
「フルリフォームは高そう」
「キッチンやお風呂だけなら安く済む?」
マンションリフォームの費用感がつかめず、不安に感じていませんか。
この記事では、マンションリフォームの費用相場を部位別・広さ別・築年数別にわかりやすく整理しました。さらに、リフォーム業界出身の筆者の視点で、費用を抑えるためのポイントも紹介します。
読めば、ご自身のマンションリフォームに必要なおおよその費用がイメージできるはずです。後悔しないリフォーム計画のために、ぜひ最後までご覧ください。
TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。
目次
- マンションをフルリフォームする費用相場と工期
- マンションの水回りリフォーム費用相場と工期
- マンションのリビング・和室をリフォームする費用相場と工期
- 広さ別に見るマンションリフォーム費用相場【60㎡・70㎡・80㎡・90㎡】
- 築年数で見るマンションリフォームの費用相場【20・30・40年以上で比較】
- マンション特有!リフォーム費用が変動する理由
- ビフォーアフター|実例でわかるリフォーム費用
- マンションのリフォームで使える補助金・減税制度<2025年最新>
- マンションリフォームの費用を安くする方法
- マンションならではのリフォームの注意点
- マンションリフォームの流れ・進め方【4ステップ】
- 優良リフォーム会社の見つけ方
- まとめ
- マンションリフォームの費用でよくあるQ&A
マンションをフルリフォームする費用相場と工期

マンションのフルリフォーム費用は500〜2,350万円が目安です。
| タイプ | 費用相場 | 工期の目安 |
| フルリフォーム (間取り変更含む) |
500~1,500万円 | 1~2か月 |
| スケルトンリフォーム (全撤去・改修) |
950~2,350万円 | 2~3か月 |
【費用差のおもな要因】
- 間取り変更の有無:大幅に変える場合は、スケルトンリフォームとなりやすい。1,000万円前後を想定しておく。
- 工事範囲の違い:水回り交換やクロス張り替えのみなら、部分的な改修で500万円以内に収まるケースもある。
- グレードの選択:高機能キッチンや天然無垢フローリングなど高級仕様を選ぶと、その分の費用が上乗せされる。
スケルトンリフォームは、間取りや床を解体する場合、解体工事に時間と費用がかかりやすいのが特徴です。
しかし、見えない部分まで更新しておけば、将来のメンテナンス費用を抑えられます。さらにエコ設備を導入すれば、省エネ効果や光熱費削減が期待できる点もメリットといえます。
>>フルリノベーションの費用相場|安くするコツや予算別にできる内容も

マンションの水回りリフォーム費用相場と工期
マンションで特に需要が多いのは、キッチン・浴室・トイレ・洗面室といった水回りのリフォームです。
以下に、それぞれの費用相場と工期の目安をまとめました。
| リフォーム箇所 | 費用相場 | 工期の目安 |
| キッチン | 80~200万円 | 3~14日 |
| 浴室 | 80~200万円 | 3~14日 |
| トイレ | 10~50万円 | 1~2日 |
| 洗面室 | 10~50万円 | 1~2日 |
費用相場は、位置を変更するかどうか、どのグレードを選ぶかどうかで異なります。それぞれの費用を詳しく見ていきましょう。
キッチン

マンションのキッチンリフォーム費用は、80〜200万円が目安です。
| リフォーム内容 | 費用相場 | 工期の目安 |
| キッチン交換のみ | 80~150万円 | 3~7日 |
| 移動を伴う | 100~200万円 | 5~14日 |
【費用差のおもな要因】
- レイアウト変更:壁付けから対面式やアイランド型にすると、配管や換気ダクトの移設が必要になり費用が増える。
- 本体グレードの選択:普及グレード・中級グレード・高級グレードで価格差が大きい。
- 内装仕上げの範囲:床材や壁材をどこまでリフォームするかによって、費用が変動する。
- オプション設備の有無:ビルトインオーブンや浄水器などを追加すると、費用が上乗せされる。
レイアウトを工夫すれば、動きやすい動線や作業スペースが確保でき、料理のしやすさが大きく変わります。例えばワークトライアングル(シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶ三角形)を意識してプランするだけで、毎日の調理はぐっとスムーズになるはずです。
さらに、システムキッチンだけでなく照明や壁紙を替えれば、実用性に加えて空間全体の雰囲気も洗練されます。
リフォームをすると、キッチンがお気に入りの場所になり、「もっと早く工事しておけばよかった」と感じる方は多いようです。
浴室

