
「そろそろわが家もフルリフォームを」と考え始めたとき、真っ先に頭に浮かぶのは費用のことではないでしょうか。
これまでは「1,000万円あれば十分」と言われることもありましたが、建築資材の高騰や人件費の上昇が続く2026年現在、その相場観は少しずつ変化しています。
間取りの変更や設備の入れ替えなど、工事内容によって費用は大きく変わるため、相場が分かりにくいと感じる方も多いはずです。
この記事では、一戸建てフルリフォームの費用相場を「総額」「築年数」「坪数」「工事内容」の観点からまとめ、全体像がつかめるように解説します。
あらかじめ相場をつかんでおけば、予算オーバーや思わぬ失敗を防ぎ、納得感を持って住まいづくりを進められます。一戸建てのフルリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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【総額】2026年の一戸建てフルリフォーム費用は「1,200〜2,500万円」が中心

一戸建てのフルリフォーム費用は、一般的に1,200万円から2,500万円程度が中心的な価格帯とされています。
ただし、この金額はあくまで目安です。築年数や建物の状態、延床面積、工事内容などによって大きく変動します。
たとえば、500万円から1,000万円ほどでも、内装や設備を新しくして暮らしの質を上げるリフォームが可能です。一方で、建物の骨組みだけを残してすべてつくり直す「スケルトンリフォーム」を行う場合は、2,500万円を超えることもあります。
また、解体後に劣化が見つかり追加工事が発生するなど、当初の見積もりより費用が増える可能性もあります。
一戸建てのフルリフォームは費用差が大きいため、相場はあくまで「全体感をつかむための目安」として捉えましょう。
「マンションのフルリフォームにかかる費用を知りたい」とお考えの方は、以下の記事をご覧ください。
>>マンションリフォームの費用相場と見積の取り方、安くするコツを解説
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【築年数別】劣化状況で変わる修繕範囲と費用目安

リフォーム費用を左右する大きな要因のひとつが、建物の築年数です。長く住み続けてきた家ほど、目に見えない部分の傷みが進んでいる可能性が高く、それに伴って工事の範囲も広がります。
ここでは、築年数ごとにどのような工事が必要になるのか、費用の目安とあわせて見ていきます。
【築年数別】費用目安の一覧
| 築年数 | おもな工事内容 | 費用目安 |
| 20〜30年 | 水回り交換・内装リフォーム中心 | 800〜1,200万円 |
| 30〜40年 | 設備更新+外装・断熱改修 | 1,200〜1,800万円 |
| 40年以上 | 耐震補強・配管更新・スケルトンリフォーム | 2,000万円以上 |
築年数20~30年
この築年数では、おもにキッチンや浴室といった水回り設備の入れ替え、壁紙の貼り替えなどが中心となります。構造自体には問題がないことが多いため、表面的なリフレッシュがメインの「表層リフォーム」で済むケースが一般的です。
費用としては、800万円から1,200万円ほどが目安です。大がかりな間取り変更を行わなければ、工事期間も短く抑えられ、住みながらの施工が検討しやすい時期でもあります。
ただし、外壁や屋根のメンテナンスを一度もしていない場合は、防水性能を維持するための塗装費用をプラスして考えておくと安心です。
築年数30~40年
築30~40年になると、設備の更新に加えて、建物全体に手を入れる必要が出てきます。配管や電気設備の交換、外壁や屋根の補修など、見えない部分の改修も含めた工事になるケースが増えます。
この段階での相場は、1,200万円から1,800万円ほどを見込むのが現実的です。
また、この年代の住宅は断熱性能が十分でないケースがあり、フルリフォーム時に窓や壁の断熱改修を行う家も多いです。間取り変更を含めたリフォームも検討されやすく、工事の種類が多岐にわたるのが特徴です。
その分、選ぶ設備や工事範囲によって費用の差が出やすくなります。優先順位を考えて予算配分したり、複数のリフォーム会社に見積もり依頼をしたりといった工夫をすれば、数十万円から100万円単位の節約につながるでしょう。
築年数40年以上
築40年を超えた住まいは、現在の厳しい耐震基準を満たしていない可能性が高くなります。安心して住み続けるためには、プロによる耐震診断に加え、柱・梁の補強といった建物の安全性を高めるための工事が不可欠です。
費用は2,000万円を超えるケースが多く、新築に近い金額になることもあります。
いわゆる「スケルトン状態」にしてから間取りをゼロからつくり直すため、自由度は高いものの、配管の引き直しや耐震補強など建物の土台に関わる費用が大きな割合を占めます。
長く受け継いできた家の趣を残しつつ、最新の安全性を取り入れたい場合に選ばれるプランです。
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【坪数別】延床面積で変わる工事規模と費用目安

