屋根リフォーム工事の費用相場は?30坪の総額や安くするコツをプロが解説

更新日:2026年04月13日

更新日:2026年04月13日

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突然の訪問営業で「お宅の屋根、浮いてますよ」と指摘され、ドキッとした経験はありませんか?

「このままだと雨漏りするかも…」と不安になる反面、「ボッタクリな金額を請求されたら…」という恐怖も頭をよぎりますよね。

適正な費用相場は、ご自宅の「坪数」と「リフォームの工法」を当てはめるとわかります。

ただし、焦って1社だけで即決するのはおすすめできません。「今なら足場代を無料にします」といった甘い言葉に乗ると、相場より数十万円も損をする恐れがあるためです。

この記事では、リフォーム工法ごとの相場目安から費用を抑える5つのコツ、悪徳業者を見抜くポイントをプロの視点で解説します。

正しい相場の知識を身につければ、しつこい訪問営業もピシャリと撃退できます。適正価格で屋根リフォームを終え、雨漏りの心配なく過ごせる環境を目指しましょう。

国土交通省登録団体の構成員を中心としたリフォーム会社をご紹介!

目次

  1. 屋根リフォーム工事の費用相場|工法別の早見表(30坪)
  2. 屋根塗装工事の費用相場|40~80万円
    1. 屋根塗装費用の内訳
    2. 塗料グレード別の相場と耐用年数
    3. シリコン塗料|コスパ重視の定番
    4. ラジカル制御型塗料|近年人気の最新塗料
    5. フッ素・無機塗料|耐久性重視の最高級グレード
  3. 屋根カバー工法の費用相場|80~150万円
    1. カバー工法費用の内訳
    2. 屋根材別の相場と耐用年数
    3. ガルバリウム鋼板(SGL)|圧倒的人気の金属屋根
    4. アスファルトシングル|軽量で高いデザイン性
    5. アルミ系金属|サビに強い高級材
  4. 屋根葺き替え工事の費用相場|110~250万円
    1. 葺き替え工事費用の内訳
    2. 屋根材別の相場と耐用年数
    3. スレート(コロニアル)|初期費用を抑えられる定番材
    4. ガルバリウム鋼板(SGL)|軽量化で人気の主流屋根材
    5. 日本瓦(和瓦)|重厚感と高い耐久性を誇る伝統美
    6. 軽量セメント瓦(ルーガ等)|瓦の美しさを保ちつつ重さは半分以下
    7. 防災瓦|台風での飛散や地震のズレを防止
  5. 屋根の部分補修の費用相場一覧|5~60万円
    1. 雨漏り修理・防水処理
    2. 棟板金の交換・修理
    3. 漆喰の補修・詰め直し
    4. 瓦・スレートのズレ・割れ補修
    5. 雨樋の交換・修理
  6. リフォーム費用の違いが生じる原因とは
    1. 現状の屋根の状態・条件
    2. 素材のグレード
    3. 工事箇所の違い
    4. リフォームする目的の違い
    5. リフォーム会社による違い
  7. 屋根のリフォーム工事費用を安くする方法5つ
    1. 外壁塗装と同時施工で足場代を節約する
    2. 【2026年最新版】補助金・助成金を活用する
    3. 火災保険が使えるか確認する
    4. 自社施工のリフォーム会社に依頼する
    5. 複数社で相見積もりを取る
  8. 悪徳業者に騙されないリフォーム会社の選び方
    1. 施工実績(写真)が豊富な地域密着会社を選ぶ
    2. 見積書の内訳が具体的かを確認する
    3. 「足場無料」など訪問営業の甘い言葉に注意する
  9. 屋根リフォームの相場に関するよくある質問
    1. 見積もり後に追加費用が発生することはありますか?
    2. 相場より極端に安い見積もりを提示されました。大丈夫ですか?
    3. リフォームを急ぐべき「屋根の劣化サイン」は何ですか?
  10. まとめ|屋根リフォーム工事は相場を知って信頼できる会社に依頼しよう

