
「ガスコンロからIHへの交換は、いくらかかるのかな?」
「200Vの工事が必要って聞くけれど、うちのキッチンでもできるの?」
こんな不安を感じていませんか?
ビルトインタイプのガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換は、キッチンを丸ごと入れ替える必要はありません。200Vのコンセントが設置できれば、コンロ部分だけの交換で済みます。
ただし、ご自宅の分電盤の状況や配線ルートによっては追加工事が発生するケースがあります。費用の総額が変わるため、プロによる事前確認が必要です。
この記事では、ご自宅のキッチンでIHへ交換できる条件から費用の相場、後悔しないための注意点まで解説します。
記事を読めば、ご自宅の環境に合ったリフォームの進め方がわかります。五徳の焦げ付きを擦る毎日から解放され、サッとひと拭きでキレイになるキッチンを手に入れましょう。
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ガスコンロからIHに交換できる条件

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換は、現在のコンロの種類や環境によって必要な工事が変わります。
ここでは、ガスコンロからIHに交換できる条件について解説します。
- 現在がビルトインコンロの場合|電気工事が必要
- 現在が据え置きコンロの場合|基本的に工事不要
- お住まいがマンションの場合|管理規約の確認が必要
まずは、ご自宅がどのケースに当てはまるか確認しましょう。
現在がビルトインコンロの場合|電気工事が必要

現在ビルトインタイプのガスコンロをお使いであれば、コンロ部分だけをIHに交換できます。ただし、IHを動かすためにキッチンまで200Vの専用配線を引く電気工事が必要です。
本体サイズについて心配はいりません。ビルトインの機器はキッチンに埋め込むサイズが規格で統一されているため、ガスコンロの場所にそのままIHを設置できます。どちらの天板サイズも「60cm」と「75cm」の主に2種類ありますが、本体サイズは同じなので設置自体は問題ありません。
しかし、現在の天板サイズが60cmで、75cmにサイズアップする場合は注意が必要です。天板が左右に7.5㎝ずつ広がるため、隣の壁に近くなりすぎないか、調理スペースが狭くならないかを事前に確認しましょう。
また、200Vの電気工事のために確認が必要なポイントは以下の2点です。
| 確認ポイント | 理由 |
| 分電盤の空きスペース | IH専用のブレーカーを新しく追加するため |
| 配線方式 (単相3線式かどうか) |
家の中に200Vの電気が引き込まれているか確認するため |
なお、分電盤の内部配線を一般の方が確認するのは、感電のリスクを伴うためおすすめできません。ご自宅の環境でIHへ交換できるかどうかは、リフォーム会社の無料現地調査を活用してプロに判断してもらうのが安心です。
現在が据え置きコンロの場合|基本的に工事不要

100Vのコンセントに挿すタイプのIHを選べば、電気工事なしで設置できます。
ガス台の上に置くタイプの据え置きコンロから、同じく据え置き型のIH(100V)へ交換する場合は大がかりな工事は必要ありません。既存のガスコンロを外して、100VのIHを同じ場所に置くだけなので、買ってきてすぐに使えます。
ただし、100VのIHは200Vのビルトインタイプに比べて火力が弱く、2口までの機種がほとんどです。据え置き型にも200Vの製品がありますが、その場合は200Vの配線工事が必要になります。
また、据え置きから「ビルトインIH」へ変更したい場合は、コンロ台をビルトイン対応のキャビネットに交換しなければなりません。しかし、既存のキッチンの形状や寸法によっては対応できない場合もあるため、リフォーム会社に現地調査を依頼して確認してもらう必要があります。
お住まいがマンションの場合|管理規約の確認が必要
マンションにお住まいの場合は、工事の前に管理組合への確認が必須です。
マンションは建物全体で使える電気の総量に上限があり、管理規約で各戸のアンペア数が制限されているケースがあります。たとえば「各戸40Aまで」と定められている場合、IHの導入で上限を超えてしまい、工事の許可が下りません。
また、建物の構造上200Vの配線を引き込めないマンションも存在します。IHへの交換を検討し始めたら、まずは管理組合に「200Vの電気工事が可能かどうか」を確認しましょう。
ご自宅での交換が可能かどうか判断するには、マンション特有の構造に詳しいプロのサポートが欠かせません。東証プライム上場のTOPPANが運営する「リフォトル」を利用すれば、厳しい審査基準をクリアした優良リフォーム会社を最大4社まで無料で紹介します。
マンションでのIH交換に迷ったら、まずは一度ご相談ください。
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ガスコンロからIHへの交換費用の相場