フルリフォームの費用は、延床面積によっても変わります。面積が広くなれば、それだけ使う建材の量や職人の手間が増えるため、総額に影響します。
ご自宅の坪数に当てはめて、どれくらいのボリュームになるのか確認してみましょう。
【坪数別】費用目安の一覧
| 坪数 | 特徴 | 費用目安 |
| 25坪 | コンパクト・費用を抑えやすい | 1,000〜1,500万円 |
| 30坪 | 標準的な広さ・バランスよく工事可能 | 1,200〜2,500万円 |
| 40坪 | 自由度が高いがコストも増えやすい | 1,600〜2,500万円以上 |
25坪(約82㎡)
コンパクトな住宅の場合、フルリフォームの費用は1,000万円から1,500万円ほどに収まることが多くなります。面積が限られている分、一部屋ごとのこだわりを反映させやすいのが特徴です。
たとえば、廊下をなくしてリビングを広げたり収納を壁一面にまとめたりといった工夫を凝らせば、実際の面積以上の広がりを感じる住まいに変えられます。
ただし、水回り設備などの「必ずかかる固定費」は広さに関わらず一定額発生するため、坪単価で換算すると割高に感じられる場合もあるでしょう。
30坪(約100㎡)
30坪前後は、戸建て住宅として一般的な広さであり、フルリフォームの費用も標準的な水準になります。目安としては、1,200万円から2,500万円ほどがひとつの基準になります。
家族構成の変化に合わせて子供部屋を分割したり、家事動線をスムーズに整えたりといった、生活スタイルに合わせた変更が十分に可能な予算感です。設備についても、中級から上級グレードの選択肢をバランスよく取り入れられるため、満足度の高いリフォームが実現しやすいゾーンといえます。
設備のグレードや工事範囲によって費用の振れ幅が出るため、「どこを優先するか」を整理しておくと、予算内で計画を立てやすくなります。
40坪(約132㎡)
40坪を超える大規模な住まいの場合は、1,600万円から2,500万円以上の予算が必要になる場面が増えます。
部屋数が多い分、すべての部屋の床や壁を張り替えるだけでも費用がかさみ、外壁の面積も広くなるためメンテナンス費用も増大します。
一方で、二世帯住宅への変更や、広々とした吹き抜けの設置など、リフォームでできることの幅が大きく広がるのがこの広さの魅力です。
全体の予算をコントロールするために、家族が集まるリビングには費用をかけ個室はシンプルに仕上げるといった、メリハリのある計画を立てるのが費用調整のコツとなります。
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【工事内容別】部位ごとに変わる工事内訳と費用目安
フルリフォームでは、「どこを直すと、いくらかかるのか」という内訳を知っておくと、全体の予算感がつかみやすくなります。
ここでは、代表的な4つの工事箇所について、2026年現在の相場と費用を左右するポイントを具体的にみていきましょう。
【工事内容別】費用目安の一覧
| 工事内容 | おもな工事内容 | 費用目安 |
| 水回り4点 | 設備交換+場合によりレイアウト変更 | 300〜500万円 |
| 内装 | 壁紙・床材の張り替え、下地補修 | 100〜300万円 |
| 外回り | 外壁塗装・防水・屋根補修(足場含む) | 150〜300万円 |
| 断熱・耐震補強 | 断熱改修・耐震補強・基礎補修など | 200〜500万円 |
水回り4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面)

