
「うちのお風呂、冬は寒くて、お湯もすぐ冷めちゃう…」
「カビも落ちないし、そろそろ限界かな」
毎日のお風呂にストレスを感じてくるようになったら、リフォームのタイミングです。
この記事では、戸建てのお風呂リフォームにかかる費用相場や、賢くリフォームするためのポイントをわかりやすくまとめました。記事を参考にリフォームして、毎日のお風呂が楽しみになる暮らしを実現しましょう。
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戸建のお風呂リフォームの費用相場
戸建て住宅におけるお風呂リフォームの費用相場は、おおよそ100〜150万円程度とされています。
これは、リフォームの内容や導入する設備のグレード、現状の浴室の構造や状態、配管の状況、そして施工エリアによる人件費の差など、さまざまな要因によって変動します。そのため、あくまで目安として把握し、具体的な見積もりは個別に確認することが重要です。
以下に代表的なリフォームパターンとその費用感を紹介します。
ユニットバスにリフォーム:80~150万円

現在の浴室がすでにユニットバスの場合、最新のユニットバスに交換するケースが最も一般的です。この場合、グレードやメーカー、設置するオプションによって価格が変わります。
普及グレードのシンプルな仕様であれば50〜80万円程度で可能ですが、中級グレードでは80〜120万円、高級グレードなモデルになると120万円以上となることもあります。
たとえば、保温浴槽や浴室乾燥機、調光機能付き照明などを取り入れた場合は、費用が高くなる傾向にあります。
既存のユニットバスからの交換であれば工期も比較的短く、3〜5日で完了する点も特徴です。
タイル貼(在来工法)からユニットバス:100~200万円
在来工法とは、床や壁にタイルを貼る昔ながらの工法で作られた浴室のことです。これを最新のユニットバスへと一新するリフォームも、戸建住宅で多く見られます。
この場合、解体・撤去作業から配管工事、下地の補修、断熱施工までが必要となるため、工事の規模が大きくなりやすく、費用も高くなる傾向があります。
費用の目安は100〜200万円で、面積が狭い場合や構造が単純な場合には100万円以内に収まることもあります。断熱材を追加したり、洗面室とのバリアフリー化を同時に行うケースではさらに費用が上乗せされる可能性があります。
タイル貼(在来工法)にリフォーム:150~250万円

既製品のユニットバスではデザインやサイズに制限があると感じる方には、在来工法でのリフォームも選択肢になります。タイルの質感や色味にこだわったり、広々としたバスタブや段差のないバリアフリー設計など、オーダーメイド感覚での仕上がりを求める方に向いています。
費用は一般的に150〜250万円程度と高めですが、設計の自由度が高く、個性的で上質な浴室空間を演出できます。自然素材のタイルを用いた空間や、ホテルライクな演出など、デザイン性を重視したリフォームに適しています。
ただし、防水処理などの専門的な施工が必要となるため、施工経験の豊富な業者を選ぶことが成功の鍵です。

お風呂にオプション追加するときの料金は?

お風呂リフォームでは、基本的な工事に加えて各種オプションを追加することで、快適性や機能性をさらに向上させることができます。
以下に代表的なオプションとその目安価格を紹介します。なお、メーカーやグレードによっては、これらの設備があらかじめ標準装備されていることもあります。
- 浴室暖房乾燥機:3~40万円
- ジェットバス:15~30万円
- 浴室テレビ:3~15万円
- 手すり/握りバー:4千~3万円/本
- 追い焚き機能:1.5~4万円(給湯器は別途)
- オーバーヘッドシャワー:10万円~
- 調光システム:5万円~
- 自動浴槽洗浄:20万円~
- 自動床洗浄:8万円~
- 断熱材パック:4万円~
- 床暖房:15~30万円
これらのオプションは、快適な入浴環境を整える一方で、費用がかさみやすくなる要因でもあります。ライフスタイルや使い方をよく検討したうえで、必要なものを選定することが大切です。
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お風呂のフルリフォーム費用を抑える3つのコツ

お風呂リフォームは高額になりがちな工事のひとつですが、内容を見極めて選択することで、満足度を保ちながらも効率的にコストを抑えることができます。
ここでは、無理のない予算で理想の浴室を実現するための3つのポイントを紹介します。
相見積もりをとる