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換にかかる費用の総額は、本体価格と工事費用を合わせて約7~30万円が相場です。
ここでは、ガスコンロからIHへの交換費用の内訳を、以下の2点で解説します。
- IH本体の価格帯
- 電気工事・ガス閉栓の費用
IH本体の価格帯

IH本体の価格は、タイプやグレードによって異なります。ここではビルトイン型と据え置き型に分けて、それぞれの価格相場を紹介します。
【ビルトイン型の価格相場】
| グレード | 価格相場 | 主な特徴・機能 |
| スタンダード | 5~8万円 | ・水あり片面焼きグリル・ホーロー天板・タイマー |
| ミドルクラス | 8~12万円 | ・水なし両面焼きグリル・ガラストップ天板・揚げ物温度調整 |
| ハイグレード | 12~20万円 | ・水なし両面焼きグリル+ノンフライ・ガラストップ天板(光沢仕上げ)・自動調理機能 |
また、据え置き型のIHは、電源の種類(100Vか200Vか)によってグリル機能の有無が分かれます。
【据え置き型の価格相場】
| 電源タイプ | 価格相場 | 主な特徴・機能 |
| 100V(グリルなし) | 1.5~3万円 | ・一般的なコンセントに挿すだけ・工事不要だが火力は弱め |
| 200V(グリルあり) | 5~10万円 | ・200Vの専用コンセント工事が必要・高火力で「水なし両面焼きグリル」などを搭載 |
ビルトインIHで毎日の家事負担を減らしたい方は、お手入れが簡単な「水なし両面焼きグリル」と「ガラストップ天板」を搭載したミドルクラス以上がおすすめです。据え置き型は火力や機能が限られるため、本格的に調理を楽しみたい方はビルトインへの変更も検討してみましょう。
電気工事・ガス閉栓の費用

基本的な工事費用の相場は約4~8万円です。
新しいIHを設置するだけでなく、古いコンロの処分や電気の配線工事が必要になります。
| 工事項目 | 費用相場 | 備考 |
| 既存コンロ撤去・処分費 | 1~2万円 | 古いガスコンロを引き取って処分する費用 |
| ガス管閉栓工事 | 1~2万円 | ガス漏れを防ぐための安全処理 |
| 200V配線工事・コンセント設置 | 2~4万円 | 分電盤からキッチンまでの専用配線を引く費用 |
| 合計目安 | 4~8万円 |
※別途追加費用が発生する場合あり
分電盤が古く200Vに対応していない場合は、分電盤ごと交換する追加費用が3~5万円かかるケースがあります。

【2026年最新】電気代とガス代のランニングコスト比較

ガスコンロからIHに交換すると、調理にかかる光熱費はやや高くなるケースが多いです。ただし、月数百円程度の差であり、掃除や安全性のメリットを考えれば納得できる範囲になります。
1kWhあたりのエネルギー単価と熱効率を、図解で確認してみましょう。
単価だけ見ると電気代が高く感じますが、IHは熱効率が約90%とガスコンロ(約56%)の約1.6倍です。エネルギーのロスが少ない分、実際のコスト差は単価ほど大きくなりません。
以下の表は、熱効率を考慮して同じ調理(有効熱量30kWh/月)にかかる光熱費を試算した結果です。
【同じ調理をした場合の月額光熱費の目安】
| エネルギー源 | 月額の目安 | 年額の目安 |
| IH(電気) | 約1,210円 | 約14,520円 |
| 都市ガス | 約640円 | 約7,680円 |
| プロパンガス | 約1,020円 | 約12,240円 |
※4人家族の標準的な調理量(有効熱量30kWh/月)で試算。基本料金・燃料費調整額は含まず
都市ガスのご家庭がIHに変更した場合、月約570円、年間で約6,800円の増額になります。プロパンガスのご家庭では月約190円、年間で約2,300円の増額です。
なお、実際の光熱費は契約プランや使用時間帯、調理の頻度によって変動します。オール電化向けの時間帯別プランを契約すれば、夜間の電力単価が下がるため、よりお得になるケースもあります。正確な金額を知りたい方は、リフォーム会社に具体的なシミュレーションを依頼しましょう。
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IHクッキングヒーターのメリット5つ

