
掃除機を使うときやスマホを充電するとき、「ここにもコンセントがあればいいのに」と思った経験、ありませんか?
スマホの充電器、コードレス掃除機、空気清浄機や調理家電など、家で使う電気製品は年々増えています。
延長コードでしのぐ方法もありますが、どうしても見た目が雑多になり、電源の発熱や発火につながる危険性もあります。
そんなときに検討したいのが「コンセントの増設工事」です。
この記事では、コンセント増設の費用相場を「工事内容別」「目的別」「場所別」にわかりやすく解説します。あわせてDIYでできる範囲や、業者に依頼する際の注意点も紹介します。
「コンセントが足りない!」「コードがからんで使いにくい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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コンセント増設はいくらかかる?費用相場を紹介

コンセントの増設費用は、1ヶ所あたりおおよそ3千〜4万円が目安です。
金額の幅が大きいのは、どこから電気を取るかによって工事の手間が変わるためです。既存の差し込み口を増やすだけなら数千円で済みますが、分電盤から新しく配線を引く場合は数万円になることもあります。
ここでは、次の3つのケースに分けて、費用相場と特徴、注意点を詳しく解説します。
- 差し込み口を増やす方法
- 既存配線から分岐する方法
- 分電盤から新しい配線を引く方法
なお、これらの作業はいずれも電気工事士の資格が必要です。配線の扱いを誤ると、感電や漏電、火災につながるおそれがあるため、DIYではなく必ず専門業者に依頼しましょう。
コンセントの差し込み口を増やす
- 費用相場:3〜8千円前後/1ヶ所
- 工期目安:30分〜1時間程度
既存のコンセントプレートを外し、差し込み口を「2口→4口」などに交換する方法です。壁の中の配線はいじらず、コンセントボックスとプレートの交換のみで済むため、最も費用が安い工事です。
ただし、差し込み口を増やしても使える電力量(アンペア数)は変わりません。
家庭の一般回路はコンセント一ヶ所あたり15Aで設計されていることが多く、たくさんの家電を同時使用するとブレーカーが落ちる場合があります。
「掃除機とドライヤーを同時に使うと落ちる」といった悩みは、この方法だけでは解決しにくい点を押さえておきましょう。
既存コンセントから分岐する
- 費用相場:8千〜1万5千円前後/1ヶ所
- 工期目安:1〜2時間程度
今あるコンセントの配線を分けて、近くの壁や別の位置に新しい差し込み口を設ける方法で、「あと1ヶ所、ここにも欲しい」というときによく選ばれます。
壁の中に配線を通す「隠ぺい配線」だけでなく、壁の表面にモール(配線カバー)を使う露出配線でも対応できます。露出配線の方が施工が簡単な分、壁開口や補修費がかからず費用を抑えやすいのが特徴です。
一方で見た目を重視する場合は、壁内配線を選ぶと仕上がりがすっきりします。
ただし、同じ回路を分け合うため、同一系統に家電をつなぎすぎるとブレーカーが落ちることがあります。工事依頼の際には、どの回路から取るか、負荷が偏らないかを事前に確認してもらうと安心です。
分電盤から新しい配線を引く
- 費用相場:2〜4万円前後/1ヶ所
- 工期目安:2〜3時間程度(電気工事のみの時間)
分電盤(ブレーカー)から直接新しい配線を引き、専用回路を増設する本格的な工事です。エアコンやIHクッキングヒーターなど、高出力家電に対応させたい場合はこの方法が必要になります。
配線距離が長い場合や、分電盤に空きブレーカーがない場合は、盤の増設や交換が必要(プラス1〜2万円程度)になることもあります。
一般的な家庭回路(15A前後)に比べて、エアコンやIHクッキングヒーター用は20〜30Aの専用回路を設けるケースが多く、電圧も200V仕様となります。専用回路にすれば、他の家電と電力を共有せずに使えるため、ブレーカーが落ちにくく安心です。