マンションの浴室リフォーム費用は、80〜200万円が目安です。
| リフォーム内容 | 費用相場 | 工期の目安 |
| ユニットバス交換 | 80~150万円 | 3~5日 |
| 在来浴室からユニットバスに | 120~200万円 | 7~14日 |
【費用差のおもな要因】
- 現在の浴室タイプの違い:在来工法の浴室は、ユニットバスよりも解体費がかかる。
- サイズ変更の有無:浴室を広くすると、工事規模が大きくなるため、高額になる。
- 本体グレードの選択:普及グレード・中級グレード・高級グレードで価格差が大きい。
- オプション設備の有無:高断熱浴槽・自動洗浄・浴室暖房乾燥機などを選ぶと費用が高くなる。
近年のユニットバスは、機能面も充実しています。例えば、高断熱浴槽や節水シャワーを導入すれば、年間で数千円〜1万円ほど光熱費を節約できます。汚れにくい浴槽や床を選べば、掃除の負担も軽減されます。
さらに、外枠のサイズはそのままでバスタブを広くできるタイプもあり、限られた空間を有効に使える点も魅力です。
こうした工夫を取り入れることで、寒さや掃除のストレスから解放され、毎日の入浴がリラックスタイムに変わります。
トイレ

マンションのトイレリフォーム費用は、10〜50万円が目安です。
| タイプ | 費用相場 | 工期の目安 |
| トイレの交換のみ | 10~15万円 | 1日 |
| トイレの交換床・壁紙の張り替え | 20~50万円 | 2日 |
【費用差のおもな要因】
- 本体のグレード:タンク付き・タンクレス・節水型などで価格差が出る。
- 内装工事の有無:床材や壁紙を同時に張り替えると、費用が上乗せされる。
- 設備交換の範囲:照明や換気扇を新しくすると、追加費用がかかる。
- バリアフリー化:手すり設置や段差解消を行うと、工事費が増える。
機能性の高い便器やウォシュレット、自動洗浄機能、節水機能を備えたタイプを選ぶと費用は上がりますが、その分快適さやランニングコストの削減につながります。
近年は、タンクレスのトイレが人気で、スリムでスタイリッシュなデザインにより、空間を広く使えるのが特徴です。交換のタイミングで床や壁紙を張り替えれば、清潔感とデザイン性が一気に高まります。
毎日使う場所だからこそ、機能性とデザイン性の両面から検討することが満足度につながります。
洗面所

マンションの洗面所リフォーム費用は、10〜50万円が目安です。
| タイプ | 費用相場 | 工期の目安 |
| 洗面化粧台の交換のみ | 10~20万円 | 1日 |
| 洗面化粧台の交換床・壁紙の張り替え | 20~50万円 | 2日 |
【費用差のおもな要因】
- 本体グレードの違い:シンプルなタイプか、収納力やデザイン性を重視するかで価格が変わる。
- 内装工事の有無:洗面化粧台だけ新しくすると周囲が古く見えやすいため、床や壁紙も一緒に替えるケースが多い。
- 水回り設備の追加:LED照明や静音換気扇、ドライヤー用コンセント増設など“毎日の小さな不満”を解消すると数万円単位で費用が増える。
- バリアフリー化:段差解消や手すり設置をすれば、工事費が増える。
最新の洗面化粧台は、LED照明付きの三面鏡や収納量の大きい引き出し式キャビネットなど、使い勝手が向上しています。洗面台を交換することで、毎日の身支度がスムーズになり、洗面所が散らかりにくくなります。
さらに、交換のタイミングで床材や壁紙も張り替えると、朝の準備も気持ちよくスタートできるでしょう。
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マンションのリビング・和室をリフォームする費用相場と工期
マンションのリビング・ダイニングや和室のリフォーム費用は、10~100万円が目安です。工期は、小規模な工事なら1~2日、間取り変更を伴う場合は7日程度かかることもあります。
リビング・ダイニング