IHクッキングヒーターは、家事の負担を減らし、家族の安全を守る機能が揃っています。
IHクッキングヒーターのメリットは、次の5つです。
- 天板がフラットで掃除しやすい
- 火を使わず安全性が高い
- 夏場の調理が涼しい
- お湯が沸くのが早い
- 揚げ物やグリルが失敗しにくい
天板がフラットで掃除しやすい

IHの天板はフラットなガラストップで、五徳がないため掃除の手間が大幅に減ります。
ガスコンロは五徳やバーナーキャップなど複雑な形状の部品を外して洗う必要がありますが、IHなら濡れた布巾でサッと拭くだけで終わります。
毎日の家事負担が減るため、仕事や子育てで忙しい方にぴったりです。
火を使わず安全性が高い
IHは火を使わないため、着ている服の袖口に火が燃え移ったり、ガスが漏れたりするリスクがありません。
冬場にフリースなどの燃えやすい服を着ていても、火の心配をせずに調理できます。切り忘れ防止機能やチャイルドロック機能も付いているため、留守番中の子どもが料理をする際も安心です。
夏場の調理が涼しい
IHは周囲の空気を温めないため、エアコンの効いた快適なキッチンを保てます。
ガスコンロは火の熱が上昇気流となって顔周りに当たるため、真夏の料理はサウナのように汗ばむ状態になります。
一方、IHは鍋の底だけを直接発熱させる仕組みです。熱気や上昇気流がほとんど発生しないため、夏のキッチンで汗だくになる苦痛から解放されるでしょう。
お湯が沸くのが早い

IHは熱効率が約90%と高く、ガスよりもお湯を沸騰させるスピードが速いです。
ガスコンロの熱効率は約50%で、半分近くの熱が空気中に逃げてしまいます。一方で、IHは熱のロスが少なく鍋に直接熱を伝えるため、パスタを茹でるお湯や麦茶を沸かす時間を短縮できるのが強みです。
忙しい夕食の準備でも、沸騰までの待ち時間が減るだけでストレスが軽減するでしょう。
揚げ物やグリルが失敗しにくい

IHは火力を細かくデジタル制御できるため、温度のブレが少なく安定した調理ができます。
天ぷらやトンカツを揚げる際、ガスコンロでは炎のゆらぎで油の温度が上下しやすく、仕上がりにムラが出る場合があります。IHは鍋底全体を均一に加熱するため、温度が安定しやすくカラッと揚がるのが特徴です。
また、グリルも庫内の温度を一定に保ちやすいので、焼きムラが少なく仕上がります。
IHクッキングヒーターのデメリット4つ

便利なIHですが、ガスと違う仕組みだからこそ知っておくべきデメリットもあります。
IHクッキングヒーターのデメリットは、次の4つです。
- 停電時に使えない
- 鍋振りができない
- 使えない鍋がある
- 炙り調理ができない
停電時に使えない

IHは電気で動くため、台風や地震などで停電すると一切の調理ができなくなります。災害時の懸念点として把握しておきましょう。
対策として、以下を常備しておけば停電時でも安心です。
| 備えておくもの | 費用の目安 | 用途 |
| カセットコンロ | 3,000~5,000円 | ・お湯を沸かす・簡単な調理 |
| ガスボンベ(3本セット) | 300~500円 | ・カセットコンロの燃料(1本で約60分使用可能) |
安価なカセットコンロとガスボンベを1台常備しておけば、停電時でもお湯を沸かしたり温かい食事を作ったりできます。
鍋振りができない