目的別!コンセント増設の費用相場

コンセント増設の目的によって、必要な電圧・設置場所・配線ルートが変わります。
ここでは、代表的な以下4つのケースを取り上げ、それぞれの工事内容と費用目安、注意点をお伝えします。
- エアコン
- 壁掛けテレビ
- 食洗機・IHクッキングヒーター
- 電気自動車(EV・PHEV)
エアコン
- 費用相場:2〜4万円前後/1ヶ所
- 工期目安:2〜3時間程度
リビング向けなどの大型エアコン(14畳以上)は、200V電源が必要な場合があります。専用の電源が設けられていない場合、分電盤から新たに専用回路を引く工事が必要です。
2階など離れた場所に引く場合は、配線距離に応じて追加費用(プラス5千〜1万円ほど)が発生します。
既存の100V回路をそのまま利用して無理に設置すると、電圧不足による故障や火災のリスクがあるため注意しましょう。
壁掛けテレビ
- 費用相場:1万5千〜2万5千円前後/1ヶ所
- 工期目安:1〜2時間程度
壁掛けテレビは、配線を壁内に通すのが一般的です。テレビ裏にコンセントやアンテナ端子をまとめれば、コード類をすっきり隠せます。
ただし、壁内部の構造体や断熱材と干渉する場合は、配線ルートの確保が難しいこともあります。さらに、壁を部分的に開口・補修する工事が必要になれば、大工工事やクロス貼り替えなどの費用も必要です。
食洗機・IHクッキングヒーター
- 費用相場:2〜4万円前後/1ヶ所
- 工期目安:2〜3時間程度
キッチン家電は消費電力が大きく、専用回路の設置が基本となります。
延長コードや既存回路からの分岐では、ブレーカーが頻繁に落ちるなどのトラブルも起こりやすく危険です。
水や蒸気にさらされやすいキッチンでは、防水タイプのコンセントやアース線の接続も必要です。機器メーカーが指定する電源容量や配線条件に合わせて施工してもらい、長く安全に使えるようにしましょう。
電気自動車(EV・PHEV)
- 費用相場:4〜8万円前後/1ヶ所
- 工期目安:2〜4時間程度
近年普及し始めているEV・PHEVの充電には、屋外への200V専用コンセント設置が必要です。
屋内の分電盤から配線を引き、外壁に防水タイプのコンセントボックスを取り付けるのが一般的です。
屋外配線の長さや壁の貫通工事、コンクリート基礎の有無などによって費用や工期が変わります。また、電力契約の容量が不足している場合は、電力会社へのアンペア変更申請も必要です。
なお、EV・PHEV充電用のコンセントは通常タイプに加え、いたずら防止になる「保護カバー付き」などの製品も選べます。使い勝手や設置位置に合わせて選びましょう。
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場所別!コンセント増設の費用相場

コンセントを増やしたい場所によっても、工事の難易度や費用は変わります。
水回りや屋外などでは、防水対策や配線ルートの確保が必要になるため、見た目以上に手間がかかるケースもあります。ここでは、コンセントが不足しやすい次の場所について紹介します。
- キッチン
- 玄関まわり
- トイレ
- ベランダ
キッチン
- 費用相場:1万5千〜3万円前後/1ヶ所
- 工期目安:1〜2時間程度
調理家電が多いキッチンは、最もコンセント不足になりやすい場所です。
炊飯器や電子レンジ、トースターなどの高出力家電を同時に使うとブレーカーが落ちやすく、コンセントがショートしてしまう恐れもあります。家電を増やす予定がある場合は、専用回路の増設を検討しておくと安心です。
キッチンは水気や油煙が多いため、防水・防汚性のあるプレートやカバーを選ぶのがおすすめです。
また、調理台の高さや家電配置を踏まえて位置を決めると、日常の使いやすさが格段にアップします。
玄関まわり
- 費用相場:1〜2万円前後/1ヶ所
- 工期目安:1時間前後
玄関では、防犯カメラ・照明・掃除機・電動自転車のバッテリー充電など、意外と電源を使う機会が多い場所です。
雨風の当たる場所では屋外用防水コンセントを採用し、漏電やサビを防ぎましょう。
外壁の貫通が必要になる場合は、その分の作業費や補修材料費・コーキング費などが上乗せされます。配線距離や壁の構造によっても費用が変動するため、見積もり時に工事方法もあわせて確認しておくと安心です。
トイレ
- 費用相場:8千〜1万5千円前後/1ヶ所
- 工期目安:1時間程度
トイレは温水洗浄便座の普及により、必ずコンセントが必要な空間になりました。
しかし、築年数が古い住宅ではトイレ内に電源が設けられていないこともあり、隣室(洗面所や廊下など)から分岐する工事が必要になります。分岐元が遠いほど配線距離が伸び、費用も増えます。
壁内に配線を収めたい場合は内装工事も必要になるため、トイレのリフォームと一緒に行うのがおすすめです。同時施工なら、壁の開口や補修をまとめて対応でき、見た目もきれいに仕上がります。
ベランダ
ベランダにコンセントを設置すれば、高圧洗浄機・照明・BBQ用の調理家電など、さまざまなアイテムを手軽に使えるようになります。
屋外でも安心して使えるよう、防水・防塵性能を備えた屋外用コンセントの設置が基本です。
- 費用相場:1万5千〜2万5千円前後/1ヶ所
- 工期目安:1〜2時間程度
配線は室内のコンセントや分電盤から外壁を貫通させて行うのが一般的です。電気工事と別に外壁の穴あけ・コーキング処理などが発生すれば、工事費や工事時間が増える可能性もあります。

