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2025-05-12
DESIGN
2025年ミラノサローネ速報|最新トレンドと注目ポイント

4月のイタリア・ミラノは寒さが和らぎ、明るく穏やかな気候です。
そんな春の陽気を感じられるこの季節に、今年も第63回Salone del Mobile.Milano|ミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)が開催されました。 会期中の来場者数は302,548人を記録し、来場者の68%は海外からの訪問者とのことで、世界中からインテリアの新作トレンドを求めて訪れたことがわかります。 世界最大規模となるインテリアの祭典にて数々の新作が発表される中、筆者が注目した展示と現地の様子を速報としてお届けします。
今年のキーワードは「新旧の調和」

Molteni&C

Molteni&C
Molteni&Cは、新作家具も、ショールームも新旧の調和がなされていたので、ピックアップしてご紹介します。第一回ミラノサローネから継続して出展していたフィエラ会場での展示を取りやめ、新ショールーム”パラッツォモルテーニ”にて新作を発表。19世紀後半に建てられた邸宅を改装し、ブランドらしい低彩度のシックな空間をベースにアート作品と共存しながら空間全体をモダンにキュレーションしています。フロアは計6つあり、上の2フロアはVIPスペースとして新たに増築され、まさしく「新旧の調和」がなされています。

ジオポンティがMolteni&Cにて過去に発表した作品

ジオポンティがMolteni&Cにて過去に発表した作品
また、ミラノ市街地で開催されている“Fuorisalone(フォーリサローネ)”でも、「新旧の調和」を彷彿させるアプローチが随所に感じられました。 特に注目したいのは、Cassinaが発表したインスタレーション《Staging Modernity》です。この作品は、1965年から始まったコルビュジエをはじめとする3人の巨匠とのコラボレーション作品を振り返るもので、デザインスタジオFormafantasma(フォルマファンタズマ)が監修を務めました。

Cassina_Staging Modernity
名作復刻の意義 — 「デザインリテラシー」を育む
今年のミラノサローネでは、フィエラ会場や市街地の両方で、過去の名作が数多く復刻されているのが印象的でした。これらの復刻は単なる再現ではなく、現代の感性で再解釈され、新たな価値を見出す挑戦です。最近はSNSを通じて個人の「好き」が深めやすくなっていますが、その一方で多様な「良いデザイン」に触れる機会は減少しているかもしれません。こうした状況下で、名作に再び光を当てることは、広い視野でデザインを捉える力、すなわち「デザインリテラシー」を育てる貴重なきっかけとなります。
名作の復刻は、次世代へのデザイン文化の継承を担う重要な役割を果たしており、単なる懐古趣味ではなく、未来のデザイン文化を豊かにするツールといえるでしょう。
ミラノの高級住宅街で歴史と文化を体感“Villa Necchi Campiglio”

姉妹の写真と邸宅の外観

イタリア初の国産家庭用ミシン
ネッキ邸とは、イタリア初の国産家庭用ミシンを開発した「ネッキ社」を営む姉妹がミラノの一等地に建てた邸宅です。1930年代に予算上限なしに、国産材がふんだんに使われたモダニズム建築の傑作として、現在は一般公開をされている歴史的建造物です。

邸宅2階の姉妹居室のフロア

ブルー基調のクラシカルな空間

姉妹の部屋の間にある簡素なテーブルとチェア

ピンク基調の朗らかな印象の空間
今年も開催!ミラノサローネセミナー2025

今回ご紹介した内容以外にも見逃せないトレンドや、今後の兆しが沢山あります。
本トピックの続きはぜひ、6月3日(火)16:00〜 公益社団法人日本マーケティング協会のマーケティングセミナーにご参加し、理解を深めてみてください。
毎年恒例のCMF+P調査や、第一線で活躍するデザイナーへのインタビューなど、サローネを知り尽くすことができるコンテンツをご準備しております。ぜひこの機会にお見逃しなく!
下記より詳細のご確認と申し込みが可能です、皆様のご参加をこころよりお待ちしております。