屋根リフォーム工事の費用相場|工法別の早見表(30坪)

屋根リフォームの代表的な3つの工法を比較しました。

工法 費用の目安 耐用年数
屋根塗装 40~80万円 10~15年
カバー工法 80~150万円 20~30年
葺き替え 110~250万円 30~50年
※建坪30坪の切妻屋根の場合

ご自宅の建坪が30坪以外の場合は、以下の倍率を目安にして概算費用を計算してください。

  • 20坪の場合:30坪の費用×約0.7~0.8倍
  • 40坪の場合:30坪の費用×約1.2~1.3倍
  • 50坪の場合:30坪の費用×約1.5倍

リフォームの費用は、使用する塗料や屋根材のグレードによって変わります。

それぞれの内訳と種類別の相場を、以下で詳しく解説します。

屋根のリフォームが得意な会社をご紹介!

屋根塗装工事の費用相場|40~80万円

屋根塗装の総額は、30坪で40~80万円が目安です。

ここでは、屋根塗装の費用相場について解説します。

  • 屋根塗装費用の内訳
  • 塗料グレード別の相場と耐用年数

費用の内訳を知ることで、会社の見積もりが適正か見極められます。

屋根塗装費用の内訳

塗装費用は主に「塗料代・人件費(職人の作業代)・足場代」などで構成されます。

30坪の住宅を塗装する場合の内訳は、以下のとおりです。

項目 費用の目安
塗料代・人件費(3回塗り) 約20~50万円
高圧洗浄・下地処理 約3~5万円
縁切り(タスペーサー挿入) 約3~5万円
足場組立・解体費 約15~20万円

見積書を確認する際、特にチェックすべき項目が「縁切り(タスペーサー)」です。

縁切りとは、塗料によって屋根材の重なり部分が塞がらないように隙間を確保する作業を指します。塗料で隙間を埋めてしまうと内部に入り込んだ雨水が抜けなくなり、かえって雨漏りを引き起こす原因になります。

悪徳業者は見積もりに記載せず、意図的に安く見せたり、後から追加請求したりするケースがあるので注意しましょう。

塗料グレード別の相場と耐用年数

塗料の価格と寿命は、ベースとなる樹脂のグレードで決まります。各グレードの費用相場と耐用年数を表にまとめました。

塗料のグレード 費用相場 耐用年数
シリコン塗料 約40~50万円 10~12年
ラジカル制御型塗料 約45~55万円 12~15年
フッ素・無機塗料 約60~80万円 15~25年
※建坪30坪の切妻屋根の場合

なお、表に記載のない「アクリル塗料」や「ウレタン塗料」は、耐用年数が5~8年と短いため屋根塗装にはおすすめできません。

悪徳業者は見積もり総額を安く見せるために、低グレード塗料を使用するケースがあります。見積書に「ウレタン塗料」などの記載がある場合は、契約前に確認するのがおすすめです。

また、夏の室温上昇を抑えたい場合は「遮熱機能」や「断熱機能」を備えた塗料を選びましょう。太陽の熱を反射して2階の暑さを和らげる効果があり、冷暖房費の節約につながります。自治体のエコリフォーム補助金の対象になるケースも多いため、予算に合わせて検討してください。

ただし、日本瓦は粘土を高温で焼いた陶器と同じ表面のため塗装は必要ありません。劣化が進んで屋根材が割れていたり、反りがひどいスレート屋根も塗装では対応できず、カバー工法か葺き替えでの対応になります。

