化粧シートでバイオマス比率最大65%を実現
製造過程でのCO2排出量を低減し耐久性を保持した、
バイオマス化粧シートを提供
TOPPANは住宅をはじめ、商業施設や医療施設、公共施設などの建築物や、家具・什器などの表面に使用される内装用の化粧シートを製造・販売しています。
このたび、市場でのさらなる環境配慮の要求に対して、材料を石化由来原料からバイオマス由来の原料に置き換えることで、化粧シート重量の最大65%をバイオマス化し、従来の化粧シートよりも製造時のCO2排出量を約19%低減できる化粧シートを開発しました※1。
特長FEATURES
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01.最大65%の高いバイオマス配合率を達成
TOPPAN が独自に開発したシート設計により、着色フィルム層のシートと透明フィルム層の両方にバイオマス原料を配合することが可能となりました。これにより、化粧シート全体としてのバイオマス材料の配合率は最大で全体重量の65%となります。原料にバイオマスを使用した商品に付与される「バイオマスマーク」を取得しました。
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02.バイオマスフィルムで意匠性を維持することが可能
植物由来のバイオマス原料を高い比率で配合する場合、化粧シートに求められる意匠性を維持することが課題とされていました。今回、印刷条件の見直しと同時に印刷適性の高いバイオマスフィルムの選定を行い、従来の石油由来のオレフィンフィルムと同等の印刷表現が可能となりました。
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03.従来のエコシートと同等の耐候性能で幅広く展開可能
本製品は耐候性試験においてカーボンアーク方式のサンシャインウェザーメーターにて従来の化粧シートと同等の耐久性を確認しています。また、TOPPAN 独自のナノ化技術である「Smart NANO®」を用いることで、植物由来原料を利用しながら、高い強靭性、耐傷性、耐汚染性を有する化粧シートとして、内装用途に幅広く展開することができます。
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04.CO2削減・環境配慮性
枯渇資源である石油由来原料の使用量を削減し、植物由来原料を使用することでCO2排出量を削減し持続可能な社会の実現に貢献します。化粧シート(原材料調達、生産、輸送、廃棄・リサイクル段階まで)※2のCO2排出量を従来のオレフィンシートと比較して約19%削減しています※1。
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※1 CO2排出量算出方法
データベース:IDEA(V3.2)を使用、気候変動 IPCC 2013 GWP 100a
算定ルール:当社独自の算定ルールにて計算
算定結果に対して2024年8月に外部研究機関のレビューを実施
※2 使用・維持、施工段階を除く