お風呂の扉を交換|リフォームの目安や扉の種類を紹介

更新日:2025年03月17日

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お風呂の扉のイメージ画像

お風呂は湿気がこもりやすい空間のため、扉部分もカビ等による劣化が進みやすいのが難点です。そこで本記事では、お風呂の扉を交換するリフォームについてご紹介します。適切な時期にメンテナンスを行うことで、快適な浴室環境を実現しましょう。

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お風呂の扉が古くなってきた…

お風呂の扉のイメージ画像

築年数の経った住宅では、お風呂の扉のリフォームが必要になることがよくあります。長年使用している間に扉のゴムパッキンが劣化して隙間ができ、水漏れや湿気が発生しやすくなってしまうことも多いです。また扉の金属部分が錆びたり、塗装が剥がれたりすることもあります。

古い扉は動作がスムーズでなくなり、開閉時に余計な力を要する場合があります。開き戸の場合には周囲にスペースを取ってしまうため、転倒の危険性もあります。特に高齢の方や小さなお子さまがいる家庭では、事故のリスクが増すため注意が必要です

また、昔の扉は断熱性が低いことが多く、浴室の温度が下がりやすいため、冬場のヒートショックリスクが高まります。デザイン面でも、最新のものと比べると古さを感じることがあり、浴室リフォームの際に扉を新しくするケースも少なくありません。

快適で安全な暮らしのために、必要に応じて扉のリフォームを検討してみましょう。具体的な見積もりや施工事例については、専門業者に相談するのがおすすめです。

【関連記事】お風呂の修理リフォーム費用相場や注意点まとめ

お風呂の扉交換リフォームの目安

お風呂の扉のイメージ画像

ここでは、お風呂の扉を交換するリフォームの目安についてご紹介します。特に築年数が経っている住宅では、お風呂も劣化が進んでいる場合が多いです。少しでも該当する項目があれば、ぜひ点検やリフォームを検討してみてください。

パッキン部分の劣化

お風呂の扉に使われているゴムパッキンは、湿気や温度変化にさらされることで経年劣化しやすい部分です。劣化が進むとゴムが硬くなってひび割れたり、隙間ができることがあります。このような状態になると扉の気密性が失われてしまい、水漏れや湿気の問題が発生しやすくなります

また劣化したパッキンはカビが発生しやすく、掃除が難しくなることも多いため注意が必要です。水漏れや湿気の放置は浴室全体の劣化を進める原因となってしまうので、パッキンが劣化している場合は早めに扉ごと交換を検討することがおすすめです。

特に築10年以上の住宅ではパッキン部分の点検を行い、問題があれば専門業者に相談するのが安心です。

カビや汚れが取れない

お風呂は湿気の多い環境にあるため、カビや汚れが発生しやすい部分です。特に扉の隅やパッキン部分に黒カビが生じると、通常の掃除では取り除けないことがあります。これにより見た目の清潔感が損なわれてしまうだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。特に小さなお子さまがいる場合には、身体への影響を考慮して清潔に保つ必要があります。

また汚れやカビがしつこくなると扉そのものの素材にダメージを与え、劣化が進んでしまう原因にもなります。このような場合には、扉全体を交換することで浴室の衛生環境を改善できます。

新しいタイプの扉にはカビの発生を抑える加工が施されているものも多く、リフォーム後のメンテナンスも楽になるため、早めの交換がおすすめです。

開閉がスムーズにできない

お風呂の扉の開閉がスムーズにできなくなるのは、リフォームの重要なサインです。特に引き戸や折れ戸の場合、レール部分に汚れやサビが溜まることで動きが悪くなることがあります。またヒンジが緩んだり歪んだりすることで、開閉時に大きな力が必要となるケースも多いです。

このような状態を放置すると、扉が完全に開かなくなる、あるいは閉まらなくなるといった問題に発展するため注意が必要です。万が一浴室から出られなくなってしまうと、状況によっては命に関わる事故につながる危険性もあります。特に高齢の方や小さなお子さまがいる家庭では、事故を防ぐためにも早めの交換が求められます。

最新の扉は軽量化されているものが多く、力を入れずに開閉できるため、安全性と利便性を大幅に向上できます。

築年数が経過している

住宅の築年数が経過すると、お風呂全体の劣化とともに扉にも問題が出てきます。特に築10年以上の住宅では、扉の素材やパーツが劣化している可能性が高く、見た目だけでなく機能面にも影響が出てきます。

特に古い扉は気密性や断熱性が低い場合が多く、浴室の温度が下がりやすくなることで冬場のヒートショックリスクを高めることがあります。

またデザインが時代遅れに感じられることもあるため、リフォームの際に扉を交換することで浴室全体の印象を一新するのもおすすめです。

最新タイプの扉は断熱性や防湿性が向上している製品が多く、デザイン性も豊富なので、快適でおしゃれな空間を作り出せます。扉にタオル掛けや簡易鍵が付いているタイプもあり、ライフスタイルや使い勝手に応じて適した製品を選べるのがメリットです。

