
築年数の経った住宅は「フローリングの張り替え」が必要になってきます。本記事では、フローリングの張り替え工事に掛かる費用や床材の種類、部屋別の選び方などをご紹介していきます。「フローリングの張り替えで失敗したくない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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フローリングの張替え費用・6畳~20畳
フローリングのリフォームは、施工方法によって費用が大きく異なります。ここでは張替えと重ね張り、それぞれの特徴と代表的な床材ごとの価格目安をご紹介します。
フローリングの施工には主に2種類の方法があります。ひとつは「張替え工法」で、既存の床をすべて撤去して新しいフローリングを張り直す方法です。
もうひとつは「重ね張り工法」で、既存の床の上に新しい床材をそのまま重ねて施工します。撤去や廃材処分の手間が不要な分、重ね張りは費用や工期を抑えやすいのが特徴です。
無垢フローリングの場合

無垢フローリングの施工費用(材料費込み)について、下記表にまとめました。
広さ | 張り替え工法 | 重ね張り工法 |
6畳 | 15〜20万円 | 12〜18万円 |
8畳 | 18〜25万円 | 14〜22万円 |
10畳 | 22〜29万円 | 18〜28万円 |
12畳 | 26〜35万円 | 21〜33万円 |
20畳 | 43〜60万円 | 35〜55万円 |
※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。
無垢フローリングは天然木をそのまま使用しているため、自然な風合いと高級感が魅力です。木のぬくもりが感じられ、経年による味わいも楽しめます。
ただし、価格は高めで、6畳で約12万~20万円、20畳だと35万~60万円程度が相場です。湿気や乾燥による伸縮があるため、施工には技術が求められます。
複合フローリングの場合

複合フローリングの施工費用(材料費込み)について、下記表にまとめました。
広さ | 張り替え工法 | 重ね張り工法 |
6畳 | 12〜17万円 | 10〜14万円 |
8畳 | 14〜20万円 | 12〜17万円 |
10畳 | 16〜23万円 | 14〜22万円 |
12畳 | 20〜29万円 | 18〜27万円 |
20畳 | 33〜50万円 | 30〜45万円 |
※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。
複合フローリングは、基材の上に木の板やシートを貼り合わせた構造で、無垢材に比べてコストを抑えられるのが特徴です。主に以下の3種類に分類できます。
- 挽板フローリング:2〜3mmほどの厚さに挽いた木の板を基材に貼り合わせたもので、仕上がりの質感が無垢材に近く、高級感があります。
- 突板フローリング:0.2〜1mmの薄い木の板を基材に貼り合わせたタイプで、挽板よりも安価です。
- シートフローリング:オレフィンシートや樹脂シートに木目柄などをプリントし、基材に貼り合わせた製品。最も手ごろな価格帯です。
予算や部屋の用途に応じて、素材や施工方法を選ぶのがポイントです。

その他床材の張替え費用
フローリング以外にも、住宅にはさまざまな床材が使われています。張り替えリフォームを検討する際は、それぞれの床材の特性と費用の目安を知っておくと、目的や予算に合った選択がしやすくなります。
下記にその他床材の施工費用(材料費込み)をまとめたのでご参考ください(すべて6畳程度の範囲を想定)。
床材の種類 | 張り替え工法 | 重ね張り工法 |
クッションフロア | 5万〜10万円 | 4万〜6万円 |
フロアタイル | 6万〜10万円 | 5万〜7万円 |
カーペット | 6万〜12万円 | 5万〜7万円 |
畳 | 7〜20万円(新調する場合) |
※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。
フローリング以外の床材の種類については以下の記事にて詳しく紹介しています。
【関連記事】床材の種類とは|リフォームのポイントやメリット・デメリット
張替え費用をおさえる3つのポイント

フローリングや床材の張り替えは、面積が広い分どうしても費用がかさみがちです。ここでは、リフォーム費用を賢くおさえるための3つのポイントをご紹介します。
重ね張りで工事費をおさえる
費用を抑えたい場合、まず検討したいのが「重ね張り工法」です。これは既存のフローリングの上から新しい床材を重ねて施工する方法で、撤去作業が不要になる分、工事費や廃材処分費を節約できます。また、工期が短くなるため、住まいながらのリフォームにも適しています。
ただし、下地に傷みがある場合には適用できないため、事前に専門業者の調査が必要です。
材料のグレードを見直す
床材は面積が広いため、使う材料によって費用が大きく変わります。
たとえば、すべての部屋に無垢材を使うと予算オーバーになりやすいですが、リビングやダイニングなど来客の目に触れる場所だけグレードの高い材料にし、個室には突板やシートフローリングを使うなど、空間ごとに使い分けることで費用を抑えられます。
複数社から見積もりをとる

