「玄関ドアのリフォームを考えているけれど、費用が心配…」
「玄関ドアリフォームに使える補助金ってあるの？」
「補助金を使ってリフォームするためには、どうすればいいの？」

玄関リフォームに使える補助金制度（2025年時点）は、下記のとおりです。

• 子育てグリーン住宅支援事業
• 先進的窓リノベ事業
• 断熱リフォーム支援事業
• 長期優良住宅化リフォーム推進事業
• 介護保険における住宅改修
• 各自治体の補助金・助成金制度

この記事では、それぞれの補助金制度の詳細や申請の流れなどを解説します。リフォーム初心者にもわかりやすいよう、補助金を使ってリフォームする場合に知っておくべきポイントもまとめています。

なお、補助金制度の内容は変更される可能性があるため、利用の際は必ず事前に公式サイトをチェックしてください。

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【2025年】玄関ドアリフォームで使える補助金の種類

玄関ドアのリフォームを検討している方にとって、補助金の活用は費用負担を軽減する有効な手段です。2025年に利用できる主な補助金制度を紹介します。

子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業では、登録されたグリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、補助額の合計が5万円以上となるリフォーム工事を行うことで補助を受けられます。

玄関ドアのリフォームを対象とするには、開口部の断熱改修とあわせて、躯体の断熱改修もしくはエコ住宅設備の設置が必要です。

補助額

子育てグリーン住宅支援事業の補助額について、下記表にまとめました。

工事内容	詳細	補助額の上限
【Sタイプ】 3種類の必須工事をすべて実施	開口部の断熱改修 ＋躯体の断熱改修 ＋エコ住宅設備の設置	60万円
【Aタイプ】 2種類の必須工事を実施	開口部の断熱改修 ＋躯体の断熱改修など	40万円

公募スケジュール

• 交付申請予約受付：2024年11月22日～（2025年11月14日まで）
• 交付申請受付：2024年11月22日～（2025年12月31日まで）
  ※予算上限に達し次第終了

【公式サイト】子育てグリーン住宅支援事業

先進的窓リノベ2025事業

この事業では、玄関ドアの改修は窓改修と同時に行う場合に限り補助対象となります。

補助を受けるためには、窓リノベ事業者と契約を結び、事務局が定める性能基準を満たした製品を使用する必要があります。補助額の合計が5万円以上で対象となります。

補助額

先進的窓リノベ事業の補助額について、下記表にまとめました。

対象工事		補助上限 （1箇所あたり）	備考
ガラス交換		5.5万	既存サッシはそのままで複層ガラスなどに交換
内窓設置		10.6万円	既存窓の内側に新しい窓を設置
外窓交換	カバー工法	22万円	既存窓枠の上から新しい窓枠を設置
	はつり工法	18.3万円	既存窓を枠ごと取り外して新設
ドア交換	カバー工法	22万円	窓と同時に改修する場合のみ対象
	はつり工法	18.3万円	既存のドアと枠を取り外して新設

※補助上限：1戸あたり200万円

公募スケジュール

• 交付申請予約受付：2024年11月22日～（2025年11月14日まで）
• 交付申請受付：2024年11月22日～（2025年12月31日まで）
  ※予算上限に達し次第終了

【公式サイト】先進的窓リノベ2025事業

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

この制度では、15％以上の省エネ効果が見込まれる高性能な建材（断熱材・窓・ガラス・玄関ドア）を使用する住宅の断熱リフォームに補助が出ます。

玄関ドアのリフォーム単体では対象にならず、ガラスや窓、断熱材の改修と同時に行う必要があります。「トータル断熱」または「居間だけ断熱」のいずれか一方を選択します。

補助額

既存住宅における断熱リフォーム支援事業の補助額について、下記表にまとめました。

対象工事	内容	補助額の上限
トータル断熱	高性能建材（断熱材・窓・ガラス・玄関ドア）を用いた断熱リフォーム 【対象となる製品】 ・高性能建材（断熱材、窓、ガラス＋玄関ドア） ・熱交換型換気設備、空調設備等	・戸建て住宅：120万円/戸（玄関ドア5万円を含む） ・集合住宅: 15万円/戸（玄関ドア改修時20万円） ※補助対象経費の3分の1以内
居間だけ断熱	居間を中心に高性能建材（窓）を用いた断熱リフォーム 【対象となる製品】 ・高性能建材（窓＋玄関ドア） ・熱交換型換気設備、空調設備等

