内装リフォームの費用相場は?費用別のおしゃれな施工事例も紹介

更新日:2025年06月20日

更新日:2025年06月20日

  • Twitter
  • LINE
  • Instagram

家の中がなんだか使いづらくて落ち着かない…
収納が足りなくてすぐ散らかる
おしゃれな空間でくつろぎたい

今の住まいに古さや使いづらさを感じている人に、おすすめなのが内装リフォームです。家の間取りやインテリアを少し変えるだけで、家事の動線がぐっとスムーズになり、家族それぞれが心地よく過ごせるようになります。

この記事では、内装リフォームの費用相場だけでなく、間取りのトレンドや空間をおしゃれに魅せるコツなどを解説しました。忙しい毎日でもムリなく始められる内装リフォームの進め方も紹介しているので、リフォーム初心者でも安心して工事を進められます。

内装リフォームで「暮らしやすさ」と「デザイン性」の両方を叶えて、居心地のよい空間を手に入れましょう。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム/リノベ会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

内装リフォームの費用相場

内装リフォームにかかる費用は、リフォーム箇所や内容によって大きく異なります。ここでは主に「水回り」と「内装・間取り変更」に分けて、代表的な工事の相場をご紹介します。
※費用相場はあくまで目安であり、実際の費用は内容によって異なります。

水回り

水回りの設備は、機能性と快適性に直結する重要な部分です。交換やグレードアップにより、日々の生活の質を大きく向上させることができます。

  • キッチン:システムキッチンへの交換で、100〜150万円程度が相場です。アイランドキッチンにしたりレイアウト変更をしたりすると費用が上がります。
  • 浴室:ユニットバスの交換で、100〜150万円が目安。
  • トイレ:洋式から洋式への交換で、20〜50万円程度。
  • 洗面所:洗面化粧台の交換で、20〜50万円が相場。三面鏡や収納力のあるモデルが人気です。

内装・間取り変更

部屋の雰囲気や使い勝手を大きく変えられるのが内装・間取り変更リフォームです。

  • クロスの張り替え(10帖):5〜10万円
  • フローリングの張り替え(10帖):11〜20万円
  • 間仕切りを撤去・LDK拡張:40〜90万円
  • 和室を洋室に変更:40〜100万円
  • 壁面収納の造作(2m幅):30〜40万円
  • ウォークインクローゼット新設:30〜50万円

施工範囲や材料のグレードによって費用は変動するため、複数の業者から見積もりをとることが大切です。

【関連記事】壁紙(クロス)リフォームの費用相場と見積の取り方、安くするコツを解説

【2025年】内装リフォームにつかえる補助金制度

内装リフォームのみ(たとえばクロスの張り替えだけ)の場合、補助金制度の対象となるのは難しいのが現状です。

しかし、省エネ性能を高めるリフォームの一環として内装工事を行う場合は、補助金を受けられる可能性があります。以下に、2025年現在利用可能な主な制度を紹介します。

「子育てエコホーム支援事業」は、住宅の省エネ改修等を行う際に補助が受けられる制度です。間取り変更や内装も対象となることがあります。

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」は、壁や床、天井の断熱改修を行うことで、室内の快適性を向上させるリフォームが対象です。クロスの張替えとあわせて断熱材の施工をするケースで適用される可能性があります。

「先進的窓リノベ2025事業」は、高断熱窓への改修により、住まいの省エネ性能を高める工事が対象です。内装の一部を変更する必要が生じた場合には、合わせて補助が使える可能性があります。

補助金制度は毎年内容が変更される可能性があるため、事前に最新情報を確認することが重要です。また、申請には着工前の手続きが必要なケースがほとんどなので注意が必要です。

内装・インテリアのトレンド

住まいの居心地や印象を大きく左右するインテリア。近年では、環境意識や個人のライフスタイルに寄り添ったデザインが注目されています。

2025年現在の代表的なインテリアトレンドとしては以下が挙げられます。

  • 自然素材・エコロジー志向
  • ミニマルデザイン× 個性の融合
  • 異素材ミックス

以下で詳しく説明します。

自然素材・エコロジー志向

自然との共生を意識したインテリアが人気です。木材や石材、漆喰壁といった自然素材を活用することで、空間に温かみと落ち着きを与えられます。

また、観葉植物や自然光を取り入れることで、住まいに癒やしの要素をプラス。素材の選定にもサステナブルな視点が求められるようになっており、環境に配慮した暮らしを意識したデザインが好まれています。

ミニマルデザイン×個性の融合

無駄を削ぎ落としたシンプルな空間に、個性的なアートや照明、色づかいを取り入れるスタイルが注目を集めています。

例えば、白を基調にした空間にビビッドなアートを一枚だけ飾ったり、変形デザインの照明をアクセントとして使うことで、自分らしさを表現しながらも洗練された雰囲気を演出できます。