マンションのリビング・ダイニングリフォーム費用は、40万円~100万円が目安です。
| タイプ | 費用相場 | 工期の目安 |
| 床の張り替え | 15~40万円 | 1~4日 |
| 壁紙の張り替え | 7~10万円 | 1~2日 |
| リビングと隣の部屋の一体化 | 40~100万円 | 4~7日 |
【費用差のおもな要因】
- 床や壁材のグレード:無垢のフローリングやタイルを採用すると、価格が上がる
- 床の張り方:既存の床を撤去して張り替えるか、そのまま重ねばりするかで費用が変わる
- 間取り変更の有無:間取りを変更する場合は、解体費・造作費が上乗せされる
- 設備の追加:収納の造り付けや壁掛けTV用の補強工事などを行うと費用が増える
床や壁紙を替えるだけでも雰囲気が大きく変わり、家族の集まる空間がより快適になります。一方で、開放感と機能性を両立したい場合は、隣の部屋とリビングをつなげて収納まで設ける方法がおすすめです。
ただし、マンションでは動かせない壁や柱があるため、希望する間取り変更が難しいことがあります。また床材については、管理規約で定められた遮音性能を満たす必要がある点もおさえておきましょう。
和室

マンションの和室リフォーム費用は、10~100万円が目安です。
| タイプ | 費用相場 | 工期の目安 |
| 畳交換・部分リフォーム | 10~25万円 | 1~2日 |
| 和室→洋室リフォーム | 40~100万円 | 1~7日 |
【費用差のおもな要因】
- 畳の種類やグレード:い草畳から和紙畳・樹脂畳に替えると価格が上がる
- 内装の範囲:壁や天井も同時に仕上げると費用が増える
- 洋室化の工事内容:床をフローリングに変えるだけか、押し入れをクローゼットに改修するかで費用が変動する
古くなった畳や襖を交換すれば、清潔感が増し快適に過ごせます。畳の表替えや色・素材の変更で雰囲気を変えるのも効果的です。
ただし畳はホコリが溜まりやすく、古いまま使い続けるとアレルギーの原因になることもあります。その点、フローリングに替えれば掃除がしやすく清潔を保ちやすいのがメリットです。