キッチン、お風呂、トイレ、洗面化粧台をまとめて一新する「水回り4点」の交換は、リフォームの中で最も生活の質に影響するメイン工事といえます。
水回りを一通りリフォームする場合の費用目安は、300〜500万円ほどです。ただし、選ぶ設備のグレードや仕様によって100万円単位で金額が動く可能性もあります。
たとえばキッチンなら、本体を交換するだけなら費用を抑えられますが、「家族の顔が見える対面式にしたい」とレイアウト変更する場合は床を剥がして配管をやり直す大がかりな工事が加わります。また、お風呂も「冬場の一歩目が冷たくない床」や「スイッチひとつで掃除ができる機能」といった最新モデルを選べば、本体価格が予算を押し上げるでしょう。
単に古さを解消するだけでなく、「今の不満がどう解決されるか」を基準にこだわりたい場所に予算を集中させるのが、コストを抑えながら満足度を高めるコツです。
内装(全室クロス・フローリング)

内装のリフォームは、住宅全体の印象を左右する工事です。全室のクロス貼り替えとフローリングの更新を行う場合、費用の目安は100〜300万円程度となります。
使用する材料によって費用は変わり、一般的な量産クロスやフローリングであれば比較的抑えやすくなります。一方で、無垢材やデザイン性の高い素材を選ぶと、その分コストは上がります。
また、下地の劣化がある場合は補修が必要になり、追加費用が発生するケースもあります。仕上がりだけでなく、耐久性やメンテナンス性も踏まえて検討しておきたいところです。
外回り(外壁塗装・屋根補修)

外装のリフォームは、住まいの美しさを保つだけでなく、雨風から建物を守るための大切なメンテナンスです。
外壁の塗り替えと屋根の補修をセットで行う場合、費用の目安は150〜300万円ほどとなります。
ここで見落とせないのが「足場代」の存在です。一度の設置で20万円前後の費用がかかるため、外壁と屋根を別々に工事するよりも一度に済ませてしまう方がトータルの支払いを抑えられます。
近年は、汚れを自然に流し落とすセルフクリーニング機能付きの塗料や、真夏の室内温度を下げてくれる遮熱性の高い屋根材も人気です。これらは従来品より初期費用はかかりますが、15年・20年先までのメンテナンス回数を減らせるため、結果として家計の負担減につながります。
外壁や屋根は普段あまり目にしない部分のため劣化にも気づきにくいですが、内装とあわせて整えておけば、安心して暮らせる住まいを長く維持できます。
断熱・耐震補強(窓・壁・基礎)

「冬は寒くてお風呂場が凍える」「夏はエアコンが効きにくい」といった古い家特有の悩みを根本から解消するのが、断熱・耐震の補強工事です。
窓を二重サッシにしたり、壁の中に高性能な断熱材を敷き詰めたりする工事で、200〜500万円ほどが目安となります。見栄えには現れませんが、光熱費の削減や家族の健康を守るうえで、費用以上に効果を感じやすい工事といえるでしょう。
2026年現在は、断熱・耐震といった住まいの性能向上に関わる工事を対象に、国や自治体がさまざまな補助金・助成制度を設けています。内容によっては数百万円単位の補助が受けられるため、リフォーム検討のタイミングで一緒に確認しておくとよいでしょう。
目に見える美しさだけでなく、家族が心からリラックスして過ごせる「見えない安心」を確保するのも、一戸建てフルリフォームの大切な役割です。
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自宅のリフォーム費用を手間なく簡単に知る方法

