置くだけウッドデッキ完全ガイド|デメリットやおすすめをプロが解説

更新日:2026年02月27日

更新日:2026年02月27日

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「庭でBBQを楽しみたいけど、本格的なウッドデッキは工事費が高すぎる…」
「洗濯物を干すスペースが欲しいのに、賃貸だから大掛かりな工事はできない…」

置くだけウッドデッキなら、基礎工事なしで設置できます。さらに5万円台から購入でき、DIY初心者でも2〜4時間あれば設置可能です。賃貸住宅でも原状回復できるため、近年人気が高まっています。

ただし、「置くだけで本当に大丈夫?」「台風で飛ばされないか心配」「すぐ壊れたりしない?」といった不安の声も聞かれます。実際、固定方法を知らずに設置して台風で浮き上がったり、地盤に合わない商品を選んで沈んだりする失敗事例もあるため、注意が必要です。

この記事では建築士の監修のもと、置くだけのウッドデッキのデメリットと対策や失敗しない選び方、安全な設置方法まで徹底解説します。「自分の家では置くだけで大丈夫か」を30秒で診断できるチャートも用意しました。

読み終える頃にはあなたに最適なウッドデッキが明確になり、自信を持って購入・設置できるはずです。失敗して後悔するリスクを避けつつ、理想のウッドデッキライフを実現しましょう。

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目次

  1. 置くだけウッドデッキとは?固定式のウッドデッキとの違い
    1. 置くだけウッドデッキの仕組みと特徴
    2. 固定式ウッドデッキとの3つの違い【費用・安定性・機能性】
  2. 【30秒で診断】あなたは置くだけウッドデッキは向いている?
    1. 診断チャート(設置面積・地盤・予算・使用頻度)
    2. 置くだけが「向いている人」の条件5つ
    3. 置くだけが「向いていない人」の条件5つ
  3. 置くだけウッドデッキのデメリット4つ
    1. 安定性が低くなりやすい
    2. 強風時に浮き上がりやすい
    3. 耐久性が低くなりやすい
    4. 屋根や高いフェンスは付けられない
  4. 置くだけウッドデッキのメリット5つ
    1. 工事不要で簡単に設置できる
    2. 低価格で設置できる
    3. 初心者でも簡単に設置できる
    4. 賃貸でも設置できる
    5. 移動や撤去ができる
  5. 失敗しない!置くだけウッドデッキの選び方とおすすめ商品
    1. 【Step1】地盤条件で絞り込む
    2. 【Step2】用途・サイズを決める
    3. 【Step3】素材で選ぶ(人工木 vs 天然木 vs アルミ)
    4. 【Step4】安全性で選ぶ(フェンス・ステップ)
    5. 【Step5】予算とコスパで最終決定
  6. 【実例】置くだけウッドデッキの失敗事例と対策
    1. 失敗事例①:土の地盤に設置して沈下(粘性土で年5cm沈下)
    2. 失敗事例②:台風で転倒・破損(風速30m/sで浮き上がり)
    3. 失敗事例③:安っぽい見た目で後悔
  7. 置くだけウッドデッキの設置方法【DIY初心者向け完全ガイド】
    1. 【Step1】設置前の準備(工具・所要時間・作業人数)
    2. 【Step2】設置場所の整地・採寸
    3. 【Step3】束石・基礎石の設置(必要な場合のみ)
    4. 【Step4】デッキ本体の組み立て(商品タイプ別)
    5. 【Step5】デッキ本体の設置・水平調整
    6. 【Step6】連結・固定作業
    7. 【Step7】目隠しフェンス・手すりの取り付け(オプション)
    8. 【Step8】最終確認・安全チェック
  8. 置くだけウッドデッキに関するよくある質問(FAQ)
    1. Q1. 置くだけだとズレたり転倒したりしやすい?
    2. Q2. 置くだけウッドデッキは建築確認申請が必要?
    3. Q3. 賃貸でも設置できる?
    4. Q4. 何年くらい使える?
    5. Q5. DIY初心者でも1日で設置できる?
  9. 【まとめ】置くだけウッドデッキ選びで失敗しないための最終チェック

置くだけウッドデッキとは?固定式のウッドデッキとの違い

「置くだけウッドデッキ」は、基礎工事なしで地面に直接置いて使うウッドデッキです。本章では、置くだけウッドデッキの仕組みと特徴、固定式ウッドデッキとの違いについて解説します。

