
「掃き出し窓ってどこの窓?」と疑問に思っていませんか?
掃き出し窓とは部屋から庭やベランダへつながる、床まで開口部がある家の中で一番大きな窓を指します。
開放感がある反面、「強盗ニュースを見て割られないか不安」「冬の朝、結露で窓を拭くのが大変」と悩む方も多いです。とはいえ、防犯・断熱の悩みは適切なリフォームで解決できます。
この記事では、掃き出し窓の基本から防犯・断熱リフォーム、2026年最新の補助金情報まで解説します。
賢く対策して、夜はぐっすり眠れて冬でもぽかぽか暖かいリビングを手に入れましょう。
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掃き出し窓とは? 意味・由来・サイズ・種類を解説

掃き出し窓(はきだしまど)とは、リビングやベランダに面した場所に設置される、床面まで開口部が広がった窓です。
本章では掃き出し窓の基本知識を、以下の3点に整理して解説します。
- 掃き出し窓の意味と由来
- 掃き出し窓と他の窓との違い
- 掃き出し窓の一般的なサイズと種類
基本的な特徴を知っておけば、間取り図を確認する際やリフォームを検討する際に役立ちます。
掃き出し窓の意味と由来
掃き出し窓とは、窓の下枠が床面と同じ高さにある開口部を指します。
名前の由来は、ホウキが主な掃除道具だった時代に、室内で集めたゴミを外へ掃き出していた習慣からきています。当時の日本家屋では、縁側と室内をつなぐ開口部がゴミを外に出すための自然な動線として機能していました。
現代の掃き出し窓は、採光・通風・出入り口としてさまざまな用途で使われています。
- 室内と庭・ベランダをフラットにつなぐバリアフリー機能
- リビングに開放感を与える視覚効果
- 太陽の光を部屋の奥まで届ける採光機能
- 大きな開口部から新鮮な空気を取り込む換気機能
掃き出し窓は、時代とともに暮らしの中での役割を広げてきた窓です。
掃き出し窓と他の窓との違い
掃き出し窓と他の窓との違いは、「人が出入りできるかどうか」です。
窓の種類ごとの特徴を、以下の図にまとめました。

出入りが必要なリビングやバルコニーには、掃き出し窓が適しています。
一方で、プライバシーや防犯を優先したい寝室や北側の部屋には、腰高窓やスリット窓を選ぶのがおすすめです。
掃き出し窓の一般的なサイズと種類
掃き出し窓の断熱や防犯リフォームを検討する際は、ご自宅の窓の「種類」と「サイズ」を把握しておくのが大切です。
日本の住宅で使われている掃き出し窓は、大きく分けて以下の3種類です。
| 主な種類 | 特徴 |
| 引き違い窓 | 2枚のガラスを左右にスライドさせるタイプ安価で網戸を付けやすく最も一般的 |
| 片引き窓 | 1枚が固定されもう1枚だけ動くタイプデザインがすっきりしていて気密性が高い |
| 大開口スライディング | ホテルのように大きく開くタイプ大きな開放感を得られるが費用は高額 |
ご自宅の窓が「引き違い窓」であれば、内窓の設置やシャッターの後付けといったリフォームが比較的安価に、そしてスムーズに行えます。
また、住宅でよく使われる掃き出し窓の標準サイズは、以下のとおりです。
| 幅(W)の目安 | 高さ(H)の目安 | 特徴・図面での呼称 |
| 約169cm | 約200cm | 最も標準的なサイズ(呼称:16520) |
| 約182cm | 約220cm | 背の高い家族でも通りやすい(呼称:18022) |
| 約260cm | 約200cm | 4枚のガラスで構成された広い窓(呼称:25620) |
※建築図面などでは「16520」といった専門用語(呼称)で表記されることもあります。
掃き出し窓のサイズは、幅165~182cm・高さ200~220cmが主流です。ご自身でメジャーを使っておおよその幅と高さを測っておくと、リフォーム会社に相談する際、より正確でスムーズに見積もりを出してもらえます。
掃き出し窓のリフォームに精通した会社を効率的に探すなら、リフォトルで一括見積もりを依頼しましょう。
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掃き出し窓のメリット4選