IHはトッププレート(天板)からフライパンが離れると加熱が止まる仕組みです。ガスコンロのようにフライパンを持ち上げて振る調理ができません。
ただし、IHは底面全体に均一に熱が伝わるため、フライパンを振らなくても食材にムラなく火が通ります。
| ガスコンロの調理法 | IHでの代替調理法 |
| フライパンを振って炒める | 木べらやヘラでかき混ぜる |
| 鍋を傾けてソースを回す | スプーンやお玉で混ぜ合わせる |
| 丸底の中華鍋を使う | 平底のIH対応フライパンに替える |
木べらなどでかき混ぜる調理法に慣れれば、パラパラのチャーハンも十分作れます。
使えない鍋がある
土鍋やアルミ鍋などIH非対応の素材があるため、手持ちの鍋の確認が必要です。
IHは磁力を使って発熱するため、磁石がつかない素材の鍋は使用できません。
| 使える鍋 | 使えない鍋 |
| ・鉄・ホーロー・ステンレス(IH対応マークあり) | ・土鍋・陶磁器・アルミ・銅・耐熱ガラス |
手持ちの鍋がIHで使えるか見分けるには、鍋の底に磁石を当ててくっつくかどうかテストしてください。くっつかない場合は、IH対応の鍋への買い替えを検討しましょう。
炙り調理ができない
IHは火が出ないため、天板の上で網焼きをしたり、直接食材を炙ったりはできません。
海苔をパリッとさせたい時やスルメを炙りたい時など、ガスコンロではできた調理ができなくなるのは、慣れるまで不便に感じる場合があります。
ただし、以下のような代用方法で十分カバーできます。
| 炙りたい食材 | 代用方法 |
|---|---|
| 海苔 | フライパンで軽く加熱 |
| スルメ・干物 | オーブントースターを使用 |
| 焼きナス・パプリカ | グリル機能を活用 |
IHに替えたからといって料理の幅が狭まるわけではないので、安心してください。
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【後悔しない】ガスコンロからIHへの交換で注意すべきポイント4選

リフォームを成功させるには、工事や契約に関する落とし穴を事前に知っておく必要があります。
ガスコンロからIHへの交換で注意すべきポイントは、以下の4つです。
- 契約アンペアの見直し
- 無資格のDIYは違法
- 工事費込みや一式の落とし穴
- 築15年以上ならキッチンごと交換も検討
事前に把握しておけば、想定外の追加費用やトラブルを防いで納得のいくリフォームを実現できます。
契約アンペアの見直し
IHの導入に合わせて、家全体のアンペア数を上げないとブレーカーが落ちやすくなります。
IHクッキングヒーターは、最大で約5,800W(58A相当)の電力を消費する家電です。電子レンジやドライヤーなど消費電力の大きい家電と同時に使うと、現在のアンペア契約(例:30Aや40A)のままではブレーカーが頻繁に落ちてしまいます。
IH導入の際は、電力会社へ連絡して50~60Aへのアンペア変更手続きが必要になるケースがあると覚えておきましょう。
アンペア数を上げると基本料金も上がるため、事前にどのくらい増額するのか把握しておくと安心です。
【東京電力・従量電灯Bの基本料金(税込)】
| 契約アンペア | 月額基本料金 |
| 30A | 935円 |
| 40A | 1,247円 |
| 50A | 1,559円 |
| 60A | 1,871円 |
出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」(2026年4月時点)
たとえば現在30Aの契約を60Aに変更した場合、月額の基本料金は約936円の増額です。年間で約11,000円の負担増になりますが、ブレーカーが頻繁に落ちるストレスを考えれば必要な投資といえます。
無資格のDIYは違法
200Vの配線工事は「電気工事士法」により有資格者しか行えません。無資格で工事をした場合は法律違反となり、大変危険です。
「工事費用を浮かせたい」とネット動画を見て見よう見まねでDIYすると、配線ミスによる漏電や火災などの大事故につながる危険性があります。
コンセントに挿すだけの100V据え置きタイプ以外は、必ず有資格者のいるリフォーム会社に依頼しましょう。
工事費込みや一式の落とし穴

チラシなどに記載されている「基本工事費コミコミ」には、追加工事が含まれていない場合が多いです。
価格の安さだけで悪徳業者や説明不足の業者に依頼すると、後から「分電盤交換費」「配線延長費」などの名目で想定外の追加請求をされるケースがあります。
| 追加費用の名目 | 費用の目安 |
| 分電盤の交換 | 3~5万円 |
| 配線の延長(分電盤からキッチンが遠い場合) | 1~3万円 |
| アンペア変更に伴うブレーカー交換 | 1~2万円 |
見積もりをもらったら、「工事一式」で済ませず、内訳に何が含まれているかを確認しましょう。
築15年以上ならキッチンごと交換も検討
キッチンの寿命(15~20年)を迎えている場合、IH単体より全体リフォームの方が長い目で見ると費用を抑えられます。
キッチンの主な設備には、それぞれ寿命があります。
| 設備 | 寿命の目安 | 交換費用の目安 |
| 換気扇(レンジフード) | 10~15年 | 5~15万円 |
| 水栓(蛇口) | 10~15年 | 2~5万円 |
| シンク・排水管 | 15~20年 | 5~10万円 |
コンロだけを新しいIHに交換しても、数年後に他の設備が壊れれば再びリフォームが必要です。工事を分けると職人の人件費や解体費用がその都度かかり、結果的に割高になります。
プロの視点として、築15年以上であればキッチン全体の交換を検討するのがおすすめです。ご自宅のキッチンが全体リフォームすべき時期か知りたい方は、TOPPANが運営する「リフォトル」の無料紹介を活用してはいかがでしょう。
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ガスコンロからIHへ交換の流れ5ステップ