  • 置くだけウッドデッキの仕組みと特徴
  • 固定式ウッドデッキとの3つの違い【費用・安定性・機能性】

基本的な知識を理解して「自分にはどちらが向いているか」の判断材料を手に入れましょう。

置くだけウッドデッキの仕組みと特徴

置くだけウッドデッキとは、基礎工事なしで地面に直接置いて使うウッドデッキです。主に以下の3つの特徴があり、購入した当日から庭やベランダで使用できます。                     

  • 基礎工事不要:購入後すぐに設置可能。専門業者不要で工事費ゼロ
  • 移動・撤去が容易:引越しや台風時の避難が可能。賃貸でも原状回復できる
  • 価格が安い:5〜15万円で購入可。固定式(30〜80万円)の半額以下

さらに、置くだけウッドデッキは用途に応じて3タイプに分類されます。

タイプ 価格帯 特徴・おすすめの用途
簡易デッキ(縁台風) 3〜5万円 ベンチ状。腰掛け・鉢植え置き場向け
ユニットデッキ 5〜10万円 90cm角パネル連結。洗濯物干し・段差解消に最適
ジョイント式 1〜5万円 小型パネル敷設。ベランダ向け

使用目的に合わせて、あなたに合った置くだけウッドデッキを選びましょう。

固定式ウッドデッキとの3つの違い【費用・安定性・機能性】

置くだけウッドデッキと固定式ウッドデッキの違いを、費用・安定性・機能性の3点で比較します。

項目 置くだけ 固定式
初期費用 5〜15万円 30〜80万円
安定性 △(台風・地震でズレる) ◎(束石基礎で強固)※
機能性 ✕(屋根・照明の後付け困難) ◯(カスタマイズで施工可能)

※束石:ウッドデッキの脚部を支えるための土台となるコンクリート平板

賃貸や短期使用(5年以内)で予算を抑えたい場合は、置くだけのウッドデッキを推奨します。しかし、持ち家や長期使用(10年以上)で予算を30万以上かけられるのであれば、固定式がおすすめです。

次の章であなたに向いているのはどちらのウッドデッキか確認しましょう。

【30秒で診断】あなたは置くだけウッドデッキは向いている?

本章では、設置面積・地盤・予算・使用頻度の4項目で簡易診断を行い、あなたに置くだけのウッドデッキが向いているかを判定します。

  • 診断チャート(設置面積・地盤・予算・使用頻度)
  • 置くだけが「向いている人」の条件5つ
  • 置くだけが「向いていない人」の条件5つ

30秒で自分に最適なタイプが分かりますよ。

診断チャート(設置面積・地盤・予算・使用頻度)

以下の4つの質問に答えて、あなたに最適なタイプを診断しましょう。

質問 あなたの状況
Q1. 設置面積は? A. 5㎡未満 B. 5〜10㎡ C. 10㎡以上
Q2. 設置場所の地盤は? A. コンクリート B. 砂利 C. 土・芝生
Q3. 予算は? A. 10万円以下  B. 10〜30万円  C. 30万円以上
Q4. 使用期間は? A. 5年以内 B. 5〜10年 C. 10年以上

【判定結果】

  • Aが3つ以上:置くだけのウッドデッキが最適です。
  • Cが2つ以上:固定式ウッドデッキの検討がおすすめです。
  • B中心またはA・C混在:次の章の条件リストで詳しく確認しましょう。

置くだけが「向いている人」の条件5つ

以下の条件に3つ以上該当する方には、置くだけのウッドデッキが最適です。

条件 内容
①設置面積5㎡未満  洗濯物干しスペースや掃き出し窓前の小規模設置。90cm角ユニット4台程度まで。
②コンクリート地盤 駐車場のコンクリートや玄関アプローチなど、平坦で硬い地盤があれば安定して設置できます。
③予算10万円以下 初期費用を抑えたい方。商品代のみで工事費が不要のため、5〜10万円で実現可能。
④賃貸住宅 退去時の原状回復が必要な賃貸マンション・アパート。撤去が簡単で床を傷つけません。
⑤将来的な移動・撤去の可能性あり 転勤が多い、数年後に建て替え予定、季節限定で使いたいなど、固定設置を避けたい方。

