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C-lab.からお知らせ
2023年10月開業の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」内に、飲食店舗を中心とした新エリアが1月16日にオープンしました。ミシュランのビブグルマンを獲得している店舗や予約困難な人気店等が集まったエリア最大級のダイニングフロア（4階／約1,500㎡／20店舗）をはじめ、2階に2店舗、地下1階には食物販店舗も含めた3店舗が開店したほか、昨年大部分がオープンしていた地下2階の飲食フロアにも新たな1店舗が仲間入りして全27店舗が揃いました。
C-lab.では新エリアオープンに先立って行われたメディア内覧会に参加、開店後はなかなか見ることのできないエリアも含めて取材をしてきました。料理のジャンルも幅広く、様々な生活シーンで使われることを想定している店舗はそれぞれ個性豊かで、インテリアも多種多様です。ここにすべてをご紹介することはできませんが、全体的なCMFP（Color, Material, Finish, Pattern）の概要と、気になった素材を取り上げたいと思います。
【各種セミナーやコンサルタントを承ります】
C-lab.では、最新のトレンド調査分析から将来のトレンドを予測し、新たなスタイルを提案することを得意としております。新しいライフスタイルトレンドの傾向や商品開発のアイディア創出に役立つコンサルタントやセミナーなど、各種詳細に関してはこちらからお問い合わせください。
木質素材ではオーク、ウォールナットが多く使われていました。住宅インテリアと同様に、二大材種はやはり馴染みのある「木」の代表選手として商業空間でも人気で、重厚感あるムク板、シェブロン（山形）パターンや幾何デザイン貼り、あるいはカラード仕上げなど、多様なシーンを演出しています。
▶▶ 住宅インテリアの木目については こちら
店舗の「顔」としての象徴的なムク材では、華やかさのあるモンキーポッドやトチなども目を引きました。カウンターやテーブルトップなどに使われています。生き生きとした表情をそのまま活かした存在感が魅力です。さらには樹脂素材と融合させたものも。
また和食系の店舗が多いこともあり、和を感じさせる木材も多く見受けられました。ケヤキやタモ、ヒノキなどです。すっきりと清潔な印象の白木使い、落ち着いたライト色で空間に一体感を持たせるしつらえ、さらには使い込んだ味わいのある重厚感を表現したものなど、多彩な表情を見ることができました。
石材ではホワイト、ブラウン、グレーのマーブルといった定番は少なく、近年人気のテラゾーが比較的大きな面積で存在していた印象です。インパクトのあるものでは、大柄で動きのあるマーブルやオニキスをダイナミックに使っている例が挙げられます。
このほかモルタル／コンクリート、モザイクタイル、セラミックタイル、左官仕上げの壁面など、最近の店舗・施設でよくみられる素材や仕上げはここでも多く使われています。
カジュアルからフォーマルまで、様々なコンセプトの店舗が集まっていますが、やはり場所柄でしょうか、全体的に居心地よく落ち着いた「大人の空間」となっていました。空間設計だけでなく、料理の方も素晴らしいことは言うまでもありません。内覧会ではほとんどの店舗が試食メニューを用意されていて、いずれも完成度の高いものをご提供されていました。ご馳走様でした！
なお今後も2月29日に国内セレクトショップ「ベイクルーズ」による「SELECT by BAYCREW'S」が、4月15日には脱フィットネスの新業態「総合ウェルビーイング施設 CARAPPO」がオープンするなど、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーはさらに充実していき、虎ノ門ヒルズ全体としても店舗数約170、店舗面積約26,200㎡へと大きく拡大します。ぜひ現地を訪れ、新しい「まち」を実際にご覧になってください。
「店舗・施設調査2023」
C-lab.ではJAFCA 日本流行色協会様との協業により、2010年から新しい店舗・施設のデザイン動向を経年的に調査しトピックスとして分析、その年のCMFPの動向と合わせ、まとめています。ご興味のある方はぜひとも下記「contact」からお問い合わせください。
※ 画像はすべてC-lab.撮影
TOPPAN C-lab.（Toppan Creative Laboratory）は、生活空間のサーフェスデザインをベースに調査・分析を行い、製品開発から空間全体のソリューション提案を行うデザインファームです。
C-lab. Top ContactC-lab.は、サーフェスデザインをベースに調査・分析を行い、製品開発から空間全体のソリューション提案を行うデザインファームです。
大きな強みは、永年培ってきた調査・分析力と、CMF＋Pをベースとしたものづくりへのゆるぎないこだわり、そして独自の調査データに基づくトータルな提案力です。
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