“引き算の美”と”遊び心”のバランスが鍵となります。

異素材ミックス

異なる質感や素材を組み合わせることで、空間に奥行きと個性を与えるスタイルも人気です。

たとえば、木のぬくもりと無機質なアイアン素材を組み合わせると、ナチュラルながらもモダンな印象に仕上がります。ガラスやタイル、真鍮なども部分的に取り入れることで、素材のコントラストがインテリアにリズムを生み出します。

居心地のよい間取りのアイデア

住まいの快適性を高めるには、日々の暮らしに合った間取りの工夫が欠かせません。近年注目されている間取りのアイデアとして、以下が挙げられます。

  • ダイニングキッチン
  • ヌック
  • 造作収納

横並びの「ダイニングキッチン」

キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置することで、調理・配膳・片付けの動線が短くなり、家事の効率が大幅にアップします。

また、キッチンにいながら家族の様子を見守れるため、コミュニケーションが取りやすく、家族とのつながりも感じられます。料理中に「おかえり」と声をかけられるような開かれた空間が実現します。

家の中の小さなこもり空間「ヌック」

ヌックとは、1〜3畳ほどの小さなスペースのことを指します。リビングの一角や階段下、廊下の余白、出窓周りなど、これまで活用しきれていなかったデッドスペースを利用して設けられるのが特徴です。

読書や趣味、在宅ワーク、子どもの遊び場など、家族それぞれの目的に応じて多用途に使える場所として人気を集めています。安心感のある“こもり感”も魅力です。

スペースや使い方に合わせて造り付ける「造作収納」

造作収納とは、あらかじめ決まったサイズの商品ではなく、空間や暮らしに合わせてオーダーメイドで作る収納のことです。

天井高に合わせたり、柱の形状にフィットさせたりすることで、無駄なスペースを最小限に抑え、空間を効率的に使える点が魅力です。

デザインの自由度も高く、内装の一部として美しくなじませることもできます。

センスのよい空間にするためのコツ4選

インテリアに「センスの良さ」を感じさせるには、いくつかの基本ルールを押さえることが重要です。誰でも取り入れやすく、空間全体の印象を大きく変えることができるポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • デザインテイストを決める       
  • 3色以内にまとめる
  • フォーカルポイントを取り入れる
  • 照明で素材感を演出する

デザインテイストを決める

空間全体に統一感をもたせるには、まずテーマやスタイルを明確にすることが大切です。

北欧風、モダン、和モダン、インダストリアル、ナチュラルテイストなど、好みに合ったテイストを決めておくと、家具や照明、小物の選定にも一貫性が生まれます。色や素材、形状に共通点を持たせることで、自然とバランスの取れた心地よい空間に仕上がります。

さらに、テイストに合わせてファブリックやディスプレイ雑貨も選ぶと、より一層の完成度が生まれます。

3色以内にまとめる

空間の印象を左右するのが配色です。ベースカラー(床や壁など大部分を占める色)、メインカラー(家具などの主役となる色)、アクセントカラー(小物や装飾で使う差し色)の3色以内で構成すると、視覚的にまとまりのある空間になります。

色数が多いと雑多な印象になりやすいため、使う色を意識して絞ることがポイントです。淡いトーンで統一すると落ち着いた雰囲気に、明度や彩度に変化をつけるとリズム感が生まれます。

フォーカルポイントを取り入れる

部屋に入って最初に目が行く「見せ場」を意識的に設けることで、印象に残る空間になります。

例えば、観葉植物やアート、印象的な照明器具などを、入口の対角線上に配置すると効果的です。その他にも、壁の一面だけ異なるクロスやタイルを使ってアクセントをつけると、視線を引くポイントになります。

フォーカルポイントは部屋ごとに1か所程度が基本で、複数作りすぎると視線が散ってしまうため注意が必要です。

照明で素材感を演出する

照明は明るさを確保するだけでなく、素材の質感や陰影を引き立てる演出にも活用できます。

間接照明を使えば、壁や天井に柔らかな光をあてて落ち着いた雰囲気を演出できますし、スポットライトで木材や石材などの質感を際立たせることも可能です。

照明の色温度を変えることで、同じ空間でも雰囲気を大きく変えることができます。照明計画も空間デザインの一部として考えることで、洗練された印象に仕上がります。

【費用別】おしゃれな内装リフォームの施工事例

ここではリフォトルを利用して実際に内装リフォームを行った方々の事例をご紹介します。内装リフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

>>リフォトルの事例一覧はこちら

100万以内で実現/LD・寝室・洗面所リフォーム

リフォーム箇所 LD・寝室・洗面所リフォーム
施工期間 10日
リフォーム費用 85万円

天井と壁のクロスを貼り替え、1面にアクセントを加えて印象的に。さりげない工夫で、お部屋全体がスタイリッシュな雰囲気になりました。

>>この事例の詳細はこちら

300万以内で実現/内装リフォーム+床暖房

リフォーム箇所 LDK・洋室2間・玄関・トイレ
施工期間 1か月
リフォーム費用 280万円

暗めの床を白い床材に変更し、明るく開放的な空間に仕上げた事例。床は上貼り施工でコストを抑えつつ、床暖房も実現しました。

>>この事例の詳細はこちら

500万以内で実現/LDKリノベ

リフォーム箇所 2階LDK
リフォーム費用 392万円

既存部分と調和するよう配慮しながら、無垢材のキッチンで温かみのあるLDKに。壁を撤去し、開放感と一体感のある空間を実現した事例です。吹抜けからの光がキッチンにも届き、明るく心地よい空間になりました。

