっかり確保したい

コの字型(U字型)が向いているご家庭

コの字型(U字型)のキッチンは、広いスペースは必要ですが、作業効率・収納量ともに最高クラスを求めるご家庭に向いています。

【向いているケース】

  • 調理器具や食器が多く、収納に困りたくない
  • 動かずに次々と作業を進めたい
  • キッチンをクローズ気味にして集中して料理したい

あると安心・便利!ペニンシュラキッチンのオプション

ペニンシュラキッチンで人気のオプションは、次の3つです。

  • ガラスパネル
  • 前面収納
  • カウンターテーブル(ダイニング一体型)

これらはどれも、日常の小さなストレスを減らし、LDK全体の居心地のよさを高めてくれる設備です。

ここからは、それぞれの特徴を解説します。

ガラスパネル

ガラスパネルは、ペニンシュラキッチンの開放感をそのまま残しつつ、油はねをしっかり防ぎたい人に向いているオプションです。

ガラスパネル自体につく指紋や油膜は、定期的に拭き取る必要がありますが、平面で凹凸がないため掃除は比較的ラクにすみます。

前面収納

あると便利なのが、前面収納(リビング側カウンター下の収納) です。

文房具やお子様の学用品など、LDKに散らばりやすい物の収納場所として使えるため、空間全体がすっきり整いやすくなります。

カウンターテーブル(ダイニング一体型)

ダイニングテーブルを兼ねるカウンターを選ぶと、配膳・片付けの一連の動作が数歩で完了できるため、効率的です。
また、カフェやバーのようなおしゃれな雰囲気になる点も魅力といえます。

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後悔しないキッチンの選び方

キッチンは毎日立つ場所だからこそ、少しの使いづらさが積み重なると、大きなストレスにつながります。見た目や価格だけで選んでしまうと、実際の生活が始まってから「こうすればよかった…」と後悔する可能性が高まります。

そのため、キッチンを選ぶ際は、次の2つのポイントをおさえておきましょう。

  • シミュレーションしたうえで決める
  • お手入れのしやすさも考慮する

上記は、キッチンを「毎日快適に使い続けられるか」を大きく左右する要素です。ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

シミュレーションしたうえで決める

キッチンの使い心地を図面だけでイメージするのは、難しいものです。冷蔵庫が遠すぎたり、配膳動線が複雑だったりすると、せっかくのキッチンも使いにくく感じてしまいます。

後悔しないためにも「買い物から帰宅 → 食材をしまう → 下ごしらえ → 調理 → 盛り付け → 配膳 → 片付け」と一連の動きを、シミュレーションしてみてください。

シミュレーションをすることで、「まな板・調味料・一時置きのスペースがあるかどうか」といった、作業スペースの広さも確認できます。

日常の動作を具体的に思い描きながら選ぶことで、完成後の満足度がぐっと高まります。

お手入れのしやすさも考慮する

キッチン選びの際は、デザイン性や価格だけに目がいきがちですが、お手入れのしやすさも重要です。

たとえば、フラットなレンジフードは汚れが溜まりにくく、掃除がとてもラクです。凹凸の少ないワークトップを選べば、ふき掃除が短時間で終わり、忙しい日でもサッときれいにできます。

「毎日続く家事の負担を減らせるか?」という視点で選ぶと、ストレスが少なく、キッチンに立つ時間が心地よくなります。

ペニンシュラキッチンのレイアウトアイディア

ここでは、具体的なペニンシュラキッチンのデザインアイディアについてご紹介します。

ペニンシュラキッチンには様々なスタイルがあり、それぞれ使い勝手や見た目が異なります。適切なデザインを選ぶことで、使いやすくおしゃれなキッチン計画を目指しましょう。

アイディア①コンパクトなペニンシュラキッチン

こちらはシンプルなペニンシュラキッチンで、一般的な間取りでよく見られるスタイルです。流し元の吊り戸を無くしたことで視線が抜け、全体としてオープンな雰囲気となっています。その分、収納スペースは少なくなりますが、背面側にカップボードを設置すれば大容量の収納が叶います。

またシステムキッチン本体の素材とフローリングの色味が揃っているため、スッキリとした印象です。キッチンもインテリアの一部と考え、部屋全体と合わせたコーディネートをするとおしゃれにまとまります。

アイディア②横並びダイニング

こちらのアイディアでは、ペニンシュラキッチンとダイニングを横並びに配置しています。キッチン手元とテーブル上に同じペンダントライトを設置することで、空間全体に統一感が生まれておしゃれです。事例のようにダクトレール式にしておくと、将来的に違う照明器具に変更するときにも簡単に行えます。

またペニンシュラキッチンの手元には、腰壁が設置されています。これにより汚れ防止や手元の目隠しになるので、オープンなキッチンでもストレスなく使いやすいでしょう。

ただしこのレイアウトを採用するには、比較的広いスペースが必要です。またキッチンからリビング側に移動する際には、ダイニングをぐるりと回る必要があるため動線が長くなってしまいます。場合によっては使いづらいと感じるケースもあるため、ライフスタイルや家族構成を考慮した上で検討するのがおすすめです。