ガスコンロからIHへの交換は、現地調査と見積もりを経て、工事自体は半日~1日で完了します。
ガスコンロからIHへ交換の流れは、以下の5ステップです。
- ステップ1:現地調査と複数社への見積もり依頼
- ステップ2:ガス管の閉栓と既存コンロの撤去
- ステップ3:200V配線の引き込みとコンセント増設
- ステップ4:IHクッキングヒーターの設置と固定
- ステップ5:試運転と取り扱い説明
流れを事前に把握しておけば、不安なくリフォームを進められます。
ステップ1:現地調査と複数社への見積もり依頼
プロに分電盤やキッチンの状況を見てもらい、正確な見積もりを出してもらいましょう。
ご自宅の分電盤で200Vが引けるか、追加工事が必要かを確認してもらいます。適正な費用相場を知るためにも、2~3社から相見積もりを取って比較検討するのが大切です。
ステップ2:ガス管の閉栓と既存コンロの撤去

ガス会社がガスの供給を止めた後、リフォーム会社がガス管を取り外して古いコンロを撤去します。
ガス漏れを防ぐため、閉栓はガス会社が行います。閉栓の費用は1~2万円程度で、工事日に合わせてガス会社への事前連絡が必要です。
ステップ3:200V配線の引き込みとコンセント増設
電気工事士が、分電盤からキッチンまでIH専用の配線を引きます。
IHを動かすための要となる電気工事です。壁の中や床下を通して配線が見えないように設置し、IHを取り付けるキャビネットの奥に200V専用のコンセントを新設します。
ステップ4:IHクッキングヒーターの設置と固定

配線が終わったら、新しいIH本体を開口部にピッタリとはめ込み固定します。
システムキッチンの穴にIHを落とし込み、隙間ができないように専用の金具でしっかりと固定する工程です。
ステップ5:試運転と取り扱い説明

正常に動くか確認し、使い方の説明を受けて工事完了です。
電源を入れてお湯を沸かすなどをテストして、初期不良がないかをチェックします。問題がなければ、その日の夕食から新しいIHで料理を楽しめます。
失敗しないリフォーム会社の選び方

IHへの交換は、製品選びだけでなく「どの会社に頼むか」が仕上がりを左右します。
リフォーム会社を選ぶ際は、以下の3つをチェックしましょう。
- 施工実績が豊富か
- 有資格者が在籍しているか
- 保証・アフターサポートがあるか
3つのポイントを押さえれば、安心して任せられるリフォーム会社を見極められます。
施工実績が豊富か
キッチンリフォームやIH交換の施工事例が、ホームページ等で確認できるリフォーム会社を選びましょう。
マンションや古い戸建てでは、配線ルートが複雑で工事の難易度が上がるケースがあります。豊富な実績を持つリフォーム会社であれば、さまざまな現場を経験しているため対応力が高く、ご自宅の状況に合わせた提案をもらえます。
有資格者が在籍しているか
「第二種電気工事士」などの資格を持った自社スタッフ(または提携先の職人)がいるか確認しましょう。
IHの設置に伴う200Vの配線工事を無資格で作業するのは、法律で禁止されています。安全で確実な工事を行うための最低条件として、有資格者が担当するかの確認が契約前に必要です。
保証・アフターサポートがあるか
メーカー保証だけでなく、施工会社独自の「工事保証(5~10年)」があるかを確認しましょう。
IH本体の不具合ではなく、「配線ミスで電気がつかない」「隙間から水が漏れた」といった取り付け工事が原因のトラブルは、メーカー保証の対象外になります。独自の工事保証があるリフォーム会社なら、設置後のトラブルにも無料で対応してもらえるので安心です。
設置後も長く安心して使い続けるためには、確かな実績と保証を持つ誠実な施工会社との出会いが大切です。リフォーム会社選びで失敗したくない方は、TOPPANが厳選した優良会社を無料で紹介してくれる「リフォトル」をぜひご活用ください。
ガスコンロからIHへの交換でよくある質問