これらに多く該当する方は、置くだけのウッドデッキで十分満足できます。本記事で具体的な商品選びを進めましょう。

置くだけが「向いていない人」の条件5つ

以下の条件に3つ以上該当する方は、固定式ウッドデッキの検討をおすすめします。

条件 内容
①広い面積(10㎡以上)希望 BBQやガーデンファニチャー設置など広いスペースが必要な場合、置くだけでは連結部の強度が不足します。
②軟弱地盤(土・芝生) 粘性土の庭では年間5〜10mm沈下し、ウッドデッキが斜めになります。束石の施工が必要になり「置くだけ」のメリットが失われます。
③高台・沿岸部など強風地域 常時強風にさらされる環境では、置くだけは転倒リスクが高く危険。基礎工事での固定が必須です。
④10年以上の長期使用想定 置くだけでは5〜7年で交換が必要です。固定式ならメンテナンスをおこないながら20〜30年使えるため、長期的には費用対効果が逆転します。
⑤屋根・フェンス一体型希望 雨除け・日除けの屋根や目隠しフェンスを一体施工したい場合、置くだけには一体型商品が存在しません。

これらに多く該当する方は、記事後半で固定式との比較を詳しく解説していますので参考にしてください。

置くだけウッドデッキのデメリット4つ

置くだけウッドデッキには4つのデメリットがあります。ただし、いずれも対策可能です。本章では、デメリットの内容と具体的な解決方法を解説します。

  • 安定性が低くなりやすい
  • 強風時に浮き上がりやすい
  • 耐久性が低くなりやすい
  • 屋根や高いフェンスは付けられない

デメリットを知った上で対策すれば、安全に長く使えます。

安定性が低くなりやすい

置くだけウッドデッキは地面に固定していないため、複数人で歩くとズレたり揺れたりします。特に問題になるのはユニット同士の連結部分です。連結が甘いと歩くたびにガタつきます。

対策は主に以下の3つです。

対策 内容
連結金具で一体化 複数のユニットを金具で連結し一体化させることで連結部のガタつきが大幅に減ります。
アジャスター付き商品を選ぶ 脚部の高さを調整できるアジャスター付きなら、微妙な傾きを修正できます。
束石を使用(土・芝生地盤) 土や芝生の上に設置する場合、束石(コンクリート平板)を4隅+中央に配置します。荷重を分散させ、沈み込みを防ぎます。

これらの対策で、日常使用での不安定さは解消できます。

強風時に浮き上がりやすい

風速30m/s以上の強風では、約150kg相当の浮き上がる力が発生します。そのため、固定なしでは転倒したり大きくズレたりするリスクがあります。台風で転倒すると、隣家のフェンスを破損するなど近隣トラブルにつながる可能性もあるでしょう。

対策は主に以下の3つです。

対策 おすすめの条件 想定耐風性能
ペグ打ち込み 土・芝生 風速25m/s程度
重石設置(20kg/ユニット) コンクリート 風速30m/s程度
アンカーボルト固定 高台・沿岸部 風速40m/s以上

高台や沿岸部など強風地域では、アンカーボルト固定が必須と考えましょう。

耐久性が低くなりやすい

置くだけウッドデッキの耐用年数は、固定式より短めです。しかし、素材と手入れ次第で大きく変わります。主な素材と耐用年数は下記のとおりです。

素材 耐用年数 メンテナンス頻度
天然木(ソフトウッド) 5〜7年 年1〜2回塗装
人工木 10〜15年 年1回水洗い
アルミ 15〜20年 ほぼ不要

安価な天然木(SPF材など)は比較的やわらかい木材のため腐りやすく、年1〜2回の防腐塗装が必須です。しかし人工木なら防腐処理不要で長持ちします。アルミ素材はメンテナンスもほぼ不要で長期的に使用できます。

屋根や高いフェンスは付けられない

置くだけウッドデッキには、屋根一体型の商品が存在しません。雨除け・日除けの屋根や目隠し用の高いフェンスを後付けすると、風を受ける面積が増えて転倒リスクが急増します。構造的に荷重を支えきれず危険です。

さらに、低いフェンス(高さ70〜90cm)はオプションで追加できる商品もありますが、屋根との併用はできません。

置くだけのウッドデッキで屋根や高いフェンスを検討する場合は、主に以下の対策があります。

  • 別途パラソルやタープを使用(台風時は撤去必須)
  • 庭全体にフェンス設置を検討(ウッドデッキとは別構造)

ウッドデッキと一体的な設置で快適性を重視するなら、固定式がおすすめです。

置くだけウッドデッキのメリット5つ

置くだけウッドデッキには5つのメリットがあります。本章では、固定式にはない「置くだけ」ならではの利点を解説します。

  • 工事不要で簡単に設置できる
  • 低価格で設置できる
  • 初心者でも簡単に設置できる
  • 賃貸でも設置できる
  • 移動や撤去ができる

手軽さと自由度の高さが最大の魅力です。

工事不要で簡単に設置できる

置くだけウッドデッキ最大のメリットは、基礎工事が不要な点です。従来のウッドデッキは、束石を地中に埋めてコンクリートで固める工事が必要で、業者手配から完成まで1〜2週間かかりました。