広さ別に見るマンションリフォーム費用相場【60㎡・70㎡・80㎡・90㎡】

ここではマンションリフォームの「広さ別」の費用相場をご紹介します。一般的には、面積が広い方が工事箇所が増えるため費用も高額になります。
| 種類 | 費用 |
| 60㎡ | 680~800万円程度 |
| 70㎡ | 800~940万円程度 |
| 80㎡ | 940~1,100万円程度 |
| 90㎡ | 1,100~1,200万円程度 |
※ 養生費及び処分費は別途費用が掛かります。
※ メーカーや種類等によっては費用が変わります。
60㎡
60㎡のマンションリフォーム費用の目安は、680~800万円程度です。
【費用の内訳】
- 解体撤去:100万円程度
- 什器費:115~165万円程度
- 電気及び給排水設備費:230~300万円程度
- 造作及び内装費:200~230万円程度
- クリーニング費:8~9万円程度
60㎡のマンションは2LDKやコンパクトな3LDKが多く、リフォームでは空間を有効活用するための工夫が重要です。
具体的には、水回り(キッチン、バスルーム、トイレ)のリニューアルや、リビングを広く見せるための間仕切りの撤去が人気です。収納スペースを増やす工夫として、壁面収納や可動式家具を取り入れるケースもあります。
比較的小規模なフローリングや壁紙の張り替えといった工事内容なら、コストを抑えつつ印象を大きく変えることが可能です。
70㎡
70㎡のマンションリフォーム費用の目安は、800~940万円程度です。
【費用の内訳】
- 解体撤去:100~110万円程度
- 什器費:165~195万円程度
- 電気及び給排水設備費:300~350万円程度
- 造作及び内装費:230~270万円程度
- クリーニング費:9~10万円程度
70㎡のマンションは、家族向けの2LDKや3LDKの間取りが一般的です。この広さでは、LDKの一体化リフォームや間取り変更がよく検討されます。設備の老朽化に応じた水回りの更新や、バリアフリー化のための床段差解消も人気です。
子ども部屋や収納をより機能的に整えるための造作家具や、家族の生活動線を考えたプランニングがリフォームのポイントとなります。
80㎡
80㎡のマンションリフォーム費用の目安は、940~1,100万円程度です。
【費用の内訳】
- 解体撤去:110~120万円程度
- 什器費:195~220万円程度
- 電気及び給排水設備費:350~400万円程度
- 造作及び内装費:270~310万円程度
- クリーニング費:10万円程度
80㎡以上になると、ゆったりした3LDKや4LDKが主流になります。フルリノベーションを行う場合は、広いリビングダイニングやウォークインクローゼットの新設が人気です。断熱性能の向上や床暖房の設置で快適性を高めるケースもあります。
設備面では水回りのグレードアップ(システムキッチンやユニットバスの交換)も人気で、広さを活かしたデザイン性の高い空間作りが可能です。
90㎡
90㎡のマンションリフォーム費用の目安は、1,100~1,200万円程度です。
【費用の内訳】
- 解体撤去:120~135万円程度
- 什器費:220~250万円程度
- 電気及び給排水設備費:400~450万円程度
- 造作及び内装費:310~350万円程度
- クリーニング費:10~12万円程度
90㎡以上のマンションでは、家族構成に合わせた間取り変更やゾーニングが重視されます。
例えば広いリビングを中心にした開放的な空間設計や、ホームオフィスの設置がトレンドです。また高い収納力を持つパントリーやファミリークローゼットを新設するなど、広さを活かした工事が可能です。
加えて照明設備の配置などにこだわることで、上質な住空間を演出できるでしょう。
TOPPANが、マンションのリフォームを得意とする優良リフォーム会社を紹介します
築年数で見るマンションリフォームの費用相場【20・30・40年以上で比較】
築年数に応じたリフォーム内容を把握しておくと、無駄な出費を避けつつ、必要な工事を計画的に進められます。
築年数ごとにリフォームの傾向は、以下のとおりです。
| 築年数 | よくある要望 | 費用相場 |
| 20年 | ・水まわりの交換 ・クロス張り替え |
260~400万円 |
| 30年 | ・水まわりの交換(※キッチンは移動) ・クロス張り替え ・床の張り替え ・間取りの変更 |
500~1,000万円 |
| 40年以上 | ・スケルトンリフォーム | 1,000~2,000万円 |
築20年では、水まわりや内装の部分的な更新が中心ですが、30年を超えると床や間取り変更など大規模な工事が増えてきます。さらに築40年以上では、配管の劣化が進んでいるため、スケルトンリフォームで配管ごと交換するケースが一般的です。
マンション特有!リフォーム費用が変動する理由

マンションのリフォームは戸建てと違い、建物の構造や管理規約の制約を受けやすいため、同じ工事内容でも費用が高くなるケースがあります。ここでは、マンションならではの費用の変動ポイントを整理します。
配管工事が大がかりになりやすい
マンションでは戸建てのように床下へ潜れないため、配管を工事する場合は床を剥がなければなりません。
そのため、水回りの移動を伴うと工事規模が大きくなり、費用がかさみがちです。場合によっては、部分的な工事よりスケルトンリフォームのほうが効率的で費用が安くなるケースもあるので、事前にリフォーム会社へ相談しておきましょう。
管理規約が工期や材料費に影響する
多くのマンションでは、リフォームの作業時間や使用できる床材・遮音材が管理規約で定められています。規約に適合した資材を使ったり、工事可能な時間を守るために日数が延びたりすることで、結果的に費用が上がる場合があります。
こうしたトラブルを避けるには、管理規約をリフォーム会社と共有し、あらかじめ図面や見積もりに反映してもらうことが重要です。過去に同じマンションや似た規約の物件で施工実績がある会社なら、管理組合の承認をスムーズに進めやすく、余計な追加費用も抑えられます。
搬入経路の制約で追加費用が発生する
マンションでは、エレベーターのサイズや搬入経路の制約によって、資材や設備の運搬が難しくなる場合があります。
とくに上階に大型のユニットバスやキッチンを搬入する際は、階段を使わざるを得なかったり経路が長くなったりと、搬入費が高くなりがちです。
契約後の追加費用を避けるためにも、搬入ルートは事前に確認してもらいましょう。

ビフォーアフター|実例でわかるリフォーム費用
ここでは実際にリフォトルを利用いただいてマンションのリフォームを実施した事例をご紹介します。
【2,000万円】フルリフォームで大人のマンション空間に一新
Before