シリコン塗料|コスパ重視の定番

価格と耐久性のバランスが良い、最もスタンダードな塗料です。

費用を最小限に抑えつつ、お子様が独立するまでの10年程度しっかりと維持したい方におすすめです。

ラジカル制御型塗料|近年人気の最新塗料

シリコン塗料と同価格帯でありながら、紫外線による塗膜の劣化を防ぐ特殊成分を配合したコスパの高い塗料です。

予算を抑えつつ、シリコン塗料より少し長く持たせたい方に適しています。

フッ素・無機塗料|耐久性重視の最高級グレード

ガラスの主成分など無機物を配合しており、紫外線や酸性雨に極めて強い高級塗料です。東京スカイツリーなどの大型施設にも使用されています。

今後のメンテナンス回数を減らし、将来かかる足場代(約20万円)を節約したい方におすすめです。

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屋根カバー工法の費用相場|80~150万円

カバー工法の総額は、30坪で80~150万円が目安です。古い屋根を剥がさずに上から新しい屋根を被せるため、現在最も選ばれているリフォーム手法です。

ここでは、カバー工法の費用について解説します。

  • カバー工法費用の内訳
  • 屋根材別の相場と耐用年数

防水シートの重要性を知ることで、家を長持ちさせる工事を選べます。

カバー工法費用の内訳

カバー工法は古い屋根材の解体費と廃材の処分費がかからないため、葺き替え工事よりも30~50万円ほどトータル費用が安く収まります。

30坪の住宅でカバー工法を行う場合の内訳は、以下のとおりです。

項目 費用の目安
新しい屋根材・施工費 約50~100万円
防水シート(ルーフィング)代 約8~12万円
役物(板金)交換費 約5~10万円
足場組立・解体費 約15~20万円

屋根リフォームで最も重要な材料は、屋根材の内側に敷く防水シート(ルーフィング)です。

防水シートは家を守る「レインコート」の役割を果たします。安価なアスファルトルーフィングではなく、破れにくく寿命が20年以上ある「改質アスファルトルーフィング」を選ぶのが家を長持ちさせるコツです。

なお、既存の下地(野地板)が腐食している場合は、カバー工法を施工できません。また、重量のある瓦屋根にも適用できないため、現地調査でカバー工法が施工できるか確認してもらいましょう。

屋根材別の相場と耐用年数

カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を重ねるため、家の耐震性を落とさないよう軽量な金属や特殊素材を使用します。

カバー工法で選べる屋根材の種類と費用相場は、以下のとおりです。

屋根材の種類 費用相場 耐用年数
ガルバリウム鋼板(SGL) 約90~130万円 30~40年
アスファルトシングル 約80~110万円 20~25年
アルミ系金属 約110~150万円 30~50年
※建坪30坪の切妻屋根の場合

選ぶ屋根材によって見た目や雨音の響き方が変わるため、ご自宅の環境に合わせて比較してみてください。

ガルバリウム鋼板(SGL)|圧倒的人気の金属屋根

軽量でサビに強い、現在のカバー工法におけるシェアNo.1の金属屋根材です。特に「SGL(次世代ガルバリウム)」は、従来のガルバリウムの3倍のサビ耐性を持つため近年の主流になっています。

価格と耐久性のバランスを重視し、長く安心して住める屋根にしたい方におすすめです。

アスファルトシングル|軽量で高いデザイン性

アスファルトシングルはガラス繊維にアスファルトをコーティングし、表面に細かい石粒を吹き付けています。海外の洋館のようなおしゃれなデザインが魅力です。

表面の石粒が雨粒を細かく砕くため、金属屋根特有のパラパラという雨音が気になる方に適しています。

アルミ系金属|サビに強い高級材

ガルバリウム鋼板よりもさらに軽く塩害に極めて強い金属ですが、材料費は高額になります。

海沿いの塩害地域にお住まいで、一生モノの屋根材を選びたい方におすすめです。

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屋根葺き替え工事の費用相場|110~250万円

葺き替えの総額は、30坪で110~250万円が目安です。屋根を下地から作り直す、大規模なリフォーム工事です。

ここでは、葺き替え工事の費用について解説します。

  • 葺き替え工事費用の内訳
  • 屋根材別の相場と耐用年数

内訳を把握することで、高額になる理由に納得してリフォーム会社と交渉できます。

葺き替え工事費用の内訳

葺き替え工事は、「古い屋根の解体費・廃材処分費」と「下地(木材)の補修費」が追加されるため、3つの工法の中で最も高額になります。

30坪の住宅を葺き替える場合の内訳は、以下のとおりです。

項目 費用の目安
新規屋根材・施工費 約60~150万円
既存屋根の撤去・処分費 約20~30万円
下地(野地板)補修・交換費 約15~20万円
足場組立・解体費 約15~20万円