公募スケジュール

• 交付申請受付：2025年3月24日～6月13日17時まで（メール必着）

※予算上限に達し次第終了
※補助金の交付決定通知を受領する前に契約してしまうと補助金が受け取れないため注意。

【公式サイト】既存住宅における断熱リフォーム支援事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業

住宅性能を向上させるための大規模なリフォームをおこなう場合は、玄関ドアのリフォームに対しても補助金を利用できる可能性があります。事前にインスペクション（建物診断）を実施することが必要です。

2025年の詳細は未発表ですが、例年継続されている制度であり、今後の実施が見込まれます。以下の情報は2024年度の内容に基づいています。

補助額

長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助額について、下記表にまとめました。

対象工事	内容	補助額の上限
性能向上リフォーム工事	・劣化対策 ・耐震性向上 ・省エネ対策 ・バリアフリー改修 ・テレワーク環境整備 ・玄関断熱ドア設置 ・インスペクション指摘部分の補修など	・一定の性能向上80万円/戸（130万円/戸） ・長期優良住宅認定取得160万円/戸（210万円/戸）
三世代同居対応改修工事	・キッチン浴室 ・トイレ ・玄関の増設 （リフォーム後、2つ以上の複数箇所が条件）
子育て世帯向け改修工事	住宅内の事故や不審者の侵入を防ぐための工事
防災性の向上 レジリエンス性の向上改修工事	地震や台風、水害への備えや、電力・水を確保するための工事

【公式サイト】長期優良住宅化リフォーム推進事業

介護保険における住宅改修

要支援・要介護認定を受けている方が対象となり、通年で申請できる制度です。玄関ドア単体の改修にも対応可能で、補助対象工事費用の7〜9割（最大18万円）が支給されます。

補助額

介護保険の高齢者住宅改修費用助成制度の補助額について、下記表にまとめました。

対象工事	内容	補助額の上限
バリアフリー改修	玄関ドアを引き戸に改修手すり設置、床段差解消、スロープ設置	18万円（支給限度額20万円のうち、1割から3割が自己負担）

【公式資料】介護保険における住宅改修

各自治体の補助金・助成金制度

各自治体で独自に設けている補助制度もあります。内容や金額は地域ごとに異なるため、事前の確認が必要です。「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」などを活用すると便利です。

【参考】地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

補助金をつかった玄関リフォームの流れ

補助金を活用して玄関ドアをリフォームする場合、それぞれの制度によって申請の流れやタイミングが異なります。制度によっては工事前に申請が必要なものもあれば、工事後に申請するものもあり、手順を誤ると補助金が受け取れない可能性もあります。

そのため、リフォームを始める前に制度の要件と申請のスケジュールをよく確認しておくことが重要です。以下に、主要な補助金制度ごとの申請の流れを詳しく解説します。

子育てグリーン住宅支援事業・先進的窓リノベ

これらの制度では、工事完了後に交付申請を行う必要があります。補助金の申請手続きは基本的に業者が代行し、補助金は業者に直接振り込まれる仕組みです。その後、施主は業者から補助金の分を還元される形になります。

工事の内容が制度の要件に適合しているかを確認するためにも、登録事業者と連携して進めることが重要です。以下がリフォームの流れです。

1. 登録事業者を探す
2. リフォームの相談・見積もり依頼
3. 工事請負契約を締結し、着工
4. 申請予約（任意）を行うことで申請枠を確保
5. 工事が完了し、引き渡しを受ける
6. 交付申請を業者が実施
7. 補助金が業者に支給され、施主へ還元・受領

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

この制度では、リフォーム契約を結ぶ前に交付申請を行い、交付決定通知を受け取ったうえで契約・着工する必要があります。交付決定通知前に工事を開始してしまうと補助対象外になるため注意が必要です。

