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2024-06-05
DESIGN
【2024年ミラノサローネ速報】デザイントレンド視察レポート

会期中の来場者数は370,824人を記録し、コロナパンデミック以降最大の来場者数を記録しました。
また、来場者の過半数は海外からの訪問者とのことで、世界中からインテリアの新作トレンドを求めて訪れたことがわかります。
世界最大規模となるインテリアの祭典にて数々の新作が発表される中、筆者が注目した展示と現地の様子を速報としてお伝えします。
日本市場にすぐ落とし込める「マテリアルミックス」

Flexform

Flexform
インテリアを引き立てる展示空間の壁面や床に使われていたライムストーンとオークの組み合わせです。
同じくイタリアのボローニャにて昨年度9月に開催されましたセラミックの見本市cersaieにて我々が注目していた素材でもあり、ポスト・モルタルとしても今後人気が出るに違いない石種です。新作家具の魅力を引き出すアクセントとして大きな役目を果たしています。
ライムストーンとオークの組み合わせは日本で人気の高いジャパンディスタイルや、ニュートラルで落ち着きのある空間を演出する一躍を担う存在となります。
「cersaie2023トレンドレポート」はこちらから
どちらの素材も清潔感をもたらし、きちんと整った印象を空間に与えてくれます。さらに、シンプルな素材同士だからこそ、脚のフォルムに対する繊細なこだわりが際立ちます。

B&B

Boffi
マットブラックのシックなマーブルに、木理の表情がキャッチーなアッシュ材と組み合わせたキッチンです。
一見激しくなりがちな組み合わせですが、木目と石目の面積比でバランスをとっています。
キャラクターの強い木目の面積を少なくし、落ち着きある石の面積を大きくすることでモダンで華やかなキッチン空間を演出できます。
日本人デザイナーの活躍が注目の「フォーリサローネ」

Straordinaria
we+とイタリアのキッチンブランドElica、現代美術の財団Fondazione Ermanno CasoliとのコラボレーションによるインスタレーションStraordinariaです。
キッチンには「水の冷たさ」「火の熱さ」「人が食を通じて育む温もり」など様々な温度が介在しています。そんな空気の移り変わりや混ざり合いを美しく表現したのがこちらの作品です。
展示場所は、今から260年以上前に建設され、美しいバロック様式が特徴のPalazzo Litta(リッタ宮)の中庭です。
中庭に入り込むそよ風で作品が揺れる姿は、まさしく空気の移り変わりを現し、来場者に春の訪れを感じさせました。
華麗で色彩豊かな表現が高く評価され、Fuorisalone Award 2024のMedia Partners Special Mentionに選ばれました。

粉末化した素材の動きを島津株式会社の分析機器を用いて科学的に分析する「論理的なアプローチ」と、直感・主観を大切にする「感性的なアプローチ」を実施しています。
写真のように粉末を水と混ぜることで魅せる「美しさ」を、およそ2年かけて探求した研究成果のインスタレーション作品です。
一部作品は自分で作品を動かし、現象を生み出すことができるようになっているため、自分の手と目で現象を確認し、自分なりの「美しい」を見出すことができます。

WONDER POWDER

we+共同主宰である安藤北斗氏
今後も目が離せないミラノサローネ

フィエラ会場の様子

市街地の様子
今回ご紹介した以外にも見逃せないトレンドの兆しがたくさん見られたミラノサローネ。
ご紹介できたのはほんの一部ですので、より詳しく深掘りした内容を知りたい方は【お問い合わせ】から
お気軽にご連絡をお待ちしております。