リフォームには定価がなく、業者ごとに価格や提案内容が異なります。そのため、複数社に見積もりを依頼し、価格や内容を比較することが大切です。2~3社に相談することで、適正価格で工事ができるだけでなく、業者間の競争によって費用が下がる可能性もあります。
見積もり紹介サイトを活用すれば、条件に合った業者を効率よく探すことも可能です。リフォトルでは国土交通省登録団体に所属する優良リフォーム会社をご紹介しています。
TOPPANが、フローリングの張り替えを得意とする優良リフォーム会社を紹介します
部屋別のおすすめ床材
リフォームを検討する際には、部屋の用途や特徴に合わせて最適な床材を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な3つの空間ごとにおすすめの床材をご紹介します。
リビング

家族が集まり、来客の対応もするリビングは、空間全体の印象を左右する重要な場所です。高級感と温かみのある雰囲気を演出したい場合には、無垢フローリングや挽板フローリングがおすすめです。
自然な木の質感が空間に落ち着きを与え、居心地のよい空間づくりに貢献します。日当たりやインテリアの色合いに合わせて床の色を選ぶことで、さらに統一感のあるリビングになります。また、床暖房との相性やお手入れのしやすさも素材選びのポイントになります。
キッチン
水や油が飛びやすく、日常的に使用頻度が高いキッチンでは、メンテナンス性の高い素材を選ぶことが重要です。耐水性があり掃除もしやすいフロアタイルや、防水性に優れたシートフロアが適しています。
汚れやすい場所だからこそ、素材の機能性が重要です。クッションフロアは安価ですが、広い面積に使用するとチープな印象になることがあるため、避けるのが無難です。最近ではリアルな木目柄のフロアタイルも多く、デザイン性も兼ね備えています。
トイレ・洗面所

湿気がこもりやすいトイレや洗面所には、水に強く手入れがしやすい床材が適しています。フロアタイルやクッションフロアは、どちらも防水性に優れており、日々の清掃も手軽に行えるためおすすめです。
さらに、滑りにくい加工がされたタイプを選ぶことで、安全性も確保できます。また、デザインバリエーションが豊富で、空間に個性を持たせることも可能です。小さなスペースだからこそ、遊び心のある柄やカラーでアクセントを加えるのも効果的です。
フローリングを張替える際の注意点

フローリングの張り替えを成功させるためには、事前に知っておきたい注意点があります。トラブルや後悔を防ぐために、以下のポイントを確認しておきましょう。
フワフワする床は下地からやり直す必要がある
歩いたときに床が沈んだり、フワフワするような感触がある場合は、下地に問題がある可能性があります。この場合、重ね張りでは対処できず、下地からの補修や交換が必要になります。下地が劣化したまま施工を行うと、すぐに再び不具合が出てしまうため注意が必要です。
また、構造的な問題が隠れている可能性もあるため、施工前には必ず専門業者にチェックしてもらいましょう。
一部だけ張り替えると後悔しやすい
床の一部に傷みがあっても、その部分だけを張り替えると、見た目や機能面で満足できないケースが多くあります。フローリングは「さね」と呼ばれる部分で接合されているため、一部だけの張り替えでは継ぎ目がうまく合わず、隙間や沈み込みが発生しやすくなります。
また、既存の床材と新しい床材の色味や質感が微妙に異なるため、仕上がりに違和感が出ることもあります。さらに、古い部分と新しい部分の経年変化の差が目立つ可能性もあり、工事後に後悔するケースも少なくありません。できる限り部屋単位での張り替えがおすすめです。
マンションの場合は管理規約を確認する
マンションでフローリングの張り替えを行う場合は、必ず管理規約を確認しましょう。多くのマンションでは、遮音性に関する等級の基準が設けられており、使用できる床材が限定されている場合があります。自己判断で進めてしまうとトラブルの原因になることもあるため、リフォーム会社と一緒に管理規約を確認するのが安心です。
施工前には管理組合に工事申請書を提出する必要があることも多いため、手続きにかかる時間も考慮したスケジュール調整が必要です。

フローリングの張り替えタイミング・おすすめなケース
ここでは、フローリングの張り替え工事がおすすめなケースについてご紹介します。「そろそろフローリングのメンテナンスが気になるけれど、リフォームが必要かどうか判断付かない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
新築時から10~15年経過している

