一戸建てをフルリフォームしたい!予算500万の現実と賢い進め方

更新日:2025年08月25日

更新日:2025年08月25日

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「一戸建てをまるごとリフォームしたいけど、500万円で足りる?」
「どこまでできるのか分からなくて不安…」
「限られた予算でも、できるだけ理想に近づけたい!」

一戸建てのフルリフォームを考えながらも、費用の不透明さに悩んでいませんか?

この記事では、500万円の予算で一戸建てをどこまでリフォームできるのか、現実的なラインや優先すべきポイント、費用を抑える工夫について分かりやすく解説します。

読み終える頃には、「やるべきリフォーム」と「ムダのない進め方」がきっと見えてくるはずです。限られた予算でも、満足のいく空間を手に入れるための第一歩を踏み出しましょう。

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【現実的なラインは?】500万円でできること・できないこと

500万円で一戸建てのフルリフォームを検討する場合、内装や水回り設備の刷新といった“見た目”の改善に注力するのが現実的なラインです。以下では、500万円で可能なことと難しいことについて具体的に見ていきます。

できること:内装刷新+水回り設備の入れ替え

500万円の予算内で実現可能なリフォーム内容としては、以下が挙げられます。

  • 間取りの変更は行わず、クロス(壁紙)の全面張替え
  • キッチン・トイレ・洗面台・浴室などの水回り設備の交換

水回り設備のグレードを標準的なものに抑えることで、全体をまんべんなく刷新することが可能です。ただし、フローリングの全面張替えまでは難しい場合が多く、部分的な補修にとどめるケースも少なくありません。

難しいこと:耐震・断熱・屋根・外壁・大規模な間取り変更

一方で、500万円の予算では以下のような工事は原則として難しいと考えたほうがよいでしょう。

  • 建物の耐震補強や断熱性能の大幅な向上
  • 屋根や外壁の全面改修
  • 柱や壁を撤去・新設するような大規模な間取り変更

これらは構造体に関わる工事や高額な外装工事が含まれるため、部分的・簡易的な対応を除けば500万円では対応が難しいのが実情です。

リフォーム内容の優先順位を明確にし、500万円という限られた予算のなかでどこに重点を置くかが満足度の高いリフォームの鍵となります。

一戸建てフルリフォームの費用相場

一戸建て住宅のフルリフォームは、リフォームの範囲や築年数、構造の状態によって費用が大きく変動します。ここでは、リフォームにかかる費用の一般的な相場や、リフォームより建て替えを検討すべきケースなどについて解説します。

築40年以上でフルリフォームをする場合

築年数が40年以上経過している住宅では、耐震改修や断熱改修などの構造的な対策が必要になることが多く、スケルトンリフォーム(骨組みだけを残して全てを新しくする工事)になるケースが一般的です。そのため、

  • リフォーム費用は1,500万円を超える可能性が高い
  • 配管や電気系統などのインフラも一新する必要がある

など、費用面で大規模な投資が必要になることがあります。

【関連記事】スケルトンリフォームの費用を解説|メリット・デメリットとは

建て替えを検討したほうがいい場合

以下のような場合には、リフォームではなく建て替えを検討するのが現実的です。

  • 構造的な劣化や老朽化が進んでいる
  • 耐震基準を満たすために大規模な補強が必要
  • リフォーム費用が3,000万円以上になる見込みがある

このようなケースでは、リフォームと建て替えの費用差が縮まるため、将来的な安心や資産価値を考えると建て替えの方がメリットが大きい場合もあります。

【予算配分どうする?】500万円でリフォームするときの考え方

500万円という限られた予算で満足度の高いリフォームを実現するには、予算配分の考え方を明確にすることが重要です。大きくは、リフォームの方針を「まんべんなくリフォーム」か、「一部に集中するリフォーム」かに分けて考えると整理しやすくなります。

「まんべんなくリフォーム」は、水回りや内装など家全体をほどよく刷新する方針で、設備のグレードを標準的に抑えることで家全体の印象をリフレッシュすることができます。

一方、「一部集中リフォーム」はLDKや浴室など、滞在時間が長い場所や不便を強く感じている場所に的を絞って投資する方針です。限られた範囲であっても、使い勝手の改善や快適性の向上につながるため、満足度の高い結果が得られる可能性があります。