葺き替え工事でトラブルになりやすいのが「アスベスト含有屋根材」の処分費です。

2004年以前に建てられた家のスレート屋根には石綿(アスベスト)が含まれている可能性が高く、特別な飛散防止作業と処分費用が必要になります。通常の撤去費に加えて20~40万円の追加費用が発生する場合があります。

屋根材別の相場と耐用年数

葺き替えで選べる屋根材の種類と費用相場は、以下のとおりです。

屋根材の種類 費用相場 耐用年数
スレート(コロニアル) 約110~180万円 20~30年
ガルバリウム鋼板(SGL) 約120~200万円 30~40年
軽量セメント瓦(ルーガ等) 約130~200万円 30~40年
日本瓦(和瓦) 約150~250万円 50年以上
防災瓦 約160~250万円 50年以上
※建坪30坪の切妻屋根の場合

初期費用の安さだけでなく、今後のメンテナンスの手間や耐震性も踏まえて長期的なコストで判断しましょう。

スレート(コロニアル)|初期費用を抑えられる定番材

セメントに繊維素材を混ぜて固めた板状の屋根材です。国内で最も普及しているため、対応できる会社が多く初期費用が抑えられます。

現在、国内の住宅で使われるスレート屋根は、ケイミューの「コロニアルシリーズ」が圧倒的なシェアを占めています。

葺き替えの初期費用を安くしたい方に最適です。ただし、約10年で塗装メンテナンス、20年を超えるとカバー工法等のメンテナンスが必要な点は把握しておきましょう。

ガルバリウム鋼板(SGL)|軽量化で人気の主流屋根材

日本瓦の約10分の1という軽さを持つ金属屋根です。家の重心を下げることで、地震の際の揺れを軽減する「耐震効果」が期待できます。また、スレート屋根に比べて劣化に強く、将来の塗装メンテナンスの頻度を減らせるのも大きな魅力です。

実際の製品としては、断熱材が裏面に一体化されたアイジー工業の「スーパーガルテクト」や、ニチハの「横暖ルーフ」などが圧倒的な人気を誇ります。金属屋根の弱点だった「夏の暑さ」や「雨音」も軽減してくれます。

重い瓦屋根から軽い屋根へ変えて地震対策をしつつ、長期的なメンテナンス費用も抑えたい方におすすめです。

日本瓦(和瓦)|重厚感と高い耐久性を誇る伝統美

粘土を高温で焼き上げた伝統的な屋根材です。塗装メンテナンスが不要で、50年以上とも言われる高い耐久性を誇ります。

現在、日本瓦で圧倒的なシェアを占めているのが、愛知県産の「三州瓦(さんしゅうがわら)」です。代表的なメーカーとして、国内トップの鶴弥や、創業200年を超える老舗の栄四郎瓦などが挙げられます。

ただし、重量があるため耐震性が下がる点は注意が必要です。純和風の美しい外観を維持し、定期的な塗装の手間を省きたい方に向いています。

軽量セメント瓦(ルーガ等)|瓦の美しさを保ちつつ重さは半分以下

日本瓦の重厚感や美しさはそのままに、特殊な樹脂を混ぜて重量を半分以下に抑えた割れにくい新素材です。ハンマーで叩いても割れないほどの強度があります。

代表的な製品として、外装建材のトップメーカーであるケイミューの「ROOGA(ルーガ)シリーズ」などが挙げられます。

表面には色褪せを防ぐ特殊なコーティング(グラッサコートなど)が施されており、一般的なセメント瓦のような定期的な塗装メンテナンスが長期間不要なのも魅力です。

和風の美しい外観は残しつつ、屋根を軽くして地震対策や将来の維持費も抑えたい方に最適です。

防災瓦|台風での飛散や地震のズレを防止

瓦同士をガッチリとロックして固定し、強風での飛散や地震時の落下を防ぐ進化版の瓦です。代表的な製品として、国内シェアトップクラスを誇る鶴弥の「スーパートライ110シリーズ」などが挙げられます。

