古い和室をおしゃれに!インテリア術やリフォーム・リノベーションのコツ

更新日:2025年08月25日

更新日:2025年08月25日

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「和室が古すぎて、お客さんを呼ぶのが恥ずかしい」
「地味な和室をなんとかおしゃれにできないかな?」

和室をおしゃれに生まれ変わらせたいものの、どこから手を付けていいか分からず迷っていませんか?

この記事では、古さを味わいとして引き立てながら、現代らしくアップデートするためのインテリア術やリノベーションのポイントをわかりやすく紹介しています。照明や家具選び、ラグやクッションといった簡単に取り入れられる工夫から、劣化が気になる場合の本格的なリフォームまで幅広くカバーしました。

記事を読めば、あなたの理想にぴったりの方法がきっと見つかります。ご自身に合ったアイデアを取り入れて、和室を自慢したくなる素敵な空間に仕上げましょう。

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古い和室でもおしゃれにできる?

古い和室は、「古めかしい」「時代を感じる」などネガティブな印象を持たれがちですが、工夫次第でおしゃれに生まれ変わらせることができます。和の良さを活かしながら現代的なテイストを取り入れることで、個性と落ち着きを兼ね備えた魅力的な空間になります。

特に最近では、和モダンなスタイルや、異素材の組み合わせを楽しむデザインが注目されており、古い和室を活かした空間づくりに関心が集まっています。住まいに独自性を持たせたいと考える人にとって、和室のリフォームは大きな魅力となり得ます。

古い和室をおしゃれにする方法には、インテリアで工夫する方法リフォーム・リノベーションを行う方法の2つがあります。まずは、手軽にできるインテリアの工夫から取り入れてみるのもおすすめです。

和室の古さが気になる理由とは?

和室が「古くさく」見えてしまう背景には、経年による劣化やデザインの時代遅れなど、さまざまな要因があります。以下のような点が、特に古さを感じさせるポイントです。

  • 畳やふすま、障子の劣化や破れは、使用感が目立ち、部屋全体にくたびれた印象を与えます。
  • 壁や天井の黄ばみ、シミ、カビなどの汚れは、清潔感を損なう原因になります。
  • 家具や内装が時代にそぐわないデザインであると、統一感に欠け、雑多な印象になりがちです。

また、洋風の家具や小物とのミスマッチも、違和感を生む一因となります。これらの点を見直すだけでも、和室の印象は大きく変わっていきます。

さらに、来客時や日常生活の中で「何となく落ち着かない」と感じている場合も、こうしたビジュアル面の古さが影響していることがあります。だからこそ、定期的な見直しや小さなリフレッシュが重要なのです。

いますぐできる!古い和室をおしゃれに見せるインテリア術 6選

古い和室でも、大がかりなリフォームをせずにおしゃれな雰囲気を演出することは可能です。伝統的な和の要素を活かしつつ、現代的な感性やライフスタイルに合った工夫を取り入れることで、ぐっと洗練された空間に生まれ変わります。

ここでは、誰でもすぐに実践できる6つのインテリア術をご紹介します。

照明で雰囲気を演出する

和紙や籐、竹など自然素材の照明器具は、和室にぴったりの柔らかい光を生み出します。特にペンダントライトやスタンドライトなど、間接照明を取り入れることで、空間に奥行きと温かみが加わり、落ち着いた雰囲気が演出されます。

また、光源の色温度も重要です。電球色の温かい光を選ぶことで、空間全体がやさしく包まれ、和室の持つ静けさや安心感が引き立ちます。照明の配置や明るさを調整することで、時間帯や用途に合わせた演出も可能です。

ロータイプの家具で揃える

和室には、背の低い家具がよく合います。ローテーブルや座椅子、ローソファなどを選ぶことで、視線が低くなり空間が広く見えるため、圧迫感のない開放的な部屋になります。視界を遮らない配置にすることで、畳の広がりを生かした構成が可能になります。

さらに、天然木の質感を持つ家具や、畳の色と調和するカラーリングを選ぶと、統一感が生まれ洗練された印象になります。クッション性のあるローソファや、床に近い生活をサポートするアイテムも合わせて導入するとより快適です。

ラグを敷く

古びた畳をカバーするには、ラグを活用するのが効果的です。ラグを敷くことで和室に洋風要素を加えられ、モダンな印象を演出できます。畳の保護にもなり、季節に応じて敷物を変えることで、インテリアに変化をもたせることができます。

色や柄でアクセントをつければ、部屋の印象を一新できます。たとえば無地で落ち着いたトーンのラグを選べば大人っぽい印象に、幾何学模様などのデザインを取り入れると遊び心のある空間に仕上がります。滑り止め付きのラグを使えば安全性も高まります。