掃き出し窓は、採光・換気・動線の3つの面で日々の暮らしを快適にしてくれる窓です。
掃き出し窓で得られるメリットは、以下の4つです。
- 採光性が高く部屋が明るくなる
- 風通しが良く換気しやすい
- ベランダや庭への動線がスムーズになる
- 大型家具・家電の搬入がしやすい
採光性が高く部屋が明るくなる

床から天井近くまである大きなガラス面は、太陽の光を室内にたっぷり取り込みます。
壁の面積を窓に変えると、照明をつけなくても日中を明るく過ごせます。節約志向の方にとって、日中の照明代を削減できるのは経済的メリットといえるでしょう。
また、暗くなりがちな部屋の奥まで自然光が届くため、室内全体を均一に明るく保てます。
風通しが良く換気しやすい
掃き出し窓は開口部が大きいため、短時間で効率よく空気を入れ替えられます。
数分間窓を全開にするだけで、料理のニオイや室内にこもった湿気を一気に外へ逃がせます。カビの発生や湿気による壁紙の傷みを防ぎ、家の寿命を延ばせるでしょう。
また、対角線上の位置に別の窓を配置すれば風の通り道ができ、エアコン代の節約にも役立ちます。
ベランダや庭への動線がスムーズになる
掃き出し窓があれば、室内と屋外を段差なく自由に行き来できます。
重い洗濯カゴを持ってベランダへ出る際も、足元がフラットな掃き出し窓なら移動がスムーズです。家事効率が上がり、毎日の身体的な負担も軽減されるでしょう。
また、庭で遊ぶお子様の様子を室内から見守りやすく、何かあってもすぐに駆けつけられる安心感があります。
最近では、窓の下枠(レール部分)を床面と完全にフラットにする「ノンレール(フラットレール)」タイプが主流で、段差によるつまずきのリスクも減っています。
大型家具・家電の搬入がしやすい
掃き出し窓は、家具の買い替えや引っ越し時の搬入口として役立ちます。
玄関や廊下が狭くて通らないソファ、冷蔵庫、ベッドも掃き出し窓があれば庭から直接運び込めます。搬入経路があれば、クレーン作業などの追加費用を避けられるでしょう。
コストを重視する方にとって、搬入経路の確保は安心材料のひとつといえます。

掃き出し窓のデメリット3選

掃き出し窓には、開口部が大きいゆえの弱点も存在します。
後悔しないために知っておくべきデメリットは、次の3つです。
- 防犯面で不安がある
- 外気の影響を受けやすい
- 外からの視線が気になる
デメリットには対策方法があるため、事前に把握して失敗を防ぎましょう。
防犯面で不安がある

掃き出し窓は開口部が大きいため、侵入者に狙われやすい場所のひとつです。
ガラス面が広く、鍵付近を割って手を入れる「ガラス破り」しやすい構造であるため、対策が必要です。
次の対策を組み合わせると、侵入リスクを減らせます。
| 対策 | 効果 | コスト |
| 補助錠の設置 | 二重ロックで侵入に時間をかけさせる | 低 |
| 防犯フィルムを貼る | ガラスが割れても貫通しにくくなる | 中 |
| 防犯ガラスへの交換 | 割れにくく最も高い防犯効果 | 高 |
侵入者は「時間がかかる」と判断した家を避ける傾向があります。まずは補助錠から始め、予算に応じて対策を追加するのがおすすめです。
外気の影響を受けやすい
窓は住宅の中で「熱の出入り」が激しい場所です。
冬は室内の暖かい空気が逃げ出し、夏は外の熱気が入り込むため、冷暖房効率が悪くなりがちです。断熱性能の低い窓を選ぶと、毎月の電気代がかさみ結露によるカビも発生しやすくなります。
外気の影響を最小限にするには、今のサッシを「樹脂サッシ」や「Low-E複層ガラス」に交換するリフォーム、次章で紹介する「内窓(二重サッシ)」を検討するとよいでしょう。
外からの視線が気になる
掃き出し窓は外から室内が見えやすく、プライバシーが気になる方も多いです。
プライバシー対策を怠ると、視線が気になって日中もカーテンを閉めがちになり、採光や開放感というメリットを活かしきれません。
外から見えにくい特殊なカーテンの設置やくもりガラス、庭への目隠しフェンスの設置などで対策できます。
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掃き出し窓の防犯・断熱対策リフォームと費用の目安