ここまで費用の目安を見てきましたが、これらはあくまで「一般的な平均値」です。
実際のリフォーム費用は、建物の状態や工事内容によって変わります。同じ「30坪・築30年」の住宅でも、劣化の程度や希望する仕上がりによって、見積もり金額には大きな差が出ます。
「自分の家の場合は、結局いくら用意すればいいの?」という疑問を最短で解決するには、やはりプロによる見積もりを取るのが一番の近道です。とはいえ、自分一人で複数の会社を探し出し何度も同じ説明をして回るのは、家事や仕事に忙しい日々の中ではかなりの負担になってしまうでしょう。
そんなときは、複数のリフォーム会社にまとめて相談できるサービスを活用するのがおすすめです。
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ネットの情報を何時間も検索し続けるよりも、まずはプロの視点で「わが家のリアルな数字」を出してもらってみてはいかがでしょうか。ぼんやりとしていたリフォームの計画が、ぐっと現実的なものとして動き出すはずです。
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リフォームか建て替えか?後悔しないための3つのチェックポイント

予算が1,000万円を超えてくると、「いっそ新築にしたほうが良いのでは」と迷う方もいるでしょう。どちらが正解かは一概には言えませんが、今の住まいの状態と将来の暮らしを天秤にかけて考える必要があります。
ここでは、後悔しないためにチェックしておきたい3つのポイントについて解説します。
費用|総額と将来コストで比較
まず向き合うべきは、工事費用の総額だけでなく、住み始めてからの維持費を含めたトータルコストです。
一般的に、リフォーム費用が新築の7割を超えるようなら、建て替えを検討するひとつの目安とされています。
リフォームは既存の構造を活かすため初期費用は抑えられますが、数年後に別の場所が傷んで追加工事が発生するリスクもゼロではありません。一方で、建て替えは最新の省エネ性能を備えるため、毎月の光熱費を大幅に抑えられるメリットがあります。
今の予算だけでなく、20年後、30年後にどれだけお金がかかるかを見据えたシミュレーションが不可欠です。
性能|耐震性・断熱性をどこまで改善できるか確認
見た目だけを新しくしても、冬の寒さや地震への不安が残ったままでは、本当の意味で満足できる住まいとは言えません。
リフォームでも、壁を剥がして断熱材を入れ替えたり柱・梁を補強したりすることで、現代の新築に近い性能まで引き上げるのは十分に可能です。しかし、建物の構造や劣化具合によっては、補強だけで新築並みの基準を満たそうとすると建て替え以上に費用が膨らんでしまうケースも存在します。
まずは専門家による診断を受け、「自分の家がリフォームでどこまで強くなれるのか」という限界値を知ることから始めてみましょう。
資産価値|将来売却や相続を見据えて判断
「今の家にあと何年住み続けるのか」「将来どうしていきたいか」という視点も大切な判断材料です。
将来的に売却や住み替えを考えているなら、フルリフォームでこだわりを突き詰めるよりも、汎用性の高い新築に建て替えたほうが資産価値を維持しやすい場面もあります。
逆に、土地に愛着があり代々受け継いできた住まいを残したいという思いがあるなら、リフォームこそが住まいの価値を引き出す選択になるでしょう。
ご家族の中で「この家をどう引き継いでいきたいか」を話し合い、数十年後のライフステージを想像しながら、最適な形を選び取ってください。
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一戸建てのフルリフォーム費用を安くするコツ4選