複数の業者から見積もりを取得することで、価格や提案内容を比較することができます。
業者によって扱っているメーカーやサービス内容、施工の得意分野が異なるため、比較することでより自分に合った業者を見つけることができます。適正価格で工事を進めるうえで、相見積もりは欠かせないステップです。
また、相見積もりを取ることで、工事内容の詳細を把握できるため、希望と実際のズレを防ぐことにもつながります。
業者の得意メーカーを活用する
リフォーム業者は、それぞれ得意とするメーカーや仕入れルートを持っていることがあります。こうした得意メーカーの商品は、他のメーカーよりも割引率が高かったり、キャンペーンの対象になっていたりすることが多いため、コストダウンに繋がります。
見積もりを依頼する際に、「どのメーカーが得意か」「割引率が高いメーカーはどこか」を確認しておくと、同じ仕様でもより安く導入できる可能性があります。特に大手メーカーの製品は品質が安定しており、業者側も施工に慣れているため、施工トラブルのリスクを減らすことも期待できます。
オプションは本当に必要か吟味する
最新の機能や設備は魅力的ですが、導入すればするほど費用は増えていきます。浴室テレビやジェットバスなどは、設置後にあまり使わなくなるケースも少なくありません。自分たちの生活スタイルに合った設備だけを導入することで、無駄な出費を防ぐことができます。
また、追加機能が多いとメンテナンスの手間や費用も増えるため、長期的な視点でのコストも考慮することが大切です。必要性に応じて、将来的に後付け可能な設備については、いったん保留にするという判断も有効です。

お風呂リフォームでつかえる補助金制度
お風呂のリフォームでは、バリアフリー化や省エネ性能の向上を目的とした工事に対して、国や自治体の補助金を利用できる場合があります。
たとえば「子育てエコホーム支援事業」では、省エネ性の高い住宅の取得や改修を支援しており、高断熱浴槽や高効率給湯器、節湯水栓などの設置が補助対象となります。利用には登録業者との契約や、指定された申請期間内での手続きが必要です。
また「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、耐震性や省エネ性の向上を目的としたリフォームに補助金が出され、三世代同居に対応した浴室の増設なども対象です。この制度では、住宅診断(インスペクション)や維持保全計画の作成が条件とされます。
さらに「介護保険制度」では、要支援・要介護認定を受けた方を対象に、手すりの設置や段差の解消など、バリアフリー改修にかかる費用の一部が支給されます。こちらは工事完了後に申請が必要となります。
これらの制度は、補助対象や申請要件がそれぞれ異なります。事前に施工業者や自治体に相談し、利用可能な制度を確認しておくことが大切です。
【関連記事】【2025年最新】お風呂リフォームに使える補助金
【浴室の悩み別】ユニットバス選びのポイント
ユニットバスの選び方次第で、日々の浴室に関するお悩みはぐっと軽減されます。快適性や機能性を高める設備が数多く登場しているため、その中から自分に合ったユニットバスを選ぶことが、満足度の高いリフォームを実現する第一歩です。ここでは、よくある悩みに応じたユニットバスの選び方を紹介します。
掃除が大変な場合

浴室の掃除を手間に感じている方には、汚れが付きにくく落ちやすい素材を使ったユニットバスがおすすめです。壁や床、浴槽に撥水性のある素材を採用している製品や、防カビ仕様のパッキン、排水口のゴミが取りやすい構造などを選ぶと、日常の掃除負担が軽減されます。
近年では、床に汚れが残りにくい微細な表面加工が施されたタイプや、自動洗浄機能付きの排水口なども登場しています。これらを取り入れることで、掃除の手間をさらに減らすことができ、浴室の清潔を保ちやすくなります。
浴室が寒い場合
冬場に浴室が寒く感じる場合は、断熱性能の高いユニットバスを選ぶのがポイントです。浴槽の保温機能に加え、断熱材を使った壁や床、天井、さらには浴室暖房乾燥機の設置も検討しましょう。
浴室暖房は乾燥や換気にも使えるため、1年を通じて活用できる便利な設備として人気です。冷え込みを防ぐことで、ヒートショックの予防にもつながります。
さらに、床が冷たく感じにくい素材を選ぶことで、入浴時の快適性がアップします。
光熱費を下げたい場合

光熱費が気になる方には、省エネ機能を備えたユニットバスが向いています。節水型のシャワーヘッドや、保温性の高い浴槽、エコモード付きの浴室暖房乾燥機などを選ぶと、使用時のエネルギー消費を抑えることができ、光熱費削減に効果があります。
給湯器と連動することでさらに効率的なエネルギー利用が可能なモデルもあり、家庭全体の省エネ対策としても有効です。初期費用はやや高くなりますが、長期的にはランニングコストの削減につながるため、費用対効果の面でもおすすめです。
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戸建お風呂リフォームの施工事例
戸建て住宅におけるお風呂リフォームの実例を紹介します。予算や目的に応じたさまざまな工事が行われており、計画の参考になります。
老朽化したお風呂を一新<70万円>