こちらも申請は業者が代行し、補助金は業者経由で施主に還元されます。以下がリフォームの流れです。

1. 業者を探す
2. リフォームの内容を相談し、見積もりを依頼
3. 業者が交付申請を行い、交付決定通知を受領
4. 交付決定を受けたあとに契約を締結し、着工
5. 工事完了後に引き渡しを受ける
6. 実績報告書を期限内に提出（業者が代行）
7. 補助金の支給・還元を受ける

長期優良住宅化リフォーム推進事業

この制度では、リフォームの前段階で建物の状態を確認するためのインスペクション（建物診断）を実施し、工事内容と住宅性能の向上を検討します。

その後、住宅を登録し、交付申請・交付決定を経て工事に着手します。工事後は実績報告書を提出し、検査を受けたうえで補助金が交付される流れです。

手順が多いため、計画的なスケジュール管理が必要です。以下がリフォームの流れです。

1. 長期優良住宅化リフォームの登録業者を探す
2. インスペクションを実施し、建物の現状を確認
3. 工事内容を業者とともに検討・決定
4. 対象住宅として登録手続き
5. 交付申請を業者が実施
6. 交付決定後に契約・着工
7. 工事の完了と引き渡しを受ける
8. 実績報告書を期限内に提出
9. 事務局による検査を受ける
10. 補助金の支給と施主への還元

介護保険における住宅改修

この制度では、契約・工事前に申請を行う必要があります。原則として申請は本人が行いますが、手続きはケアマネージャーや業者にサポートしてもらいながら進めていきます。

申請から支給までは市区町村が対応し、工事費用の7～9割が補助されます。以下がリフォームの流れです。

1. ケアマネジャーに相談し、必要性を確認（理由書を作成してもらう）
2. 経験豊富な業者を探す
3. リフォームの相談・現地調査・見積もり依頼
4. 市区町村に対して事前申請を行う
5. 審査後に承認を受け、契約・工事着工
6. 工事が完了し、引き渡しを受ける
7. 支給申請書類を提出
8. 審査を経て、補助金を受領（原則として本人が受け取る）

各制度には細かな要件やスケジュールが設けられているため、早い段階から準備を進めることが補助金活用の鍵になります。

TOPPANが、玄関ドアのリフォームを得意とする優良リフォーム／リノベ会社を紹介します

補助金を活用するためのリフォーム業者の探し方

補助金を確実に活用するためには、制度に対応したリフォーム業者を選ぶことが大切です。補助金ごとに要件や申請方法が異なるため、実績のある業者に依頼することでスムーズに手続きを進められます。

たとえば「子育てグリーン住宅支援事業」や「先進的窓リノベ事業」では、登録事業者であることが必須条件です。また、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、申請に関するノウハウや提出書類の作成力が求められるため、経験豊富な業者に依頼する方が安心です

こうした点を踏まえて、リフォーム業者を探す際には、補助金の申請に慣れた業者を紹介してくれるプラットフォームを利用するのが有効です。

「リフォトル」などのリフォームマッチングサービスを活用すれば、国の基準を満たした信頼性の高い事業者の中から、自分の希望に合った業者を見つけやすくなります。対応エリアや過去の実績、補助金制度ごとの対応経験などを比較しながら選ぶことで、満足度の高いリフォームにつながります。

まとめ

2025年に玄関ドアのリフォームを検討している方にとって、補助金を活用することで費用負担を軽減しながら、断熱性や利便性を高めるリフォームが可能になります。

ただし、補助金制度ごとに申請の条件やスケジュールが異なり、事前の確認と準備が欠かせません。とくに交付申請のタイミングや、工事着手の可否に関するルールは制度ごとに大きく異なるため注意が必要です。

スムーズに補助金を活用するためには、対応実績があり、申請にも慣れている業者に相談することが最も重要です。信頼できる業者と連携し、制度をうまく活用することで、理想の玄関リフォームを実現しましょう。

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玄関リフォームでよくあるQ＆A

玄関リフォームした場合につかえる補助金は？

2025年5月現在、子育てグリーン住宅支援事業や介護保険による住宅改修の補助金制度が利用できます。

>>【2025年】玄関ドアリフォームで使える補助金の種類

玄関ドアリフォームの方法は？

ドア本体の交換、カバー工法、はつり工法などがあります。

>>玄関リフォームの種類｜工法や計画ポイントまとめ