置くだけなら、商品が届いたその日に設置可能です。組み立ても簡単で、ドライバー1本あれば、説明書を見ながら2〜4時間で完成します。

業者とのやり取りや現地調査、工事日程調整といった手間が一切ありません。思い立ったらすぐにウッドデッキのある暮らしを始められます。

低価格で設置できる

固定式ウッドデッキは材料費と工事費で30〜80万円かかりますが、置くだけなら5〜15万円で購入できます。

価格帯の目安 内容
5万円以下 簡易デッキ(90cm角1〜2台)
5〜10万円 標準ユニットデッキ(90cm角3〜6台)
10〜15万円 フェンス・ステップ付きセット

工事費が不要なため、商品代だけで完結。DIYで設置すれば人件費もゼロです。

「ウッドデッキに憧れるけど予算が…」という方でも、手が届く価格帯です。浮いた費用でおしゃれなガーデンファニチャーを揃えることもできます。

初心者でも簡単に設置できる

DIY経験がない方でも、置くだけウッドデッキなら安心して設置できます。

【必要な工具】

  • プラスドライバー(電動ドライバーがあれば楽)
  • メジャー
  • 水平器

電動工具や特殊な道具は不要です。ホームセンターで揃う基本工具だけで作業できます。

組み立ては脚を取り付けてボルトを締めるだけで、パーツ点数も少なく複雑な加工は一切ありません。女性一人でも組み立て可能な商品が多数あります。

説明書も図解入りで分かりやすく、「DIYは苦手」という方からも「思ったより簡単だった」との声が多く聞かれます。

賃貸でも設置できる

置くだけタイプなら原状回復が可能なため設置できます。固定式は基礎工事で地面に穴を開けるため、賃貸では設置できません。しかし置くだけのウッドデッキは退去時に撤去すれば元通りです。

【賃貸で設置する際の注意点】

  • ベランダの防水層を傷つけないよう、脚部にゴムキャップを付ける
  • 賃貸契約書で「ベランダへの設置物」に制限がないか確認
  • 共用部分(廊下側)にはみ出さないようサイズ確認

マンションのベランダに設置する場合、ウッドデッキを置くことによって手すりと床の高さ関係が変わる恐れがあります。建築基準法では手すりの高さが1.1mを下回ると転落の恐れがあると判断されるため、手すり近くへの設置は避けましょう。

移動や撤去ができる

置くだけウッドデッキは、必要に応じて移動・撤去が自由にできます。

【使用方法の活用例】

  • 引越し時に持ち運び:解体して次の住居でも使用可能
  • 台風前に避難:強風予報が出たら室内やガレージへ一時移動
  • 季節限定使用:春夏だけ設置し、冬は片付けて収納
  • 模様替え:庭の配置変更に合わせて位置調整

固定式は一度設置したら動かせませんが、置くだけならライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

「数年後に建て替え予定」「転勤が多い」という方でも、無駄にならず安心して導入できます。

失敗しない!置くだけウッドデッキの選び方とおすすめ商品

本章では、5つの選定基準に沿って商品選びを進める方法を解説します。順番に確認して、自分に合う商品を明確にしましょう。

  • 【Step1】地盤条件で絞り込む
  • 【Step2】用途・サイズを決める
  • 【Step3】素材で選ぶ(人工木 vs 天然木 vs アルミ)
  • 【Step4】安全性で選ぶ(フェンス・ステップ)
  • 【Step5】予算とコスパで最終決定

【Step1】地盤条件で絞り込む

ウッドデッキ選びで最も重要なのが地盤条件です。設置場所の地盤に合わない商品を選ぶと、沈下や傾きが発生します。

地盤タイプ 適合性 推奨商品・対策
コンクリート 全タイプOK。そのまま設置可能
土・芝生 束石併用必須。ユニットデッキ推奨
砂利 整地必須。軽量ジョイント式は不向き