After

| リフォーム箇所 | 全面リフォーム |
| 面積 | 71.7m² |
| リフォーム費用 | 2,000万円 |
3LDKの間取りを1LDKにした事例です。ダイニングは天井をあえてむき出しにして開放感を演出。キッチンには木目の下がり天井を設けてアクセントとしました。落ち着きのある、おしゃれで大人の雰囲気漂うマンション空間に仕上がっています。
>>梁を活かしたリノベで天井にメリハリを。心地よく整う大人の住まい。
【280万円】LDK・玄関・個室を快適に!床暖房も導入
Before

After

| リフォーム箇所 | LDK・洋室2間・玄関・トイレ |
| 面積 | 84m² |
| リフォーム費用 | 280万円 |
床材や壁紙の張り替えを中心に、イメージを一新した事例です。リビングは床暖房の導入と同時に、暗い色の床材から白い床材に張り替えることで、明るい空間になりました。

マンションのリフォームで使える補助金・減税制度<2025年最新>

ここでは、マンションリフォームで使える補助金や減税制度についてご紹介します。
補助金は予算が上限に達すると、年度の途中でも打ち切られることが多いため、早めに予算を確保する必要があります。さらに、適用条件や補助額・控除額も年度ごとに変わる点にも注意が必要です。
最新情報は、必ず公式サイトで確認しましょう。
補助金制度
マンションリフォームに活用できる2025年度の主な補助金制度を表にまとめました。
| 制度名 | 補助対象 | 補助上限額 |
| 先進的窓リノベ2025事業 | 開口部の断熱性能の向上 | 200万円/戸 |
| 子育てグリーン住宅支援事業 | 断熱改修やエコ設備の設置 | 40~60万円/戸 |
| 既存住宅の断熱リフォーム支援事業 | 高性能建材などを用いた断熱リフォーム | 15万円/戸 |
| 給湯省エネ2025事業 | 高効率給湯器の設置 | 6~16万円/台 |
| 介護保険 | バリアフリー改修 | 支給限度額20万円のうち、1割から3割が自己負担 |
※掲載している補助金は2025年9月時点の情報です。
マンションでも、省エネやバリアフリーのためのリフォームには、補助金制度が適用できる場合があります。
リフォーム箇所ごとの補助金については、以下で詳しく解説しています。図解を交えているため概要がひと目で分かりやすく、必要な情報をすぐにつかめます。気になる部分はぜひあわせてチェックしてみてください。
キッチン>>【要望で逆引き!】キッチンリフォームに使える補助金<2025年>
お風呂>>【2025年最新】お風呂リフォームに使える補助金<一目瞭然な図解付>
トイレ>>【2025年最新】トイレリフォームの補助金!条件・手順が一目瞭然
減税制度
マンションのリフォームで適用される減税制度は、以下のとおりです。
| 住宅ローン減税 | ローン残高のうち0.7%が、所得税から10年間控除される。 |
| リフォーム促進税制 | 耐震、バリアフリー、省エネ、同居対応、長期優良住宅化、子育て対応の工事を行うと適用される。最大控除額は工事内容により異なる。 |
| 固定資産税の減税 | 耐震、バリアフリー、長期優良住宅化などの工事を行うと固定資産税が減額される。最大控除額は工事内容により異なる。 |
| 贈与税の減税 | 父母や祖父母からリフォーム資金の贈与を受けた場合、500万円(省エネ等の性能向上リフォームは1,000万円)まで贈与税が非課税になる。 |
※掲載している補助金は2025年9月時点の情報です。
マンションの場合、専有部のリフォームでは住宅ローン減税や贈与税非課税がおもな対象です。バリアフリー化を行えば、リフォーム促進税制や固定資産税の減税が適用できる可能性も考えられます。
減税制度は工事の内容や条件によって適用可否が異なります。契約前の見積もり段階でリフォーム会社に確認しておくと安心です。
TOPPANが、マンションのリフォームを得意とする優良リフォーム会社を紹介します
マンションリフォームの費用を安くする方法

