お風呂リフォームの費用相場は?予算別の内容や安く抑えるコツも

更新日:2025年12月25日

更新日:2025年12月25日

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「お風呂リフォームはいくらかかるんだろう」と費用感がつかめず困っていませんか?

この記事では、お風呂リフォームの費用相場をタイプ別・部分別にまとめています。また、予算別で可能な工事内容や要望別のポイントまでわかりやすく解説します。

読めば、ご自宅のお風呂リフォームについて「どのくらいの費用が必要か」「どんな工事が自分に合うか」が具体的にイメージできるはずです。

リフォームを後悔なく進めるためにも、まずは費用の全体像から確認していきましょう。

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目次

  1. お風呂リフォームにかかる費用!みんなの平均は?
  2. 【浴室タイプ別】お風呂リフォームの費用相場
    1. ①ユニットバスの交換
    2. ②在来工法(タイル風呂)からユニットバスへリフォーム
    3. ③在来工法(タイル風呂)を維持してリフォーム
  3. お風呂の部分リフォームの費用相場
    1. お風呂の扉の交換
    2. シャワーヘッドの交換
    3. 浴室用手すりの設置
    4. 給湯器の交換
  4. 予算別に見るお風呂リフォーム
    1. 100万円未満の事例
    2. 100〜200万円未満の事例
    3. 200万円以上の事例
  5. 戸建てとマンションではお風呂リフォームの費用はどう違う?
    1. 戸建ての特徴と注意点
    2. マンションの特徴と注意点
  6. お風呂リフォームの費用を抑えるコツ4選
    1. 設備グレードを下げる/必要機能を絞る
    2. 水回りセットリフォームでコストダウンを狙う
    3. 費用が安くなる時期やキャンペーンを活用する
    4. 相見積もりをとる
  7. お風呂リフォームで使える補助金・助成金制度
  8. 【要望別】理想の浴室にリフォームするポイント
    1. 掃除がしやすい浴室をつくるには?
    2. 断熱性を高めて冬も快適に過ごすには?
    3. バリアフリーにしたいときは?
    4. お風呂をおしゃれにするには?
  9. ユニットバスの主要メーカー
  10.  失敗しないお風呂リフォームの進め方
  11.  工事期間中の入浴手段
  12.  まとめ|費用相場を把握して理想の浴室にリフォームしよう

お風呂リフォームにかかる費用!みんなの平均は?

お風呂リフォームの費用は、100〜150万円が中心です。

ただし、浴室タイプや設備グレード、建物の状態によって金額は大きく変わります。ご自宅の場合はどれくらいになるのかを知るためにも、まずは下記の相場をチェックしてみてください。

  • 浴室タイプ別の費用相場
  • 部分リフォームの費用相場
  • 予算別でできる工事内容
  • 建物(戸建て・マンション)別の違い

【浴室タイプ別】お風呂リフォームの費用相場

お風呂リフォームの費用相場を浴室タイプ別にまとめると、次のようになります。

  1. ユニットバスの交換:100〜150万円
  2. 在来工法(タイル風呂)からユニットバスへリフォーム:100〜200万円
  3. 在来工法(タイル風呂)を維持してリフォーム:50〜160万円

費用差が生まれるのは、施工方法や追加工事の有無がタイプごとに異なるためです。ここからは、それぞれの費用がどこで変わるのか、タイプ別に詳しく解説します。

①ユニットバスの交換

ユニットバスの交換費用は、100〜150万円程度が目安です。

もっとも金額差が出る要素は「グレード」です。同じサイズでも、普及グレードと上位グレードでは大きく費用が変わります。

それぞれの費用相場は次のとおりです。

  • 普及グレード:60〜100万円
  • 中級グレード:100〜150万円
  • 高級グレード:150万円〜

普及グレードは、デザインや装備がシンプルです。ですが、お風呂としての機能は十分果たすため、費用をおさえたい方に向いています。

中級グレードは、清掃しやすい壁材や床材にもこだわったモデルです。また、浴槽やふたの断熱性も高く、選べるデザインも増えます。使い勝手やお手入れなどの「実用性」と「デザイン」の両方に優れているため、多くのご家庭で選ばれるグレードです。