粘性土(粘土質の土)の庭では、デッキの重みで年間5〜10mm沈下します。1年で傾きが発生し、水平調整が頻繁に必要になります。

さらに土・芝生地盤では必ず束石を使って荷重を分散させてください。束石なしで直接設置すると、半年で使い物にならなくなる事例もあります。

【Step2】用途・サイズを決める

用途に合わせて最低限必要なサイズが決まります。

用途 推奨サイズ 必要ユニット数(90cm角の場合)
洗濯物干し 1.8m × 0.9m 2台
くつろぎスペース 1.8m × 1.8m 4台
BBQ 2.7m × 1.8m 6台

室内床とウッドデッキの段差が大きいと、つまずいて転倒する危険があります。特に小さい子供や高齢者がいる家庭では段差を最小限にして下さい。

高さ調整アジャスター付きの商品を選べば、±2cm程度の微調整ができます。室内床とフラットに近づけられるため、出入りがスムーズです。段差が30cm以上ある場合は、ステップ(踏み台)を必ず設置しましょう。

【Step3】素材で選ぶ(人工木 vs 天然木 vs アルミ)

素材選びが耐久性と維持費を大きく左右します。

素材 耐用年数 価格 メンテナンス 特徴
天然木 5〜7年 安い 年1〜2回塗装 温もりあり・ささくれ注意
人工木 10〜15年 やや高 ほぼ不要 メンテナンス楽・夏は高温
アルミ 15〜20年 不要 軽量・デザイン性低

人工木は真夏の昼間、素足で歩けないほど高温になります。日除けを設置するか、使用時間を朝夕に限定するなどの工夫をしましょう。

【Step4】安全性で選ぶ(フェンス・ステップ)

小さい子供や高齢者がいる家庭では、安全性を最優先に考えましょう。

パーツ別のケース 内容
フェンスが必要なケース ・未就学児〜小学校低学年の子供がいる
・デッキの高さが30cm以上ある
・ペットを放し飼いにする
ステップが必要なケース ・室内床との段差が30cm以上
・高齢者が使用する
・頻繁に出入りする

デッキ本体・フェンス・ステップがセットになった商品なら、個別購入より2〜3万円お得です。デザインも統一されて見栄えが良くなります。

さらにウッドデッキとは別に庭の周囲にフェンスを設置する方法もありプライバシー確保と防犯を兼ねられます。

庭にフェンスを設置する詳細については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にして下さい。

>>外構の目隠しフェンス設置費用相場|フェンス選びのポイントや設置時の注意点について解説

【Step5】予算とコスパで最終決定

ここまでの条件を踏まえ、予算内で最もコスパの良い商品を選びます。

予算 推奨タイプ 特徴
5万円以下 簡易デッキ・天然木 初期費用最優先。5年使用想定
5〜10万円 標準ユニット・人工木 バランス型。10年使用可能
10〜15万円 セット品・フェンス付 安全性重視。子供がいる家庭向け

初期費用だけでなく、年間コスト(本体価格÷耐用年数)で比較すると人工木のコスパが優れています

購入先は主に以下の2つですが、大型商品のため配送料(5,000〜10,000円)も考慮しましょう。

本格的な固定式ウッドデッキも検討したい方は、まずはリフォトルで無料の見積もりを取るのがおすすめです。

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【実例】置くだけウッドデッキの失敗事例と対策

実際の失敗事例を知ることで、同じ失敗を避けられます。さらに原因を理解すれば、トラブルを事前に回避できます。

本章では、よくある失敗パターン3つと、具体的な対策方法を解説します。

  • 失敗事例①:土の地盤に設置して沈下(粘性土で年5cm沈下)
  • 失敗事例②:台風で転倒・破損(風速30m/sで浮き上がり)
  • 失敗事例③:安っぽい見た目で後悔

失敗事例①:土の地盤に設置して沈下(粘性土で年5cm沈下)

以下は「束石なんて面倒だから、このまま置いちゃおう」と考えたAさんの事例です。

項 目 内 容
失敗事例 Aさんは庭の土の上に直接、置くだけのウッドデッキ(90cm角×4台)を設置。
設置当初は問題ありませんでしたが、半年後に5cm沈下。
デッキ全体が傾き、水平が保てなくなりました。
原因 粘性土は荷重がかかると圧迫されてゆっくりと沈下します。
束石なしで直接設置したため、デッキの重みで地盤が徐々に沈みました。

※デッキの重さは約150kg
対策 ・束石を使用:4隅+中央の5箇所に束石を設置し荷重分散
・事前の地盤確認:スコップで掘って土質を確認。粘土質なら束石必須
・最終手段は固定式へ変更:何度調整しても沈下が止まらない場合

土・芝生地盤では、必ず束石を使いましょう。

失敗事例②:台風で転倒・破損(風速30m/sで浮き上がり)