>>この事例の詳細はこちら

TOPPANが、内装リフォームを得意とする優良リフォーム/リノベ会社を紹介します

内装リフォームを検討するタイミング

内装リフォームは、住まいの快適性や利便性を保つために欠かせないメンテナンスのひとつです。

では、どのようなときにリフォームを検討すべきなのでしょうか。ここでは、内装リフォームの適切なタイミングについて解説します。

経年劣化が目立つとき

クロスの剥がれや汚れ、フローリングの傷やきしみ、建具の不具合などが見られるようになったら、内装リフォームのサインです。

一般的には10〜15年を目安に、張り替えや補修を検討することが推奨されます。見た目だけでなく、住環境の快適性や安全性の観点からも早めの対応が望まれます。

内装リフォームの時期の目安を下記表にまとめたのでご参考ください。

10~15年 ・畳の張替え
・左官壁の塗り替え
・トイレのリフォーム
・ガス給湯器の交換
・クロスの張替え
15~20年 ・洗面化粧台のリフォーム
・浴室のリフォーム
・キッチンのリフォーム
・室内ドアのメンテナンス

ライフスタイルの変化

家族構成や生活スタイルが変わったときも、リフォームを考える絶好のタイミングです

たとえば、子どもの成長や独立、親との同居、在宅ワークの導入、趣味のスペースが必要になった場合など、住まいに求められる機能が変化することは多々あります。暮らしにフィットした空間づくりのために、間取りの変更や設備の見直しを行うことが有効です。

内装リフォームは、暮らしの質を向上させる大きなきっかけになります。目に見える不具合だけでなく、将来を見据えたタイミングで計画的に実施することが大切です。

内装リフォームの流れ

内装リフォームをスムーズに進めるためには、全体の流れを把握しておくことが大切です。以下に、一般的な内装リフォームのステップを順を追って解説します。

リフォームの予算や希望を決める

最初に、自分たちがリフォームで実現したい内容や優先順位を整理しましょう。

リビングの雰囲気を変えたい、収納を増やしたいなど、具体的な希望を明確にすると、業者との打ち合わせもスムーズになります。あわせて予算の上限も考えておくと、提案を受けた際の判断がしやすくなります。

業者探し

リフォーム会社は施工実績や得意分野、対応エリアなどを参考に複数比較することが重要です。最近では、マッチングサイトを利用して信頼できる業者を探す方法も一般的になっています。口コミや評価も確認しておくと安心です。

見積もり・現地調査

気になる業者が見つかったら、現地調査を依頼しましょう。現地調査では、建物の状態や寸法、構造などを確認し、具体的な工事内容と見積もりが提示されます。複数の業者に依頼して比較することで、適正な価格や提案内容が見えてきます。

契約・工事の準備

提案内容や金額に納得したら契約を結びます。その後、工事開始に向けて仕様の最終確認や資材の発注、近隣への挨拶などの準備が進められます。

着工前には再度打ち合わせを行い、工期や注意点をしっかり確認しておきましょう。

工事

工事期間中は、騒音やホコリが発生することもあります。工事の進捗状況や変更点などは、都度確認しながら進めると安心です。リフォームの規模によっては、仮住まいが必要になるケースもあります。

引き渡し

工事が完了したら、最終確認を行い、問題がなければ引き渡しとなります。設備の使い方やメンテナンス方法の説明を受け、不具合がないかも一緒にチェックしましょう。保証内容の確認や、アフターフォローの有無も重要なポイントです。

このように、内装リフォームにはいくつかのステップがあります。事前に流れを理解しておくことで、安心してリフォームに臨むことができます。

まとめ

内装リフォームは、費用や補助金の制度、トレンド、間取りの工夫など、さまざまな観点から検討することで、より満足度の高い住まいづくりが可能になります。

せっかくのリフォームだからこそ、見た目にもこだわりたいという方には「リフォトル」の活用がおすすめです。豊富な施工事例や、デザインに強いリフォーム会社とのマッチングで、理想の空間づくりをサポートします。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム/リノベ会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

内装リフォームでよくあるQ&A

500万円でリフォームできるとしたら何ができる?

水回り設備の全面交換、内装リフォーム、間取りの一部変更、収納増設などができます。

>>内装リフォームの費用相場

内装リフォームで使える補助金はある?

クロスの張替えのみなど、内装リフォームのみに使える補助金は基本的にありません。ただし、省エネリフォームのために内装を扱う場合は、補助金を利用できる可能性があります。

>>【2025年】内装リフォームにつかえる補助金制度

内装リフォームでおしゃれにするコツは?

フォーカルポイントを取り入れるなどの方法があります。

>>センスのよい空間にするためのコツ4選

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!