高級グレードは、素材・デザイン・快適性を重視した上位モデルです。浴槽や壁材に高質感の素材が使われ、照明や水栓など細部までこだわった仕様になります。さらに、ジェットバスや浴室スピーカー、間接照明などのオプションを組み合わせれば、ホテルのような落ち着いた空間をつくれます。

同じサイズでも、実際に見て比べると印象が大きく変わるため、ショールームで質感や設備を確かめながら検討すると選びやすくなります。

②在来工法(タイル風呂)からユニットバスへリフォーム

タイル張りの在来浴室をユニットバスに替える場合は、100〜200万円程度が目安です。

在来工法は、ユニットバスのサイズやグレードに加え、次のようなケースで費用が上がります。

  • 床下や壁内部の腐食
  • シロアリ被害の補修
  • 給排水管の全面更新

築年数が長い住宅では劣化が見つかりやすく、30〜100万円の追加が生じることもあります。トラブルを避けるには、事前調査で状態を確認し、予備費を確保して進めると安心です。

③在来工法(タイル風呂)を維持してリフォーム

リフォーム後も在来工法のタイル風呂を維持する場合は、50〜160万円程度が目安です。

在来工法タイプの浴室は、腐食やシロアリの補修、配管の更新に加え、仕上げや設備によって費用が変動します。

  • 断熱材や防水の追加
  • 水栓・シャワーの仕様
  • 浴槽やタイルの仕様

在来工法は、デザインの自由度が高い一方、タイルの目地掃除や経年劣化の補修が定期的に必要になります。お風呂を長く快適につかうためにも、デザインだけでなく、維持費や手入れのしやすさも踏まえて検討しましょう。

お風呂の部分リフォームの費用相場

「お風呂全体を変えるほどではないけれど、気になる部分だけ改善したい」という場合は、部分リフォームを検討することになります。

代表的な部分リフォームの費用相場は、次のとおりです。

  • お風呂の扉の交換:6~16万円
  • シャワーヘッドの交換:0.8〜5万円
  • 浴室用手すりの設置:3〜7万円
  • 給湯器の交換:15~80万円

部分リフォームは、小さな不便を手軽に解消できるだけでなく、組み合わせても総額が抑えやすいのが魅力です。

ここからは、それぞれの費用とポイントを詳しく解説します。

お風呂の扉の交換

お風呂の扉交換の費用は、6〜16万円程度が目安です。

よくある扉交換例と費用相場は、次のとおりです。

  • 折れ戸→折れ戸:6~12万円
  • 折れ戸→開き戸:8~12万円
  • 開き戸→開き戸:6~10万円
  • 折れ戸・開き戸→引き戸:10~16万円

上記のように、引き戸の場合は開口部が広くなるため、補修にあたり折れ戸や開き戸よりも費用が高くなります。

シャワーヘッドの交換

シャワーヘッドの交換費用は、0.8〜5万円程度が目安です。

節水タイプや多機能タイプなどで、費用相場は異なります。

  • 節水タイプ:0.8〜2万円
  • 低水圧対応タイプ:1〜2万円
  • ミスト・マッサージなど多機能タイプ:2〜5万円

現在は、節水タイプのシャワーヘッドを選ぶご家庭が増えています。また、美容に敏感な方には、ミストやマッサージなどの多機能タイプが人気です。

使い心地や光熱費は、シャワーヘッドのタイプによって異なります。毎日使うシャワーは満足度に大きく影響するため、予算の許すかぎり、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

浴室用手すりの設置

浴室に手すりを設置する費用は、3〜7万円程度が目安です。

費用の内訳は、次のとおりです。

  • 本体価格:0.5~2万円
  • 工事費用:2.5~5万円(下地補強を含む)

手すりにはI型とL型の2タイプがあり、下記のようにそれぞれで役割が異なります。安全に入浴するためにも、下記を参考に目的に合うものを選びましょう。

  • I型(縦):立ち上がりの動作を補助したい場合
  • I型(横):姿勢を安定させたい場合
  • L型:浴槽をまたぐ動作から立ち上がりまで、一連の動作を支援したい場合