以下は「うちは台風が来ても大丈夫だろう」と固定せずに使っていたBさんの事例です。

項 目 内 容
失敗事例 Bさんは沿岸部の住宅に置くだけウッドデッキ(90cm角×6台)を設置。
固定せずに使用していたところ、台風で転倒し、隣家のフェンスを破損。
修理費10万円を負担する事態に。
原因 風速30m/sの強風で、約150kgの浮き上がり力が発生
固定なしでは耐えられず転倒しました。
沿岸部・高台は常時強風にさらされる環境のため、特に危険です。
対策 ・アンカーボルト固定:コンクリートに穴を開けて確実に固定
(風速40m/s対応)
・台風接近時は室内へ避難:予報が出たら事前に移動
・火災保険の風災補償加入:万が一に備える

高台や沿岸部、周囲に建物がない開けた場所は影響を受けやすいため、固定対策が必須です。

失敗事例③:安っぽい見た目で後悔

以下は「とにかく安いのでいいや」と最安値を選んだCさんの事例です。

項 目 内 容
失敗事例 Cさんは価格だけを見て最安値の商品(3万円)を購入。
設置後、プラスチック感が強く、新築の外観と全く調和しませんでした。
「もう少し予算をかければよかった」と後悔しています。
原因 デザインや質感を確認せず、価格だけで選択
安価な商品は樹脂感が強く、チープな印象になりがちです。
対策 ・現物確認:ホームセンターで実物を見て質感をチェック
・施工写真・口コミ確認:ネット購入前に必ずレビューを確認
・外観との調和を確認:住宅の外壁色や庭の雰囲気に合うか検討

ウッドデッキは庭の主役です。外観と調和しないと、せっかくの庭全体が台無しになります。

置くだけウッドデッキの設置方法【DIY初心者向け完全ガイド】

DIY初心者でも迷わず設置できる8ステップの具体的手順を解説します。本章では、必要な工具から最終確認まで、設置の全工程を網羅しました。順番に進めれば、半日で設置完了できます。

  • 【Step1】設置前の準備(工具・所要時間・作業人数)
  • 【Step2】設置場所の整地・採寸
  • 【Step3】束石・基礎石の設置(必要な場合のみ)
  • 【Step4】デッキ本体の組み立て(商品タイプ別)
  • 【Step5】デッキ本体の設置・水平調整
  • 【Step6】連結・固定作業
  • 【Step7】目隠しフェンス・手すりの取り付け(オプション)
  • 【Step8】最終確認・安全チェック

【Step1】設置前の準備(工具・所要時間・作業人数)

作業をスムーズに進めるため、必要な工具と時間を事前に把握しておきましょう。ウッドデッキの設置は2名での作業を推奨します。1人でも設置可能ですが、パネルの持ち上げや水平確認は2人いると作業がスムーズに進みます。

作業を始める前には商品の部品が全て揃っているか確認して下さい。設置場所の清掃を済ませ、天気予報もチェックしておきましょう。作業の効率や安全性を考慮すると雨天は避けるべきです。

必要な工具は以下のとおりです。

必要な工具 ・プラスドライバー(電動ドライバーがあれば便利)
・メジャー(3m以上)
・水平器
・軍手
・スパナ(ボルト締め用)

工具の準備を整えてから作業を始めれば、トラブルなく設置できます。

【Step2】設置場所の整地・採寸

地面の凹凸をなくし、正確に採寸することで安定してウッドデッキを設置できます。

項 目 内 容
整地の手順 1. 設置場所の雑草を根から抜く
2. 小石やゴミを取り除く
3. 水平器で地面の傾きをチェック
4. 凹凸が大きい場合は砂利を敷いて平らにならす
採寸の手順 ・メジャーで設置場所の寸法を正確に測定
・デッキが窓枠や壁にぶつからないか確認
・はみ出しがないかチェック
ポイント 防草シートを敷いておくと、デッキ床下に雑草が生えるのを防げます。
後々の手入れが格段に楽になります。

土・芝生地盤の場合、この段階で束石(ウッドデッキの脚部を支えるための土台となるコンクリート平板)の配置位置を決めておきましょう。90cm角ユニットなら4隅+中央の5箇所です。整地を行えば、設置後の不具合を防げます。

【Step3】束石・基礎石の設置(必要な場合のみ)