瓦屋根の耐久性を活かしつつ、近年の大型台風や巨大地震が心配な方にとって心強い選択肢です。

ご自宅の構造や「耐震性を高めたい」「メンテナンスの手間を省きたい」といったご希望によって、最適なリフォームは異なります。「我が家にはどれが合っているの?」と迷ったら、まずは屋根専門のプロに現地調査を依頼し、最適なプランを提案してもらいましょう。

TOPPAN運営の「リフォトル」なら、屋根のリフォーム実績が豊富な優良会社を厳選してご紹介します。

屋根のリフォームが得意な会社をご紹介!

屋根の部分補修の費用相場一覧|5~60万円

屋根全体のリフォームをせずとも、部分的な補修で済むケースもあります。

部分補修の費用目安を、以下で表にまとめました。

補修内容 費用の目安
雨漏り修理・防水処理 5~30万円
棟板金の交換・修理 10~40万円
漆喰の補修・詰め直し 5~60万円
瓦・スレートのズレ・割れ補修 3~10万円
雨樋の交換・修理 3~30万円

修理箇所ごとの適正価格を知ることで、予算に合わせたメンテナンス計画を立てられます。

雨漏り修理・防水処理

補修費用は原因箇所や被害状況によって変わります。

  • コーキング剤での応急処置:約5~10万円
  • 部分的な屋根材・防水シートの張替え:約10~30万円

雨漏りを放置して家の骨組みにシロアリが発生すると、柱の交換などで数百万円の損害に発展します。天井に雨シミを見つけたら、すぐにプロによる点検を受けましょう。

棟板金の交換・修理

棟板金は屋根の頂上を覆っている金属のカバーで、台風の強風でめくれ上がりやすい部位です。

  • 浮いた釘の打ち直し・コーキング補修:約3~5万円
  • 棟板金と内部下地(貫板)の全交換:約10~40万円

交換の際は従来の木製ではなく、腐りにくい「樹脂製の下地(貫板)」に交換するのがおすすめです。

漆喰の補修・詰め直し

日本瓦の屋根なら、瓦を固定している漆喰(しっくい)のメンテナンスが約15~20年周期で必須です。庭やベランダに白い石の欠片のようなものが落ちていたら、漆喰が崩れているサインです。

  • 劣化した漆喰の詰め直し:約5~15万円
  • 大掛かりな棟瓦の積み直し(解体して組み直し):約30~60万円

崩れを放置して内部の土台まで雨水が染み込むと、高額な積み直し工事に発展します。早めの詰め直しで修繕費を抑えましょう。

瓦・スレートのズレ・割れ補修

強風による瓦のズレ直しや、飛来物で割れた屋根材の部分的な交換を行います。

  • ズレた瓦の修正:約3~5万円
  • 割れたスレートや瓦の差し替え交換:約5~10万円

ただし、補修箇所が屋根の端など危険な位置にあり、足場を組む必要がある場合は足場代(約15~20万円)が追加されて割高になります。

雨樋の交換・修理

雨樋の不具合は雪の重みで外側に開いたり、落ち葉が詰まって雨水が溢れ出たりして起こります。

  • 落ち葉の詰まり清掃・部分的なひび割れ補修:約3~5万円
  • 家全体の雨樋を全て新しいものに交換:約15~30万円

雪や台風などの自然災害が原因で雨樋が破損した場合は、火災保険が適用できるケースがあります。補修費用を安く抑えられるため、申請できるかリフォーム会社に相談しましょう。

