Topics

サーフェスデザインに関する情報などを随時配信

C-lab. Topics

  • TOP
  • C-lab. Topics
  • 「心地よさ」を求めて変わる暮らし — C-lab.が見つめたライフスタイルの本音

「心地よさ」を求めて変わる暮らし — C-lab.が見つめたライフスタイルの本音

かつて、住まいやインテリアに求められていたものは、「スタイル」や「デザイン性」といった見た目の美しさが中心でした。北欧風、モダン、ナチュラル……。 空間をどんなスタイルで彩るかが、理想の暮らしを描くうえで大きな意味を持っていた時代です。
しかし今、生活者の意識は確実に変わりつつあります。重視されているのは、どんなスタイルかではなく、その空間で、どう過ごし、どう感じるか——つまり、「暮らし方そのもの」にシフトしてきているのです。
では、人々が本当に求めている心地よい暮らしとは、一体どんなものなのでしょうか?
私たちC-lab.は、暮らしの本質を探るために、独自の定量調査を行いました。回答者は全国1,000人。年齢や性別を超えて、今、どんな価値観が暮らしの中心にあるのかを丁寧に紐解いていきました。

【インテリアの変遷】

共通していたのは、「好きなものに囲まれる安心感」

調査の中でまず浮かび上がったのは、「好きなものに囲まれたときに幸せを感じる」という声。実に66%以上の人がこの項目を選び、どの層でも高い割合を示していました。
好きなものをただ集めるのではなく、そこに「落ち着き」や「信頼感」を求める人が多いのも特徴です。インテリアやモノ選びにおいても、「派手さ」より「自分にフィットする感覚」を大切にしている様子がうかがえます。
つまり、今の暮らしに求められているのは、自分らしさを尊重しながら、穏やかな心地よさを育む空間だということ。一見シンプルですが、これこそが多くの人の共通する“本音”でした。
暮らしを支えるキーワードは、「自然とのつながり」と「家族との時間」
さらに掘り下げると、今後取り入れたい暮らし方として、「自然を感じながら過ごす」ことや、「家族やペットとの時間を大切にする」ことが挙げられています。
たとえば、

・四季の移ろいを楽しめる暮らし
・グリーンに囲まれたリラックス空間
・家族団らんを重視する住まい

など、具体的なイメージも見えてきました。
これは、コロナ禍を経て自宅での時間が見直された影響も大きいでしょう。日常のなかに小さな喜びを見つける暮らし方が、これからますます求められるようになりそうです。

テクノロジーと自然志向、そのバランスを探る

興味深いのは、テクノロジーに対する期待と警戒が共存していることです。AIやスマートホーム技術に対する関心は高まっているものの、それだけでは満たされない。
未来の暮らし像について聞くと、「テクノロジーを上手に取り入れながらも、自然と調和した暮らしがしたい」という声が多数寄せられました。人はやはり、どんなに便利になっても、感覚的な心地よさや自然とのつながりを手放したくないのだと実感させられます。
これからの暮らし提案に求められるのは、デジタルとアナログをバランスよく融合させた新しい心地よさなのかもしれません。

暮らしに求める「小さな贅沢」

また、「質の高い睡眠をとりたい」「自宅の居心地をもっとよくしたい」というニーズも多く見られました。特別な何かを手に入れるよりも、日常の中で小さな満足を積み重ねたい—— そんな意識の変化が感じられます。
暮らし方が多様化しているわけではありません。むしろ、人々はより自分にフィットする「心地よさ」を、以前よりも正直に求めるようになっているのです。

これからの「暮らし提案」に必要なこと

今回のC-lab.ライフスタイルレポートでは、

・生活者が本当に求める心地よさ
・未来に向けた暮らし方のヒント
・インテリアに求められる本質的な価値

などを、データに基づいて明らかにしています。
今後、住まいや商品、サービスを考えるうえで、 こうした「生活者の本音」に寄り添う視点は、より重要になっていくでしょう。
トレンドを追うだけではなく、 誰かの一日に、そっと寄り添うような暮らし提案へ。C-lab.のレポートは、そんな未来へのヒントを詰め込んでいます。

【C-lab.ライフスタイルレポートの概要】

詳しい調査内容やレポートに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Design Report

あなたの業界でも活かせる

デザイントレンドレポートを
配布中!

最新のデザイントレンドがわかる!

レポートの一部を無料配布中

今すぐ無料でダウンロード