掃き出し窓に不安を感じているなら、部分的なリフォームで性能を改善できます。
主要な対策と費用の目安は、以下のとおりです。
| 対策内容 | 費用目安(1箇所) | 主な効果 |
| 防犯ガラス交換 | 8~15万円 | 防犯(ガラス破り防止) |
| 内窓(二重窓)設置 | 10~20万円 | 断熱・結露防止・防音 |
| シャッター・雨戸の設置 | 15~30万円 | 防災・防犯・遮光 |
それぞれの対策について、以下で詳しく解説します。
防犯ガラスへの交換|手軽な防犯強化

防犯ガラスは、今ある窓枠はそのままにガラスだけを交換できる、手軽な防犯強化対策です。
2枚のガラスの間に強度の高い中間膜を挟んでいるため、ハンマーで叩いても貫通するのに時間がかかります。
侵入に時間がかかる家ほど空き巣に諦められやすく、高い抑止力が期待できます。
大掛かりな工事をせず、防犯性能を手軽に高めたい方におすすめです。
内窓(二重窓)の設置|断熱・結露対策
内窓の設置は、今ある窓の内側にもう一枚窓を追加するだけで断熱・結露対策ができる費用対効果の高いリフォームです。
窓と窓の間に空気の層ができることで室内の温度が保たれやすくなり、冬の結露も抑えられます。
暖房の熱が逃げにくくなるため、エアコン代の節約に直結します。
また、窓が二重になると侵入者にとって物理的に突破しにくい構造となり、防犯対策としても有効です。
シャッター・雨戸の設置|台風・防犯対策

防犯や視線が気になる場合は、シャッターの後付けが効果的な選択肢です。
台風時の飛来物からガラスを守るだけでなく、夜間のプライバシー確保や空き巣対策としての抑止力にもなります。
近年は「電動シャッター」が普及しており、開け閉めするのもボタン操作ひとつで完了できます。窓を開けずに操作できるため、夏場の虫の侵入も防止可能です。
どの対策が最適かは住宅の状況によって異なるため、プロによる現地調査が必要です。TOPPANが運営する「リフォトル」なら、掃き出し窓のリフォーム実績が豊富な会社に絞って無料で調査を依頼できます。

【2026年最新】掃き出し窓リフォームで使える補助金制度

掃き出し窓のリフォームには、国や自治体の補助金を活用することで費用の実質負担を抑えられます。
2026年度に利用できる主な補助金は、以下の3つです。
- 先進的窓リノベ2026事業
- みらいエコ住宅2026事業
- 地方自治体の補助金制度
先進的窓リノベ2026事業
先進的窓リノベ2026事業は、内窓の設置や高断熱ガラスへの交換に特化した国の補助金制度です。
費用の一部が補助される手厚い支援策です。掃き出し窓のような大きな窓ほど補助額が大きく、1箇所あたり数万円から十数万円の補助が出るケースもあります。
予算枠が埋まり次第終了するため、検討中の方は早めに申請しましょう。
みらいエコ住宅2026事業
みらいエコ住宅2026事業は、窓・ドア・トイレなど省エネリフォーム全般に使える補助金制度です。
特にお子様がいる「子育て世帯」は、補助枠が優遇されるのが特徴です。
窓だけでなく、玄関ドアの防犯改修や節水トイレへの交換などを同時に行う場合に、まとめてお得にリフォームできます。
先進的窓リノベ事業と併用できる場合もあるため、事前にリフォーム会社へ相談して利用できる制度を確認しましょう。
地方自治体の補助金制度
地方自治体の補助金は、国の制度では対象外となる工事をカバーできる場合があります。
「防犯対策」としてシャッターや防犯ガラスの設置に補助金を出す自治体もあるため、お住まいの自治体の制度も合わせて確認するとよいでしょう。
地元の助成金情報は下記の検索サイトで調べるか、地域に詳しいリフォーム会社に相談して確認しましょう。
>> 地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
窓のリフォームが得意な会社をご紹介!
失敗しない掃き出し窓リフォーム会社の選び方3選