給湯器の交換

一般的な給湯器タイプとその費用相場は、次のとおりです。

【ガス】

  • ガス給湯器(従来型):15~35万円
  • エコジョーズ:20~40万円

【電気】

  • 電気温水器:30~60万円
  • エコキュート:40~80万円

エコジョーズやエコキュートなどの高効率タイプは、毎月の光熱費を抑えられるのが大きな特徴です。初期費用は高いものの、補助金の対象になる場合も多く、実質負担を少なくできるケースもあります。

給湯器は、家族の人数やお湯の使い方をふまえて比較すると、ご自宅に合うものがわかります。初期費用やランニング費用は、リフォーム会社でシミュレーションしてもらえるケースがほとんどです。リフォーム会社には、気軽に相談してみましょう。

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予算別に見るお風呂リフォーム

ここでは、予算別にどの程度の工事ができるのか、お風呂リフォームの代表的な事例を紹介します。

自宅の状態や必要な工事をイメージしながら、参考にしてみてください。

100万円未満の事例

100万円未満では、普及グレードのユニットバスに交換、もしくは部分的なリフォームが中心になります。

普及グレードのユニットに交換する場合は、60〜100万円程度が目安です。

一方、部分リフォームの場合は、費用は次のようになります。

  • シャワーヘッド・水栓の交換:1〜5万円
  • 浴室扉の交換(折れ戸・開き戸):6〜16万円
  • 換気扇の交換:3〜10万円(※浴室暖房乾燥機への交換は20万円程度)
  • 浴槽のみの交換:20〜50万円(※在来工法のみ可)
  • 浴室用手すりの設置:3〜7万円
  • 床シートの張り替え:5〜15万円

部分リフォームは組み合わせても数十万円に収まることが多く、「気になるところだけ改善したい」場合に選ばれています。

ただし、複数箇所をまとめて直したい場合や全体的に古くなっている場合は、予算を少し上げて「中級グレードのユニットバスへの交換」を検討するのもおすすめです。暖かく快適になるだけでなく、掃除がしやすいなど、使い勝手も大きく向上するからです。

リフォーム業界で多くの案件を見てきた筆者の経験からも、迷うときはユニットバスごと交換するほうが、長い目で見て満足しやすいと感じています。

100〜200万円未満の事例

100〜200万円の予算なら、中級グレードのユニットバスへ交換できます。在来工法へのリフォームも選択肢に入りますが、快適性や清掃性の高さからユニットバスが選ばれるケースがほとんどです。

中級グレードのユニットバスは、標準仕様でも使い勝手に優れていますが、より快適にしたい場合はオプションを追加することもできます。

おもなオプションの費用相場は、次のとおりです。

  • 断熱浴槽や保温フタへの変更:3〜10万円
  • 浴室暖房乾燥機の追加:20万円
  • 高断熱の床・壁仕様への変更:5〜15万円
  • 浴槽の自動清掃機能の追加:10万円前後

※ただし、メーカーやプランによっては、上記が標準仕様となっている場合もあります。

断熱性能が高いモデルは、補助金対象になるケースも多く、条件やタイミングしだいで負担を抑えられる可能性があります。

後悔なくリフォームするためにも、「希望する機能が標準で備わっているか」「補助金が使えるか」などを確認したうえで選びましょう。

200万円以上の事例

200万円以上の予算があれば、現在のお風呂タイプにかかわらず、高級グレードのユニットバスへ交換が可能になります。一方、在来工法を選ぶ場合は、こだわりのある空間をつくることもできます。

この価格帯では、浴室自体の交換に加えて、次のような関連工事を同時に行うケースもあります。

  • 給湯器の交換(エコジョーズ/エコキュート):20〜80万円
  • 天井・壁・床の断熱工事:10〜40万円
  • 洗面室の同時リフォーム:20〜60万円

この予算帯なら、浴槽・壁材の質感や照明の演出性、浴室全体の快適性まで、すべてをワンランク上で揃えられます。

戸建てとマンションではお風呂リフォームの費用はどう違う?