どちらを選ぶかは、家族のライフスタイルや現状の住まいに対する不満点を明確にすることがカギとなります。また、予算内で希望をすべて叶えるのではなく、優先順位をつけて「どこを重視して、どこを割り切るか」を見極めることが、満足度の高いリフォームにつながります。

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「予算内で満足する」ための賢いリフォーム戦略

500万円という限られた予算の中で、満足のいくリフォームを実現するには「取捨選択」が重要です。ここでは、リフォーム内容の優先順位や施工範囲の考え方について解説します。

絶対に削りたくない部分・削っても困らない部分を考える

リフォームの満足度を高めるには、自分にとって本当に重要なポイントを見極めることが大切です。

【優先順位が高い部分】

  • 安全・構造に関わる部分(例:劣化した配管の更新、電気配線の見直し)
  • 毎日使う水回り設備(例:キッチン、トイレ、浴室)
  • 将来を見据えたバリアフリー化(例:手すり設置、段差解消)
  • 自分のこだわりが強い部分(例:音響設備や照明設計)

【優先順位が低い部分】

  • 内装のグレード(高級クロスやフローリングなど)
  • 後から買い足せる家具・家電
  • 造り付け収納などの造作

こうした分類をすることで、本当に必要な箇所に集中して予算を配分する判断がしやすくなります。

施工範囲を“生活導線”で考えると失敗しにくい

予算の中でできる限りの満足度を得るには、施工範囲を生活導線ベースで絞ることも有効です。

  • 1階だけを先にリフォームし、2階は後回しにする
  • LDKやトイレなど、滞在時間が長い場所や来客対応が発生する場所に重点投資する

このように、使う頻度の高い空間に集中的にリフォームを施すことで、日常の快適さが大きく向上します。

一戸建てのリフォーム費用を抑えるコツ

リフォーム費用を抑えつつ、満足度の高い住まいを実現することは、工夫次第で十分可能です。ここでは、予算内で上手にやりくりするための3つのコツを紹介します。

設備機器やクロスは普及価格帯から選ぶ

リフォーム費用の中でも大きな割合を占めるのが、キッチンや浴室などの設備機器です。これらは、各メーカーが提供している普及価格帯の製品を選ぶことで、大幅なコストダウンが可能になります。

  • キッチン:普及品にし、コンロや水栓金具は標準仕様を選ぶ
  • 浴室:浴槽の形状や仕様をシンプルに
  • 洗面台・トイレもグレードより機能性を重視

また、床材などの内装材も選び方次第で価格に大きな差が出るため、必要な部分だけを重点的に張り替えるという判断も有効です。

補助金を利用する

500万円規模のリフォームであれば、国や自治体が提供する補助金制度を利用できる可能性が高いです。たとえば、断熱や省エネ改修などに対応した内容であれば、「子育てエコホーム支援事業」などの対象になる場合があります。

  • 補助金を活用することで、実質的な自己負担額を抑えることが可能
  • 制度に対応したリフォーム会社を選ぶと申請サポートを受けられる

補助金の活用はタイミングと内容が重要なので、事前に情報収集し、制度に詳しい会社と相談しながら進めるのが安心です。

相見積もりをとる

費用を抑えるためには、複数のリフォーム会社から見積もりをとる「相見積もり」が基本です。

  • 提案内容や価格を比較することで、相場観をつかみやすくなる
  • 過度な値引きではなく、適正価格で納得できる業者を選びやすい

リフォトルのようなプラットフォームを利用すれば、効率的に複数社とやり取りができ、条件に合う会社を見つけやすくなります。

実例でわかる!一戸建てリフォーム【ビフォーアフター付き】

リフォームの仕上がりイメージを持つには、実際の施工事例を参考にするのが効果的です。ここでは、価格帯の異なる3つの実例を紹介します。それぞれのケースから、予算に応じたリフォームの可能性をイメージしてみましょう。

【築14年/392万円】LDKリノベで叶う!オシャレで丁寧な暮らし

比較的新しい築年数の一戸建てを対象に、LDKを中心とした部分的リノベーションを実施。床や壁紙の張り替えに加え、ダイニングやキッチンまわりの使い勝手を向上させました。約400万円の予算でも、暮らしの質を大きく変えることが可能である好例です。