追加で発生しやすい費用

コンセント増設の見積もりでは、基本料金に含まれない追加費用が発生することがあります。
特に多いのが、「出張費・調査費」「壁や天井の補修費」「材料費」「電力容量の変更費用」です。
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出張費・調査費(3〜5千円前後)
現地の配線状況や壁内構造を確認するために、基本料金とは別にかかることがあります。複数社に相見積もりを取る場合は、「調査費込みかどうか」確認しておきましょう。
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壁や天井の補修費(5千〜1万5千円前後)
配線を通すために壁を一部開口した際、その補修やクロスの貼り替え費が追加になることがあります。
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材料費(プレート・配線・モールなど)
基本料金に含まれていない場合もあり、防水仕様やデザイン性の高い商品などを選ぶと費用が上がります。希望のプレートデザインがある場合は、見積もり前に伝えるのがおすすめです。
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電力容量の変更費用(1〜3万円前後)
エアコンやEV充電用など、消費電力が大きい家電を増設する場合は、契約アンペアの引き上げが必要になるケースもあります。電力会社への申請費用やブレーカー交換費用が別途かかります。
こうした費用は、現地調査の段階でおおよそ把握できます。トラブルを防ぐためにも、見積もりの段階で「基本料金に含まれるもの・含まれないもの」を明確にしておきましょう。
DIYでできる?資格がないと危険?

SNSなどで「自分でコンセントを増やした」という投稿を見かけることもありますが、電気配線を伴う工事は基本的に資格が必要です。
誤った施工は感電や火災につながるおそれがあり、最悪の場合は法令違反になることもあります。
ここでは、無資格でコンセント増設をするリスクと、資格がなくてもできる安全な方法を解説します。
無資格でコンセント増設をするリスク
日本では「電気工事士法」により、壁内配線やコンセントの新設・移設といった工事を無資格で行うことは禁止されています。
電気工事士の資格を持たない人が作業した場合のリスクは、以下のとおりです。
- 感電や漏電による火災事故の危険性
- 工事不備によるブレーカーの頻繁な遮断や家電の故障
- 賃貸・分譲住宅では管理規約違反や損害賠償の対象になる可能性
壁の中には電線・断熱材・金属部材が通っており、位置を誤ると電線を傷つけてショートを起こすこともあるため、注意が必要です。
また、無資格での施工による配線トラブルは火災保険の補償対象外になるケースも多く、費用面でも大きなリスクとなります。配線を触る工事の場合は、必ずプロへ依頼しましょう。
DIYでも可能なコンセント増設の方法
「自分で簡単にコンセントを増設したい!」と考える方も多いでしょう。
資格がなくても、すでにある電源を安全に活用する方法ならDIYで対応できます。壁内の配線をいじらず、照明や既存の電源口を工夫して使うのがポイントです。
ここでは、電気工事士の資格が不要な代表的な3つの方法を紹介します。
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引掛シーリングにコンセントタイプのアダプターを差し込む
天井照明の引掛シーリングにコンセント付きアダプターを設置する方法です。照明用の電源をそのまま使えるため、工具も工事も不要です。照明を減らして家電を使いたいときに便利です。
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ダクトレールにコンセントを取り付ける
ダクトレール(ライティングレール)に専用のコンセントプラグを取り付ける方法です。壁を傷つける心配がなく、照明用の電源を有効活用できます。
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ポータブル電源を活用する
配線工事を行わず、持ち運びできる充電式のポータブル電源を使う方法です。場所を問わずどこでも使えて、停電時の非常用としても役立ちます。
これらの方法は、配線工事をともなわないため安全で手軽ですが、電気容量の制限を超えないように注意が必要です。「どこまでならDIYでOKか」迷ったときは、電気工事士に一度相談して判断を仰ぎましょう。
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【戸建て・マンション別】コンセント増設工事の注意点