おしゃれなペニンシュラキッチンの施工事例

対面式のオープンキッチンを設置。開放的で一体感のあるLDKに生まれ変わった事例です。少し下がった木目天井とリビングのコンクリート素地天井の対比もおしゃれです。

>> リフォーム事例:梁を活かしたリノベで天井にメリハリを。心地よく整う大人の住まい。

キッチンリフォームの進め方【会社探し〜完工まで】

キッチンリフォームは、次の6ステップで進めていきます。

  1. リフォーム会社を探す
  2. 現地調査・見積もりを比較する        
  3. 契約       
  4. 詳細なキッチンの仕様を決定する
  5. 着工
  6. 完工・引き渡し

スムーズで失敗なくキッチンリフォームを進めるためには、「信頼できる会社探し」が最重要ポイントです。

TOPPANが運営するリフォーム会社紹介サービス「リフォトル」なら、国土交通省登録団体に所属する地元の優良会社の中から選べます。複数社の見積もりを比べながら、自分たちの希望に合う会社を選びましょう。

ママ建築士が教える!リフォーム会社選びで重視したいこと【キッチン編】

キッチンリフォームを成功させるためには、価格やデザインよりも「最適なプランを提案してくれる会社かどうか」を見極めることが大切です。なぜなら、同じペニンシュラキッチンでも、担当者の知識や姿勢しだいで使い勝手や空間のイメージが変わるからです。

ここでは、リフォーム業界出身の「ママ建築士」の視点で、失敗しないためのリフォーム会社の選び方をお伝えします。

料理の仕方や暮らし方まで確認してくれるか

キッチンの満足度を大きく左右するのは、「その家の暮らしに合った設計になっているか」です。普段の料理の仕方や家族構成が正しく反映されていないと、せっかくのキッチンが使いづらく感じてしまいます。

だからこそ、打ち合わせの段階で次のような生活の「リアル」を丁寧に聞き取ってくれる会社は、安心できます。

  • 何人分の料理をどれくらいの頻度で作る?
  • よく作る料理は?
  • 子どもはキッチンに立つ?
  • キッチンに立つ人は1人?2人?
  • キッチンに置きたい家電は?

こうした情報は、必要な収納量・コンセントの位置・カウンターの素材・通路幅などの判断材料になります。暮らし方をきちんと理解したうえで設計してくれる会社なら、納得できるキッチンにぐっと近づきます。

空間の提案をしてくれるか

キッチンはLDKの一部なので、空間全体を踏まえた提案をしてくれる会社かどうかで、満足度が大きく変わります。

キッチンを新しくしたいと感じたとき、選択肢は大きく次の2つに分かれます。

  • これまでの位置で、キッチンだけ交換する
  • キッチンの位置変更、LDK全体の床・壁・照明まで含めて見直す

最初は「交換だけでいい」と思っていても、実際に話を聞いてみるとキッチンの位置を変えた方が動線が改善するケースもあります。また、LDK全体の床や壁が古いままだと、新しくしたキッチンだけが浮いて見えてしまうケースも珍しくありません。

もったいないのは、「キッチンだけ交換すればいい」と決めつけてしまうことです。プロであれば、暮らしに合わせたレイアウト変更や、LDK全体のバランスを踏まえた提案をしてくれるため、自分では気づけなかった選択肢が広がります。

もちろん、最終的に採用するかどうかは自由です。しかし複数の提案を受け、予算とのバランスを見ながら選べる環境があるほうが、納得のいくリフォームになるはずです。

インテリアコーディネーターが在籍しているか

インテリアコーディネーターが在籍している会社であれば、扉カラー・ワークトップ・床材・壁紙・照明などの相性をプロの視点で提案・確認してもらえます。

筆者は、これまで何度もインテリアコーディネーターと一緒にキッチンリフォームを担当してきました。その現場経験から、お客様の好みを丁寧にくみ取りつつ、空間全体の魅力を最大限に引き出してくれるコーディネーターの存在は、仕上がりに大きく影響すると感じています。

実際、コーディネーターの提案に「想像以上に素敵になった!」と喜ばれるお客様は多かったです。

キッチンはLDKの主役です。プロのセンスを取り入れながら、ワンランク上の空間を目指してみてください。

まとめ

ペニンシュラキッチンは、部屋の広さをあまり選ばず、開放的な雰囲気になるのが特徴です。もちろんデメリットはありますが、正しく対策すれば後悔は防げます。

本記事を参考に、リフォームで満足のいくキッチン空間を目指しましょう。

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執筆者

工藤あきこ

リフォーム業界出身の建築士ライター。営業設計として補修からフルリノベーションまで幅広いリフォームを担当。2022年に建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修や執筆、ブログ「新・リフォームの歩き方」を運営する。二級建築士・マンションリフォームマネージャーを保持。日々の幸せは、夫や息子と過ごす時間。

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