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リフォーム費用の違いが生じる原因とは

同じ30坪の家でも、見積もり金額に数十万円の差が出ることがあります。

リフォーム費用に違いが生じる原因は、以下のとおりです。

  • 現状の屋根の状態・条件
  • 素材のグレード
  • 工事箇所の違い
  • リフォームする目的の違い
  • リフォーム会社による違い

費用の仕組みを理解すれば、安さだけに惑わされず正しく会社を比較できます。

現状の屋根の状態・条件

雨漏りが屋根の下地(野地板)まで進行しているか、過去にどのようなメンテナンスを行ったかで、補修費用が変動します。

例えば、表面の劣化だけであれば塗装や部分補修で済みますが、内部の下地まで腐食が進んでいる場合は補強や交換が必要となり、費用は大幅に上がります。

ネットの情報だけでは内部の腐食具合まで把握できません。正確な金額を出すためには、実際に屋根に上ったりドローンを使ったりするプロの現地調査が必須です。

素材のグレード

目先の安さだけで塗料や屋根材を選ぶのはやめましょう。10年後に再び足場を組んで再リフォームが必要になり、かえって高くつく恐れがあります。

例えば、耐用年数が5~8年のウレタン塗料と、15~25年のフッ素・無機塗料では初期費用に10~20万円の差があります。しかし、長期的に見るとメンテナンス回数が減るため、グレードの高い素材のほうがトータルコストを抑えられるケースは多いです。

今後10年住む予定なのか、30年住んで子供に譲るのかというライフプランに合わせて素材を選ぶと、トータルの生涯コストを抑えられます。

工事箇所の違い

同じ30坪の住宅でも、屋根の形状や勾配によって実際の工事内容と費用は変わります

屋根の勾配(傾斜)が急な家の場合、職人が滑り落ちないよう「屋根足場」という特殊な足場の追加が必要です。通常より3~5万円ほど費用が上がります。

また、切妻(きりつま)屋根のようなシンプルな形状に比べ、寄棟(よせむね)屋根や複雑な形状の屋根は施工面積が増えます。職人の作業時間も長くなるため、費用が高くなるのが一般的です。

全面リフォームか部分補修かという工事範囲によっても、最終的な費用は変わります。

リフォームする目的の違い

「とりあえず今の雨漏りだけを止めたい」「大地震に備えて屋根を軽くしたい」「夏の2階のムッとする暑さを和らげたい」など、目的によって選ぶべき工法と材料が変わります

例えば、雨漏りの緊急補修であれば部分修理で十分です。しかし、省エネ効果を高めたい場合は遮熱・断熱機能を備えた塗料や屋根材を選ぶ必要があります。目的と工法がズレると、費用をかけたのに期待した効果が得られません。

目的をきちんと施工会社に伝えてオーバースペックの工事を防ぎ、適切な予算でリフォームを成功させましょう。

リフォーム会社による違い

工事を依頼する会社の種類によっても、見積もり金額は変動します。

大手ハウスメーカーや有名なホームセンターはブランドの安心感がありますが、実際の工事は下請け会社に委託するため「中間マージン(仲介手数料)」が上乗せされます。同じ塗料・同じ工法であっても、自社で職人を抱える地元の専門会社に依頼するほうが費用を抑えられるケースが多いです。

ただし、安さだけで選ぶと手抜き工事や施工不良のリスクもあります。屋根リフォームを成功させるには、価格と施工品質のバランスが取れた優良会社を見つけるのが大切です。

「どのリフォーム会社を選べばいいかわからない」という方は、TOPPANの無料紹介サービスをご活用ください。屋根リフォームを得意とする地域の優良会社を厳選してご紹介します。