「相場は分かったけれど、少しでも出費を抑えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。無理なコストカットは仕上がりの質を下げてしまいますが、工夫次第で予算はコントロール可能です。
ここでは、費用を抑えながら満足度の高いリフォームを進めるためのポイントを紹介していきます。
工事内容をシンプルにする
費用を抑えるうえでまず注意したいのが、工事の範囲です。あれもこれもと詰め込んでいくと、どうしても総額は膨らみやすくなります。
まずは「今回のリフォームで優先したいこと」を整理し、必要な工事とそうでないものを分けて考えてみましょう。
たとえば、多くの時間を過ごすリビングの床には無垢材を使い、寝室や子供部屋は安価な素材で仕上げるといった「メリハリ」をつけるだけで総額を100万円単位で調整できる場合もあります。
自分の暮らしにとって「絶対に譲れないもの」と「標準的で良いもの」を分ける作業が、結果として納得感のある仕上がりへとつながります。
補助金を活用する
リフォームの内容によっては、補助金や助成制度を利用できる場合があります。特に、以下のような工事は対象になるケースが多いです。
- 断熱改修や高効率設備への交換など、省エネ性能を高める工事
- 耐震補強やバリアフリー化など、安全性を高める工事
- 間取り変更や家事負担を軽減する設備導入など、子育てしやすい住環境づくり
制度の内容は年度ごとに変わるため、最新の情報を確認しておきましょう。また、申請には期限や条件があるため、お住まいの地域の役所窓口やリフォーム会社に相談しながら進めるとスムーズです。
対象となる工事をうまく取り入れれば、同じ内容でも実質的な負担額に大きな差が出ます。
複数箇所をまとめてリフォームする
「今年はキッチン、来年は外壁」とバラバラに工事を進めるよりも、一度のフルリフォームにまとめるほうが、諸経費を大きく節約できます。
特に外壁塗装などは足場の設置だけで高額な費用がかかるため、屋根の補修や窓の交換をセットで行うのがおすすめです。
また、職人の手配や資材の運搬も一度に済むため、リフォーム会社側も効率が良くなり、値引きの相談に乗ってくれやすくなるという側面もあります。
一度に払う金額は大きくなりますが、将来的に予定している工事がある場合はタイミングを合わせてリフォームしたほうが、長期的な家計負担を抑えられます。
相見積もりを取る
リフォームには「定価」というものが存在しないため、1社だけの言い値で契約してしまうのは費用的なリスクがあります。必ず複数の会社から同じ条件で見積もりを取り、工事内容と金額を比較検討する「相見積もり」を行いましょう。
相見積もりでは、価格の安さだけを競わせるのではなく、「なぜこの金額になるのか」を丁寧に説明してくれる会社かどうかを見極めるための材料にするのが本来の目的です。
他社の提案を知れば、自分たちが気づかなかった工夫や、より安く仕上げるためのアイデアに出会えることもあるでしょう。手間はかかりますが、このひと手間が数百万の差を生む可能性もあります。
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失敗・後悔を避けるために!見積もり時のチェックリスト