ここでは、マンションリフォームの費用を安くするための方法についてご紹介します。なるべく費用負担を軽減することで、生活に与える影響を少なくしましょう。
既存の間取りを活かす
リフォーム費用を抑えるためには、既存の間取りをできるだけ活かすことが重要です。
特に壁の撤去や水回りの移動を伴うリフォームは構造変更や配管工事の費用が高額になりがちです。そのため、間取りを大きく変えずに内装や設備を刷新する方が費用を安く抑えられます。
壁紙や床材の変更、収納の追加といった比較的低コストなリフォームでも十分に住みやすさを向上させることが可能です。
複数箇所をまとめてリフォームする
リフォームでは複数箇所をまとめて施工することで、工事費用を抑えられるケースがあります。
例えばキッチン・浴室・トイレ・洗面所などの水回りを一括リフォームすると、人件費や施工期間が短縮され、単独でリフォームするよりもコストダウンできるでしょう。
また床や壁の張り替えも一括発注することで資材費や工賃を抑えられるため、トータルのコスト削減につながります。
このようにリフォームを計画する際は、優先順位を整理しながらまとめて依頼するのが賢い方法です。
グレードや仕様を見直して無駄をカット
リフォーム費用を抑えるには、設備や建材のグレードを見直すことが効果的です。
例えば、キッチンのワークトップにセラミックをやめて人造大理石を選ぶと、20~30万円程度を削減できます。お風呂につける予定だったジェットバスや浴室テレビを取りやめれば、15~30万円程度の節約につながります。
グレードや仕様などを少し見直すだけで、トータルのリフォーム費用を100万円以上抑えられるケースは多いです。契約前には、「本当に必要な機能か?」「使う頻度はどれくらいか?」を整理し、ショールームで実物を確認しながら判断するのがおすすめです。
マンションならではのリフォームの注意点
ここでは、マンションをリフォームする際の主な注意点についてご紹介します。一戸建てとは違い共同住宅になるため、気を遣うべきポイントも多いです。必ずルールを守り、気持ちの良い対応を心がけましょう。
リフォーム可能箇所は「専有部分」

マンションは共同住宅であるため、共用部分の工事を個人で行うことはできません。認められているのは「専有部分」で、具体的には室内の内装が該当します。
壁紙クロスの張り替えやキッチン・浴室のシステムユニット交換、間取り変更等は自由に行えます。ただしマンションによって規定が異なるため、個々の規約を確認しましょう。
構造耐力上壊せない柱・壁が存在する
最近では、柱や梁の室内への露出を減らした「アウトフレーム工法」のマンションが増えています。しかし築年数の古いタイプだと、室内に柱が出っ張った構造のタイプも多いです。このように、一般的なマンションや建築物において、構造耐力上重要な壁や柱などが存在することはよくあります。
これらの壁や柱は、建物の構造や耐力を担っており、耐震性や安全性を確保するために重要な要素です。そのためインテリアの邪魔になってしまうものの、撤去は難しいでしょう。
同様に壁についても、耐力壁となっている場合には撤去はできません。壁面に穴を開けて設置するタイプの照明器具も取り付けできないことが多いため、必ず工事可否を確認しましょう。
管理規約による制約がないか確認する