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屋根のリフォーム工事費用を安くする方法5つ

屋根リフォームは、知識と工夫次第で費用を抑えられます。

リフォーム費用を安くする方法は、次の5つです。

  • 外壁塗装と同時施工で足場代を節約する
  • 【2026年最新版】補助金・助成金を活用する
  • 火災保険が使えるか確認する
  • 自社施工のリフォーム会社に依頼する
  • 複数社で相見積もりを取る

安く抑える知識を活用すれば、同じ予算でもワンランク上の屋根材や塗料を選べます。

外壁塗装と同時施工で足場代を節約する

屋根リフォームは、外壁塗装と同時に行うと足場代を節約できます。

屋根と外壁を別々の時期に工事すると、それぞれ約20万円の足場代がかかり合計40万円です。しかし、同時に行えば足場代が1回分で済むため、約20万円の節約になります。

目先の出費は増えますが、長期的な家計の負担を考えると同時に施工するのが賢い選択です。

【2026年最新版】補助金・助成金を活用する

「省エネ(断熱)」や「耐震(軽量化)」を目的としたリフォームであれば、国や自治体から工事費用の一部が補助されます。

2026年現在、屋根リフォームで活用できる代表的な制度は以下のとおりです。

補助金・助成金制度 特徴・対象の目安
みらいエコ住宅2026事業
(Me住宅2026)
・基準を満たす断熱材の施工などが対象
・エコ設備の導入などとセットで支給
既存住宅における
断熱リフォーム支援事業
・環境省が実施する断熱改修の補助金
・公募に期間があるので確認が必要
地方公共団体の支援制度 ・市区町村が独自に行うエコリフォーム助成
・遮熱塗料の塗装工事で10~20万円支給されるケースあり

補助金は「着工前(契約前)」の申請が必須です。工事開始後の申請は一切受け付けられないため、事前に確認しておきましょう。

お住まいの地域の最新情報は、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で検索できます。

火災保険が使えるか確認する

風災・雪災・雹(ひょう)災などの「自然災害」が原因で屋根が壊れた場合、加入している火災保険を使って、費用負担を抑えられる場合があります。

ただし、経年劣化によるものは適用外です。「台風で棟板金が飛んだ」「雪の重みで雨樋が歪んだ」という事実があれば、保険金が下りるケースがあります。

保険申請には、被災直後の写真と施工会社の報告書が必要な点は押さえておきましょう。

自社施工のリフォーム会社に依頼する

大手ハウスメーカーや訪問販売の営業会社を通すと、中間マージンが工事費に上乗せされます。

実際に屋根に上って工事をするのは、下請けの地元職人です。最初から「自社で職人を抱える地域密着の屋根専門会社」に直接頼むことで、無駄な費用をカットできます。

複数社で相見積もりを取る

屋根リフォームは、同じ工事内容でも施工会社によって数十万円の差が出るケースがあります。相場も分からず、1社だけの見積もりで契約するのは危険です。最低でも2~3社から同じ条件で見積もりを取りましょう。

総額だけでなく「何回塗りか」「保証期間は何年か」を比較することで、適正価格と誠実な会社がわかります。

「相見積もりが大切なのはわかるけれど、優良なリフォーム会社を一社ずつ探す時間がない」という方は、ぜひ「リフォトル」をご活用ください。ご希望の条件を入力するだけで、お住まいの地域で屋根のリフォームに強い優良会社を最大4社まで無料でご紹介できます。