建物ごとのお風呂リフォーム費用相場は、次のとおりです。

  • 戸建:80〜180万円
  • マンション:70〜150万円

戸建ては、床下スペースが使えるため自由度が高いものの、状態によって追加工事が発生しやすいのがデメリットです。一方、マンションは管理規約や構造の制限があり、できる工事に明確なルールがあります。

ここでは、それぞれの特徴と注意点を解説するので、ご自宅に当てはまるほうを確認してみてください。

戸建ての特徴と注意点

戸建のお風呂リフォームの費用は、80〜180万円が中心です。

戸建は床下にスペースがあるため、工事の自由度が高いものの、状態によって費用が上下しやすい傾向があります。

戸建のお風呂リフォームでよくある追加工事は、次のとおりです。

  • 床下の腐食・湿気対策
  • シロアリ対策
  • 断熱材の入れ替え
  • 補修や防水処理
  • 給排水管の交換

とくに築年数が経っている場合は、床下や外壁まわりの状態を事前に確認することが大切です。

ただし、現在が在来工法の浴室である場合は、解体して初めてシロアリ被害が見つかるケースも少なくありません。追加工事に備えて、契約金額とは別に予備費を残しておくと安心です。

マンションの特徴と注意点

マンションのお風呂リフォームの費用は、70〜150万円が中心です。

戸建と違い、マンションは構造や管理規約による制限が多く、できる工事の範囲が建物ごとに大きく異なります。また、配管スペースが確保できず、サイズアップやレイアウト変更が難しいケースもあります。

注意したいポイントは、次のとおりです。

  • 管理規約で工事時間・工法・防音基準に制限がある
  • 直床の場合、配管移設ができない可能性がある
  • 共用部は工事できない

マンションの場合は、まず管理規約の確認が最優先です。そのうえで、リフォーム会社に現地調査を依頼し、実際の構造を踏まえたプランを提案してもらいましょう。
なお、マンションには図面が残っていることも多いものの、実際の配管位置や寸法が図面と異なるケースは珍しくありません。図面だけで判断せず、現況を確認してもらうことが大切です。

お風呂リフォームの費用を抑えるコツ4選

お風呂リフォームは工事内容や設備選びで金額が大きく変わります。そのため、どこに費用をかけ、どこを抑えるかを整理しておくことが大切です。

無理なく予算内に収めるためには、次の4つの方法が効果的です。

  • 設備グレードを下げる/必要機能を絞る
  • 水回りセットリフォームでコストダウンを狙う
  • 費用が安くなる時期やキャンペーンを活用する
  • 相見積もりをとる

上記の方法で、数万〜数十万円程度下がることもあります。詳しく解説するので、ぜひ取り入れてみてください。

設備グレードを下げる/必要機能を絞る

お風呂リフォームの費用を抑える最も確実な方法は、ユニットバスのグレードや機能を見直すことです。

下記は、その一例です。

  • デザインパネルのランクを1段下げる
  • 保温フタ・節湯水栓など、必要なものだけを選ぶ
  • 差額が大きいオプション(浴室テレビ/ジェットバス)を外す

ショールームでは魅力的な仕様に目が行きやすく、想定より高いグレードを選んでしまうことがあります。グレードや必要な機能を選び直すだけで、数十万円ほど費用が下がるケースも珍しくありません。

水回りセットリフォームでコストダウンを狙う

キッチンや洗面化粧台など、水回りをセットでリフォームする方が、お風呂リフォーム自体の費用は抑えられます。なぜなら、まとめてリフォームしたほうが人件費を削減できるためです。

