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2026-04-15

2026年!これからの店舗デザイントレンドを読み解く! 店舗・施設調査2025-2026レポート

クリエイティブラボラトリー(C-lab.)と日本流行色協会(JAFCA)では2010年から共同で首都圏、関西圏を中心に注目される店舗・施設、ホテル、オフィスなどのデザイン動向について調査を行っています。
2025年の調査概要:
調査内容:コンセプト、空間デザイン、ファサード、業態別・部位(床・壁・什器等)別の* CMF+P分析
調査対象:2024年10月〜2025年7月までにオープンした主な新店舗・施設
調査物件数:81件(ホテル11件)/198件テナント含む
調査CMF+P対象数:インテリア 2,428種 ファサード 415種
*CMF+Pとはカラー、マテリアル、フィニッシュ、パターンを指すサーフェスデザインのエレメント
異常気象による自然災害の頻発や、地政学上のリスクも絡み合う安全なエネルギー供給への不安、AIの社会実装に伴う急速な普及とその功罪、移民問題、広がる分断の脅威、健全なる持続可能社会への模索、求められる多様性、人権尊重への理解等、地球視点、技術視点、そして社会視点からも、ますます複雑化している周りの環境の中で、新店舗・施設はどのようなコンセプトを発信していたのでしょうか。
今回も調査地区をエリア毎に分け、グループ毎に調査を実施し、コンセプトの抽出を行いました。それらをまとめ、方向性を見出す中で2024年調査では「体感/体験」を基軸に、「仲間」や「文化」「意識」「時間」等を『紡・つむぐ』ことの大切さにフォーカスする姿勢を紹介しました。(本コラム2025/1/30参照)
2025年、この考えは踏襲され「体験」「文化」「仲間」・・・これらをテーマにしたコンセプトは多くの店舗・施設において確認できました。「時間」に関してはタイパに代表される効率重視の考えから、「時間を忘れて、」というふうに「時間にとらわれない」ことを後押しするコンセプトが確認された点は興味深いこととして紹介しておきます。
新しいキーワードとしては「柔軟性」「居場所」「中庸」「間」「街中リトリート」「役割の変化」「好きを広げる」そして「新たな価値の創出」に注目しています。
C-lab.の考える2025コンセプトは『余白』。
固定しない、決めつけない柔軟さ、多様性時代における個人、一人ひとりのそれぞれの居場所、店舗空間における良い加減さ、どちらでもあり、どちらでもない中庸さ、変化するための余地、余裕、街中でちょっとくつろげる間合い、都会のリズムにおけるリトリートの瞬間、、
これらを満たす上で必要なもの、それを『余白』の重要性、新たな価値として紹介します。
2026年 の “ 兆し ”として。
C-lab.が注目する「余白」「それぞれの居場所」から店舗・施設の今後を予見。
C-lab.の考えるこれからのコマーシャル空間の方向性は「居場所」「良・場所」「I・BA・SHO」
居場所の頭文字を取り、「I・My・Me」「BASE」「SHOW AROUND」をキーワードとし、3つの空間イメージとそれぞれのムードボードとともに以下に解説します。
*ムードボード:2025年8月に千葉県柏にオープンしたTOPPANの新施設「サーフェスパーク」にて、それぞれの空間を彩る素材、インテリア小物を選定、検証しボードを作成しました。CMF+Pのハーモニーをご覧ください。
「 I 」‥‥I・My・Me
私が、私の、私を。
多様性の時代を許容しつつも、個を大切にすることを忘れない。
ウェルネスは「自分を大切に出来ている状態」であり、自分のお気に入りの空間で心身ともにリラックスできる。他人との良い距離感、バランス。穏やかなカラー、素材、仕上げに包まれて。
「BA」‥‥BASE
誰にとっても。誰をも受け入れる。
先の見えない不安な時代に求められる「場」の提供。
文化、思想、ファッション、あらゆるジャンルにおいて多様性を認め合い、自分とは違う価値観を楽しむ心の余白を持つ。調和と非調和が混在するからこそ、どんな人をも受け入れるサードプレイス。
「SHO」‥‥SHOW AROUND
飛び出す、ブレイクスルーを求めて。
逼塞感、周辺の圧に押し込まれることなく、自由に、伸び伸びとありたい。楽しむことを諦めない、目立つことを恐れない、遊び心を忘れない、心の開放。
シンプルベースに現代のテクノロジー、自然光、工業製品、アップサイクル品、AI生成画像と手書きアート… 多様なCMF+Pのブレンドが楽しい。
コラムの最後に、2025年の定量調査からの潮流をCMF+Pの出現率グラフにて解説する。

2016年から2025年、過去10年のサーフェス(木目、石目、その他素材・柄、単色)の出現率の推移を示した。
ポイントは素材ミックス、店舗・施設空間はマテリアル・ブレンディングが進行したこと、
・10年前は半分を占めていた「木目」は減少傾向にあり、2021年以降は30%前後にて推移している。
・「石目」は10%から15%にて推移している。
・「その他素材・柄」は2020年以降増加傾向にあり、異なる素材の組合せマテリアル・ブレンディングのスタイル拡大が伺える。
・塗装や無地調でシンプルに仕上げる「単色」は25%前後で推移している。
C-lab.ではこのほかにも、業態別(大型商業施設、路面店舗、ホテル、オフィス、公共施設)出現率の推移、部位別(床、壁・天井、什器)、インテリアスタイル推移、ファサードのCMF+P、トピックス等、様々な切り口からコマーシャル空間の今を切り取り、次代への兆しを読み解くアプローチを続けています。
経年調査を実施しておりますので、前回のデザイン傾向は下記ボタンより確認できます。

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