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悪徳業者に騙されないリフォーム会社の選び方

相場より異常に高い請求をする悪徳業者を見抜くには、いくつか共通のサインがあります。

騙されないためのリフォーム会社の選び方は、次のとおりです。

  • 施工実績(写真)が豊富な地域密着会社を選ぶ
  • 見積書の内訳が具体的かを確認する
  • 「足場無料」など訪問営業の甘い言葉に注意する

選び方のポイントを押さえると、悪徳業者を避けつつ信頼できるリフォーム会社を選べます。

施工実績(写真)が豊富な地域密着会社を選ぶ

地域に根ざして長年営業を続けているのは信頼の証です。悪徳業者は、悪評が立つとすぐに別の地域へ移動します。

施工前や屋根を剥がした下地の状態など、施工途中の写真を細かく公開している会社は、技術に自信があり手抜き工事をしない優良会社といえます。

見積書の内訳が具体的かを確認する

「屋根工事一式 100万円」のように、詳細を見積書に記載しないリフォーム会社は避けましょう

優良会社は、誰が見てもわかるようにメーカー名や詳細な面積を記載します。不透明な見積もりは、安い塗料にすり替えられたり、塗る回数を減らされたりする恐れがあります。

「足場無料」など訪問営業の甘い言葉に注意する

突然訪問してきて「近くの工事現場からお宅の屋根の板金が浮いているのが見えました」「今日契約すれば足場代を無料にします」と急かす会社には注意が必要です。

見えない場所でわざと屋根材を割って「壊れています」と報告する悪質な手口も報告されています。不安を煽られてもその場での契約は避け、別のリフォーム会社に相見積もりを依頼して判断しましょう。

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屋根リフォームの相場に関するよくある質問

見積もり後に追加費用が発生することはありますか?

優良会社はドローンや屋根裏(天井裏)からの確認など事前調査を徹底するため、契約後に追加費用が発生するケースは少ないです。

万が一、屋根を剥がして深刻な腐食が見つかった場合でも、優良会社は勝手に工事を進めません。写真で状況を説明し、施主の同意を得てから追加工事を行います

相場より極端に安い見積もりを提示されました。大丈夫ですか?

他社より数十万円も安い場合は、理由を確認しましょう。塗料を規定以上に薄めて塗ったり、本来3回塗るべきところを2回で終わらせたりして、人件費を削っているケースがあります。
安さだけで判断せず、内訳の根拠を説明してもらうのがおすすめです。

リフォームを急ぐべき「屋根の劣化サイン」は何ですか?

「棟板金の浮きや釘の抜け」「スレート屋根の多数のひび割れや欠け」が見えたら、危険なサインです。隙間から浸入した雨水が、家を支える柱を腐らせる恐れがあります。

ただし、ご自身で屋根に上って確認するのは転落の危険があるためやめましょう

下からスマートフォンでズーム撮影して確認するか、プロに無料点検を依頼するのが安心です。

まとめ|屋根リフォーム工事は相場を知って信頼できる会社に依頼しよう

屋根リフォームの費用相場は、以下のとおりです。

メンテナンス方法 費用の目安
塗装 40~80万円
カバー工法 80~150万円
葺き替え 110~250万円
部分補修 5~60万円
※建坪30坪の切妻屋根の場合

ただし、費用を抑えつつ満足のいくリフォームにするには事前に知っておくべきポイントがあります。

  • 外壁塗装との同時施工で足場代を節約する
  • 2026年最新の補助金や火災保険が使えるか事前に確認する
  • 訪問営業で「足場無料」や「一式」表記の見積もりを出す会社は避ける
  • 複数社で相見積もりを取り、適正価格と保証内容を比較する

適正価格で屋根リフォームをすれば、台風のニュースを見るたびに「うちの屋根は大丈夫だろうか」とヒヤヒヤするストレスから解放されます。大雨の日でも雨漏りを気にせず、家族が安心してくつろげる住まいを目指しましょう。
まずはご自宅の屋根の状態を正確に診断してくれる「信頼できるプロ」を見つけるのがスタートです。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省登録団体の構成員を中心とした優良リフォーム会社を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

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執筆者

羽柴 文吾

福岡県在住の兼業ライター。住宅資材の総合商社にて、新建材の営業から各種工事の施工補助まで幅広く経験。現在はエネルギー関連事業に従事している。丙種ガス主任技術者と第二種電気工事士の資格を保有。豊富な現場経験と専門知識を活かし、暮らしに役立つ情報を発信している。
趣味はNetflix鑑賞。

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