土・芝生地盤では束石(デッキの脚を支える土台)を設置します。コンクリート地盤の場合はこのステップをスキップしてください。

項 目 内 容
設置手順 1. 配置間隔を決定(90cm角ユニットで4隅+中央の5箇所)
2. 各位置に砂利を5cm程度敷いて水はけを確保
3. 砂利の上に束石を置く
4. 水平器で全ての束石が同じ高さか確認
ポイント 束石がガタつく場合は、下の砂利を調整して水平を出してください。
モルタル固定は不要です。「置くだけ」の範囲で対応できます。

束石のサイズは300mm角×150mm厚のコンクリート平板を推奨します。束石を設置して年単位での沈下を防ぎましょう。

【Step4】デッキ本体の組み立て(商品タイプ別)

説明書に従って丁寧に組み立てれば、初心者でも失敗しません。

項 目 内 容
組み立て手順 1. パーツの確認:説明書を見ながら部品を並べる
2. 天板と脚部を接続:ボルトで固定(手で仮締め)
3. 本締め:対角線上に順番に締める(締めすぎ注意)
特徴
(商品タイプ別)
・簡易デッキ:脚を広げてボルト締めるだけ。最も簡単。
・ユニットデッキ:天板の表裏を間違えると溝の向きが逆になります。
・ジョイント式:ジョイント部をカチッと音がするまで押し込む。

ボルトを締めすぎると木材が割れるため、締め付けは8割程度の力加減で十分です。「これ以上締めたら割れそう」と感じたら止めましょう。

【Step5】デッキ本体の設置・水平調整

デッキを設置したら、水平器で傾きを確認します。水平調整がガタつきのない仕上がりの基本です。

項 目 内 容
設置手順 1. 組み立てたデッキを配置:設置位置に慎重に運ぶ(2人推奨)
2. 水平器で確認:デッキ上に水平器を置いて傾きチェック
3. アジャスターで微調整:脚部のアジャスターを回して高さ調整
不安定な場合の再調整 ・アジャスター微調整:±2cm程度調整可能
・束石位置修正:束石がズレていないか確認
・地面の凹凸確認:砂利や薄い板で高さ調整

水平器は完全に水平にならなくても、気泡が目盛り内に収まれば問題ありません。

【Step6】連結・固定作業

連結と固定をおこなえば、安定性と安全性が格段に高まります。

項 目 内 容
連結手順 1. 連結金具をボルトで固定し、ユニット同士を一体化
2. 連結部のガタつきがないか手で揺すって確認
固定手順(地盤タイプ別) ・土、芝生:ペグの打ち込み
・コンクリート:重石の設置(20kg/ユニット)
・高台、沿岸部:アンカーボルト固定

ペグ打ち込みはデッキ四隅の穴にペグを打ち込む方法です。重石設置はプランターやコンクリートブロックを各ユニットに配置します。アンカーボルトはコンクリートに穴を開けてボルトで確実に固定する方法です。

【Step7】目隠しフェンス・手すりの取り付け(オプション)

フェンスの取り付けは安全性とプライバシー保護の両方を実現します。

項 目 内 容
設置手順 1. デッキ本体への固定:専用金具をボルトで取り付け
2. フェンスを立てる:金具にフェンスを差し込む
3. 垂直確認:水平器(垂直モード)でまっすぐか確認
4. フェンス同士を連結:隣接するフェンスを連結金具で固定
5. コーナー部の処理:L字金具で90度に固定
注意ポイント 純正品以外のフェンスを後付けする場合、荷重バランスが崩れて転倒リスクが高まります。
フェンスの重量が仕様範囲内か必ず確認してください。

目隠しフェンスをつける場合は風を受ける面積が増えるため、台風対策でアンカーボルト固定を検討しましょう。

【Step8】最終確認・安全チェック

最終確認を念入りに行うことで、トラブルを未然に防げます。

項 目 内 容
確認手順 1. 実際に乗って揺れやガタつきがないか確認
2. 全てのボルトを手で触って緩みチェック
3. フェンスを手で押して倒れないか確認
4. 水が一方向に流れないか水平確認
注意ポイント 敷地境界からはみ出していないか、隣家の窓が見える位置でないかも確認が必要です。問題があれば配置の調整が必要です。

子供がよく使う場合は、転落や思わぬ事故を防ぐために、手すりの高さは70cm以上あるか、隙間の幅は子供の頭が入らない12cm以下かをチェックしましょう。

置くだけウッドデッキに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 置くだけだとズレたり転倒したりしやすい?

