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最新のライフスタイルトレンドからみる2024年~2026年のインテリアトレンドを考察

私達の日常生活はテクノロジーの進化、環境意識の高まり、そしてパンデミックの影響を受け大きく変化しました。これらの変化はライフスタイルのトレンドにも反映され、それがインテリアにも新たな影響をもたらしています。リモートワークの普及や持続可能な生活への関心が定着する中、2024年~2026年のインテリアトレンドはどのように形作られるのでしょうか。このコラムでは最新のライフスタイルトレンドを踏まえ、2024年~2026年のインテリアのトレンドを考察していきます。  

TOPPANのC-lab.では、こうした市場の動向を考察し、現在のトレンド分析から将来のトレンドを予測し、新たなスタイルを提案することを得意としております。商品企画などにお困りの場合は是非お気軽にお問合せください。

 ここからはC-lab.が考える最新のライフスタイルトレンドから考察するインテリアトレンドをお届けします。今後の注目すべきライフスタイルは

・フレキシブルなワークライフバランス 
・サスティナビリティ定着後の動向 
・デジタルテクノロジーとの融合 

の3点だと考察します。それぞれのライフスタイルとインテリアの関係を詳しく解説していきます。 

フレキシブルなワークライフバランスが生み出す、最新のインテリアスタイル

ここ数年で、私達のライフスタイルに大きな変化が起こりました。リモートワークやワーケーションなど、フレキシブルなワークライフバランス(柔軟な働き方)が定着した事は代表例ともいえます。このように、本来「家」という空間は多くの人にとってリラックスする為の空間でしたが、そこに相反する「仕事」という要素が入る事でインテリアデザインに対しても新しいアプローチが必要になってきたと考えます。ここでは、フレキシブルなワークライフバランスがインテリアに与える影響について考察してみたいと思います。

【フレキシブルなワークライフバランスに合わせた多目的な空間】 

近年、多くの人がリモートワークを導入し、自宅での仕事が一般的になりました。 
こうしたフレキシブルなワークライフバランスの変化の中で、インテリアデザインでは1つの空間で多目的な役割を果たせる事が重要になってきていると考えます。例えばリビングルームでは仕事やリラックスタイム、休日にはホームパーティーなど、1つの空間で様々な活動を行うことが求められています。このようなライフスタイルに合わせて今までよりも家具の配置や収納の工夫、使い勝手の良いアイテムの選定などが重要となります。例えばソファーなども従来だとTVを中心とした配置やデザインでしたが、今後はどこからでも座りやすいデザインの人気が高まってくると予想します。 このようにリビングは従来のスタイルからよりフレキシブルな対応が求められる空間になるのではないでしょうか。

どこからでも座りやすいソファー/ミラノサローネ取材:C-lab.撮影/flexform

また、こうした多目的な空間では今まで以上にストレスを軽減しリフレッシュできる空間づくりが重要となっています。インテリアデザインでは、自然光の取り入れ方やグリーンを取り入れたデザイン、心地よいカラーパレットの選定など、リラックスできる空間を提供するためのアイデアを反映する事で快適な空間を演出します。
近年人気である、自分自身が心地よいと感じるマテリアルを組み合わせる「マテリアルミックス」のスタイルもこうしたフレキシブルなライフスタイルにあったインテリアスタイルだと考えます。

サステナビリティへの関心の高まりがもたらすインテリアデザインの変化

2024年は 環境問題や持続可能なライフスタイルに対する関心が定着してきたといえます。この動きはインテリアデザインの世界にも影響を与えており、持続可能な素材の使用やエコフレンドリーなデザインの誕生など「生活満足度の高いアイテム」として新たなトレンドとなりました。ここでは、サステナビリティへの関心の高まりがもたらすインテリアデザインの変化について考察してみたいと思います。 