新築から10~15年が経過している場合、フローリングの張り替えを検討する時期に差し掛かっています。長年の使用によって表面の傷みや色あせが進んでいる可能性があり、美観の回復や耐久性の向上を図るには張り替えが効果的です。
さらに、最新の床材に変更することで、遮音性やメンテナンス性といった機能面も向上させられます。リフォームのタイミングとしては、家族構成やライフスタイルの変化などに合わせて検討するのも良いでしょう。
劣化サイン(色あせ・きしみ・凹み)がある
床の色あせやきしみ、部分的な凹みが見られる場合は、フローリングの劣化が進んでいるサインです。とくにきしみや浮きがある場合は、下地の劣化が進行している可能性もあるため、放置するとさらに状態が悪化するおそれがあります。
歩行時のストレスや見た目の劣化だけでなく、安全性の面からも対策が必要です。快適な住環境を保つためにも、早めの張り替えをおすすめします。
部屋の雰囲気を変えたい
「インテリアを一新したい」「明るい雰囲気にしたい」といった理由でフローリングを張り替えるのも有効な選択肢です。床のデザインや色は空間全体の印象に大きく影響を与えるため、新しいフローリングにすることで、部屋の印象を大きく変えることができます。
特に、内装の色味や家具との調和を考慮しながら床材を選ぶことで、より完成度の高い空間づくりが実現します。
床リフォームにかかる工期

床の張り替えリフォームは、施工方法によって必要な日数が変わります。事前にスケジュールを把握しておくことで、生活への影響を最小限に抑えることができます。
一般的に、既存の床を撤去してから新しい床材を張る「張替え工法」は、6畳〜10畳程度の部屋で2~3日ほどかかります。部屋の広さや作業内容によっては、さらに日数がかかることもあります。
一方で、「重ね張り工法」は既存の床材を剥がす工程がないため、1日で完了することも可能です。スピーディに施工を終えたい方や、住まいながら工事を行いたい場合には、重ね張りが適しています。
ただし、どちらの工法も下地の状態によって工程が増える場合があります。現地調査をもとに、工事日程について事前にリフォーム会社と打ち合わせをしておきましょう。
床リフォームの進め方・依頼の流れ
フローリングの張り替えリフォームをスムーズに進めるためには、事前の準備や業者とのやりとりが重要です。ここでは、具体的な依頼の流れを3つのステップで解説します。
リフォーム会社紹介・比較サイトに登録
まずは、自分の希望条件に合ったリフォーム会社を見つけるために、リフォーム会社の紹介・比較サイトを活用しましょう。
たとえば「リフォトル」などのサイトを利用すれば、予算やエリア、施工内容に応じた複数の業者を簡単に比較できます。サイトに相談内容を登録するだけで、条件に合う会社を紹介してもらえるため、効率よく候補を絞ることができます。

リフォーム会社に相談・事前調査・見積依頼

候補の業者が決まったら、現地調査と見積もりの依頼を行います。この際、重ね張りが可能かどうかや、下地の状態の確認をしてもらいましょう。見積内容では、工事費用だけでなく工期や施工方法の詳細も比較することが重要です。不明点はその場で確認し、納得のいく内容で進めるようにしましょう。
契約

見積もりや提案内容を比較検討し、信頼できる業者が見つかったら契約を結びます。契約時には、施工内容・日程・支払い条件などをしっかりと確認しておくことが大切です。不安点がある場合は、その場で確認・相談しておきましょう。
まとめ
フローリングの張り替えリフォームは、住宅の快適性や美観を向上させるうえで非常に有効な手段です。ただし、床材の選定や施工方法によって費用や仕上がりが大きく変わるため、事前にしっかりと情報収集を行い、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
本記事でご紹介した内容を参考に、ぜひご自宅の床リフォームを前向きに検討してみてください。快適で魅力的な住まいづくりに一歩近づくはずです。
フローリングの張替えでよくあるQ&A
6畳間のフローリング張替え費用はいくら?
張替えなら15〜20万円、重ね張りなら12〜18万円です。
住みながらでもフローリングの張り替えはできる?
床のリォームのみなら住みながら工事できる場合は多いです。ただし、全面張替え+設備機器の交換となると難しくなります。
>>住みながらリフォームできる?後悔事例や対策・施工中の暮らしも紹介
フローリングはDIYでも張り替えられる?
重ね張りならDIYでもできる場合もありますが、仕上がりに満足できない場合も多いので慎重に検討しましょう。
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