建物のタイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 30年以上 |
建物構造 | 木造軸組工法 |
あたたかく快適な浴室に<180万円>

建物のタイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 31年 |
建物構造 | 木造 |

お風呂リフォームの注意点
お風呂のリフォームを進めるうえで、事前に注意しておきたい点がいくつかあります。思いがけないトラブルや予想外の出費を防ぐためにも、初期段階からリスクや対策を把握しておくことが大切です。以下に、代表的な注意点を紹介します。
追加費用が発生する可能性がある
解体してみないと分からない部分に、予想外の問題が潜んでいることがあります。たとえば、配管の劣化やシロアリ被害、下地の腐食などが見つかった場合、補修や交換が必要となり、追加費用が発生するケースがあります。
築年数の経った住宅ほどリスクは高くなるため、あらかじめ予備費を確保しておくと安心です。設備の仕様変更や工事内容の変更でも費用が増えるため、事前の打ち合わせで内容を明確にしておきましょう。
工事中の入浴方法を決めておく
工事中は自宅のお風呂が使えなくなるため、あらかじめ入浴手段を考えておく必要があります。近隣の銭湯やスポーツジムのシャワーを利用する人が多いですが、家族の年齢や生活パターンに合わせて無理のない方法を検討しましょう。
長期間にわたる場合は、ホテルや親族宅での滞在を検討するのも一案です。事前に工事日程を確認し、スムーズに生活できるよう準備しておくことが大切です。
【関連記事】住みながらリフォームできる?困ったことや施工中の暮らし方も紹介/施工中はどうしてる?みんなの生活・暮らし方
戸建のお風呂リフォームにかかる期間の目安

戸建て住宅におけるお風呂リフォームの工期は、リフォームの種類によって異なります。工事の内容や浴室の広さ、建物の構造によっても多少前後しますが、おおまかな目安は以下のとおりです。
- ユニットバスからユニットバスへの交換:3〜5日程度
- 在来工法(タイル貼など)からユニットバスへの変更:1週間〜10日程度
在来工法からユニットバスへのリフォームでは、タイルやモルタルの解体や下地の補修、配管の引き直しや移設などが必要になるため、比較的工期が長くなる傾向にあります。工事期間中は浴室が使えなくなるため、スケジュールに余裕を持って計画を立てましょう。

【3ステップ】戸建のお風呂リフォームの進め方
戸建てのお風呂リフォームをスムーズに進めるには、信頼できる業者選びと明確なステップが重要です。以下の3ステップで進めることで、納得のいくリフォームを実現できます。
リフォーム会社紹介・比較サイトに登録
まずは、複数の業者を比較できるリフォーム会社紹介サイトに登録します。信頼性のあるサイトを活用すれば、実績や評判のある業者を手軽に探すことができ、相見積もりもスムーズに行えます。
たとえば、見積もり比較サービス「リフォトル」では、希望条件に合わせた業者を複数紹介してもらえるため便利です。
相談・事前調査・見積もり依頼

登録後は、気になる業者と相談し、現地調査や見積もり依頼を行います。このとき、価格だけでなく、工事実績や保証内容、担当者との相性なども含めて総合的に判断することが大切です。要望を明確に伝えることで、より納得のいくプラン提案が受けられます。
契約

最終的に最も納得できる業者を選び、契約に進みます。契約前には、工事内容・スケジュール・支払い条件などをしっかり確認しておきましょう。不明点は遠慮せずに質問し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
まとめ
戸建て住宅のお風呂リフォームは、100〜150万円が一般的な費用相場です。工事の内容やオプションの有無によって価格は大きく変動しますが、相見積もりの取得やオプションの精査、補助金制度の活用によって、コストを抑えながら快適な浴室空間を実現することが可能です。
また、信頼できる業者を選ぶことも成功の鍵です。進め方のステップや注意点を押さえながら、計画的にリフォームを進めていきましょう。
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戸建のお風呂リフォームの費用でよくあるQ&A
戸建てのお風呂リフォームには、いくらかかる?
おおよそ100〜150万円が相場です。工事内容やグレードによって上下します。
リフォーム費用を安く抑える方法ってある?
相見積もりをとる、業者の得意メーカーを活用する、オプションを精査することで費用を抑えられます。
お風呂リフォームに使える補助金制度は?
子育てエコホーム支援事業など、条件を満たせば最大60万円の補助を受けられる制度があります。
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