【持続可能な素材との融合】  

インテリアデザインにおいて、持続可能な素材の使用がますます重要視されています。リサイクル可能な素材など、環境に配慮した素材を取り入れたデザインへの関心度が高まっており、また、廃棄物の削減や環境負荷の低減を考慮した製品の開発やその思考を取り入れたデザイン開発が進みました。持続可能な素材とインテリアデザインの融合が重要なポイントとなっています。  例えば、再生可能な素材を使用している家具やインテリアアイテムは環境に優しいだけでなく、自然な風合いや温かみを感じさせることができるため、ヘルシーでナチュラルな空間を演出する事ができます。さらに、エコフレンドリーな家具は、耐久性に優れた高品質な素材を使用していることが多いため、長く愛用することができるという利点もあります。

 

また、サステナビリティへの関心の高まりに伴い、ナチュラルなデザインと自然素材の活用が注目されています。天然木や石、自然由来の素材や素材そのもの(プリミティブ)の魅力を活かしたデザインが人気の傾向です。最近では室内でもアウトドアのインテリアやデザインの要素を用いる事がトレンドになっており、プリミティブなデザインはこれらのアウトドア要素のインテリアとの相性もよく、自然と調和した空間を演出します。
このように新たな価値観を取り入れたインテリアデザインがより快適で持続可能な暮らしをサポートしています。

素材そのものの魅力を活かしたデザイン/ミラノサローネ取材:C-lab.撮影/PAOLA LENTI

デジタルテクノロジーとインテリアデザイン

TOPPANのダブルビューフィルムを使用した上質な空間

【デジタルサイネージの進化】 

デジタルテクノロジーの進化により、デジタルサイネージがインテリアデザインに新たな魅力をもたらしています。デジタルサイネージを活用した壁面ディスプレイやアートインスタレーション、LEDディスプレイを用いた空間演出など、デジタルサイネージとの融合により、空間全体が新たな表情を見せることができるようになりました。従来デジタルサイネージや大型ディスプレイは便利な情報や魅力的なコンテンツを表示する一方で、その空間のデザインを損ねる存在でした。 TOPPANのダブルビューフィルムは特殊な化粧シートによってディスプレイの存在を隠しながら、従来同様のコンテンツ表示を可能にした新世代のディスプレイシステムです。上質な空間と機能的な空間を融合させる画期的な商品となります。 

TOPPANのダブルビューフィルムに関して詳しくはこちら

【仮想現実と拡張現実の活用】  

VRやARの技術が進化する中、インテリアデザインにおいても新たな可能性が広がっています。例えば、仮想空間での家具配置やインテリアデザインのシミュレーション、リフォーム前のプレビューなど、仮想現実の活用により空間デザインのプロセスが変化しています。また拡張現実を活用したデザインアプリケーションや、デジタルアートの導入により新しい視覚体験が生まれつつあります。 
このように仮想現実の活用、デジタルサイネージとの融合など、デジタルテクノロジーが私たちの生活空間をより快適で創造的なものに変えつつあります。

C-lab.では最新のライフスタイルからみるトレンド情報を発信

2024年~2026年の最新のライフスタイルの動向からインテリアトレンドを考察してみました。C-lab.ではより詳しい2024年~2026年のトレンド情報から商品開発やペルソナ設定のコンサルティング及び、セミナーを承っております。詳しくはこちらから是非お気軽にお問合せください。 


多角度的にライフスタイルやインテリアの潮流を捉え、今後のトレンドの傾向について予測できるのがC-lab.の強みです。TOPPANのC-lab,では生活空間のサーフェイスデザインをベースに、長年培ってきた調査分析結果を元に生活空間に使用される製品開発に役立つ コンサルティングやセミナーなどを実施しています。 C-lab.のサービスに関しては以下をご覧ください。 

 

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TOPPAN C-lab.(Toppan Creative Laboratory)は、生活空間のサーフェスデザインをベースに調査・分析を行い、製品開発から空間全体のソリューション提案を行うデザインファームです。

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