固定なしではリスクがあります。風速30m/s以上の強風では、置くだけウッドデッキは浮き上がりや横滑りが発生します。日常使用でも、複数人で歩くとズレることがあります。

対策 ・ペグ打ち込み(土・芝生)
・重石設置(コンクリート上・1ユニット20kg推奨)
・アンカーボルト固定(高台・沿岸部必須)
・連結金具で一体化

これらの対策で大幅にリスク軽減できます。詳細は本文の「デメリット」「失敗事例」セクションをご覧ください。

Q2. 置くだけウッドデッキは建築確認申請が必要?

建築確認申請は基本的に不要です。以下の3条件を満たせば建築物に該当せず、建築確認申請は不要です。

  1. 地面に定着していない
  2. 高さ2m以下
  3. 屋根がない

アンカーボルトでコンクリートに固定すると「定着物」とみなされる可能性があります。自治体により解釈が異なるため、心配な場合は事前に建築指導課へ確認しましょう。賃貸住宅の場合も、管理会社への事前確認を推奨します。

Q3. 賃貸でも設置できる?

賃貸でも設置可能です。置くだけタイプは地面・床に固定しないため、以下の点を確認して退去時に撤去すれば原状回復できます。

注意点 ・防水層を傷つけない:ベランダの場合、脚部にゴムキャップを付ける
・契約書確認:賃貸契約書で「ベランダへの設置物」に制限がないかチェックする
・共用部分:廊下側にはみ出さないようサイズ確認する

マンションのベランダで洗濯物干しスペースとして活用している方も多数います。不安な場合は管理会社に事前相談してください。

Q4. 何年くらい使える?

耐用年数は素材や使用環境(直射日光・雨ざらし度)、メンテナンス頻度により異なります。一般的な素材別の耐用年数と期間を伸ばすコツは以下のとおりです。

項 目 内 容
素材別の耐用年数 ・天然木(ソフトウッド):5〜7年
・人工木:10〜15年アルミ:15〜20年
耐用年数を延ばすコツ ・天然木:年1〜2回の防腐塗装
・人工木:定期的な水洗い清掃冬季は室内保管

定期的な手入れで、上記の年数よりも長く使用できます。特に人工木は10年保証付き商品を選べば安心です。

Q5. DIY初心者でも1日で設置できる?

置くだけのウッドデッキなら1日で設置可能です。簡易デッキ・ユニットデッキなら2〜4時間で設置完了します。さらに、フェンスの取り付けもおこなう場合は1〜2時間を追加で見込みましょう。

電動工具や特殊な道具は不要です。組み立て説明書が分かりやすい商品を選べば、DIY初心者でも問題ありません。作業人数 2人推奨。1人でも可能ですが、パネルの持ち上げや水平確認は2人いるとスムーズです。

【まとめ】置くだけウッドデッキ選びで失敗しないための最終チェック

置くだけのウッドデッキは、工事不要で5万円台から設置できる手軽さが魅力です。ただし、地盤条件や使用環境によっては不向きな場合もあります。

以下の2つのタイプのうち、3つ以上該当する方を検討しましょう。

検討するタイプ 該当する条件(3つ以上が選択基準)
置くだけのタイプが向いている人 □設置面積5㎡未満
□コンクリート地盤
□予算10万円以下
□賃貸住宅
□5年以内の使用想定
固定式を検討すべき人 □設置面積10㎡以上
□土・芝生の地盤
□予算30万円以上確保可能
持ち家
□10年以上の使用想定

置くだけのウッドデッキに該当する方は、本記事で紹介した選び方を参考に商品を選ぶことをおすすめします。ホームセンターまたはネット通販で商品比較して、現物を確認できるなら必ず見に行きましょう。固定対策を忘れずに実施すれば、安全に長く使えます。

固定式に該当する方は、安定性・耐久性・デザイン自由度で優位です。長期的にはコスパも良好になります。複数のリフォーム会社から無料見積もりを取得して、費用感を確認した上での最終判断をおすすめします。

まだ迷っている方は、両方の見積もりを取って比較してみましょう。実際の金額を見てから決めても遅くありません。この記事を参考にあなたに最適なタイプを選んで、今までよりワンランク上の快適なウッドデッキライフを実現しましょう。

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執筆者

徳良 仁

1級建築士。GAFAの1社に転職し、30代で建築部門の管理職を務める。
千葉県在住の建築ライター。建設業界で現場経験を15年(建築3年・電気12年)経験したのち、日本最大の大手アパレルの出店開発部門で発注者としての施工監理を2年経験。
1級電気工事施工管理技士や第一種電気工事士の資格も保有。

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