「他の設備も古くなってきた」という場合は、ぜひセットでのリフォームを検討してみるとよいでしょう。

なお、下記の記事では水回りのセットリフォーム費用を解説しています。ぜひ合わせてご確認ください。

>>【関連記事】水回りリフォームの費用相場!3・4点セット価格の注意点や補助金も

費用が安くなる時期やキャンペーンを活用する

リフォーム会社には繁忙期と閑散期があり、時期を選ぶだけでも費用を抑えられることがあります。

比較的交渉しやすい時期は、次のとおりです。

  • 1〜2月、6〜7月:仕事が落ち着きやすく、価格が安定する
  • 12月、3月:期末でリフォーム会社が売上を確保したいタイミング。特別値引きが出やすい

メーカーのキャンペーンと時期をうまく組み合わせれば、さらに費用を抑えられる可能性があります。

お得に工事するために、リフォーム会社には値引き条件が整うタイミングを事前に聞いておくのも一つの方法です。

相見積もりをとる

相見積もりを取ることで、適正金額がわかるため、結果的に費用は抑えられます。なぜなら、リフォームには定価がなく、施工会社によって金額が大きく異なるからです。

ただし、見積もりの際は、金額だけでなく次のポイントまで比較するようにしてください。

  • 製品のグレード・型番
  • 工事の範囲
  • 追加工事の有無(配管・電気・大工工事)
  • 工事保証の内容
  • アフターサービスの有無

見積額が安くても、必要な工事が含まれていなかったり、対応が不十分だったりすると後悔につながります。

上記の項目まで比較しておくと、費用と品質のバランスが取れた会社を選びやすくなります。

お風呂リフォームで使える補助金・助成金制度

お風呂リフォームで利用できる補助金は、おもに省エネ化とバリアフリー化の2つに大きく分けられます。対象となる工事は、内窓の設置・高効率給湯器・高断熱浴槽・節水設備・手すり設置などです。

国の制度で、浴室リフォームに活用しやすいものは次のとおりです。

※制度によっては既に今年度の受付を終了している場合があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。

制度ごとに対象工事や申請ルールが異なるため、内容を早めに確認しておくと安心です。詳しい条件や申請手順は、下記の記事で分かりやすくまとめています。ぜひご確認ください。

【2025年最新】お風呂リフォームに使える補助金<一目瞭然な図解付>

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【要望別】理想の浴室にリフォームするポイント

理想の浴室をつくるには、「どんな悩みを解消したいか」を軸に考えることが大切です。掃除のしにくさ、冬の寒さ、将来の安全性、見た目のこだわりなど、家庭によって優先したいポイントは異なります。

ここでは、よくある要望ごとに浴室リフォームのポイントを解説します。

掃除がしやすい浴室をつくるには?

掃除の負担を減らしたい場合は、汚れが付きにくく、落としやすい素材を選ぶことがポイントです。

浴室に取り入れたいのは、次のような仕様です。

  • 汚れが定着しにくい壁パネル
  • 髪の毛がまとまりやすい排水口
  • 水垢や曇りを防ぐ鏡コーティング
  • 目地が少ないデザイン

上記の仕様は、中級グレードのユニットバスには標準仕様として含まれている場合がほとんどです。日々の掃除時間を大幅に短縮したい場合は、中級グレード以上の仕様を選ぶと満足度が高まります。

断熱性を高めて冬も快適に過ごすには?

冬の寒さを改善したいなら、浴槽・床・窓・暖房の4点を意識しましょう。

断熱性を高める代表的な方法は、次のとおりです。

  • 断熱浴槽+保温フタで、お湯が冷めにくくなる
  • 断熱性の高い床で、入浴前のヒヤッと感を軽減
  • 内窓(または窓交換)で、外気の冷気を大幅カット
  • 浴室暖房乾燥機で、ヒートショック対策

上記の4つを組み合わせると、浴室全体があたたまりやすく、快適に入浴できます。

バリアフリーにしたいときは?

安心して入浴したい場合は、段差をなくし、つかまりやすいポイントをつくることが重要です。

バリアフリー化で代表的な工事は、次のとおりです。

  • 縦・横・L型の手すり設置(動作に合わせて配置)
  • 出入口の段差解消(敷居撤去・バリアフリードア)
  • 滑りにくいノンスリップ床材への変更
  • 引き戸に交換

ユニットバスなら、バリアフリーに対応できるラインナップが充実しています。オプション追加したり床高や手すり位置を調整したりするだけなので、在来工法の浴室よりも費用をおさえてバリアフリー仕様にできます。

お風呂をおしゃれにするには?