契約書に印を押す前に、最後にもう一度だけ立ち止まって確認してほしいポイントがあります。フルリフォームのトラブルの多くは、事前の確認不足や「伝えたつもり」という思い込みから生まれるものです。
後悔のないリフォームを実現するために、以下のチェックリストを参考にしてみてください。
リフォーム会社の得意分野を見極める
リフォーム会社には、それぞれ得意とする工事内容があります。水回りに強い会社、デザイン性の高いリノベーションが得意な会社など、特徴はさまざまです。
今回検討している「フルリフォーム」は、家全体のバランスを考える高度な設計力と現場管理が求められます。過去の施工事例をチェックし、自分たちの家と同じくらいの規模や築年数の物件を多く手がけているかを確認しましょう。
会社の知名度や営業担当者の雰囲気だけで選ぶのではなく、「その会社が何を得意としているか」にも目を向けておくと、より納得感のある選択につながります。
設備や内装のグレードの優先順位を決める
ショールームへ足を運ぶと、どうしても最新で高機能なモデルに目を奪われがちです。しかし、勧められるままにすべてのグレードを上げてしまうと、あっという間に予算を数百万単位でオーバーしてしまいます。
「お風呂にはこだわりたいけれど、洗面所は標準的でいい」「キッチンの食洗機は必須だが、換気扇の自動洗浄機能は見送る」といった具合に、自分たちの生活に本当に必要な機能を見極めていきましょう。
家族全員で「何に一番お金をかけたいか」の軸を共有しておくと、見積もり後の調整もスムーズに進みます。
「一式」表記の内容を確認する
見積書の中に「解体工事一式」「電気工事一式」といった、中身が見えにくい表記が多い場合は注意が必要です。この「一式」の中に、どこまでの範囲が含まれているのかを明確にしないまま進めると、工事が始まってから「これは別料金です」と追加費用を請求される原因になります。
たとえば、「古い床を剥がした後の下地補修は含まれているのか」「新しい設備の取り付けに必要な部材代は入っているのか」など、不明点があれば納得できるまで説明を求めましょう。
透明性の高い見積もりを出してくれる会社は、契約時の説明や工事の進め方も丁寧で、安心して任せやすい傾向があります。
細かい部分ですが、納得して進めるためには大切なポイントです。
追加工事が発生する可能性を考慮する
築年数が経過した物件のフルリフォームでは、壁を壊してみて初めて「柱が腐食していた」「シロアリの被害があった」といった問題が見つかることが多々あります。
これらは事前にすべてを把握するのが難しいため、あらかじめ予算の1割程度を「予備費」として確保しておく余裕が大切です。万が一の追加工事が必要になった際、無理な予算で進めていると、どこかの工程を削らざるを得なくなります。
予備費を準備しておけば、想定外の事態にも慌てず、建物の健康を最優先にした正しい判断ができるようになります。
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一戸建てのフルリフォーム費用に関するよくある質問
一戸建てのフルリフォームの平均費用はいくら?
2026年現在の相場では、1,200万円から2,000万円ほどが平均的な価格帯です。
ただし、設備のグレードを抑えれば1,000万円以下に収まることもありますし、骨組みから直すスケルトンリフォームでは2,500万円を超えるケースもあります。まずは1,500万円前後を一つの目安に予算を組むのが現実的です。
4LDKの一軒家のフルリフォーム費用はいくら?
35〜40坪程度の4LDKであれば、1,500万円から2,500万円程度のケースが一般的です。
部屋数が多い分、内装の面積や建具の数が増えるため、3LDK以下に比べると費用は高めになります。間取り変更で構造壁を補強する場合などは、さらに数十万円単位の予算追加を考えておくと、計画がスムーズに進みます。
中古戸建てのフルリフォームの費用相場は?
築30年程度の物件を現代の基準で再生させるなら、1,500万円前後が目安です。
中古物件の購入時にチェックしておきたいポイントは、物件価格とリフォーム代の総額が近隣の新築価格を大きく超えないかどうかという点です。
契約前にプロに同行してもらい、「どこまで直す必要があり、いくらかかるか」の概算を把握し、総額を把握したうえで購入を進めましょう。
まとめ|戸建のリフォーム費用は条件で大きく変わる!まずは見積もりで確認しよう
一戸建てのフルリフォーム費用は、建物の状態や広さ、そして昨今の資材高騰といった複数の要因が重なって決まります。
まずは相場の全体像を把握したうえで、優先順位の整理や補助金の活用を検討していくと、無理のない計画が立てやすくなります。
ただ、ネット上の情報はあくまで一般的な目安です。実際の費用は住まいの状態によって大きく変わるため、正確な金額を知るには、やはりプロによる現地診断と見積もりが不可欠です。
「わが家の場合はいくらくらいになるのか」と具体的に考え始めたら、リフォトルの会社紹介サービスを活用してみてください。希望や条件に合ったリフォーム会社から、実情に即した見積もりを受け取れます。
まずはご自宅に合った費用感を知るところから、少しずつ検討を進めてみてはいかがでしょうか。
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執筆者
中村しょう子

二級建築士・ライター。建設会社で現場監督・設計・CAD製図・積算・営業など幅広く経験。現場を知る強みを活かし、ハウスメーカーや工務店のSEO記事、建設・不動産会社の取材記事から一般向けメディア記事まで、多様な建築系コンテンツを手掛ける。
