ナノテク展で見えた「感性×テクノロジー」への確かな手応え
ナノテク展では、ありがとうございました
ナノテク展2026の会期中、TOPPANブースにお立ち寄りいただいた皆さま、誠にありがとうございました。C-lab.として出展したモクメトリクス(MOKUMETRIX™)には、想定を超える多くの方に足を止めていただき、会期中は絶えず対話が生まれるブースとなりました。
展示会という限られた時間の中では、すべてをお伝えしきれなかった部分も多くあります。
本記事では、当日の展示や会話を振り返りながら、モクメトリクスがどのような可能性を持ち、どこへ向かおうとしているのかを、あらためてお伝えします。
ブースで多く聞かれた言葉
会期中、さまざまな立場の方とお話しする中で、何度も繰り返し聞かれた言葉がありました。
・「感覚的に重要なのは分かっているが、扱いきれていない」
・「評価の軸が人によって違い、議論が平行線になる」
・「最終判断は結局、経験者の感覚に頼ってしまう」
これは、木目や素材に限らず、感性が関わるあらゆる領域に共通する課題です。モクメトリクスに対して多く寄せられたのは、「新しい技術ですね」という表面的な反応ではなく、「これなら、現場で使えるかもしれない」という、実務に即した声でした。
モクメトリクスは「評価を置き換える」技術ではありません
展示会で誤解されやすい点でもあるため、あらためてお伝えしたいことがあります。
モクメトリクスは、人の感性や経験を否定・代替するための技術ではありません。
むしろ、
・感覚を共有できる形にする
・暗黙知を対話できる状態にする
・判断の背景を説明できるようにする
ための技術です。
「なぜこの木目が心地よいのか」
「なぜこの質感が選ばれるのか」
その“なぜ”を、
言葉・数値・構造として扱えるようにすることで、感性は属人的なものから、組織で共有できる資産へと変わっていきます。
ナノテク展という場で得られた確信
ナノテク展は、最先端の研究や高度な技術が集まる場です。
その中でモクメトリクスがこれほど多くの反響をいただいたことは、 C-lab.にとって大きな示唆となりました。
それは、技術の価値が「性能」や「精度」だけで語られなくなっているという確かな変化です。
・技術は、どんな判断を支えるのか
・どんな対話を生み出すのか
・どんな行動につながるのか
モクメトリクスは、 研究と実務、感性とデータ、素材と体験の間をつなぐ“橋渡し”の役割を担っています。
この立ち位置こそが、ナノテク展という専門性の高い場でも共感を得られた理由だと感じています。
展示会後に、ぜひ考えていただきたいこと
もしブースで、
「面白い」「新しい」と感じていただいたなら、ぜひ次の問いを考えてみてください。
・自社では、感性や印象をどう扱っているか
・判断基準は、共有できているか
・なぜそれが選ばれるのか、説明できるか
モクメトリクスは、すぐに答えを出すためのツールではありません。
むしろ、「これまで曖昧にしてきた部分に、問いを立てる」ための入り口です。
C-lab.として、これから取り組んでいくこと
C-lab.では、モクメトリクスを単体の技術としてではなく、
調査・企画・デザイン・マーケティングへと接続する取り組みを進めています。
・商品・素材開発における評価軸づくり
・ブランドや世界観の言語化
・診断コンテンツや顧客理解への応用
・組織内での共通認識づくり
展示会は、あくまでその入口です。
本当の価値は、現場で使われてこそ生まれます。
最後に
ナノテク展という場で、
多くの方と直接お話しできたことは、
C-lab.にとって何よりの財産でした。
感性とテクノロジーは、対立するものではありません。
むしろ、これからの時代においては、
両者をどうつなぐかが問われています。
モクメトリクスは、その問いに対する一つの答えであり、
同時に、次の対話を生むための装置です。
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展示会での続きを、ぜひあらためてお話しできればと思います。
具体的な検討前の壁打ちや情報交換も歓迎しています。
C-lab.は、技術を「使える価値」に変える伴走者でありたいと考えています。