お風呂リフォームをおしゃれにするには、次のような方法があります。

  • 浴槽にこだわる(置き型・丸型など)
  • 壁・床の素材や色を絞る
  • 照明で雰囲気を演出する(間接照明・調光ライト)
  • 洗面脱衣室との一体感を意識する
  • 生活感を減らす

すべてを実践する必要はありませんが、1つだけでも意識することで、浴室の雰囲気は大きく変わります。

それぞれについて詳しくは下記の記事で解説しています。おしゃれを優先して後悔した事例も紹介しているので、リフォーム前にチェックしておくと安心です。

【関連記事】リフォームでお風呂をおしゃれに!方法や真似したいアイデアを紹介

ユニットバスの主要メーカー

ユニットバスの主要メーカーは、次のとおりです。(※五十音順)

ユニットバスは在来工法とは違って規格品ですが、デザインや仕様には幅広い種類があります。

下記の記事では、それぞれのメーカーの特徴やあなたに合ったユニットバスの選び方を解説しています。ぜひ参考にしてください。

>>【2025年最新版】お風呂メーカー10社を比較|人気ブランドや選び方のポイント

失敗しないお風呂リフォームの進め方

お風呂リフォームで「思っていたのと違う」「予算オーバーになった」といった後悔を避けるためには、計画的な手順を踏むことが重要です。

具体的には、次のようにリフォームを進めるのがおすすめです。

  1. 現況の問題点を具体的に洗い出す
  2. 2〜3社に現場調査と見積もりを依頼する
  3. ショールームで実物を確認する
  4. リフォーム会社を決定・契約

最初の段階で問題点を洗い出し、要望の優先順位のブレを防ぎます。

次に現地調査を行ったうえで、複数社の提案を比較すれば、費用相場やリフォーム会社ごとの違いを把握できます。

さらに、見積もりに含まれている内容を契約前にショールームで確認すれば、仕上がりイメージの違いも起こりにくくなるはずです。計画的に進めていくことで、失敗を確実に回避しましょう。

TOPPANが運営するリフォーム会社の紹介サイト「リフォトル」では、国土交通省登録団体である地元の優良リフォーム会社を4社まで紹介しています。無料で信頼できるリフォーム会社を比較できるのが特徴です。ぜひお気軽にご利用ください。

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工事期間中の入浴手段

浴室リフォームは、2〜5日ほどお風呂が使えなくなるケースがあります。そのため、入浴手段は事前に決めておくことが大切です。

多くのご家庭では、近くの銭湯や温浴施設を利用しています。また、スポーツジムやプールに通っている方なら、普段使っている施設のシャワーを活用する方法もあります。

生活の不便を抑えるためにも、入浴方法はご自身や家族のライフスタイルに合わせて検討するとよいでしょう。

下記の記事では、住みながらリフォームする際のリアルな生活を紹介しています。みんながどのように工事中の生活を乗り切っているのかがわかるので、ぜひ確認して計画に役立ててください。

>>【関連記事】住みながらリフォームできる?困ったことや施工中の暮らし方も紹介

まとめ|費用相場を把握して理想の浴室にリフォームしよう

お風呂リフォームの費用は、工事内容や設備の選び方によって大きく変わります。だからこそ、最初に悩みや要望を整理し、相場を把握しておくことが欠かせません。

また、あらかじめ知識を持っておくことで、見積もり内容の妥当性も判断しやすくなります。

この記事で紹介した費用相場や選び方のポイントを参考にしながら、ご自宅に合ったプランを検討してみてください。

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執筆者

工藤あきこ

リフォーム業界出身の建築士ライター。営業設計として補修からフルリノベーションまで幅広いリフォームを担当。2022年に建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修や執筆、ブログ「新・リフォームの歩き方」を運営する。二級建築士・マンションリフォームマネージャーを保持。日々の幸せは、夫や息子と過ごす時間。

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