コンセントの増設は、建物の構造や管理ルールによって工事の可否や方法が異なります。ここでは、戸建てとマンションそれぞれの注意点を整理して紹介します。
戸建てで増設する場合
戸建て住宅は、屋根裏や床下を通して自由に配線ルートを確保できるのがメリットです。ただし、建物の構造や仕上げによって、工事方法や費用が変わることがあります。
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配線経路の確保
壁や床下に断熱材や構造体がある場合、それらを避けながらの施工が求められます。特に気密性の高い住宅では、気密シートを破ると性能が下がったり、壁内で結露が発生しやすくなったりするおそれもあります。
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外壁を貫通する場合の防水処理
屋外コンセントを増やす際は、外壁の穴あけ部分を確実にコーキングしないと、雨水の侵入や腐食の原因になります。
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将来的なメンテナンスを見据えた配線
リフォーム時に配線をやり直すことも想定し、分電盤まわりや点検口付近で作業できるスペースを確保しておくと安心です。
戸建ては構造上の自由度が高く、柔軟な施工が可能ですが、構造によっては壁内の補修が必要になることもあります。事前に「どの壁を通すか」「下地補修費が発生するか」を確認しておきましょう。
マンションで増設する場合
マンションでは、共用部分との境界や防火区画に注意が必要です。配線ルートを自由に変更できない場合もあるため、工事前に管理組合へ必ず確認しましょう。
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管理規約の確認
壁や天井の内部は共用部分に該当することが多く、許可なしでの穴あけや配線延長はNGです。管理会社の指定業者でしか工事できないケースもあります。
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防火区画をまたぐ工事の制限
防火区画(耐火構造)を貫通する配線は、防火措置を施した専用パーツの使用が求められます。許可を得ずに貫通すると、建物全体の防火性能に影響するため注意が必要です。
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配線の仕様
壁や天井裏に空間がない場合、カバーで配線を通す、もしくは壁を少しだけ厚くしてその中に配線を隠す方法で対応します。見た目よりも安全性と点検のしやすさを優先しましょう。
マンションでは制約が多いため、経験豊富な専門業者に相談することが大切です。まずは、「どの範囲まで工事可能か」「管理組合への申請が必要か」を事前に確認しておきましょう。
コンセント増設はどこに頼む?業者の選び方