ガスコンロからIHへ交換する際に使える補助金はありますか?
国の「みらいエコ住宅2026事業」で、ビルトインIHの設置が補助対象に含まれる場合があります。ただし、IH単体の交換では申請できません。
「みらいエコ住宅2026事業」は窓の断熱改修などの必須工事と組み合わせる必要があり、合計補助額が5万円以上になるのが条件です。レンジフードや食洗機の設置なども対象のため、キッチン全体のリフォームと一緒に申請すれば活用できる可能性があります。
補助金の利用を検討する場合は、申請に詳しいリフォーム会社に相談するのがおすすめです。
ガスコンロからIHへの交換工事は1日で終わる?
基本的には半日~1日で工事は完了します。
200Vの配線を新しく引く工事は、朝から作業を始めれば夕方には終わるケースが一般的です。その日の夕飯から、すぐに新しいIHを使って料理ができます。
ただし、分電盤の交換が必要な場合や、配線ルートが複雑なケースは2日以上かかる可能性もあります。正確な工期は、現地調査後にリフォーム会社から案内してもらいましょう。
オーブン付きガスコンロでも交換できる?
交換可能ですが、下のガスオーブンの扱いを決める必要があります。
IHクッキングヒーターとガスオーブンは、排熱の関係でメーカーが併用を認めていません。そのため、コンロをIHに交換する場合は下のオーブンについて以下の対応が考えられます。
| 対応方法 | 内容 |
| そのまま残す | ・ガスを閉栓してオーブンは使わずに残しておく・費用がかからず、将来再開栓も可能 |
| 電気オーブンに交換 | ・同じ開口部にビルトイン電気オーブンを設置 ・キャビネットはそのまま使用可能 |
| 収納キャビネットに変更 | ・オーブンを撤去し収納スペースとして活用 |
予算や使い方の希望に合わせて、見積もり時にリフォーム会社へ相談しましょう。
マンションでもガスコンロからIHに交換できる?
設置可能ですが、事前に管理組合や管理会社への確認が必要です。
マンションでガスコンロからIHに交換する場合、以下の項目を確認しましょう。
- マンション全体の電気容量に余裕があるか
- 各戸のアンペア数に上限が設けられていないか
- 200Vの電気工事が許可されているか
- 工事可能な曜日や時間帯に制限はないか
無断で工事を進めるとトラブルになるため、早めに問い合わせておくのが安心です。
まとめ|ガスコンロをIHに交換して清潔で安全なキッチンを手に入れよう

ガスコンロからIHへの交換を成功させるために、以下のポイントを確認しましょう。
- ご自宅の分電盤で200Vの配線が引けるか、プロに現地調査を依頼する
- 複数の会社から相見積もりを取り、費用と工事内容を比較する
- メリットだけでなく、使えない鍋や停電時の対策も事前に確認する
- 無資格のDIY配線は違法なので、必ず有資格者のいる会社に依頼する
- 築15年以上なら、IH単体よりキッチン全体のリフォームも検討する
IHに交換すれば、火の心配がない安心感と、毎日サッとひと拭きで終わる快適なキッチンが手に入ります。まずはプロの無料現地調査で、ご自宅の交換条件を確認してみましょう。
とはいえ、電気工事の資格を持ち、見積もりの内容まで丁寧に説明してくれるリフォーム会社をご自身で探すのは手間がかかります。TOPPANが運営する「リフォトル」なら、あらかじめ厳しい審査基準をクリアした、優良会社をご紹介できます。
悪徳業者に当たる心配がない環境で、安心してプロの提案と見積もりを比較検討しましょう。
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執筆者
羽柴 文吾

福岡県在住の兼業ライター。住宅資材の総合商社にて、新建材の営業から各種工事の施工補助まで幅広く経験。現在はエネルギー関連事業に従事している。丙種ガス主任技術者と第二種電気工事士の資格を保有。豊富な現場経験と専門知識を活かし、暮らしに役立つ情報を発信している。
趣味はNetflix鑑賞。