バリアフリー対応にしたい

家族に高齢の方や車いす利用者がいる家庭では、お風呂の扉をバリアフリー対応にすることが重要です。古いタイプの開き戸は開閉にスペースが必要で、通行の妨げになったり、転倒の危険を高めたりすることがあります。

そのため扉のリフォーム時には、引き戸や折れ戸に変更することを検討するのがおすすめです。これにより開閉が楽になるだけでなく、浴室の安全性が向上します。

できれば扉の下部にレール等の段差がない設計のものを選ぶことで、車いすでの出入りや移動がスムーズになります。加えて、扉の取っ手やノブも握りやすい形状のものに変更すれば、誰でも簡単に扱える仕様にすることが可能です。

またバリアフリー対応にするためのリフォームは、補助金制度が利用できる場合もあります。具体的には介護保険制度を活用したり、お住まいの自治体が独自に行っている補助金制度を利用したりする方法が多いです。

ただし補助金制度を利用するには、一定の条件を満たす必要があります。また申請期限があるケースも多いため、不安な場合には各自治体の窓口や専門業者に相談してみるのがおすすめです。

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お風呂の扉の種類

ここでは、お風呂の扉の主な種類についてご紹介します。それぞれ使い勝手や設置に必要な寸法が異なるので、ご自宅の間取りや好みのスタイルに応じて選びましょう。

引き戸

引き戸とは、扉を横にスライドさせて開閉するタイプです。比較的開閉スペースを取らないため、浴室が狭い場合や隣接する部屋の間取りに制限がある場合に適しています。また、扉を開けた際に邪魔にならないため、車いすや歩行器を利用する方にも便利です。

最近の製品ではメンテナンス性が向上しているものも多く、長期間使いやすい設計になっています。デザイン面でも選択肢が豊富で、シンプルなものから高級感のある仕上げまで好みに合わせて選べます。

ただしレール部分の掃除が必要なので、ホコリやゴミが詰まらないように定期的にメンテナンスしましょう。

開き戸

開き戸とは内開きや外開きになっているタイプの扉で、ヒンジを使って固定されています。扉自体の構造がシンプルで、取り付けが比較的簡単なのが特徴です。開き戸は密閉性が高く、水漏れや湿気の侵入を防ぐ効果が期待できます

また取っ手の位置や形状を工夫することで、小さなお子さまや高齢の方にも使いやすい設計にすることが可能です。防水性やデザイン性に優れた製品が多く、浴室の印象をモダンに仕上げることもできます。

ただし開閉時に一定のスペースが必要になるため、浴室の間取りに余裕がある場合に適しています。また開閉部分に手を挟まれやすい構造になっているので、小さいお子さまの事故を防ぐための対策が求められます。必要に応じて、ガードやカバーを付ける等の工夫を行いましょう。

中折れ戸

中折れ戸とは、扉の中央部分が折りたたまれる構造になっているタイプのことを指します。開閉時のスペースを最小限に抑えられるため、狭い浴室や開き戸が使用しにくい場所に最適です

また引き戸のようにレールが必要ないため、設置場所を選ばないのもメリットの一つです。開閉がスムーズで、軽い力でも操作が可能なため、小さなお子さまや高齢の方にも扱いやすい設計です。

さらにデザイン性の高い製品も多く、浴室全体の雰囲気に合わせた選択ができます。こういった理由から、中折れ戸は省スペース性と利便性を兼ね備えた選択肢として注目されています。

ただし開き戸と同様に指を挟んでしまうリスクがあるので、必要に応じて適切な対策を行いましょう。

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お風呂の扉交換リフォームの内容

ここでは、お風呂の扉交換リフォームを行う際の具体的な内容についてご紹介します。状態によっては部分的な修理で済むことも多く、工事の手間を軽減できます。ご自宅のお風呂の扉の状態に応じて、適切な工事内容を選びましょう。

パッキンの交換

お風呂の扉のパッキン交換は比較的小規模なリフォームで、費用も抑えやすいのが特徴です(※作業内容や業者によって変動します)。

パッキン部分は湿気や温度変化によって劣化が進みやすく、ひび割れや隙間ができると水漏れや湿気問題が発生する可能性があります。特にカビが発生している場合や清掃が難しい状態になっている場合は、早めの交換が推奨されます。

軽度な作業であればDIYで交換することも可能ですが、扉の形状や素材によっては専門業者のサポートが必要な場合もあります。交換により気密性が向上し、扉全体の機能性を長持ちさせられるため、定期的な点検とメンテナンスを行うことが重要です。仕上がりの品質を確保したい場合には、ぜひ専門業者に作業を依頼しましょう。

ガラス板・アクリル板の交換

扉に使われているガラス板やアクリル板が割れたり傷ついたりした場合の交換費用は、素材やサイズ、デザインによって変わります。

ガラス板は透明感が高く、見た目の美しさを重視したい場合に適していますが、重量が大きく割れる危険性もあるため取り扱いに注意が必要です。一方でアクリル板は軽量で割れにくく、比較的安価なのが特徴です。