コンセントの増設工事は、内容によって依頼先が異なります。「どの業者に頼めばいいかわからない」という方も多いですが、ポイントは工事の規模と必要な資格です。
ここでは、主な依頼先の種類と、費用を抑えるコツ、信頼できる業者を選ぶポイントを紹介します。
依頼先のおもな種類
コンセントの増設を依頼できる業者は、主に次の3タイプです。それぞれ得意分野が異なるため、工事の内容に合わせて選びましょう。
| 業者の種類 | 特徴 |
| 電気工事店・電気屋 | 国家資格(電気工事士)を持つスタッフが在籍。 小規模な増設から本格的な専用回路工事まで対応可能。 |
| リフォーム会社 | 内装補修や複数の工事をまとめて依頼できる。 壁の補修やクロス貼り替えが必要な場合に最適。 |
| 家電量販店・住宅設備店 | 購入した家電に合わせて設置工事を依頼できる。 施工範囲は限定されるが、簡易的な工事なら手軽。 |
軽微な増設であれば、電気工事店が最もコストパフォーマンスが良いケースが多いです。
壁の開口や補修をともなう場合はリフォーム会社、家電と同時に依頼する場合は量販店、といった選び方を目安にしましょう。
費用を安く抑えるコツと見積もりの取り方
同じ工事内容でも、業者によって費用や対応範囲が異なります。
できるだけコストを抑えたい場合は、複数箇所をまとめて依頼するのがおすすめです。1ヶ所ずつよりも、同時に工事を行ったほうが出張費や作業費を節約できます。
さらに、2〜3社に相見積もりを取って比較するのもポイントです。作業費や材料費の適正価格を把握でき、結果としてコストダウンにつなげられます。
おすすめの業者は?信頼できるかのチェックポイント
コンセントの増設を安心して依頼できる業者を見極めるには、実績とアフター対応の2点を確認しておきましょう。
まず、施工実績や口コミをチェックすると、対応の丁寧さや仕上がりの品質が見えやすくなります。過去の事例や利用者の声を公開している業者なら、信頼性の判断材料にもなります。
また、保証やアフターサービスの有無も重要です。万が一のトラブルや不具合に対応してもらえる体制が整っていれば、工事後も安心して使えます。
「安さ」だけでなく、安全性と対応の丁寧さにも注目して選びましょう。

コンセント増設工事の流れ

現地調査や見積もりの段階で全体の流れを確認しておけば、当日の作業をスムーズに進められます。ここでは一般的な流れを3ステップで紹介します。
1.現地調査・見積もりまでのステップ
まずは、工事業者に依頼して現地調査を行います。担当者が訪問し、以下のような項目を確認します。
- 壁内の構造(下地材・断熱材・柱の位置など)
- 既存コンセントや分電盤の容量
- 設置を希望する位置と、使いたい家電の種類
これらをもとに、安全に施工できる方法と費用の見積もりが提示されます。見積書を確認するときは、「出張費」「補修費」「材料費」が含まれているかをチェックしましょう。
2.工事当日の作業内容と所要時間
工事当日は、まずブレーカーを落として安全を確保したうえで作業がスタートします。作業内容は以下のとおりです。
- 既存の配線・分電盤を確認
- 電線の延長または新設
- 壁の穴あけ・配線通し
- コンセントボックスの固定と配線接続
- 通電確認・動作チェック
室内1ヶ所の増設であれば、数時間程度で完了するのが一般的です。外壁の貫通や壁補修をともなう場合は、1〜3日程度かかることもあります。
3.完了後の確認と保証・アフターサービス
施工完了後は、通電確認と仕上がりチェックを行います。
プレートの浮きやぐらつきがないか、電圧が安定しているかを確認したら作業完了です。
業者によっては、1〜2年の施工保証を設けている場合もあります。「ブレーカーが落ちやすい」「通電しない」など不具合を感じたら、すぐに再点検を依頼しましょう。
まとめ
コンセントの増設費用は、工事の内容と電気の取り方によって変わります。差し込み口を増やすだけなら数千円〜、分電盤から新規配線を引く本格工事では数万円が目安です。
またどのような内容であっても、配線を触る作業は電気工事士への依頼が基本となります。無資格での施工は感電や火災のリスクがあるほか、火災保険の補償対象外になることもあるため注意しましょう。
「延長コードが多くて見た目が気になる」「家電を増やしたいけれど電源が足りない」、そんなときは、まず現地調査や見積もり相談から始めてみてください。
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コンセント増設に関するよくある質問
コンセントの増設は5万円くらいでできる?
一般的な室内1〜2カ所の増設なら、1〜3万円程度で収まることが多いです。
ただし、分電盤から新しく配線を引く場合や、壁補修が必要な場合は4〜5万円程度になることもあります。現地調査で配線ルートを確認し、見積もりを比較して判断しましょう。
エアコン専用コンセントを2階に引くといくらかかる?
2階など離れた場所に専用回路を設ける場合、配線距離が長くなるほど費用が上がります。
相場は3〜6万円程度。壁内や天井裏に配線スペースがあるかによっても変動します。
コンセントの付け替えだけならDIYでもOK?
プレートの交換など表面だけの作業は可能ですが、配線を触る場合は資格が必要です。
誤った結線はショートや感電の原因になるため、内部まで作業する場合は必ず電気工事士に依頼しましょう。
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