座布団・クッションカバーを替える

既存の座布団にモダンな柄やくすみカラーのカバーをかけるだけで、部屋全体の雰囲気が洗練されます。クッションや座布団は、和室でも比較的気軽に取り換えられるアイテムのため、季節や気分に合わせた模様替えにもぴったりです。

麻や綿などの天然素材を選べば、和室にもよく馴染み、ナチュラルな印象になります。複数の柄や色をミックスせず、同系色でまとめることで、空間にまとまりが生まれ、落ち着いた印象を与えることができます。

ロールスクリーンやプリーツスクリーンに変える

障子や襖が古くなっている場合は、モダンなスクリーンに取り替えるのがおすすめです。和紙調やリネン素材のロールスクリーンは、光をやさしく拡散させ、和の雰囲気を残しつつも、現代的な空間に仕上げてくれます。

プリーツスクリーンなら、上下の開閉ができるものを選ぶことで、光と視線のコントロールがしやすくなり、使い勝手も向上します。既存の窓枠にフィットするシンプルなデザインを選ぶことで、手軽に印象を変えることができます。

差し色をつかう

和室の基本となるアースカラー(ベージュ、アイボリー、ブラウン、グレーなど)に、5%程度の差し色を取り入れると空間が引き締まります。差し色は、空間全体の印象をグッと引き上げる効果があります。

おすすめの差し色は、朱色、えんじ色、藍色、うぐいす色、辛子色、黒などで、クッションや花器、照明器具、小物類などで気軽に取り入れられます。あくまで「さりげなく」加えることがポイントで、色の面積が大きすぎるとバランスを崩す恐れがあるため注意が必要です。

こうした工夫を少しずつ取り入れることで、古い和室も現代のライフスタイルに馴染む洗練された空間へと変化していきます。

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リノベーションを考えた方がいいケース

古い和室の中には、インテリアの工夫だけではカバーしきれない問題を抱えている場合もあります。そのようなときは、リノベーションを検討するのが最適な選択です。

表面的な装いを整えるだけでは根本的な改善にはならない場合、長期的な快適さと安全性を確保するためにも、専門的な施工が必要となります。以下に、特にリフォームを考えた方がよいケースを詳しく紹介します。

床や壁などの老朽化・劣化が目立つ

畳のへたりや床材のたわみ、壁紙のはがれやカビの発生といった明確な劣化のサインが見られる場合、表面的な補修では対応しきれないことがあります。これらは単なる見た目の問題ではなく、湿気やシロアリ被害などの構造的なリスクにもつながる恐れがあるため、早期の対処が肝心です。

特に、床下の補強や下地の張り替えが必要になると、専門業者による診断と施工が不可欠です。長期間にわたる安心な暮らしを維持するためにも、こうした根本的なリフォームは大きな意味を持ちます。

寒さに問題がある

冬になると和室が極端に寒く感じる場合、原因の多くは床下や壁、窓などからの冷気の侵入にあります。築年数の古い住宅では断熱性能が不十分なことが多く、暖房をしても室温がなかなか上がらないといったストレスを抱える方も少なくありません。

このようなケースでは、断熱材の追加施工や内窓の設置など、断熱リフォームを行うことで居住環境が大幅に改善されます。和室で過ごす時間が長い家庭や、冷えに敏感な高齢者・お子様のいるご家庭では、特に効果的な対策となります。

耐震性に不安がある

1981年以前に建築された木造住宅は、現行の耐震基準を満たしていない可能性が高く、地震に対する備えが不十分なままになっていることがあります。特に古い和室部分は、壁の構造や柱の接合部に弱点があることも多く、倒壊リスクを高めてしまいます。

このような場合は、耐震診断を受けたうえで、必要な補強工事を行うことが重要です。耐震リフォームは費用こそかかりますが、万一の災害から家族の命を守るという観点からも、非常に意義のある投資と言えるでしょう。

床の段差が気になる

畳敷きの和室とフローリングの部屋との間にある段差は、生活動線に支障をきたす要因となります。特に高齢者や小さなお子様のいる家庭では、つまずきや転倒のリスクが高くなるため、バリアフリー化を視野に入れたリフォームが必要です。

床の高さを調整して段差を解消することで、住まい全体の安全性が向上し、移動のしやすさも大きく改善されます。また、将来的な介護や育児を見据えた住まいづくりの一環としても、段差の解消は有効なリノベーションのポイントといえるでしょう。

加えて、段差解消にともなう床材の見直しやデザイン変更を加えることで、和室の印象をより現代的でスタイリッシュな空間にアップデートすることも可能になります。

リフォームでおしゃれな和室にするポイント

リフォームによって和室を現代風でスタイリッシュな空間に生まれ変わらせることができます。暮らしのスタイルや好みに応じてデザインを工夫すれば、和室は居心地のよい魅力的な場所に変わります。