ガラス板を使う場合は、安全性を重視して強化ガラスや耐衝撃性に優れたものを選ぶのがおすすめです。交換作業は専門業者に依頼することで適切に取り付けられるため、扉全体の使用感が向上します。古い素材から新しいものに変えることで、浴室の印象も刷新されるというメリットがあります。

ただし既存のドア枠に合ったガラス板やアクリル板が無い場合には、別の方法で対処する必要があります。場合によっては浴室のドア全体ごと交換した方が安くなるケースもあるため、専門業者に見積もり依頼をして検討するのがおすすめです。

扉のレール(戸車)の修理

お風呂の扉がスムーズに動かなくなった場合、レールや戸車の修理が必要になります。修理費用は比較的リーズナブルですが、部品の交換が必要な場合はさらに費用が追加されることがあります。

扉の開閉に問題が生じる原因としては、レールの汚れやサビ、戸車の摩耗が挙げられます。こういった問題を放置してしまうと扉の動きが悪化し、最終的には開閉できなくなってしまう可能性があります。

修理は比較的短時間で済むケースが多いため、早めに対応策を取っておくことがコスト削減につながります。修理後は汚れや湿気が溜まりにくい環境を整えることで、再発防止にもつながります。

お風呂のドアのみ交換

お風呂のドア全体を交換するリフォームの費用は、部分交換と比べると高くなります。このリフォームは、古いドアが劣化している場合やデザインを一新したい場合に適しています。費用には新しいドアの購入費用と、撤去・取付工事費用が含まれます。

最近の浴室用ドアは軽量化されているものや防カビ加工が施されたものが多く、リフォームによってメンテナンスの手間を省くことができるでしょう。ただしドアの種類によっては開閉スペースが異なるため、設置前に寸法や間取りを確認することが必要です。

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お風呂の扉の交換費用を抑える方法

ここでは、お風呂の扉交換リフォームの費用を抑える方法についてご紹介します。ある程度の築年数が経つと複数箇所のリフォームが同時に発生することもあるので、ぜひ上手に計画して費用負担を軽減してみてください。もし費用面で気になる点やお困り事がある場合には、専門業者に相談してみるのもおすすめです。

【関連記事】お風呂リフォームのメリットや注意点|補助金活用も

同タイプの扉に交換する

お風呂の扉を交換する際に費用を抑える方法としては、現在使用している扉と同じタイプのものを選ぶことがおすすめです。

例えば、引き戸を引き戸に交換する場合だと、既存の枠をそのまま利用できるため枠の交換や調整が不要となり、工事費用を大幅に削減できます。一方で開き戸を引き戸に交換する場合には、壁の撤去など別工事が発生することで費用が高くなるため、注意が必要です。

また同タイプの扉だと施工期間も短縮できるため、工事中の生活への影響も最小限に抑えられるのがメリットです。特に同じメーカーの後継モデルや標準的なデザインを選ぶと、特殊な加工や取り付けが不要になる場合もあります。そのためリフォームの際には、業者に既存扉のタイプや寸法を正確に伝えることが重要です。

新しいタイプの扉を選ぶとデザイン性や機能性が向上する場合もありますが、その分コストがかさむため、用途や予算に応じた選択を行うようにしましょう。

介護保険・補助金を利用する

高齢の家族や要介護者がいる家庭では、介護保険や自治体の補助金制度を活用することで扉交換リフォームの費用負担を軽減できます。介護保険では、バリアフリー対応のリフォームに対して一定の費用が支給される場合があり、特に扉の交換で開き戸から引き戸や折れ戸に変更する際に適用されることが多いです。

補助金の支給額は条件によって異なりますが、最大で20万円が助成されます。ただし申請には事前に書類の提出やケアプランの作成が必要となるため、早めに準備を進めることが重要です。制度を上手に活用することで、自己負担額を抑えつつ安全で使いやすい浴室空間を実現しましょう。

【参考】厚生労働省「介護保険における住宅改修」

DIYは避けるのがおすすめ

費用を抑えるためにDIYで扉を交換する手段もありますが、おすすめできません。お風呂の扉交換には正確な寸法測定や防水性を確保するための高い技術が必要であり、専門知識がないまま作業を行うと不具合が生じる可能性があります

例えば扉の気密性が確保できずに水漏れや湿気の侵入を招くと、浴室全体の劣化を早めてしまうリスクがあります。また取り付け不良により扉が動かなくなるなど、安全面にも影響が及ぶ場合があります。

一方で専門業者に依頼すれば、適切な施工を行ってくれるため安心です。またアフター保証がつくことが多いため、結果的に安心感とコストパフォーマンスが高くなります。少しでも費用を抑えたい場合は、業者と事前に相談して予算内で最適なプランを提案してもらうのがおすすめです。

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まとめ

お風呂の扉は気付かないうちに劣化が進んでいることも多いため、定期的なメンテナンスが必要です。本記事でご紹介したリフォーム方法を参考にして、ぜひ良好な状態に保ちましょう。専門業者に依頼する際には、見積もり比較サイトを利用して検討するのがおすすめです。

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