掃き出し窓のリフォームを成功させるには、以下3つのポイントで会社を見極められるかが大切です。
- 補助金の登録事業者か確認する
- 施工実績が豊富な会社を選ぶ
- 複数社で相見積もりをとる
3つのポイントを押さえて信頼できる会社を選び、余計な出費を抑えてリフォームをスムーズに進めましょう。
補助金の登録事業者か確認する
補助金を使うなら、まず依頼先が国の登録事業者かどうかを確認してください。
「先進的窓リノベ」などの補助金を受け取るには、国に登録された会社への依頼が条件です。どんなに見積もりが安い会社であっても、未登録の会社に依頼すると補助金は受け取れません。
公式サイトで登録事業者リストを検索するか、担当者に直接確認するのがおすすめです。
施工実績が豊富な会社を選ぶ
施工実績が豊富な会社なら、補助金申請の代行から施工まで安心して任せられます。
施工不良があると隙間風や雨漏りの原因になり、かえって修理費がかさむため注意が必要です。複雑な補助金申請の書類作成も、実績豊富な会社なら代行してもらえます。
公式サイトや口コミサイトで過去の施工事例を確認し、窓リフォームを得意としているかを見極めましょう。
複数社で相見積もりをとる
掃き出し窓のリフォームは、3社程度から相見積もりをとると適正価格を把握できます。
リフォーム業界では、同じ工事内容でもリフォーム会社によって数万円から十数万円の差が出ます。複数社の内容と金額を見比べてから決めるのが、無駄な出費を避けるためのポイントです。
ただし、自力で3社以上のリフォーム会社を探して比較するのは簡単ではありません。
東証プライム上場のTOPPANが運営する「リフォトル」を利用すれば、厳しい審査基準をクリアした優良リフォーム会社を最大4社まで無料で紹介します。ご自身でリフォーム会社を探す手間が省け、簡単に検索できるので、ぜひ試してみてください。
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掃き出し窓とは? に関するよくある質問(Q&A)

DIYで防犯ガラスに交換できる?
DIYでのガラス交換はおすすめできません。
掃き出し窓のガラスは非常に重く、専門知識のない方が扱うと落下によるケガやサッシの破損を招くリスクが高いです。失敗してサッシごと交換になれば、リフォーム会社に依頼するより高額な出費になります。
防犯フィルムを貼る程度であればDIYでも対応できますが、確実な性能を求めるならプロに任せる方が結果的に費用を抑えられます。
小さな子供が勝手に窓を開けないための対策は?
標準の鍵(クレセント錠)だけでなく、子供の手が届かない「サッシの上部」に補助錠を設置するのが有効な対策です。
ホームセンターや通販サイトで購入できる「窓用ストッパー」を上のレールに挟み込むだけで、お子様の力では開けられなくなります。
また、最初からロックボタンがついている「チャイルドロック付きクレセント」への交換もおすすめです。
掃き出し窓にはどんなカーテンが合う?
掃き出し窓には、遮熱・断熱機能つきのカーテンがおすすめです。
掃き出し窓は熱が逃げやすいため、断熱カーテンを選ぶと電気代の節約につながります。昼間の視線が気になる場合は、光を取り入れながら外からの視線を遮る「ミラーレースカーテン」を選ぶとよいでしょう。
窓を規格サイズで設置しておけば、市販の既製品がそのまま使えるためオーダー費用を抑えられます。
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【まとめ】掃き出し窓とは出入り可能な大きな窓! 特徴を活かして開放的な空間を
掃き出し窓は、採光・換気・動線の面で暮らしを快適にしてくれる家の中で一番大きな窓です。
防犯・断熱の弱点はありますが、補助錠や内窓・防犯ガラスへのリフォームで解決できます。
この記事のポイントをまとめると以下のとおりです。
- 採光・換気・バリアフリーの3つが主な強み
- 防犯対策は補助錠から始め予算に応じて追加
- 断熱対策はコスパの高い内窓の設置がおすすめ
- 補助金を使うなら登録事業者への依頼が条件
賢く対策すれば、夜も家族みんなで安心して眠れ、冬でも暖かいリビングでのんびり過ごせます。まずは登録事業者に相談し、現地調査から始めましょう。
ご自身でリフォーム会社を調べ、信頼できる会社を見極めるのは手間がかかります。TOPPANが運営する「リフォトル」なら、厳しい審査基準をクリアした優良会社を無料で紹介します。

執筆者
羽柴 文吾

福岡県在住の兼業ライター。住宅資材の総合商社にて、新建材の営業から各種工事の施工補助まで幅広く経験。現在はエネルギー関連事業に従事している。丙種ガス主任技術者と第二種電気工事士の資格を保有。豊富な現場経験と専門知識を活かし、暮らしに役立つ情報を発信している。
趣味はNetflix鑑賞。