>>この事例の詳細はこちら

【築23年/1,140万円】猫三匹との暮らし

家族構成やペットとの暮らしに合わせた快適性重視のフルリフォーム。設備の刷新に加え、猫のための動線設計や収納スペースの最適化など、暮らし方に寄り添ったリフォームを実現しています。

>>この事例の詳細はこちら

【築56年/1,600万円】妥協無しのフルリフォーム

築半世紀を超える住宅を、全面リフォームで構造から刷新。耐震・断熱性能を大幅に向上させるとともに、現代的な住まいとして再生しました。予算は高めでも、安心と快適を兼ね備えた住宅へと生まれ変わった事例です。

>>この事例の詳細はこちら

一戸建てリフォームの進め方

リフォームを成功させるには、段階的なステップを踏んで計画的に進めることが大切です。信頼できるパートナーと連携しながら、目的に合った住まいづくりを実現していきましょう。

予算を決める

まずは、どの程度の予算でリフォームを行うのかを明確にすることから始めます。築年数やこれからの居住年数によって必要な工事内容が変わるため、それに応じた予算感を持つことが大切です。

たとえば、築30年で20年以上住む予定なら、配管や耐震などの構造部分も視野に入れた1,500万円以上のフルリフォームが現実的です。逆に数年だけ住むなら、クロスの張替えなど表面的な改修で十分な場合もあります。

リフォーム会社探し

予算の目安が決まったら、希望に合うリフォーム会社を探します。リフォトルのようなサービスを利用すれば、イメージに合った施工事例や提案をしてくれる会社を見つけやすくなります。複数の候補を比較して、信頼できるパートナーを選びましょう。

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現地調査・打ち合わせ

候補の会社に現地調査を依頼し、実際の建物の状態を見てもらいます。そのうえで、具体的な要望や生活スタイルを伝えながら打ち合わせを重ねていくことで、現実的で納得感のあるプランが仕上がります。築年数が経過した家ほど、劣化や見えない不具合への対処が重要になるため、この工程は丁寧に行いましょう。

プラン・見積もりの比較

各社の提案や見積もりを比較して、内容や価格のバランスを確認します。どの工事にどれくらいの費用がかかるのかを理解することで、納得感のある判断がしやすくなります。相見積もりを取る際は、礼儀をもって誠実に対応することが円滑なやりとりの鍵です。

【関連記事】リフォーム相見積もりでのマナー|注意点をチェック

契約

最終的に依頼する会社を決めたら、正式な契約を交わします。契約書には、工事内容・工期・使用設備・支払い条件・アフターサービスなどが明記されていることを確認しましょう。また、これまでの打ち合わせの内容が反映された資料(図面や書面)もきちんと受け取り、後のトラブルを防ぐための備えをしておくと安心です。

【関連記事】リフォーム会社を選ぶポイントは?リフォーム会社の種類もご紹介

まとめ

一戸建てのフルリフォームを500万円で実現する場合、間取り変更を伴わない内装や水回りの更新が中心となることを理解したうえで、優先順位を明確にし、効果的な予算配分を行うことが重要です。

また、1,000万〜1,500万円の相場を把握し、築年数や構造状態に応じて建て替えの検討も視野に入れるとより現実的な選択ができます。補助金や相見積もりといったコストダウンの手段を活用しながら、満足度の高い住まいづくりを目指しましょう。

理想のリフォームを実現するには、信頼できる会社選びもカギとなります。「リフォトル」では、希望条件に合った優良なリフォーム会社を効率よく探すことが可能です。ぜひ活用して、納得のいく住まいの実現にお役立てください。

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一戸建てフルリフォームでよくある Q&A

一戸建てのフルリフォームの費用はいくらですか?

一戸建てフルリフォームの一般的な費用相場は1,000万〜1,500万円です。リフォームの範囲や築年数、住宅の構造によってはそれ以上かかるケースもあります。

>>一戸建てフルリフォームの費用相場

500万円でリフォームできるとしたら何ができますか?

500万円では、内装の張り替えと水回り設備の交換が中心になります。間取りの変更や構造部分の工事は難しいため、リフォームの目的を絞って予算配分することが大切です。

>>【現実的なラインは?】500万円でできること・できないこと

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