以下では、和の魅力を残しつつもモダンでおしゃれな和室にするためのポイントを紹介します。

襖・障子をモダンにする

和室の印象を左右する大きな要素が、襖や障子といった建具です。シンプルな無地の襖(白、グレー、ベージュ、黒など)を選ぶと、空間が洗練され、モダンな印象になります。伝統柄よりも無地を選ぶことで、余計な主張がなく、インテリアとの調和もとれます。

加えて、襖紙の素材をリネン風や和紙調のものにすると、より上品で落ち着いた空間になります。障子についても、破れにくく光を和らげる素材に替えることで、見た目と機能性を両立できます。

畳にこだわる

畳は和室の顔ともいえる存在です。近年では、縁(へり)なし畳正方形の畳が人気です。縁がないことで畳の表面が連続して見え、空間全体が広く感じられます。また、目の方向を互い違いに敷くことで光の加減によって表情が変わり、よりモダンな雰囲気になります。

素材や色にもこだわると、さらに現代的な印象に仕上がります。グレー系やダークブラウンの畳を選べば、インテリア全体とのバランスもとれ、高級感のある空間が完成します。

木や籐の天井にする

天井の仕上げを変えることで、和室全体の印象が一段とアップします。特におすすめなのが、木目の天井や籐の仕上げです。本物の木材にこだわらずとも、リアルな木目調クロスや突板(つきいた)でも温もりあるおしゃれな空間を演出できます。

照明との組み合わせによって、木目の表情が際立ち、落ち着きのある空間に仕上がります。籐素材を用いることで、より軽やかで自然な印象を演出できるのも魅力です。

組子を取り入れる

伝統的な装飾でありながら、現代の空間にも調和するのが組子細工です。組子入りのガラス引き戸にしたり、アクセントウォールとして固定し照明をあてることで、高級感と和の美しさを兼ね備えた演出が可能になります。

さらに、組子を使ったパーティションや間仕切りを設けることで、和の風情を残しつつ空間を柔らかく仕切ることができます。繊細でありながら視線を適度に遮るデザインは、プライバシーと開放感を両立するのに最適です。

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古い和室をおしゃれにリノベーションした実例集

実際に古い和室をリノベーションした事例を見ることで、どのように空間が変わるのかがイメージしやすくなります。ここでは、実際にリフォトルをご利用いただき和室をリノベーションした2つの実例をご紹介します。

家族が集まりやすく!木の温もりを感じられる二世帯住宅リフォーム

古さを感じさせる和室を、木の温もりを感じられる空間へと一新。二世帯住宅というライフスタイルに合わせ、家族全員が心地よく過ごせるように配慮された設計です。木材の質感を活かした内装と断熱材の使用により、落ち着きと機能性を兼ね備えたモダンな空間に生まれ変わりました。 

>>この事例の詳細はこちら

妥協無し!古い和室をモダンにリフォーム

築年数の経過した和室を、徹底的にモダンな空間へと刷新した事例です。間取り変更や床材の張り替えに加え、建具や照明まで一貫したデザインで統一。伝統的な要素を残しながらも、現代の住空間として違和感のない仕上がりを実現しています。 

>>この事例の詳細はこちら

まとめ

古い和室は、そのままにしておくと古くさく感じてしまうこともありますが、インテリアの工夫やリフォームを通じて、おしゃれで快適な空間へと生まれ変わらせることが可能です。

まずは、照明やラグ、差し色などの手軽な工夫で雰囲気を変え、必要に応じて障子や畳、天井などをリフォームすることで、和の魅力を残しながら現代的な感性に合った空間にすることができます。

さらに、断熱性や耐震性の改善など、機能面も含めたリノベーションを行えば、より安心で快適な暮らしが実現します。

「古い和室」をネガティブにとらえず、自分らしいおしゃれな空間へとアップデートしてみてはいかがでしょうか。

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古い和室をおしゃれにする方法でよくあるQ&A

和室をリフォームでおしゃれにする方法は?

襖や障子をモダンなデザインに変更したり、縁なし畳や木目調の天井を取り入れるなどの工夫で、和室の印象を大きく変えることができます。

>>リフォームでおしゃれな和室にするポイント

古い和室をリノベーションした事例は?

実際のビフォーアフター事例を見ることで、どのような変化があるのかが分かりやすくなります。

>>古い和室をおしゃれにリノベーションした実例集

和室リフォームの費用相場は?

リフォーム内容によって異なりますが、例えば畳からフローリングに変更する場合は、1㎡あたり38,000~48,000円程度が目安とされています。

>>和室リフォームの費用相場と見積の取り方、安くするコツを解説

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