マンションのリフォームを行う際には、管理規約や組合規約、共同所有者間で定められた規定を確認することが重要です。
これらの規約は、マンションの共用部分や住戸の利用、リフォーム、改装、および建物の維持管理に関するルールや制約が定められています。必要な許可を取得するために、管理組合や管理会社とも適切なコミュニケーションを取ることも大切です。
大規模リフォームの場合は仮住まいの検討を
一般的にリフォームの規模や工程が大きい場合、施工中の生活に支障が出る可能性が高く、仮住まいを検討する必要があります。特に小さな子どもや高齢者がいる場合、リフォーム期間中の生活環境が重要です。
仮住まいに移ることで、安全で適切な環境を整えられます。親戚の家やマンスリーマンション等、ライフスタイルに合った仮住まいを検討しましょう。その場合、期間中の費用についても事前に見積もっておく必要があります。
マンションリフォームの流れ・進め方【4ステップ】
マンションリフォームは、次の4ステップで進めていきます。
- ステップ1:施工会社を探す
- ステップ2:現地調査・打ち合わせ・管理規約の確認
- ステップ3:プラン・見積もりの比較
- ステップ4:契約
マンションは管理規約や構造によって、リフォームの制限が多くなります。スムーズに進めるためにも、ステップごとのポイントを理解しておきましょう。
ステップ1:施工会社を探す
まずは、信頼できる施工会社を見つけることから始めましょう。
とはいえ、リフォーム会社を自分で探そうとすると、情報が限られていて不安に感じる方も多いようです。TOPPANが運営するリフォーム会社紹介サービス「リフォトル」を活用すれば、条件に合う優良リフォーム会社を最大4社まで紹介してもらえるので、最初から比較検討がスムーズに進みます。
ステップ2:現地調査・打ち合わせ・管理規約の確認
候補の施工会社に現地調査を依頼し、要望が実現できるか、どの工事方法が最適かを確認してもらいましょう。
例えば、図面と実際の状況が異なり、調査をして初めてキッチンやお風呂の移動が難しいと判明するケースもあります。後から大きな計画変更をせずにすむよう、現地調査は見積もり前に行うことが重要です。
調査後は、施工会社には管理規約をチェックしてもらい、その範囲内でのプランを依頼します。
ステップ3:プラン・見積もりの比較
打ち合わせの内容をもとに、各社からプランと見積もりが提示されます。費用だけでなく、施工内容・提案力・アフターサービスも含めて比較検討することが大切です。
また、この時点で管理組合との打ち合わせを進めているかを確認しておきましょう。規約違反があると、工事の中止ややり直しにつながり、余計な費用や時間のロスを招くおそれがあります。
事前に管理組合と調整できているかどうかは、工事をスムーズに進められる会社かどうかを見極める大切なポイントです。
ステップ4:契約
納得できる会社が決まったら契約を結び、具体的な工事日程を調整していきます。その後、施工会社には、工程表や申請書を管理組合に提出してもらいます。許可が下り次第、着工準備に進みましょう。

優良リフォーム会社の見つけ方

技術力や対応力は、リフォーム会社によって大きく差があります。会社選びで失敗しないために、押さえておきたいポイントを紹介します。
マンションのリフォーム経験が豊富な会社を探す
マンション特有の制約やルールに対応するには、経験豊富な会社を選ぶことが大切です。過去の施工実績や提案内容を確認し、技術やノウハウがしっかりしているかを見極めましょう。口コミやレビューも参考にすると安心です。
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼する
リフォームの際には、複数の会社に見積もりを依頼することがおすすめです。リフォームには定価がないため、適切な価格設定やサービスの内容を比較したほうが安心です。
ただし最も安い見積もりだけを選ぶのではなく、サービス内容や信頼性、実績なども総合的に考慮して選択しましょう。比較の際には、インターネットの無料比較サイトを利用すると便利です。
>>リフォトルなら国土交通省登録団体に所属する優良リフォーム会社をご紹介!
まとめ
マンションのリフォーム費用は、工事の範囲や設備の選び方によって大きく左右されます。
フルリフォームなら数百万円から2,000万円以上、キッチンやお風呂など部分リフォームでは水回りを移動するかどうかで、金額がぐっと変わります。
費用を抑えたいときは、今の間取りを活かしたり水回りをまとめて施工したりするのが効果的です。あらかじめ予算を伝えておけば、リフォーム会社から現実的な提案を受けやすくなります。
リフォームの一番のポイントは、マンション特有の管理規約やルールに対応できる会社を選ぶことです。TOPPAN運営の紹介サービス「リフォトル」なら、マンションリフォームを得意とする地元の優良リフォーム会社を最大4社まで紹介。提案と費用を並べて比較し、ぜひ納得のいくパートナーを見つけてくださいね。
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マンションリフォームの費用でよくあるQ&A
70㎡のマンションをフルリフォームするにはいくらかかる?
800~940万円程度が目安です。
>>広さ別に見るマンションリフォーム費用相場【60㎡・70㎡・80㎡・90㎡・100㎡】
築50年のマンションをフルリフォームするにはいくらかかる?
築50年では、スケルトンリフォームを希望する方が多いです。その場合、1,000~2,000万円程度かかります。
>>築年数で見るマンションリフォームの費用相場【20・30・40年以上で比較】
マンションをリフォームするとき仮住まいは必要?
仮住まいが必要かどうかは、リフォーム規模によって異なります。たとえば、キッチンだけのリフォームだけなら住みながらリフォームできるケースがほとんどです。
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